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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

カテゴリー「オススメ(書籍・雑誌)」の記事一覧

【月刊誌】2015年1月21日(水)発売の鉄道月刊誌

■毎月21日は月刊鉄道雑誌の発売日!

 毎月21日は、月刊の鉄道雑誌(&航空雑誌など)の発売日!!
 雑誌によっては、書店で売り切れるのが早いこともありますので、ご購入はお早めに!

 お近くの書店に行っても見当たらない……という場合は、定期購読ができるかどうか、店員さんに確認すると良いかも。
 もし定期購読が可能であれば、毎号必ず確保できますから、安心ですよ!
 お近くに書店がないとか、なかなか買いに行けない……という場合は、今回ご紹介したような通販を利用するのも手です。


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【オススメ】「大榮車輌ものがたり」(上)(中)(下)発売

■かつて津田沼にあった車輌メーカーの歴史を3冊構成で!

 ネコ・パブリッシングが毎月刊行している「RM LIBRARY」
 その第184巻~第186巻の3冊は、かつて津田沼(千葉県)に存在した車輌メーカー「大榮車輌」特集!

 まず、2014年11月20日に発売となったRM LIBRARY 184「大榮車輌ものがたり(上)」


 続いて、2014年12月19日に発売となったRM LIBRARY 185「大榮車輌ものがたり(中)」
 「関東鉄道の気動車の改造」という項目が!!


 最後に、2015年1月20日に発売予定のRM LIBRARY 186「大榮車輌ものがたり(下)」


 大榮車輌で改造工事を実施した常総線の車輌といえば、「キハ310形」の「キハ311」「キハ312」があります。
 「キハ310形」は、国鉄「キハ10系」を種車として、原型を全く留めない別の車輌に改造したものです。
 20m車で全幅2,880mm、両開き3ドア、オールロングシートの通勤形車輌です。
 (「キハ310形」は、最初の2輌だけ大榮車輌で、「キハ313」~「キハ318」の6輌は新潟鐵工所で改造工事を実施)

 関東鉄道常総線では「キハ900形」導入以降は新造車輌の導入を行われず、改造車輌の投入が続きました。
 1970年代前半に「キハ610形」5輌、1970年代後半に「キハ310形」8輌の改造に続き、1980年代前半には国鉄「キハ20系」を種車とする「キハ0形」が8輌改造されました。
 1980年代後半になると、旺盛な通勤需要に迅速安価に対応すべく、国鉄「キハ35系」が一挙大量に入線。常総線の特徴だった種々雑多なディーゼルカーは「20m車・両開き3ドア」で統一されていきます。

 もうこのまま中古車だけなのか……と思っていたのですが……。
 雑多な旧型車を置き換えた「キハ35系」(関東鉄道では「キハ300形」「キハ350形」)も相当くたびれていたため、結局新造車輌を継続的に導入することに方針転換。

 「キハ2100形」の新造車輌の増備が進む中で、大榮車輌が手がけた「キハ311」と「キハ312」の2輌は廃車されました。
 「キハ313」以降の6輌は、その後エンジン換装・冷房改造・排障器取り付けなどの近代化工事を施工し、「顔」も「キハ0形」と同様の形状に改めて、現在も運用中です。


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「RM LIBRARY」第182巻・第183巻は「小坂鉄道」

■第182巻は関東鉄道常総線「キハ800形」そっくりな「キハ2100形」が表紙!

 ネコ・パブリッシングが刊行し続けている「RM LIBRARY」
 2014年9月発売の第182巻、2014年10月発売の第183巻は、2号連続で「小坂鉄道」!!

 「小坂鉄道」は、秋田県の大館~小坂間(22.3km)の「小坂線」と、大館~花岡間の「花岡線」(4.8km)の2路線がありました。
 今回題材になっているのは「小坂線」の方で、第182巻「小坂鉄道(上)」では1962年に762mmゲージから1,067mmゲージに改軌するまでの歴史と使用車両を、第183巻「小坂鉄道(下)」では改軌してから廃止に至るまでの歴史と使用車両を、それぞれ解説しています。

 筑波鉄道や関東鉄道で使われていた「キハ800形」にそっくりな「キハ2100形」が走っていたり、再末期にはディーゼル機関車が3重連で亜硫酸輸送を行っていたりと、趣味的にもいろいろ興味深い鉄道でした。
 なお、終点・小坂駅の構内は廃止当時のまま残され、「小坂鉄道レールパーク」として整備されています。


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月刊鉄道誌2014年12月号、10月21日(火)発売!

■毎月21日は月刊鉄道雑誌の発売日!!

 鉄道各誌の2014年12月号、10月21日(火)に発売!!

 『鉄道ピクトリアル』は「485系」特集の第2弾。
 お買い逃しなく!!


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【書籍】「RM LIBRARY」180巻・181巻は「加悦鉄道」

■「RM LIBRARY」2号連続で「加悦(かや)鉄道」

 ネコ・パブリッシングが刊行している「RM LIBRARY」で、2号に渡って「加悦(かや)鉄道」の特集号が発売されます。

 まず、2014年7月19日発売の第180巻「加悦鉄道(上)」

 「加悦鉄道」は、国鉄宮津線「丹後山田」駅、現在の「北近畿タンゴ鉄道」の「野田川」駅から「加悦」駅、わずか5.7㎞を結んでいた鉄道です。
 1985年に廃止されましたが、1977年にオープンした「加悦SLの広場」は今も営業していて、貴重な車両が保存されています。

 続いて、2014年8月20日発売の第181巻「加悦鉄道(下)」

 いずれも、執筆は「NPO法人 加悦鐵道保存会」が担当しています。


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【書籍】「路面電車Ex03」2014年4月21日(月)発売!!

■国内外の路面電車やLRTを紹介するムック第3弾!!

 鉄道関連の書籍・雑誌は数多く出版されているのですが、路面電車やLRTに関連する書籍・雑誌は思ったほど多くは発行されていません。
 (路面電車については、懐古主義的な内容の書籍は結構あるように思いますが……)

 そんな中、かなり思い切ったのがイカロス出版
 その名もズバリ、「路面電車Ex」というムックをシリーズ化しています。

 これまでに「路面電車Ex01」(2013年4月19日発売)、「路面電車Ex02」(2013年10月19日発売)の2冊を発売。
 そしてこのたび、3冊目となる「路面電車Ex03」が登場!!
 2014年4月21日(月)発売です。


表紙

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 路面電車Ex03 [ムック]

 【発行】イカロス出版
 【ジャンル】書籍(ムック)
 【発売日】2014年4月21日
 【価格】1,836円
 【備考】

■宇都宮LRTの最新状況も記事化!!

 今回の内容は、こんな感じ。


特集・日本の超低床車とリトルダンサー
 アルナ車両の「リトルダンサー」シリーズなど、都市交通の注目株となっている国産の超低床車両を紹介

女性運転士・アテンダント奮戦記
 鹿児島市交通局の女性運転士を密着取材

宇都宮浄人の海外LRT最新事情
 古い路面電車の路線網を活用しながら近代化を実現し、都市に活力を与えたオーストリア・ウィーンのLRTを紹介

イスラエルのLRTレポート
 イスラエルの最新LRT事情を報告

車庫訪問・函館市電編
 函館市電の駒場車庫を訪ねて、さまざまな業務を紹介

バッテリートラムの現状
 万葉線で鉄道総研のバッテリートラムが試験運用されるのを機に、国内3社(近畿車輌・川崎重工業・鉄道総研)がそれぞれ開発中のバッテリートラムの性能や特徴を紹介

・失われし路面電車(福島交通軌道線)
・気軽に楽しむ路面電車の撮影虎の巻(熊本の路面電車を撮る)
・路面電車から始まる小さな旅(嵐電)
計画線をあるく(ふたたびの宇都宮LRT)
・定点撮影いまむかし(都電38系統)
・文学に見る路面電車(永井荷風を訪ねる)
・トラムのある街(ドイツ・フランクフルト)
・路面電車全電停めぐり・豊橋鉄道市内線編



 宇都宮のLRTについては、2013年4月発売の「路面電車Ex01」でも取り上げていたのですが、


・芳賀町からのLRT延伸の正式要請を受けて、優先整備区間が「本田技研北門」までになったこと
・おおよその導入ルートや停留所(駅)の場所が明らかになったこと
・専用走行区間での高速運転や、「快速」運行を検討していること
・30m級の車両を検討していること
・自転車の車内持ち込みを検討していること


 ……などなど、この1年の間に具体的な動きが加速していますので、こうした新しい状況を踏まえたうえで、改めて紹介しているものと思います。


 国内外における新旧の路面電車情報や、最新のLRT事情について詳しいムックですので、ぜひご一読を!


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【KATO】「鉄道模型カタログ2013」2012年12月13日発売

 毎年この時期になると発売される「KATO」のカタログ「KATO Nゲージ・HOゲージ 鉄道模型カタログ」
 最新刊となる「KATO Nゲージ・HOゲージ 鉄道模型カタログ2013」が2012年12月13日(木)に発売となります。
 税込み定価は「1,575円」です。

 今回の新カタログは、2013年内に発売・再生産予定の製品情報を中心として、初心者向けの説明ページなども掲載しています。

KATO 鉄道模型カタログ2013
▲ 「KATO Nゲージ・HOゲージ 鉄道模型カタログ2013」は2012年12月13日(木)発売です。





パッケージ

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 25-000 KATO Nゲージ・HOゲージ 鉄道模型カタログ2013

 【発売】KATO(カトー)
 【ジャンル】鉄道模型カタログ
 【発売日】2012年12月13日
 【税込価格】1,575円(参考:2012年12月11日時点でのAmazon.co.jpでの販売価格は「1,383円」)
 【備考】2013年内に発売・再生産予定の製品情報が中心




 近年のKATOのカタログは、以前の過去の製品を全て収する網羅的な構成ではなく、その年ごとに予定している新製品・再生産品情報メインの構成に変更されています。
 Nゲージの過去製品については、「KATO Nゲージ アーカイブス -鉄道模型3000両の世界-」にまとめられています。

 また、2012年版のカタログも販売中です。
 もしお持ちでなければ、今の内にいかがでしょうか。




KATO Nゲージ アーカイブス -鉄道模型3000両の世界-

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 25-050 KATO Nゲージ アーカイブス -鉄道模型3000両の世界-

 【発売】KATO(カトー)
 【ジャンル】鉄道模型カタログ
 【発売日】2008年2月22日
 【税込価格】1,890円
 【備考】







パッケージ

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 25-000 KATO Nゲージ・HOゲージ 鉄道模型カタログ2012

 【発売】KATO(カトー)
 【ジャンル】鉄道模型カタログ
 【発売日】2011年12月20日
 【税込価格】1,575円
 【備考】2012年内に発売・再生産予定の製品情報が中心




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【オススメ】『LRT -次世代型路面電車とまちづくり-』

 うっかりしていましたが、「宇都宮 浄人」さんが共同執筆している新刊が昨年末に発行されています。

LRT -次世代型路面電車とまちづくり-

 LRTというと、「どうせ鉄道マニア向けの内容なんじゃないの?」と思う人もいるかも知れませんが、さにあらず。
 過度のクルマ依存から脱却して、街中が賑わうようなまちづくりをしていくにはどうしたらいいのか。
 むしろ、「都市交通」とか「まちづくり」とかの視点からの内容となります。



 興味がある人は、ぜひご一読を。
 今後のまちづくりを考えるきっかけになれば……と思います。


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【オススメ】『乗って残したい… 赤字ローカル線は今?』

 鉄道雑誌の元編集者で、現在はフリーの編集・ライターとして活動する「小関 秀彦」氏が監修した力作が『乗って残したい… 赤字ローカル線は今?』です。

 本の中身は、まさにタイトル通り。
 JR各社や第三セクター鉄道の地方路線の現状を、路線ごとの輸送密度や歴史的背景、現在の状況などを踏まえて丁寧に取り上げています。


 本書の著者は、地方路線が苦境に喘ぐのは「クルマ依存の深刻化」と「郊外化」、「加速する少子化」、それに「地方から都心への人口流出」が主因であると分析。
 社会構造の変化が原因となっている以上、もはや鉄道会社単独の努力だけでは解決が難しいわけで、行政の積極的支援、ひいては国の交通政策の抜本的な改善が必要と指摘しています。


 国鉄末期に相次いだ、いわゆる「赤字」ローカル線の廃止。
 しかし今、その当時よりも輸送密度が低い路線が全国にはゴロゴロしているというのが現状です。
 鉄道はバスとは異なり、専用ルートを持つ交通機関であり、手続き一つで簡単に運行ルートを変えたり廃止・復活が行えるバスとは異なり、一度廃止してしまうと事実上二度と復活させることができません。
 このため、目先の黒字・赤字の議論だけでなく、その路線があることによる社会的便益がどの程度あるのか(その路線がなくなると、どの程度の社会的便益を損なうことになるのか)という部分までしっかり見ないといけません。

 鉄道最大の強みが、道路交通と隔離していることに起因する「定時運行性の高さ」で、悪天候や事故などのトラブルがない限り、基本的には時間通りに走って来ます。
 また、路線のルートや、乗客の行き先にもよるのですが、多くの場合で「速達性の高さ」というのも強みとなります。
 ただし、地方でも高規格道路が相次ぎ造られていて、クルマの走行速度が大幅に向上していたり、短絡ルートの開通により鉄道より走行距離が短くなっている場合は、鉄道の速達性は相対的に低下することがあります。
 また、鉄道の近代化が遅れていて運行速度が遅い場合もあり、こうした場合、必ずしも速達性で優位ではないケースもあります。
 とはいえ、運賃が適正レベルであれば、定時運行性と速達性が高く、一定以上の運行頻度が確保されている路線の価値は高いといえますし、適正運賃・速達性で不十分な路線は行政も何らかの対処をする必要があるといえます。

 鉄道の価値の一つは、そこに線路があり、決まった時間に列車が来るという「将来確実性」、いわば「未来への安心感」ではないかと考えます。
 これは鉄道趣味的な観点からではなく、利用者としての立場から言えることですが、たとえばアパート探しをするとき、私なら将来確実性がない地域(鉄道がなく、駅もない地域)へは住もうと思いません。
 その路線の運行頻度があまりに低い(1日数本しか走らないとか)のは困りますが、もし日中でも1時間に2本以上の列車が走る路線であり、速達性も高い路線であれば、乗客の利便性だけでなく、沿線価値も高まるといえます。
 (逆に言えば、そうでない路線の沿線価値は下がるでしょうし、そもそも鉄道が走っていない地域はもっと価値が下がるでしょうね)

 普段クルマに頼り切ってしまうと、ともするとこうしたことを忘れてしまうのだろうと思いますが、その地域の将来のために不可欠な要素の一つなのではないか……そんな風に考えています。


 前置きが長くなりましたが、この本が懐古主義的な観点からではなく、「これから」のローカル線をどうしていけば良いのかを考えるきっかけになれば……と思っています。




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【オススメ】鉄道ファン2010年6月号

 月刊「鉄道ファン」の最新号。

 今回の特集は「新幹線開業前夜」。
 東北新幹線の新青森開業と、九州新幹線鹿児島ルートの全線開業を目前にして、これまでの各新幹線が開業するのに合わせて、在来線にはどんな影響が生じていたのか、また目前に迫った東北・九州両親幹線の延伸によりどんな影響が生じるのか……など、詳細に分析。

 「新車ガイド」では、ハイブリッド入替機関車「HD300形」、JR北海道初のアルミ車体電車「735系」、JR西日本の特急形気動車「キハ189系」、JR東日本の京葉線向け新型車両「E233系5000番台」などを紹介。

 ほかに、先のダイヤ改正で廃止となった寝台特急「北陸」、季節列車に格下げとなった夜行急行「能登」、ついに引退となった「キハ52形」などの記事も。

 「サイクルトレインで遊ぼう!」という企画記事は、今回なんと関東鉄道常総線が題材。
 常総線は、日中の時間帯であれば、折り畳めない自転車でも車内持ち込みが行えるので(大田郷~水海道駅間/持ち込めるのは、9:30~14:30の間に乗車する列車に限る)、「うまく活用すると、こんな利用方法もありますよ」という提案ともなっています。
 なお、記事では真岡鐵道の茂木駅にも足を伸ばしていますが、脚注にもあるように、真岡鐵道ではサイクルトレインの運行は行っていないので、その点はご注意を(記事では折り畳み自転車を畳んだ状態で持ち込んでいる?ようです)。








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 鉄道ファン2010年6月号

 【発行】交友社
 【ジャンル】鉄道月刊誌
 【発売日】2010年4月21日
 【税込価格】1,100円
 【判型】B5判
 【備考】

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【オススメ】週刊 東洋経済 2010 4/3 特大号

 経済誌としてはかなり頑張った「鉄道特集」号(特集コーナーが鉄道の号です)。

 海外からの技術を学び、やがて独自の進化を遂げることになった日本の鉄道。
 本誌の特集では、英国など高速鉄道の海外への売り込みや、米国や中国など海外の高速鉄道事情、国内の各地方における状況など、経済誌らしい切り口で紹介しています。
 「日本は技術で勝っても、口では世界に負けている」というのは確かで(ただし、他国の方が優れている面は結構あります)、では今後どうしたら良いのかという点が課題になります。記事中でもその点について若干触れています。
 私見ですが、今後は鉄道と航空も、自動車に比肩する日本を背負う基幹産業に育つのではないかと考えていますので、海外への良い形での売り込みが成功することを願わずにはいられません。

 残念なのは、国内在来線のページで取り上げた地方鉄道やLRT(ざっくり言えば「新世代の路面電車ネットワーク」)については悲観的な記事が多く、「では、どうすれば良いのか」という道筋をもう少し一般の読者にも分かりやすく示す必要はあるように感じます。
 LRTについては、堺と宇都宮を「頓挫」としてしまっていますが、堺市は「完全に中止」ではなく、臨海部については計画を進める模様ですし、宇都宮市も実際には「中止」ではないのにも関わらず、導入反対の政党や交通事業者の主張しか取り上げていないなど、一般の読者が誤解しかねない記述があった点は気になりました。

 とはいえ、鉄道全般を俯瞰して考えるきっかけにはなる内容ではありますので、興味がおありでしたらご覧ください。
 鉄道が趣味の人、鉄道に詳しい人が見ると、やや物足りない点や掘り下げが不十分な点がありますが、鉄道雑誌では取り扱わないような切り口も多いので、ご自分の視野を広げるという意味合いからもぜひご一読ください。

 他に、さまざまな経済記事や各種記事を掲載。
 中央大学山田教授の気になる分析記事「『下降移動』社会の到来」、香山リカ氏の新刊『くらべない幸せ』に関する著者インタビュー記事もなかなか興味深い内容。








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 週刊 東洋経済 2010 4/3(特大号)

 【発行】東洋経済新報社
 【ジャンル】週刊誌
 【発売日】2010年3月29日
 【税込価格】750円
 【判型】A4変型
 【備考】鉄道特集:76ページ

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プロフィール

HN:
下館レイル倶楽部・代表
性別:
男性
趣味:
鉄道、鉄道模型、ミリタリーなど
自己紹介:
 「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
 しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
 公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!

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・ご連絡&お問い合わせメールアドレス
 nal@sainet.or.jp(←「@」を半角文字にしてお送りください)

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