下館レイル倶楽部
真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)
栃木県立博物館、テーマ展「栃木の鉄道」3月30日まで開催
■栃木県内の鉄道の歴史や、未成線に関する展示も!!
「栃木県立博物館」は、テーマ展「栃木の鉄道」を2014年1月11日(土)~3月30日(日)の約2ヶ月半に渡って開催しています。
栃木県内の鉄道にまつわるさまざまな展示が行われ、「大谷石材鉄道」など、県内29の未成線に関連する展示もあります。
・「幻の鉄道」の路線図を展示 大谷と宇都宮駅結ぶ(朝日新聞 2014年1月14日)
http://t.asahi.com/dp3v
・テーマ展 栃木の鉄道(栃木県立博物館)
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/thema/20140111tetsudou/tetsudou.html
・平成25年度 テーマ展「栃木の鉄道」 出品目録(栃木県立博物館)
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/thema/20140111tetsudou/tetsudoumokuroku.pdf
(PDF形式の文書ファイルです)
2月8日(土)13:30〜15:00には、人文系ミュージアムカレッジ「栃木の鉄道」を開催(定員40人、事前電話申し込みが必要)。
2月16日(日)14:30〜15:30には、学芸員による展示解説が行われます(定員20人)。
なお、「栃木県立博物館」の入館料は、大人;250円、中高生:200円、小学生以下は無料です。
■開業しなかったのは惜しい! 未成線「大谷石材鉄道」
朝日新聞の記事中で記載がある「大谷石材鉄道」は、軽くて耐火性に優れる石材「大谷石」(おおやいし)」の輸送を目的として計画され、工事半ばで建設が中断したまま免許失効してしまった未成線です。
今のJR宇都宮駅と、「大谷石」の産地としても知られる同市内大谷町に隣接する「岩原」を結ぶ計画でした。
▲ 「大谷石材鉄道」が計画した「岩原」がどこか、この記事を執筆している時点では手元に資料がないため不明ですが、参考までに「岩原町」の位置はこの辺り。宇都宮市の国本地区に含まれます。
「大谷石材鉄道」は、宇都宮駅からいったん北上(10年ほどしか使われなかった日本鉄道の旧線跡地を転用?)して、「福田屋ショッピングプラザ」宇都宮店辺りで西にカーブして、宇都宮の中心市街地北部を経由するルート。
▲ 「福田屋ショッピングプラザ」宇都宮店は、ここ。
八幡山の北側を通り、おそらく戸祭町や宝木本町辺りを通って、東北自動車道「大谷パーキングエリア」の辺りを経由して、岩原町方面に向かうルートだったのではなかろうかと思います。
ポイントは、他の石材輸送目的の鉄道や軌道とは異なり、ターミナル駅の宇都宮駅が起点ということで、計画通りに開業していればかなり有利に働いた可能性があります。
もし開通して旅客輸送も行うようになっていて、なおかつ所謂「赤字ローカル線」などとして途中で廃止されずに今の世に残っているとすれば、有力な市内交通機関として機能するようになっていた可能性があります。
(LRT化して近代化……なんて可能性も十分考えられるルートだと思います)
県立博物館のテーマ展「栃木の鉄道」では、この「大谷石材鉄道」の予定路線図(栃木県立図書館 収蔵)も展示!!
どんなルートを予定していたのか、もし実現していたら市街地がどう変わっていただろうか……など、あれこれ思案しながら見学してみたいですね。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
「栃木県立博物館」は、テーマ展「栃木の鉄道」を2014年1月11日(土)~3月30日(日)の約2ヶ月半に渡って開催しています。
栃木県内の鉄道にまつわるさまざまな展示が行われ、「大谷石材鉄道」など、県内29の未成線に関連する展示もあります。
・「幻の鉄道」の路線図を展示 大谷と宇都宮駅結ぶ(朝日新聞 2014年1月14日)
http://t.asahi.com/dp3v
・テーマ展 栃木の鉄道(栃木県立博物館)
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/thema/20140111tetsudou/tetsudou.html
・平成25年度 テーマ展「栃木の鉄道」 出品目録(栃木県立博物館)
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/thema/20140111tetsudou/tetsudoumokuroku.pdf
(PDF形式の文書ファイルです)
2月8日(土)13:30〜15:00には、人文系ミュージアムカレッジ「栃木の鉄道」を開催(定員40人、事前電話申し込みが必要)。
2月16日(日)14:30〜15:30には、学芸員による展示解説が行われます(定員20人)。
なお、「栃木県立博物館」の入館料は、大人;250円、中高生:200円、小学生以下は無料です。
■開業しなかったのは惜しい! 未成線「大谷石材鉄道」
朝日新聞の記事中で記載がある「大谷石材鉄道」は、軽くて耐火性に優れる石材「大谷石」(おおやいし)」の輸送を目的として計画され、工事半ばで建設が中断したまま免許失効してしまった未成線です。
今のJR宇都宮駅と、「大谷石」の産地としても知られる同市内大谷町に隣接する「岩原」を結ぶ計画でした。
▲ 「大谷石材鉄道」が計画した「岩原」がどこか、この記事を執筆している時点では手元に資料がないため不明ですが、参考までに「岩原町」の位置はこの辺り。宇都宮市の国本地区に含まれます。
「大谷石材鉄道」は、宇都宮駅からいったん北上(10年ほどしか使われなかった日本鉄道の旧線跡地を転用?)して、「福田屋ショッピングプラザ」宇都宮店辺りで西にカーブして、宇都宮の中心市街地北部を経由するルート。
▲ 「福田屋ショッピングプラザ」宇都宮店は、ここ。
八幡山の北側を通り、おそらく戸祭町や宝木本町辺りを通って、東北自動車道「大谷パーキングエリア」の辺りを経由して、岩原町方面に向かうルートだったのではなかろうかと思います。
ポイントは、他の石材輸送目的の鉄道や軌道とは異なり、ターミナル駅の宇都宮駅が起点ということで、計画通りに開業していればかなり有利に働いた可能性があります。
もし開通して旅客輸送も行うようになっていて、なおかつ所謂「赤字ローカル線」などとして途中で廃止されずに今の世に残っているとすれば、有力な市内交通機関として機能するようになっていた可能性があります。
(LRT化して近代化……なんて可能性も十分考えられるルートだと思います)
県立博物館のテーマ展「栃木の鉄道」では、この「大谷石材鉄道」の予定路線図(栃木県立図書館 収蔵)も展示!!
どんなルートを予定していたのか、もし実現していたら市街地がどう変わっていただろうか……など、あれこれ思案しながら見学してみたいですね。
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下館レイル倶楽部・代表
性別:
男性
趣味:
鉄道、鉄道模型、ミリタリーなど
自己紹介:
「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!
・mixi(ミクシィ)
・Facebook(フェイスブック)
・Twitter(ツイッター)
・ご連絡&お問い合わせメールアドレス
nal@sainet.or.jp(←「@」を半角文字にしてお送りください)
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