下館レイル倶楽部
真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)
- 2014.07.10
ロシアの戦車工場製! 新型トラム「RUSSIA ONE」
- 2014.07.02
山手線に新型「E235系」2015年秋から投入
- 2014.06.02
渋滞が起きなかった「IKEA」立川
- 2014.04.30
まるで魔改造!? 3軸入替用ディーゼル機関車「TP56」
- 2014.04.01
【ひたちなか海浜鉄道】祝・「ひたちなか海浜鉄道」6周年
- 2014.03.29
【真岡鐵道】SL重連運転、いよいよ本日(3月29日)実施!!
- 2014.03.11
【小山市】「高岳専用線」新交通システム(LRT)導入検討へ
- 2014.03.07
【ひたちなか海浜鉄道】市が延伸4ルートを検討
- 2014.03.06
【関東鉄道】常総線、2014年3月15日(土)ダイヤ改正
- 2014.02.22
【JR四国】「0系」似の「鉄道ホビートレイン」に先頭部分を装着
- 2014.02.21
【真岡鐵道】SL重連運転を3月29日(土)実施!!
- 2014.02.08
【真岡鐵道】2014年のSL運行カレンダーを更新
- 2014.01.21
【真岡鐵道】「SLもおか」、1月25日(土)から運転再開
- 2014.01.14
栃木県立博物館、テーマ展「栃木の鉄道」3月30日まで開催
- 2014.01.07
【関東鉄道】取手→水海道間の深夜バス申請中
ロシアの戦車工場製! 新型トラム「RUSSIA ONE」
ロシア・エカテリンブルクの展示会で、なんと戦車工場「ウラル車輌工場(UralVagonZavod)」(「T-72」や「T-90」などを生産!)が製造した新型トラム(路面電車)の試作車両が展示され、その斬新すぎるスタイリングで話題になっています。
・ロシアの戦車工場が作った“路面電車”が斬新すぎる(日刊SPA! 2014年7月10日)
http://nikkan-spa.jp/677289
・Russia One tram prototype revealed(Railway Gazette 2014年7月9日)
http://www.railwaygazette.com/news/single-view/view/russia-one-tram-prototype-revealed.html
Russia One tram revealed - an 'iPhone on rails' or the 'bat tram'? Details of the R1 at http://t.co/G09DvcISqb pic.twitter.com/K00yLOnEdw
— Railway Gazette (@railwaygazette) 2014, 7月 9
これは驚きました!
スタイリッシュであるとか、洗練されているといえるのかどうかはともかく、「とにかく斬新!」で「目立つ!」ことは間違いありません!
展示会に出展されたのは試作編成で、全長24m、全幅2.5mで、3車体連接構造。
前後の車体(動力台車付き)で、中間車体(台車なし)を挟み込むフローティング構造で、乗降ドア(両開き)は中間車体に4ヶ所(左右2ヶ所ずつ)あります。
この試作編成の定員は、150~190人だそうです。
▲ もう、「斬新!」としか言いようがないというか何というか……。(クリックすると動画を再生します)
車体は複合材料を使用していて、軽量化されています。
バッテリーも搭載していて、バッテリーの電力だけで50km程度は走れるようです。
運転席からの視界は、とても広く確保されています。全面のガラスは前方に12度傾斜しているため、下方の視界も良好です。
今回の車両はあくまでも概念を具現化したプロトタイプではあるのですが、量産型が2017年頃からロシア国内で運行を始める模様。
1編成あたりの導入コストは100万ユーロ(約1.4億円)程度で、販売のほか、リースにも対応可能とのことです。
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山手線に新型「E235系」2015年秋から投入
JR東日本、新型電車「E235系」の量産先行編成を製造すると発表しました。
・新型通勤電車(E235系)量産先行車新造について(JR東日本 2014年7月2日)
http://www.jreast.co.jp/press/2014/20140701.pdf
(PDFファイルです)
【来年秋】JR山手線に新型車両「E235系」営業運転 http://t.co/8pFAUiBQ1D 各車両に車いすやベビーカー用のフリースペースを整備し、車内広告は液晶ディスプレイによるデジタルサイネージ化する。 pic.twitter.com/zjTeiOa1BQ
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2014, 7月 2
「顔」が無機質っぽいという批判も出そうなデザインですが、まあこれはこれで、実車が出てくると納得できるのではないかと思います。何しろ、ロンドン地下鉄の新車(http://response.jp/article/2013/10/07/207964.html)なんか、もう2世紀ぐらい先を行ってる感じですし(笑)
近未来のロンドン地下鉄は車両も「チューブ」? シーメンスがモックアップ展示 | レスポンス http://t.co/0BTSyDEvot
— NAL (@NAL_MUTHU)
「E235系」、ベースになっている「顔」のデザインは、おそらく「EV-E301系」なんだろうと思います。そう考えると、(好き嫌いはあるとして)まあ「なるほどなあ」という線ではあるかな……と。
ただまあ、「電車っぽい」デザインか、と言われると、ちょっと違う方向性なのかなあとは感じます。
もしかすると、ホームドア越しに見える「上半分」の印象を重視しているのかも知れませんね。
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渋滞が起きなかった「IKEA」立川
立川の中心市街地に開店した家具量販店「IKEA」立川。
郊外に巨大店舗を展開し、クルマでの来店を前提としてきた「IKEA」が、都内の中心市街地に初出店し、しかも「駐車場は無料にしない」ことで渋滞対策を図るという「冒険」に打って出ました。
・立川駅前渋滞対策「イケア見習え」(読売新聞 2014年5月31日)
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20140530-OYTNT50616.html
日テレ「news every」で、今日都内で初めて開店した「#IKEA」立川店(http://t.co/JfnOPs2zCa)特集。渋滞が頻発する中心街に開店したので、利用客には鉄道・モノレール・バスなど公共交通の利用を推奨し、会計と同時に配送の手配を行えるようにするなど配慮。
— NAL(サンクリ64「Q-13a」) (@NAL_MUTHU) 2014, 4月 10
JR中央線の「立川」駅から約1km、徒歩12分。
多摩都市モノレールの「高松」駅から約600m、徒歩7分。
路線バスの「災害医療センター」「災害医療センター東」停留所から、徒歩1分。
「駅前」ではないのですが、JRもモノレールも運行頻度が高く、また、駅からも「普通に歩ける」範囲内です。
そこで、公共交通での来店を前提として、駐車料金は一律1,000円(商品を購入してもしなくても)に設定。
IKEA立川は、国内初の駐車場有料化店舗ですが、ららぽーとも、IKEA立川同様に、立川商工会議所と渋滞対策を検討しているそうです。 pic.twitter.com/B6NFssMbe4
— 立川なび (@Tachikawanavi) 2014, 4月 10
オープン初の休日を迎えたIKEA立川。交通渋滞は特になさそうです。渋滞を考慮したパークアンドライドも実施中。立川バスが走ってます! pic.twitter.com/9W62ouywDu
— リビング多摩 (@living_tama) 2014, 4月 12
IKEA立川周辺。週末もやはり渋滞ありません! pic.twitter.com/Tt8uh8zcc6
— 立川なび (@Tachikawanavi) 2014, 4月 12
事前には「ひどい渋滞が発生するのでは……」とささやかれていたのですが……。
大袈裟に言えば、「無料の巨大駐車場がないと客が来ない」という「従来の常識が覆った」といえます。
「駐車場は無料が当たり前」を根底から覆し、なおかつそれが成功していることは注目に値すべきものだと思います。
もちろん、便利な立地だからこそ実現できたともいえますし、それを踏まえて効果的な対策を打って、それが利用者にもメリットだと映ったからこそ実現できたのだ……ということにはなるわけです。
当たり前のことをしたら、当たり前の結果が出たわけですが、それが当たり前だと普段から考えていない(意識していなかった)人に対して「論より証拠」を示せた点は大きいのかなと。
「何となくそうなるんじゃないか」という「漠然とした常識」が実は「覆せる」のだということは、静かな驚きを伴ってじわじわ浸透していくのではないかと思います。
■地方都市でも「便利な公共交通」を提供して「ご来店は公共交通で」が実現できるか
「IKEA」の渋滞対策が成功したことで、既存店の対応に疑問符がつき始めているというのは何とも興味深いものがあります。
(商品の価格帯や客単価が異なるので、そうした点も考慮する必要はあるのですが)
たとえば秋葉原でも、駅の度真ん前にある「ヨドバシカメラ」は、地下に結構な台数が入る駐車場がありますが、駐車料金はべらぼうに高いわけです。
どうしてもクルマでないと困る人(買った商品をすぐ持ち帰りたい人や、体力などの問題でクルマを使わざるを得ない人など)は、対価を支払えば乗り入れOKですよ、しかしできるだけ公共交通機関でお越しください……という姿勢は、公共交通サービスが高いからこそ実現できるといえます。
今後の課題は、これがもし地方都市であっても、こうした手法が採り得る状態にまで持って行けるかどうかです。
そのカギになるのが、効率的なまちづくりと、それを支える便利な公共交通サービスを構築(再構築)できるかどうか、です。
これまでのように、どんどん新しい道路を整備して、市街地が拡散するに任せた状況を改めることができなければ、地方はどんどん非効率な状況に陥ってしまいます。
従来の「常識」を覆して、クルマに過度には依存しなくて済むような状況にしていけるかどうかが問われているといえます。
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まるで魔改造!? 3軸入替用ディーゼル機関車「TP56」
これはカナダの話題なんですが、3軸台車の上にエンジンと運転台を「乗せただけ」スタイルの入替用ディーゼル機関車が登場。
何というか……「下館レイル倶楽部」では既視感がある魔改造チックな車両構造で……(笑)
・Economical shunter unveiled(Railway Gazette 2014年4月28日)
http://www.railwaygazette.com/news/traction-rolling-stock/single-view/view/economical-shunter-unveiled.html
・The TP56 - A Customized Solution For Your Switching Needs
http://www.tractivepowercorp.com/wp-content/uploads/2013/12/TP56%20_DEC2013-mini.pdf
(PSD形式のファイルです)

▲ 一見すると、ごく普通の産業用入替DLのように見えますが……。(クリックすると公式サイトにジャンプします)
この「TP56」は、カナダ・「Tractive Power」社製の入替用ディーゼル機関車。
全長9.8m、重量80t。
最高速度は40km/h。
エンジン出力は375hp(キャタピラー社「C9」産業ディーゼルエンジン搭載)で、「D77」モーター×3を装備……とあるので、電気式ディーゼル機関車ということになります。
▲ 電気式ディーゼル機関車「SD40」が2つ履いている3軸動台車を一つ持ってきて、その上に運転席とエンジンを乗せたような構造!!(クリックすると動画を再生します)
もっとぶっちゃければ、北米ではありふれたディーゼル機関車「SD40」が2つ履いている3軸台車を1つ持ってきて、その上に運転台と発電用ディーゼルエンジンを乗せただけ(笑)
入手が容易なパーツを寄せ集めれば、手頃な入替機のできあがり……と。
▲ まるでカスタムカーを組み立てるような要領で入替機が……!!(クリックすると動画を再生します)
余剰品をかき集めて、安価で手頃な入替用機関車を……ということなんでしょうか。
まるで廃品をかき集めてカスタムカーを作り上げるような手法ですが、それだけ元の機関車「SD40」が多数出回っていて、そのパーツは機関車以上に「その辺に転がっている」からこそ実現できる手法なんでしょうね。
3軸の機関車ですので、軸配置は「C」ということになります。
3軸の入替用ディーゼル機関車はほかにも多数ありますが、本線用ディーゼル機関車の3軸動台車をそのまま転用するケースは珍しいので(たぶん他にはないんじゃないかと)、結構インパクトがあります。
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【ひたちなか海浜鉄道】祝・「ひたちなか海浜鉄道」6周年
第三セクター鉄道として再出発してから6周年を迎えた「ひたちなか海浜鉄道」。
存廃問題が浮上して、報道される内容を気にしていたのがついこの前のことのようです。
これまでにもご紹介していますが、新駅設置の話に続き、「国営ひたち海浜公園」方面への延伸話が現実味を帯びてくるなど、明るい話題が続いています。
・新年度 今年もいい年になりそう(海浜鉄道日誌 2014年4月1日)
http://www.hitachinaka-rail.co.jp/journal/2014/04/02/新年度 今年もいい年になりそう/
▲ 開業6周年を迎えた「ひたちなか海浜鉄道」。今後は新駅設置、延伸検討、旧型車更新など、気になる話題が盛りだくさんです。(クリックすると拡大画像を表示します)
同公園への足は、現在事実上クルマしかないため、行楽シーズンなどを中心に深刻な渋滞が発生しています。
また、同公園に隣接して複数の大型商業施設があって、ここへの足をどう確保するかも課題です。
まずはできることから試験的に、延伸実現に向けて一歩一歩進んでいただきたいと願っています。
あ、旧型車両の更新も、遠からず課題になりそうです。
新造するのか、中古車を探すのか……。
中古の場合、各地で「キハ40」が余剰となってきますので候補にはなると思いますが、ちょっと「重い」かなあ……と。
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【真岡鐵道】SL重連運転、いよいよ本日(3月29日)実施!!
真岡鐵道、SL列車の運行開始20周年を記念して、2014年3月29日(土)にSL重連運転を実施!!
今年のお正月には、修理中だった客車は連結せず、機関車2両だけでの重連を実施していたのですが、今度は客車を3両連結した通常の状態での運行となります!!
・SL運行20周年記念 SL重連運転のお知らせ(真岡鐵道 2014年2月21日)
http://mcatv.co.jp//menu/mokasl/20140221183109/index.html
▲ いよいよ、本日運転!! 真岡鐵道はSL列車の重連運転を3月29日(土)に実施します。画像は昨年(2013年)の重連運転時のものです。(クリックすると拡大画像を表示します)
【運行ダイヤ】
・往路(行き) 下館 10:35発 → 茂木 12:06着
・復路(帰り) 茂木 14:26発 → 下館 15:56着
【イベント開催(往路)】
・下館駅……10:20~10:35(出発式)
・折本駅……10:40~10:45(筑西市「ちっくん」お出迎え)
・真岡駅……11:00~11:20(真岡市「コットベリー」お出迎え、お囃子演奏)
・西田井駅…11:15~11:30(太鼓演奏)
・益子駅……11:30~11:40(益子町「マシコット」お出迎え、益子中学校吹奏楽演奏)
・市塙駅……11:50~12:00(市貝町「サッちゃん」お出迎え、武者太鼓演奏)
【イベント開催(復路)】
・茂木駅……14:15~14:26(出発式、ゆるキャラお見送り)
天気も良く、絶好の行楽日和!!
花粉症の人には辛いんですが(苦笑)、ぜひご乗車ください!!
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【小山市】「高岳専用線」新交通システム(LRT)導入検討へ
小山市は、「イオン」小山店の近くを通る「高岳専用線」(JR小山駅から小山東ニュータウンの西端をかすめて「高岳製作所」に至る)への新交通システム導入(旅客化)について、具体的な検討をスタートしました。
ここでいう「新交通システム」の本命は、おそらくLRT(軽量軌道交通、次世代型路面電車システム)のことでしょう。
もし実現すれば宇都宮・芳賀LRTと同時期に開業するようになるかも?
・小山市の新交通システム 3セク運営のLRTを想定 (下野新聞 2014年3月5日)
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/south/oyama/news/20140305/1523660

▲ 3月4日、小山市で「高岳専用線」の活用策を検討する第3回「新交通システムの導入に向けた勉強会」が開催されて、同線をLRT化する場合の事業素案が示されています。(下野新聞 2014年3月5日)
「高岳専用線」は、年に数回「シキ」(特大貨物車)が走る貨物線です。
小山在住時代、「市街地のド真ん中を通っているのに、年に数度しか使ってないなんて勿体ないなあ……」と考えていたのですが、小山市役所もその活用については当然考えていたものと思います。
ただ、今のように公設民営や公有民営による上下分離方式(道路整備と同様インフラ部分は行政が整備し、運行主体は運行サービスのみ提供する方式)導入できるようになるまで、いわゆる採算性の問題(赤字・黒字の問題)をクリアすることは容易ではなく、どうにかしたいけど実現できなかったのではないか……と。
■経営形態は小山市が参画する第3セクター、運賃は「おーバス」と同じ200円を想定
記事によると、市が示した事業素案では、
・導入区間は、JR小山駅から「高岳製作所」生産本部(小山市中久喜)までの約4.8km/単線
・JR小山駅に乗り入れる約800mは、「軌道法」に基づく許可を受けて、新規に道路・軌道を整備
・中間に7ヶ所の電停(電車の停留所/駅と考えて良いです)を整備
・運行頻度は、15分間隔(1時間に4本)
・運賃は、コミュニティバス「おーバス」と同等の「200円」
……などを想定しているようです。
これでもし、すでに「おーバス」から「おーバス」へ乗り継ぐ際の割引制度がLRTにも適用されれば、利用促進に効果があります。
■「高岳専用線」だけで終わり? それとも……!?
小山市内には、今回話題になった「高岳専用線」以外にも貨物専用線があります。
JR両毛線を利用したことがある人でお気づきの方もいらっしゃると思いますが、JR両毛線に沿って(見た目は複線区間のような感じで)、かつて専売公社が使用していた貨物線が旧「小山ゆうえんち」、現在の「小山ゆうえんハーヴェストウォーク」付近まで残っています。
もしこちらも旅客利用できれば、沿線の住宅地はもとろんのこと、「小山ゆうえんハーヴェストウォーク」や県立小山高校などへの足としても活用できます。
こちらは完全に遊休施設となっていますので、うまく活用できれば……という気はします。
また、小山市内では国道50号線バイパスの南側で、JR宇都宮線の東側の副都心「城南」エリア~国道4号バイパス付近まで、公共交通不便地帯がのべっと広がっています。
この一帯の交通事情は、現状ではほぼクルマ頼りですが、このまま放置すれば渋滞はさらに悪化しますし、いいことは何もありません。
「おーバス」は走っているのですが、渋滞に巻き込まれると時間が読めないし……というわけで、小山市がこのエリアをどうしていくつもりなのかは、実は結構重要案件になっていくのでは、と考えています。
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【ひたちなか海浜鉄道】市が延伸4ルートを検討
ひたちなか海浜鉄道の地元・ひたちなか市が、「国営ひたち海浜公園」湊線の延伸を検討しています。
検討しているルートは4つあります。
・ひたちなか市、湊線延伸4ルート案 調査報告書 総工費12~28億円(茨城新聞 2014年2月27日)
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13934232260212
・湊線延伸 茨城新聞トップ記事(ひたちなか海浜鉄道「海浜鉄道日誌」 2014年2月27日)
http://www.hitachinaka-rail.co.jp/journal/2014/02/27/湊線延伸 茨城新聞トップ記事/
・湊線延伸 増収効果は?(ひたちなか海浜鉄道「海浜鉄道日誌」 2013年5月8日)
http://www.hitachinaka-rail.co.jp/journal/2013/05/08/湊線延伸 増収効果は?/


▲ 新駅設置に続き、延伸の話まで出てきた「ひたちなか海浜鉄道」湊線。「ひたち海浜公園」や、郊外型SCが並ぶ「ひたちなか地区」までの延伸が実現すれば、かなり効果があります。
今回ひたちなか市が検討しているのは、次の4ルート。
(1)橋梁横断・園外南回り
(2)橋梁横断・園内南口
(3)畑地経由・園外南回り
(4)海岸経由・園外北行
(1)橋梁横断・園外南回りは、現在の終点である阿字ヶ浦(あじがうら)駅から北上して、県道「常陸海浜公園線」を高架橋を渡って、県道の東側を沿う形で「ひたち海浜公園」の南駐車場入口に至るルート。
(2)橋梁横断・園内南口は、県道を高架橋で渡るところまでは(1)ルートと同じですが、そのまま公園内に入って「ひたち海浜公園」の南口ゲートに至るルート。
(3)畑地経由・園外南回りは、LRT(軽量軌道交通/次世代型路面電車システム)としての延伸を想定していて、阿字ヶ浦駅でスイッチバックして西側の畑を突っ切って、県道を経由して「ひたち海浜公園」の南駐車場入口に至るルート。
(4)海岸経由・園外北行は、全線高架で阿字ヶ浦海岸を経由し、海沿いに「ひたち海浜公園」の海浜口駐車場入口に至るルート。
▲ 「ミキ300-103」(中画像)はまだまだ使えますが、旧型車両の更新は今後検討課題になるはず。「キハ2000形」(左画像)や「キハ20形」(右画像)は、製造から間もなく50年!(クリックすると拡大画像を表示します)
上記4ルートの内、(1)~(3)の3ルートについては商業地区(郊外型ショッピングセンター)が集まっている「ひたちなか地区」までの延伸を視野に入れています。
(4)については、「那珂港」への延伸を視野に入れることが可能です。
現時点での総工費の試算は、もっとも少額の(3)ルートで12億円、もっとも高額の(4)ルートで28億円。
(ただし、今後精査すると、試算より総工費が増加する可能性はあります)
■大型ショッピングセンターが多い「ひたちなか地区」への延伸も視野
一時期は存廃問題が持ち上がったものの、「ひたちなか海浜鉄道」として再生を果たした湊線。
地元からのさまざまな形での支援が行われていて、存廃問題、大震災からの復興を遂げて行く過程で「マイレール意識」が極めて強く醸成されて、このような気運が盛り上がっています。
「国営ひたち海浜公園」自体も観光客やコンサート観客などでかなりの集客効果があるんですが、大規模な郊外型ショッピングモールが並ぶ「ひたちなか地区」は週末など深刻な渋滞が発生。
連休などになると、高速道路からのクルマはインターから下りられず大渋滞&市内各道路も麻痺状態に。
旧・那珂湊市エリアも、行楽シーズンや週末などを中心に深刻な渋滞に悩まされています。
▲ 行楽シーズンなど渋滞どころか麻痺状態に陥る旧・那珂湊市街地。(クリックすると拡大画像を表示します)
麻痺状態の深刻な渋滞が発生する理由は明白で、「許容量以上のクルマが流入するため」。
どんなに道路や駐車場を整備しても、クルマの流入量が減らない限り、渋滞を根本的に解決することは不可能です。
(道路や駐車場を増やせば……と錯覚しがちなんですが、そうではないということは体感的にご理解いただけるのではないかと思いますし、そのためのコストは莫大になります)
もっとも効果的な解決方法は「クルマ以外の交通手段を用意する」こと。
もちろん、クルマでないと移動できない人は従来通りクルマを使って移動すればよいのですが、不要不急な人はできるだけクルマ以外の交通手段を利用してもらう……ということが重要となります。
(移動手段の選択肢が複数あって、「目的や状況によって使い分けが可能」であることが重要なんです)
上記URL「茨城新聞」の記事にある4ルートの内、おそらく本命は(1)になるんじゃないかと思いますが、今後どのように議論が進展していくか注目していきたいと思います。
まだ延伸は決定ではないものの、もし「ひたちなか地区」までの延伸が実現して、さらにJR勝田駅方面への延伸も……なんて話になれば、「ひたちなか環状線」が実現するかも……?
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【関東鉄道】常総線、2014年3月15日(土)ダイヤ改正
関東鉄道常総線、ダイヤ改正を2014年3月15日(土)に実施!
・常総線ダイヤ改正のお知らせ(関東鉄道 2014年2月28日)
http://www.kantetsu.co.jp/train/info/dia/140315.html
▲ 常総線、2014年3月15日(土)にダイヤ改正を実施します。下館発9時台・10時台の上り快速は、8時台・9時台にシフト、下館発10~16時台は毎時「05分発」「35分発」の30分ごとのパターンダイヤに!(クリックすると拡大画像を表示します)
下館駅を基準に見ると、従来は9時台・10時台に下館を出発していた快速が8時台・9時台に時刻繰り上げ(→午前中の上り快速は6時台~9時台に4本運行)に。
下館8:40発→守谷9:25着の快速は、「所要時間:45分」となり、これまでで最も所要時間がかからない最速列車となります。
下館発10~16時台の上り列車(守谷方面行き)は、毎時「05分発」「35分発」の「30分間隔のパターンダイヤ」になります(覚えやすい!)。
また、守谷駅からの下り列車では、現在は守谷10:54発→下館11:40着の快速が、守谷9:44発→下館10:29着に変更され、真岡鐵道「SLもおか」号に間に合うダイヤとなります。
(快速「SLもおかリレー」号のヘッドマークを掲げても良さそう!)
今春のダイヤ改正では、JR水戸線の運転本数が上下それぞれ2~3本減少しますので、常総線の運転本数の多さがより際立つことになります。
駅でクルマを乗り捨てられるパーク&ライド用駐車場(無料)を整備している駅も多いですし、「つくばエクスプレス(TX)」と連動する割引往復切符「TX&常総ライン往復きっぷ」(下館~秋葉原:3,080円/2日間有効)や、常総線内の各種割引切符もあります。
地方路線が日中30分間隔で列車を運行するというのは、これはすごいことです。
さらに運転本数を……というご希望もあると思いますが、そのためにも沿線にお住まいの皆さんが今まで以上に積極的なご利用を……というところです。
「下館レイル倶楽部」としても、
「これまで乗ったことがない」
「どうやって乗ればいいか分からない」
「どこに行けるか分からない」
……といった人への周知活動を、今まで以上に推進していきたいと考えています。
■常総線&TXを利用すると、都心方面の観光や買い物も便利に!!
常総線とTX(つくばエクスプレス)を利用すると、下館から秋葉原まで、快速で最速80分(常総線内が普通列車でも95~100分程度)です。
TX浅草には、快速だと最速75分(常総線内が普通列車でも90~105分程度)です。
お得な割引きっぷ「TX&常総ライン往復きっぷ」(参考:下館~秋葉原は大人3,080円で、2日間有効で1泊2日の旅程にも対応!!)も毎日利用できます。
TX秋葉原駅は、JR秋葉原駅のすぐ東側、「ヨドバシカメラ」AKIBA店の真下にあります。
秋葉原には電気街や「ヨドバシカメラ」などの商業施設、キケンな鉄道模型ショップ(笑)、御茶ノ水方面に10分ほど歩けば「神田明神」があります。
大きな地図で見る
▲ TX秋葉原駅は、「ヨドバシカメラ」AKIBA店の直下にあります。JRや地下鉄との乗り換えも可能。「神田明神」は徒歩圏内!
TXの浅草駅は、東武や東京メトロの浅草駅より西側にあって、「浅草寺」はもちろん、道具街としてもおなじみの「合羽橋(かっぱばし)商店街」にも近い立地です。
大きな地図で見る
▲ TX浅草駅は、浅草寺の西側にあります(東武や地下鉄の浅草駅は浅草寺の東側)。合羽橋商店街にも近い立地です。
守谷で1回乗り換えると浅草に直行できるというのは案外知られていないことだと思いますし、秋葉原から「神田明神」に歩いて行けることをご存じの方も案外いないような印象があります。
TX開業後の常総線は、それ以前の常総線とは別次元に便利な路線になっていますので、いろいろな用途・機会にご活用ください!
■常総線&TXを利用すると「東京ディズニーランド」や「幕張メッセ」まで最短2時間!!
また、下館から常総線快速を利用すると、「東京ディズニーランド」や「幕張メッセ」に2時間で行けるんですが、案外ご存じでない方が多いようです。
(守谷からTXで南流山→南流山からJR武蔵野線・京葉線/舞浜・東京方面、幕張方面への直通列車もあります)
JR水戸線で小山に出て東京駅からJR京葉線で……となると、間違いなく3時間以上かかりますので、実は常総線&TX利用が最速なんです。
この場合、週末に日帰りでお出かけになるなら、「常総線1日フリーきっぷ」(大人1,500円で、大人1人につき小学生までのお子さん2人が無料で同行できる!!)をお買い求めになるとかなり割安になります。
また、平日のお出かけや、現地で1泊する旅程であれば、常総線内の「往復割引きっぷ」(参考:下館~守谷間は大人1,800円、2日間有効なので1泊2日の旅程にも対応!!)
■常総線の無人駅から列車に乗るときは……
なお、常総線をご利用の場合、日中になると駅員が不在になる駅や、無人駅からのご乗車の際は、
・列車に乗る際、車両のドア横に設置されている整理券発券機から整理券を受け取る
・「Suica」「PASMO」などIC乗車券をお持ちの場合は、駅の簡易改札機にタッチしてから乗車
降車時の精算に必要ですので、お忘れなく。
(常総線のワンマン列車は「前降り・前乗り」方式で、無人駅では運転士さんのすぐ後ろのドア1ヶ所だけが開きます)
降車する際は、
・下館駅や下妻駅、守谷駅など有人駅では、自動改札ではなく、係員がいる有人改札口で整理券を提示して精算する
・無人駅で降車する場合は、降車するとき運転士に整理券と運賃を手渡して車内精算する
・「Suica」「PASMO」などIC乗車券をお持ちの場合は、運転士さんにIC乗車券を提示して降車し、駅の簡易改札機にタッチして改札を出る
……という感じで、基本的には路線バスと同様の乗降方式になっています。
「Suica」「PASMO」などIC乗車券をご利用の場合、チャージ金額が不十分な状態のまま無人駅で降車すると、後の出場処理が面倒になってしまう(不足金額を支払うまで次回乗車ができなくなってしまいます)ので、できれば乗車前に十分な金額をチャージしておくことをオススメします(オートチャージ機能をお使いの方は問題ないんですが)。
IC乗車券へのチャージは、常総線内でも有人駅の自動チャージ機や有人改札口で対応していますし、JRや他の鉄道の駅でも自動券売機や有人窓口で対応しています。
また、コンビニエンスストア等でもチャージできる店舗が結構あります。
【「Suica」の現金チャージが可能なコンビニなど】
・「NEWDAYS」
・「サークルK・サンクス」
・「セブン-イレブン」
・「デイリーヤマザキ」
・「ファミリーマート」
・「ミニストップ」
・「ローソン」
・「イオン」
(※一部チャージできない店舗もあるようですので、事前に直接ご確認ください)
お買い物のついでに、せめて一乗車分程度は入金しておくとよろしいかと思います。
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【JR四国】「0系」似の「鉄道ホビートレイン」に先頭部分を装着
JR四国が製造中(開発中?)の「新幹線『似』」のディーゼルカー「鉄道ホビートレイン」に、「0系」の特徴でもあった「だんご鼻」に似せた先頭部分を取り付ける作業が行われました。
・新幹線似の車両だんご鼻取付け(NHK香川 2014年2月21日)
http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8035325781.html
・(参考)「鉄道ホビートレイン」の運行について(JR四国 2013年9月30日)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1401/28/news074.html
・(参考)キハ32形を新幹線風に魔改造したJR四国の「鉄道ホビートレイン」、3月15日から運行(ねとらぼ 2014年1月28日)
http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/13-09-30/02.htm

▲ よもやの「魔改造」ですが、これはこれで良いアイディアだと思います。(JR四国 2013年9月30日)
この車両をどう捉えるか……って話ですが、たぶんマニア的には「けしからん!」となるんだろうなあ……と。
でもこれ、ファミリー層や「鉄女」層は「かわいい」と捉えるんじゃないかと思います。
今回はできるだけ予算をかけず、最低限の改造で頑張っていますけど、これが好評なら、もっとちゃんと先頭形状を製造したり、1両だけでなく、せめてもう1両改造して2両編成に……なんて話になったりして。
2両編成以上になると「編成美」も出てきますし、中間車を1両挟んで3両編成になると、まるでプラレールの実車版のようにもなります。
このケースに限らず、発想の転換と工夫のしようで、思わぬ効果を呼び込むことがあるかも知れませんね。
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【真岡鐵道】SL重連運転を3月29日(土)実施!!
真岡鐵道、SL列車運行20周年を記念して、2014年3月29日(土)にSL重連運転を実施します!
・SL運行20周年記念 SL重連運転のお知らせ(真岡鐵道 2014年2月21日)
http://mcatv.co.jp//menu/mokasl/20140221183109/index.html
▲ 真岡鐵道、今度は客車を牽引した状態でのSL重連運転を2014年3月29日(土)に実施!!(クリックすると拡大画像を表示します)
往路は、まず下館駅で出発式が行われ、折本駅では筑西市のゆるキャラ「ちっくん」がお出迎えして、真岡駅ではお囃子演奏&真岡市のゆるキャラ「コットベリー」がお出迎え。
西田井駅では二宮尊徳太鼓演奏、益子駅では益子中学校の吹奏楽演奏&益子町のゆるキャラ「マシコット」お出迎え、市塙駅では市貝武者太鼓&市貝町ゆるキャラ「サッちゃん」お出迎え。
復路は茂木駅で出発式&ゆるキャラお見送り……と、盛りだくさん!
【運行ダイヤ】
・往路(行き) 下館 10:35発 → 茂木 12:06着
・復路(帰り) 茂木 14:26発 → 下館 15:56着
【イベント開催(往路)】
・下館駅……10:20~10:35(出発式)
・折本駅……10:40~10:45(筑西市「ちっくん」お出迎え)
・真岡駅……11:00~11:20(真岡市「コットベリー」お出迎え、お囃子演奏)
・西田井駅…11:15~11:30(太鼓演奏)
・益子駅……11:30~11:40(益子町「マシコット」お出迎え、益子中学校吹奏楽演奏)
・市塙駅……11:50~12:00(市貝町「サッちゃん」お出迎え、武者太鼓演奏)
【イベント開催(復路)】
・下館駅……14:15~14:26(出発式、ゆるキャラお見送り)
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【真岡鐵道】2014年のSL運行カレンダーを更新
ちょっとご紹介が遅れてしまいましたが、真岡鐵道のSL運転日カレンダーが更新!
2013年度内(2014年1月~3月)の運転予定と、2014年度(2014年4月~2015年3月)の運転予定が公開されました。
・SL時刻表&運転日カレンダー(真岡鐵道)
http://www.moka-railway.co.jp/jikoku01_sl.php
2014年5月17日(土)~7月13日(日)は、定期検査のため「お休み」となります。
▲ 真岡鐵道、2014年のSL列車の運転日情報を公開!! この画像は、2014年1月25日(土)運転の「SLもおか新年号」です。(クリックすると拡大画像を表示します)
なお、本日2月8日(土)は大雪のため、「SLもおか」号は運転を中止しています。
また、SL列車の運休に伴い、本日実施予定だった「おとちゃんいちごSL」も中止となっています。
2月9日(日)の運転状況については、今晩の積雪状況などによって判断することになると思いますので、当日朝にご確認ください。
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【真岡鐵道】「SLもおか」、1月25日(土)から運転再開
真岡鐵道は、昨年末から臨時運休を行っていたSL列車について、2014年1月25日(土)から運行再開します。
しかも、運行再開最初の週末となる1月25日(土)・26日(日)の2日間は、「SLもおか新年号」として運行!!
・お待たせをいたしました。(真岡鐵道)
http://mcatv.co.jp//menu/mokasl/20140119163854/index.html
▲ 真岡鐵道のSL列車、2014年1月25日(土)から運行再開!! 1月25日(土)・26日(日)は「SLもおか新年号」として運行します。(クリックすると拡大画像を表示します)
「SLもおか新年号」の車内では、新年おみくじ付き抽選会を実施しますので、ぜひご乗車ください!!
運行ダイヤは、通常の「SLもおか」と同じ。
【往路(下り)】
下館 10:36発 → 茂木 12:06着
【復路(上り)】
茂木 14:27発 → 下館 15:58着
SL列車に乗車するには、乗車券のほかに、「SL整理券」(500円/座席指定券ではありません)が必要です。
「SL整理券」は、JR各駅の「みどりの窓口」、真岡鐵道の下館駅、真岡駅、益子駅、茂木駅で購入できます(SL列車の車内でも購入できますが、お早めのご購入をお勧めします)。
▲ この画像は、2012年1月9日に撮影した「SLもおか新年号」。夕方の折本駅で、回送時に撮影。(クリックすると拡大画像を表示します)
■往路(行き)のSL列車に間に合わなかったときは……
往路の「SLもおか」号は、下館駅を10:36に出発します。
下館から乗車するためには、遅くとも
(水戸線)
・小山 10:09発 → 下館 10:30着
・友部 9:54発 → 下館 10:32着
(関東鉄道常総線)
・守谷 9:19発 → 下館 10:26着
で下館に到着している必要があります。
……が、遠方からお子さん連れでお越しになる場合、この時間までに下館に到着するのが難しい場合もあると思います。
もし、往路の「SLもおか」号に間に合わなくても、あきらめないで!!
そんなときは、気を取り直して茂木駅からの復路の「SLもおか」号に乗ってみませんか?
実は、往路(行き)の「SLもおか」号が出発してしまっても、後続の普通列車に乗れば、復路(帰り)の「SLもおか」号(茂木 14:27発)には余裕で間に合うんです。
▲ 往路(行き)の「SLもおか」号に間に合わなかったら、後続の普通列車で茂木に向かい、復路(帰り)の「SLもおか」号に乗って戻ってくるというチョイスも。(クリックすると拡大画像を表示します)
復路の「SLもおか」号に間に合う真岡鐵道の普通列車は、次の3本です。
・下館 11:11発 → 茂木 12:23着
・下館 12:02発 → 茂木 13:08着
・下館 13:02発 → 茂木 14:07着
真岡鐵道の普通列車はワンマン運転で、「後乗り・前降り」方式を採用しています。
乗車する際は、後ろのドア(2両編成の時は、2両目の後部ドア)から乗車し、乗車券(切符)をお持ちでない場合は発券機から「整理券」を受け取ってください。
降車する際は、前のドアから降ります。乗車券をお持ちの場合は、運転士さんに乗車券を手渡して降りてください。乗車券をお持ちでない方は、運転士に「整理券」を手渡して、運賃精算を行ってください。
なお、真岡鐵道線内では「Suica」や「PASMO」などのIC乗車券は利用できません。
スムーズな乗降のため、あらかじめ有人駅で乗車券を購入しておくとよろしいかと思います。
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栃木県立博物館、テーマ展「栃木の鉄道」3月30日まで開催
「栃木県立博物館」は、テーマ展「栃木の鉄道」を2014年1月11日(土)~3月30日(日)の約2ヶ月半に渡って開催しています。
栃木県内の鉄道にまつわるさまざまな展示が行われ、「大谷石材鉄道」など、県内29の未成線に関連する展示もあります。
・「幻の鉄道」の路線図を展示 大谷と宇都宮駅結ぶ(朝日新聞 2014年1月14日)
http://t.asahi.com/dp3v
・テーマ展 栃木の鉄道(栃木県立博物館)
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/thema/20140111tetsudou/tetsudou.html
・平成25年度 テーマ展「栃木の鉄道」 出品目録(栃木県立博物館)
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/thema/20140111tetsudou/tetsudoumokuroku.pdf
(PDF形式の文書ファイルです)
2月8日(土)13:30〜15:00には、人文系ミュージアムカレッジ「栃木の鉄道」を開催(定員40人、事前電話申し込みが必要)。
2月16日(日)14:30〜15:30には、学芸員による展示解説が行われます(定員20人)。
なお、「栃木県立博物館」の入館料は、大人;250円、中高生:200円、小学生以下は無料です。
■開業しなかったのは惜しい! 未成線「大谷石材鉄道」
朝日新聞の記事中で記載がある「大谷石材鉄道」は、軽くて耐火性に優れる石材「大谷石」(おおやいし)」の輸送を目的として計画され、工事半ばで建設が中断したまま免許失効してしまった未成線です。
今のJR宇都宮駅と、「大谷石」の産地としても知られる同市内大谷町に隣接する「岩原」を結ぶ計画でした。
▲ 「大谷石材鉄道」が計画した「岩原」がどこか、この記事を執筆している時点では手元に資料がないため不明ですが、参考までに「岩原町」の位置はこの辺り。宇都宮市の国本地区に含まれます。
「大谷石材鉄道」は、宇都宮駅からいったん北上(10年ほどしか使われなかった日本鉄道の旧線跡地を転用?)して、「福田屋ショッピングプラザ」宇都宮店辺りで西にカーブして、宇都宮の中心市街地北部を経由するルート。
▲ 「福田屋ショッピングプラザ」宇都宮店は、ここ。
八幡山の北側を通り、おそらく戸祭町や宝木本町辺りを通って、東北自動車道「大谷パーキングエリア」の辺りを経由して、岩原町方面に向かうルートだったのではなかろうかと思います。
ポイントは、他の石材輸送目的の鉄道や軌道とは異なり、ターミナル駅の宇都宮駅が起点ということで、計画通りに開業していればかなり有利に働いた可能性があります。
もし開通して旅客輸送も行うようになっていて、なおかつ所謂「赤字ローカル線」などとして途中で廃止されずに今の世に残っているとすれば、有力な市内交通機関として機能するようになっていた可能性があります。
(LRT化して近代化……なんて可能性も十分考えられるルートだと思います)
県立博物館のテーマ展「栃木の鉄道」では、この「大谷石材鉄道」の予定路線図(栃木県立図書館 収蔵)も展示!!
どんなルートを予定していたのか、もし実現していたら市街地がどう変わっていただろうか……など、あれこれ思案しながら見学してみたいですね。
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【関東鉄道】取手→水海道間の深夜バス申請中
関東鉄道は、常磐線の下り最終列車を待って0:40(24:40)に取手駅を出発し、つくばエクスプレス(TX)の下り最終列車を待って1:15(25:15)に守谷駅を出発し、水海道駅まで運行する深夜バスの認可申請を行っています。
・取手~守谷~水海道間深夜バスについて(関東鉄道 2013年12月27日)
http://www.kantetsu.co.jp/bus/shinya/midnight-m.html
取手~守谷間は、800円。
取手~水海道間は、1,300円。
守谷~水海道間は、500円。
途中の乗車は守谷駅でのみ可能で、他は全て降車専用です。
■一言に「深夜バス」といって、実態はさまざま
「深夜バス」と聞くと、『水曜どうでしょう』で出演陣がたびたび乗車しては「やられ」ちゃってる「はかた」号などを思い起こす人もいると思いますが、あれは「夜行の高速バス」なんです。
「深夜バス」には、
(1)通常のバス路線で、深夜の時間帯(23時以降など)に運行する「深夜バス」
(2)終列車が出発した後の時間帯に、鉄道の代替手段としてターミナル駅から郊外に向かう「深夜急行バス」
……があります。
(1)タイプの「深夜バス」は、通常のバス路線の終バスの時刻を繰り下げて、割増料金を支払えば利用できるようにするものです。
(2)タイプの「深夜急行バス」は、鉄道の終列車に乗り遅れた人を「救済」する目的で運行するものです。
今回、関東鉄道が申請しているのは、(2)のタイプだろうと思います。
私も埼玉・所沢在住時には(2)タイプの「深夜バス」を時折利用していました。
専用の最短ルートを高速運行する鉄道より所要時間はかなりかかるのですが(3倍程度)、タクシーを利用するよりは料金がかからないので(例:池袋~所沢間の深夜帯だと、タクシーだと10,000円超、深夜急行バスは2,000円程度)重宝していました。
特に「深夜急行バス」の場合、民間の交通事業者が自力運行する前提だと、一定以上の需要が見込めないと運行が難しいのですが、都心から100km圏内辺りまでは通勤圏内に入るため、相応に潜在需要はあるものと思います。
従来運行していなかったルートでも、行政が「下駄を履かせる」(住民サービスの一環として運行経費の一部を肩代わりする)などすれば、もしかすると可能性が見えてくるケースもあるのではないかと思います。
今回のケースでは、今のところ水海道以北の深夜バス(深夜急行バス)は考えていないようなんですが、上記「下駄を履かせる」方式が可能で、かつ鉄道の乗車券(定期券)プラス深夜料金加算で利用できる柔軟な運用が実現できるのであれば、終列車の後に走る深夜急行バスは「地方でもあり」ではないかと思います。
もしその手法が適用できるなら、たとえばJR水戸線の終電が出発した後に、小山駅24:00発とか25:00発の下館方面行きの深夜急行バスがあれば、結構需要を掘り起こせるのではないか……と。
(もっとも、JR水戸線に関して言えば、対都心を考えると小山23:11発が終電では「早過ぎる」ので、終列車の時刻繰り下げが必要だと考えています)
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