下館レイル倶楽部
真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)
【JR東日本】仙台・東北ライン「HB-E210系」甲種輸送
■仙石線・東北本線接続用の新型ハイブリッド車両
JR東日本が仙石線・東北本線接続線用に製造した新型車両「HB-E210系」、甲種輸送!
ディーゼルハイブリッドシステムを搭載した車両です。
・HB-E210系が甲種輸送される|鉄道ニュース(鉄道ファン「railf.jp」 2015年1月14日掲載)
http://railf.jp/news/2015/01/14/180000.html
「HB-E210系」は、JR小海線用のディーゼルハイブリッド車両「キハE200形」がベースで、全幅2,950mmの幅広車体(ステンレス製)。
仙台地区の通勤需要に対応するため、両開き3ドア(耐寒・耐雪構造、半自動ドア仕様)としています。営業最高速度は100km/hです。
片運転台仕様の2両編成が基本で、2両×8編成、計16両が製造されます。
JR東日本が実用化したディーゼルハイブリッドシステムは、ディーゼルエンジンとリチウムイオン蓄電池を搭載して、
・発車時……蓄電池に充電した電力で、モーターを回転させる
・加速時……ディーゼルエンジンを動作して発電機を回し、蓄電池の電力と併用してモーターを回転
・減速時……モーターを逆転させて発電機として利用して、運動エネルギーを電気に変換して蓄電池に充電
……というものです。
JR東日本では、まずJR小海線用にディーゼルハイブリッドシステム搭載車両「キハE200形」を開発。
続いて、「キハ200形」と同様のシステムを搭載するジョイフルトレイン「HB-E300系」(JR五能線用のリゾートしらかみ「青池」、JR大糸線用のリゾートビューふるさと、JR津軽線・大湊線用のリゾートあすなろ)を投入していました。
今回甲種輸送が実施された「HB-E210系」は、直流電化のJR仙石線と、交流電化の東北本線を直通する「仙石線・東北本線接続線」(直通列車の愛称は「仙台・東北ライン」)のために製造されました。
仙石線と東北本線は、仙石線の松島海岸駅~高城町駅の間、東北本線の塩釜駅~松島駅の間でかなり接近する区間があって、ここに両線の接続線(約0.3km)を新設して直通運転を行うというものです。
直流と交流の路線を接続するとなれば、本格的なデッドセクションを新設しなければ……となりますが、そのためにはかなりの投資を要します。
東日本大震災で甚大な被害を受けたJR仙石線の沿線自治体の活性化を目的としている「仙石線・東北本線接続線」は、迅速な整備が重要課題。
そこで、あえて「ここを非電化にする!」と割り切って、高性能ハイブリッドディーゼルカーによる直通運転を行うことが決まった……というわけです。
ディーゼルカーであれば、電化方式が違う路線でも何ら問題なく相互に行き来できますし、ハイブリッド方式とすることで環境負荷の低減にも配慮できる……というメリットがあります。
ディーゼルハイブリッド車両は、通常のディーゼルカーに比べると製造コストは割高になりますが、さまざまなメリットがあるため、今後導入が進むのでは……と思います。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
JR東日本が仙石線・東北本線接続線用に製造した新型車両「HB-E210系」、甲種輸送!
ディーゼルハイブリッドシステムを搭載した車両です。
・HB-E210系が甲種輸送される|鉄道ニュース(鉄道ファン「railf.jp」 2015年1月14日掲載)
http://railf.jp/news/2015/01/14/180000.html
「HB-E210系」は、JR小海線用のディーゼルハイブリッド車両「キハE200形」がベースで、全幅2,950mmの幅広車体(ステンレス製)。
仙台地区の通勤需要に対応するため、両開き3ドア(耐寒・耐雪構造、半自動ドア仕様)としています。営業最高速度は100km/hです。
片運転台仕様の2両編成が基本で、2両×8編成、計16両が製造されます。
JR東日本が実用化したディーゼルハイブリッドシステムは、ディーゼルエンジンとリチウムイオン蓄電池を搭載して、
・発車時……蓄電池に充電した電力で、モーターを回転させる
・加速時……ディーゼルエンジンを動作して発電機を回し、蓄電池の電力と併用してモーターを回転
・減速時……モーターを逆転させて発電機として利用して、運動エネルギーを電気に変換して蓄電池に充電
……というものです。
JR東日本が仙石線・東北本線接続線用に新造したディーゼルハイブリッドシステム搭載車両「HB-E210系」、甲種輸送! ・HB-E210系が甲種輸送される|鉄道ニュース(鉄道ファン・railf.jp 2015年1月14日掲載) http://t.co/4sSzozw4wU
— 下館レイル倶楽部 (@Shimodate_Rail) 2015, 1月 15
JR東日本では、まずJR小海線用にディーゼルハイブリッドシステム搭載車両「キハE200形」を開発。
続いて、「キハ200形」と同様のシステムを搭載するジョイフルトレイン「HB-E300系」(JR五能線用のリゾートしらかみ「青池」、JR大糸線用のリゾートビューふるさと、JR津軽線・大湊線用のリゾートあすなろ)を投入していました。
今回甲種輸送が実施された「HB-E210系」は、直流電化のJR仙石線と、交流電化の東北本線を直通する「仙石線・東北本線接続線」(直通列車の愛称は「仙台・東北ライン」)のために製造されました。
仙石線と東北本線は、仙石線の松島海岸駅~高城町駅の間、東北本線の塩釜駅~松島駅の間でかなり接近する区間があって、ここに両線の接続線(約0.3km)を新設して直通運転を行うというものです。
直流と交流の路線を接続するとなれば、本格的なデッドセクションを新設しなければ……となりますが、そのためにはかなりの投資を要します。
東日本大震災で甚大な被害を受けたJR仙石線の沿線自治体の活性化を目的としている「仙石線・東北本線接続線」は、迅速な整備が重要課題。
そこで、あえて「ここを非電化にする!」と割り切って、高性能ハイブリッドディーゼルカーによる直通運転を行うことが決まった……というわけです。
ディーゼルカーであれば、電化方式が違う路線でも何ら問題なく相互に行き来できますし、ハイブリッド方式とすることで環境負荷の低減にも配慮できる……というメリットがあります。
ディーゼルハイブリッド車両は、通常のディーゼルカーに比べると製造コストは割高になりますが、さまざまなメリットがあるため、今後導入が進むのでは……と思います。
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下館レイル倶楽部・代表
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男性
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「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!
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・ご連絡&お問い合わせメールアドレス
nal@sainet.or.jp(←「@」を半角文字にしてお送りください)
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