下館レイル倶楽部
真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)
【TX】社長会見で2012年秋に3編成増備を発表
- 2011/09/02 (Fri)
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ご紹介するのが遅れましたが、2011年8月25日(木)の「茨城新聞」に「つくばエクスプレス(TX)」を運営する「首都圏新都市鉄道」の石井幸男社長(今年6月に就任)が行った記者会見の取材記事が掲載されました。
(記者会見は、開業6周年にあたる2011年8月24日に行われています)
記事によると、会見で石井社長は2012年秋に6両編成×3本18両を増備する予定であることなどを明らかにしたようです。
・「つくばエクスプレス」
http://www.mir.co.jp/
記事によると、記者会見で石井社長が発言した要旨は次の通り。
・政治や経済の不透明感はあるが、TXには沿線開発の余地が残っている。
・東日本大震災の2日半後には運行を再開したことで、自身に強い鉄道だと評価された。
・2011年10月以降は、節電ダイヤを終了するためのダイヤ改正を行う。
・2012年秋に、6両編成×3本=18両の増備を行う。
・東京延伸や1編成8両化は、景気の不透明感もあるので、研究課題。
▲ 開業6周年を迎えた2011年8月24日、「つくばエクスプレス(TX)」を運営する「首都圏新都市鉄道」の石井幸男社長が記者会見を行い、2012年秋に6両編成×3本の増備を行うことを明らかにしました。(クリックすると拡大画像を表示します)
会見のポイントは、そろそろ実現するのではないかと考えられていた8両化ではなく、編成の増備による輸送力増強を優先するという点でしょうか。
8両化を実現するとなれば、全駅のホーム延長工事を行う必要と、駅の構造によっては階段やエスカレーター、エレベーターなどの増設を行う必要があるため、現時点ではまだ「その時期ではない」という判断なのでしょう。
(6両編成の増備なら、インフラはそのままで良いので、追加投資が少なくて済む)
また、かねてより「必要性は薄いのではないか」と私見を述べてきた東京駅延伸についても、研究課題にとどめている点もポイントでしょう。
私自身は、東京延伸に要する莫大な資金があるのであれば、筑波山方面や土浦方面への延伸に回すべきだと考えています。
というのも……。
2013年度以降、上野~東京間の「東北縦貫線」が開通すると、宇都宮・高崎線と常磐線の一部列車が東京方面に直通します。
「東北縦貫線」経由の列車は、上野~東京間ノンストップです(途中駅にはホームが設置されません)。
こうなると、現在は上野で山手線や京浜東北線に乗り換えている人の多くは乗り換え不要となるので、山手線と京浜東北線の混雑が緩和します。
(ただし、全部の列車が東京方面に直通するわけではないので、上野での乗り換えがなくなるわけではない)
この状況下で、TXが東京延伸を行うとしてもインパクトに欠けますし、必然性もそれほどないのではないかと思えます。
東京延伸を行わない代わりに、秋葉原駅のエレベーターやエスカレーターの増設を行って上下移動をストレスを軽減し、山手線や京浜東北線など他路線への乗り換えを容易にする方が、利便性を向上させることに直結するのでは……ということです。
(「東北縦貫線」開通後の山手線・京浜東北線は今よりも混雑率が緩和することが見込めますで、TXからの乗り換えも今までよりは楽になるはずです)
筑波山方面や土浦方面への延伸については……。
筑波山方面に延伸すれば、筑波山観光に役立つことは間違いなく、なおかつ旧・筑波鉄道の筑波駅の跡地を活用することができます。
旧・筑波駅は、今でもバスターミナルとして使われていますので、ここにTXが乗り付けることになれば、結節点としての重要性が大きく増すことになるでしょう。
また、秋葉原からの観光特急を走らせるというアイディアもあります。
土浦方面への延伸は、つくば~土浦間の新交通システム構想(つくばセンター付近の地下道路や、土浦の高架道路「ニューウェイ」がその名残り)を焼き直す格好になります。
延伸が実現すれば、沿線の活性化が見込めるだけでなく、万一の場合は常磐線の代替路線としてもより一層機能するようになります(振り替え乗車も容易になる)。
高速・高頻度運転の路線が通ると、沿線の活性化に直結することは言うまでもないことで、なおかつ得汚染が延伸するということは路線全体の需要喚起にも直結します。
筑波山方面にしても土浦方面にしても、結局は茨城県内だけの話になるので、実現するのは容易ではない(埼玉・千葉・東京が同意しないと延伸しにくい)とは思いますが、路線の付加価値を高めることは間違いないことなので、検討の俎上に載せることができれば……とは思います。
ともあれ、来秋3編成を増備するということは、さらなる増発が行われるということを意味します。
増備するのが「TX-1000系」なのか「TX-2000系」なのか、それとも新型なのかは分かりませんが、どんな車両が登場するのか、どんなダイヤになるのか、大いに注目したいと思います。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
(記者会見は、開業6周年にあたる2011年8月24日に行われています)
記事によると、会見で石井社長は2012年秋に6両編成×3本18両を増備する予定であることなどを明らかにしたようです。
・「つくばエクスプレス」
http://www.mir.co.jp/
記事によると、記者会見で石井社長が発言した要旨は次の通り。
・政治や経済の不透明感はあるが、TXには沿線開発の余地が残っている。
・東日本大震災の2日半後には運行を再開したことで、自身に強い鉄道だと評価された。
・2011年10月以降は、節電ダイヤを終了するためのダイヤ改正を行う。
・2012年秋に、6両編成×3本=18両の増備を行う。
・東京延伸や1編成8両化は、景気の不透明感もあるので、研究課題。
▲ 開業6周年を迎えた2011年8月24日、「つくばエクスプレス(TX)」を運営する「首都圏新都市鉄道」の石井幸男社長が記者会見を行い、2012年秋に6両編成×3本の増備を行うことを明らかにしました。(クリックすると拡大画像を表示します)
会見のポイントは、そろそろ実現するのではないかと考えられていた8両化ではなく、編成の増備による輸送力増強を優先するという点でしょうか。
8両化を実現するとなれば、全駅のホーム延長工事を行う必要と、駅の構造によっては階段やエスカレーター、エレベーターなどの増設を行う必要があるため、現時点ではまだ「その時期ではない」という判断なのでしょう。
(6両編成の増備なら、インフラはそのままで良いので、追加投資が少なくて済む)
また、かねてより「必要性は薄いのではないか」と私見を述べてきた東京駅延伸についても、研究課題にとどめている点もポイントでしょう。
私自身は、東京延伸に要する莫大な資金があるのであれば、筑波山方面や土浦方面への延伸に回すべきだと考えています。
というのも……。
2013年度以降、上野~東京間の「東北縦貫線」が開通すると、宇都宮・高崎線と常磐線の一部列車が東京方面に直通します。
「東北縦貫線」経由の列車は、上野~東京間ノンストップです(途中駅にはホームが設置されません)。
こうなると、現在は上野で山手線や京浜東北線に乗り換えている人の多くは乗り換え不要となるので、山手線と京浜東北線の混雑が緩和します。
(ただし、全部の列車が東京方面に直通するわけではないので、上野での乗り換えがなくなるわけではない)
この状況下で、TXが東京延伸を行うとしてもインパクトに欠けますし、必然性もそれほどないのではないかと思えます。
東京延伸を行わない代わりに、秋葉原駅のエレベーターやエスカレーターの増設を行って上下移動をストレスを軽減し、山手線や京浜東北線など他路線への乗り換えを容易にする方が、利便性を向上させることに直結するのでは……ということです。
(「東北縦貫線」開通後の山手線・京浜東北線は今よりも混雑率が緩和することが見込めますで、TXからの乗り換えも今までよりは楽になるはずです)
筑波山方面や土浦方面への延伸については……。
筑波山方面に延伸すれば、筑波山観光に役立つことは間違いなく、なおかつ旧・筑波鉄道の筑波駅の跡地を活用することができます。
旧・筑波駅は、今でもバスターミナルとして使われていますので、ここにTXが乗り付けることになれば、結節点としての重要性が大きく増すことになるでしょう。
また、秋葉原からの観光特急を走らせるというアイディアもあります。
土浦方面への延伸は、つくば~土浦間の新交通システム構想(つくばセンター付近の地下道路や、土浦の高架道路「ニューウェイ」がその名残り)を焼き直す格好になります。
延伸が実現すれば、沿線の活性化が見込めるだけでなく、万一の場合は常磐線の代替路線としてもより一層機能するようになります(振り替え乗車も容易になる)。
高速・高頻度運転の路線が通ると、沿線の活性化に直結することは言うまでもないことで、なおかつ得汚染が延伸するということは路線全体の需要喚起にも直結します。
筑波山方面にしても土浦方面にしても、結局は茨城県内だけの話になるので、実現するのは容易ではない(埼玉・千葉・東京が同意しないと延伸しにくい)とは思いますが、路線の付加価値を高めることは間違いないことなので、検討の俎上に載せることができれば……とは思います。
ともあれ、来秋3編成を増備するということは、さらなる増発が行われるということを意味します。
増備するのが「TX-1000系」なのか「TX-2000系」なのか、それとも新型なのかは分かりませんが、どんな車両が登場するのか、どんなダイヤになるのか、大いに注目したいと思います。
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下館レイル倶楽部・代表
性別:
男性
趣味:
鉄道、鉄道模型、ミリタリーなど
自己紹介:
「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!
・mixi(ミクシィ)
・Facebook(フェイスブック)
・Twitter(ツイッター)
・ご連絡&お問い合わせメールアドレス
nal@sainet.or.jp(←「@」を半角文字にしてお送りください)
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