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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

【オススメ】「大榮車輌ものがたり」(上)(中)(下)発売

■かつて津田沼にあった車輌メーカーの歴史を3冊構成で!

 ネコ・パブリッシングが毎月刊行している「RM LIBRARY」
 その第184巻~第186巻の3冊は、かつて津田沼(千葉県)に存在した車輌メーカー「大榮車輌」特集!

 まず、2014年11月20日に発売となったRM LIBRARY 184「大榮車輌ものがたり(上)」


 続いて、2014年12月19日に発売となったRM LIBRARY 185「大榮車輌ものがたり(中)」
 「関東鉄道の気動車の改造」という項目が!!


 最後に、2015年1月20日に発売予定のRM LIBRARY 186「大榮車輌ものがたり(下)」


 大榮車輌で改造工事を実施した常総線の車輌といえば、「キハ310形」の「キハ311」「キハ312」があります。
 「キハ310形」は、国鉄「キハ10系」を種車として、原型を全く留めない別の車輌に改造したものです。
 20m車で全幅2,880mm、両開き3ドア、オールロングシートの通勤形車輌です。
 (「キハ310形」は、最初の2輌だけ大榮車輌で、「キハ313」~「キハ318」の6輌は新潟鐵工所で改造工事を実施)

 関東鉄道常総線では「キハ900形」導入以降は新造車輌の導入を行われず、改造車輌の投入が続きました。
 1970年代前半に「キハ610形」5輌、1970年代後半に「キハ310形」8輌の改造に続き、1980年代前半には国鉄「キハ20系」を種車とする「キハ0形」が8輌改造されました。
 1980年代後半になると、旺盛な通勤需要に迅速安価に対応すべく、国鉄「キハ35系」が一挙大量に入線。常総線の特徴だった種々雑多なディーゼルカーは「20m車・両開き3ドア」で統一されていきます。

 もうこのまま中古車だけなのか……と思っていたのですが……。
 雑多な旧型車を置き換えた「キハ35系」(関東鉄道では「キハ300形」「キハ350形」)も相当くたびれていたため、結局新造車輌を継続的に導入することに方針転換。

 「キハ2100形」の新造車輌の増備が進む中で、大榮車輌が手がけた「キハ311」と「キハ312」の2輌は廃車されました。
 「キハ313」以降の6輌は、その後エンジン換装・冷房改造・排障器取り付けなどの近代化工事を施工し、「顔」も「キハ0形」と同様の形状に改めて、現在も運用中です。


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男性
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 「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
 しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
 公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!

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