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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

【JR東日本】「おはようとちぎ」「ホームタウンとちぎ」廃止

 宇都宮線を走る「普通の」昼行特急としては、実質的には唯一の存在となっていた「おはようとちぎ」「ホームタウンとちぎ」
 (新宿発着の「日光」「きぬがわ」「スペーシア日光」「スペーシアきぬがわ」も昼行特急ですが、大宮以北の宇都宮線の駅では客扱い停車を行わないので、「普通の特急」とは区別して考えてよいでしょう)

 2010年12月4日(土)のダイヤ改正を前に、12月3日(金)の運行をもって廃止となりました。

・「おはようとちぎ」運転終了(「railf.jp」 2010年12月4日)
 http://railf.jp/news/2010/12/04/180200.html

 「おはようとちぎ」は朝の上り特急で、通勤ライナーのような位置づけの列車でした。
 主要駅の発車時刻は、黒磯 7:52発 → 宇都宮 8:35発 → 小山 8:56発 → 大宮 9:35発で、池袋には 9:58着、新宿には 10:05着。
 停車駅は、かつての急行「なすの」より若干増えていて、黒磯・西那須野・矢板・氏家・宝積寺・宇都宮・石橋・小山・古河・久喜・蓮田・大宮・赤羽・池袋・新宿でした。
 快速が小山駅以北では各駅停車になってしまう中で、唯一途中駅を通過する列車でもありました。
 対都心と視点で捉えると、一般の会社の通勤にはやや遅いダイヤではあるのですが、目的地が大宮であれば10時始業には間に合いますし、そもそも朝の時間帯に走る貴重な速達列車ということもあって、重宝していた人は少なくなかったようです。

 「ホームタウンとちぎ」は、「おはようとちぎ」と対になっていた夕方の下り特急で、やはり通勤ライナー的な性格でした。
 主要駅の発車時刻は、新宿 17:35発 → 池袋 17:41発 → 大宮 18:14発 → 小山 18:56発 → 宇都宮 19:18発で、黒磯には 19:59着。
 停車駅は、「おはようとちぎ」と同じです。
 都心の出発時刻があと1時間か2時間遅いと平日はかなり便利だったのですが、週末などの帰宅時刻を考えると、この時刻でもそこそこ便利だったとはいえます。

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 ▲ 2010年11月27日(土)夕刻に撮影した「ホームタウンとちぎ」。右は「日光」「きぬがわ」用の「リニューアル485系」で、来年「リニューアル253系」への置き換えが決まっています。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)


 特急料金は「B特急料金」区分で、


・古河~大宮……500円
・古河~池袋・新宿……900円

・小山~大宮……900円(同区間の新幹線自由席特急券は950円)
・小山~池袋・新宿……900円

・宇都宮~大宮……900円(同区間の新幹線自由席特急券は1,280円)
・宇都宮~池袋・新宿……1,300円


 と、そこそこ手頃でした。

 新幹線では直通できない池袋・新宿方面行きの速達列車であること、乗車区間によっては普通列車のグリーン料金より安価な場合もあり、同様の追加料金を支払うにしても座席数が多く着座できる可能性が高い列車でもありました(普通列車のグリーン車は2両しかない)。
 我が家では、私が仕事などで新宿方面に向かう際に重宝していましたし、ヨメも大学に通っていた頃(大学1~2年は実家から通学していた)やその後の外出などで結構使っていたそうです。


 前置きが長くなりましたが、運行最終日の12月3日(金)は、夕方まで大宮で打ち合わせがあり、その帰りに「ホームタウンとちぎ」を利用しました。

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 ▲ 2010年12月3日(金)夕刻、大宮→小山間で「ホームタウンとちぎ」に乗車。ただ、周囲の迷惑を顧みない「熱狂的」なマニアも多く、正直げんなり。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)

 当日は荒天の影響で、「スペーシアきぬがわ」7号に若干の遅れが出ていたものの、「ホームタウンとちぎ」は定刻で大宮駅に到着。

 大宮駅の11番ホーム、向かい側の9番ホーム(足回りも撮影できる)には多数のマニアが。
 特に11番ホームは学生など若年マニアで半ば無法地帯。白線をはみ出す不届き者、撮影に夢中で往来を妨げる者、続出。

 1号車のドアが開くと、明らかに普段は利用していない感じの男子学生が先を争うようにゾロゾロゾロッと下車。これは大宮まで乗って、都心方面に引き返すマニアなんでしょう。
 普段から利用していそうなビジネス客が降りた後、やっと乗車できました。

 乗車すると、明らかに普段より多くの乗客。
 デッキにはレコーダーや携帯電話を掲げて走行音や車内アナウンスを録音する「音鉄」も数人が陣取り、仕切りドアが開きっぱなし。
 高価そうなデジカメで車内の様子を撮影する学生。
 閉口したのは、甲高い声でしゃべりっぱなしのマニア。

 うーむ……。

 大宮の次の停車駅・蓮田では、何故かそそくさと若年マニア数人が下車。
 一部は先頭車の撮影を行って戻ってきましたが、残りはそのまま戻らずホームの人に。
 おそらく、大宮から一区間だけ乗って、特急料金を支払わずに引き返そうというのでしょう。

 うーむ…………。

 列車は久喜、古河に停車した後、定刻で小山に到着。
 ホームに下りて撮影していると、動き出した列車に手を合わせているマニアが。大宮駅で白線から大きく乗り出して駅員にマークされてた兄ちゃんか!!
 まだ営業してるんだし、縁起でもないからやめろっての!!



 「185系」が相対的に陳腐化していることは明らかだったし、そもそも運行本数が上下各1本と少ないことから、前々から「おはようとちぎ」「ホームタウンとちぎ」がどうなるのかは微妙だったんですが、残念ながら新型車への置き換えは行われず、廃止となりました。

 廃止による代替列車は設定されないので、純減です。
 (注:ただし、従来は小金井始発だった「湘南新宿ライン」の上り列車が6本、小金井止まりだった「湘南新宿ライン」下り列車が7本、それぞれ宇都宮発着となる区間延長は行われています)

 JR側はどう捉えているのか分からないのですが、快速と大差ない停車駅であっても、料金や運行時刻が適正であれば、相応の潜在需要はあるのです。
 小山からであれば新幹線が使えますが、そもそも小山に停車する新幹線は日中は1時間に1本しかないので、うまい時刻で特急が来れば、それなりの利用者はあるのです。
 普通列車にグリーン車が連結されるようになったので、特急でなくとも追加料金が取れるから経営的にはそれでも良いという判断があるのかも知れませんが、どうかな……と。


 快速との共存をどうするかという問題はありますし、使用する車両をどうするかという問題もありますが、快速との運行間隔や停車駅を調整したうえで、気軽に利用できる特急があっても良いのでは?


※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。


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