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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

【川崎重工】次世代LRV「SWIMO」地球環境大賞を受賞/海外への輸出も

 川崎重工が開発中の新型LRV(LRT用の車両)「SWIMO(スイモ)が「第19回 地球環境大賞」を受賞し、4月8日に授賞式が行われたそうです。
 また、現在は国内の基準に合わせて運転最高速度が40km/hとなっているのですが、これを80km/hに引き上げる輸出型の開発も始めるようです。

・北米仕様で海外へGO 電池駆動路面電車「SWIMO」 川崎重工(SankeiBiz 2010年4月7日)
 http://www.sankeibiz.jp/business/news/100407/bsb1004072025011-n1.htm

・川崎重工 SWIMO地球環境大賞受賞と輸出始動(「路面電車とLRTを考える館」 2010年4月15日)
 http://www.urban.ne.jp/home/yaman/news95.htm


 「SWIMO」は、大容量ニッケル水素電池「ギガセル」を搭載し、急速充電可能で、架線がない区間でも走行できる3連接タイプの新型LRV。
 3~5分の充電時間で10km程度は走れるので、電停(停留所)部分だけ架線を張り、それ以外の区間は架線レスにしても走行可能です。
 また、既存の鉄道へ乗り入れる場合も同様のことがいえ、例えば非電化路線であっても駅部分だけに架線を張り、停車中に急速充電を行うようにすれば、最低限の投資額で十分な効果を得ることができるでしょう。

 日本では欧州のようなトラムトレイン(郊外の鉄道路線と、市街地の路面電車の軌道を直通する列車)はまだ一般的ではありませんが(かつて名鉄が行っていた鉄軌直通列車や、広島電鉄の市内線・宮島線直通運転がこれに近い)、今後こうした運転形態が普及すると、「SWIMO」や、鉄道総研が開発中の「Hi-tram」のような車両は重宝されるようになると思います。
 あとは「ギガセル」が十分な実用レベルに達しているかどうか(やや語弊がありますが「武人の蛮用に耐え得る」レベルかどうか)という点と、普及に必要な「お手頃価格帯」に下がるかどうかという点が課題となるでしょうね。

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 公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!

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