下館レイル倶楽部
真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)
『路面電車で行く 世界各街停車の旅』2014年5月29日はアデレード編
- 2014/05/29 (Thu)
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■5月29日(木)はアデレード編(第28回)を放送
BSフジで放送中の『路面電車で行く 世界各街停車の旅』。
2014年5月1日(第26回)・5月8日(第27回)の2週に渡ってオーストラリア・メルボルン編を放送したのに続き、5月29日(木)は第28回「海と山と教会の街 オーストラリア・アデレード」を放送!!
・『路面電車で行く 世界各街停車の旅』(BSフジ 番組情報)
http://www.bsfuji.tv/top/pub/streetcar.html
▲ アデレードのLRT。中心市街地や海岸沿いでは路面軌道を走り、郊外では専用軌道区間もあります。(クリックすると動画を再生します)
南オーストラリア州の州都・アデレード。人口116万人。
流刑地としてではなく、自由移民のための中心都市となるよう建設された街で、欧州各地からの移民を受け入れたため、過去さまざまな宗派の教会が建てられました。
▲ 市民の足として活用されていることが分かりますね。(クリックすると動画を再生します)
アデレードの中心市街地では、LRTは運賃無料で利用できます。
まさに「水平エレベーター」状態ですね。
アデレードの公共交通機関は「信用乗車制」(セルフレジ方式のように乗客自らが改札処理を行う)を導入していて、LRV(ライト・レール・ヴィークル/LRT用の車両のこと)の車内にはそのための自己改札機(セルフレジ機)がドア付近に設置されています。
(注:係員が抜き打ち検札を行う際、理由の如何を問わず無賃乗車だと高額の罰金を課されます)
運賃は、○○停留所から○○停留所がいくら、という方式ではなく、「ゾーン制」で設定されています。
アデレードの公共交通は結構豊富で、鉄道、バス、トラムバス、LRT、オーバーン(専用軌道を高速運行するガイドウェイバス)……と、さまざまな交通モードが導入されています。
ちなみに、こちらがアデレードのオーバーン(O-bahn)。
(注:今回の番組には登場していません)
▲ 鉄道並みにしっかりインフラを整備しているガイドウェイバス「オーバーン(O-bahn)」。(クリックすると動画を再生します)
ご覧の通り、ほとんど鉄道並みのインフラを整備している軌道系交通機関です(つまり、コストも相当にかかっている「ちゃんとしたシステム」です)。
「オーバーン」の基本的な考え型は、実はLRT(軽量軌道交通)と同様です。
市街地では短めの停留所に頻繁に停車し(つまり、あまり速くは走らない)、郊外では高速運行して途中あまり停留所を設けない……と。
専用軌道区間では、最高100km/h程度で運行します。
日本には同じシステムの交通機関は登場していませんが、名古屋のガイドウェイバスが考え方としては近いものと思います。
英国では、「シェフィールドの躓き(つまづき)」の後、10年ほどLRTの新設が行われなかった代わりに、いくつかの都市で「オーバーン」が整備されました(現在はLRTの新設が相次いでいます)。
コスト面で考えると、LRTと変わらないレベルの初期投資が必要になりますので、もし同程度の予算が確保できるのであれば、より輸送力が大きく、他の鉄道路線への乗り入れも可能なLRTの方が有利な場合が多いでしょうね。
なお、今回の放映情報を反映した2014年5月29日時点の放映リストは、次の通りです。
第1回「世界遺産とワインの街 ポルトガル・ポルト」
第2回「ビールと芸術の街 ドイツ・ミュンヘン」
第3回「七つの坂とファドの街 ポルトガル・リスボン」
第4回「ロマンチック街道街道最古の街 ドイツ・アウグスブルク」
第5回「装飾タイルと世界遺産の街 アルマダ・リスボン ポルトガル」
第6回「野球とキューバ葉巻の街 フロリダ州 タンパ」
第7回「ピッツァとカンツォーネの街 イタリア・ナポリ」
第8回「ジャズの生まれた街 ルイジアナ州 ニューオリンズ」
第9回「大聖堂とファッションの街 イタリア・ミラノ」
第10回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 前編」
第11回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 後編」
第12回「エルビスの愛した街 テネシー州 メンフィス」
第13回「千年の歴史と百塔の街 チェコ・プラハ」
第14回「音楽と芸術の街 チェコ・プラハ」
第15回「ガウディの愛した街 スペイン・バルセロナ」
第16回「バル文化と美食の街 スペイン・バルセロナ」
第17回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(前編)」
第18回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(後編)」
第19回「地中海の楽園 スペイン・マヨルカ島ソーイェル」
第20回「音楽の都 オーストリア・ウィーン」
第21回「カフェとお菓子の街 オーストリア・ウィーン」
第22回「水の都 運河の街 オランダ・アムステルダム」
第23回「名画の生まれた街 オランダ・アムステルダム」
第24回「二階建てトラムとグルメの街 香港」
第25回「風水とパワースポットの街 香港」
第26回「カフェ文化とアーケードの街 オーストラリア・メルボルン」
第27回「庭園と美食の街 オーストラリア・メルボルン」
第28回「海と山と教会の街 オーストラリア・アデレード」←2014年5月29日(木)放送!!
この番組で登場する「路面電車」には、旧態依然とした「いわゆる路面電車」もあれば、欧州諸国で路面電車を近代化・輸送力強化を実現してきた「トラム」もあります。
(「トラム」の中には、既存の鉄道路線に乗り入れる「トラムトレイン」を実施しているケースもあって、鉄道路線では鉄道車両のように高速運転を行います)
日本でも今後LRTを新規導入(またはトラムを「復活」)する都市が増えていくと思いますので、今後もこの番組で新旧さまざまな事例を紹介してほしいなあ……と思っています。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
BSフジで放送中の『路面電車で行く 世界各街停車の旅』。
2014年5月1日(第26回)・5月8日(第27回)の2週に渡ってオーストラリア・メルボルン編を放送したのに続き、5月29日(木)は第28回「海と山と教会の街 オーストラリア・アデレード」を放送!!
・『路面電車で行く 世界各街停車の旅』(BSフジ 番組情報)
http://www.bsfuji.tv/top/pub/streetcar.html
▲ アデレードのLRT。中心市街地や海岸沿いでは路面軌道を走り、郊外では専用軌道区間もあります。(クリックすると動画を再生します)
南オーストラリア州の州都・アデレード。人口116万人。
流刑地としてではなく、自由移民のための中心都市となるよう建設された街で、欧州各地からの移民を受け入れたため、過去さまざまな宗派の教会が建てられました。
▲ 市民の足として活用されていることが分かりますね。(クリックすると動画を再生します)
アデレードの中心市街地では、LRTは運賃無料で利用できます。
まさに「水平エレベーター」状態ですね。
アデレードの公共交通機関は「信用乗車制」(セルフレジ方式のように乗客自らが改札処理を行う)を導入していて、LRV(ライト・レール・ヴィークル/LRT用の車両のこと)の車内にはそのための自己改札機(セルフレジ機)がドア付近に設置されています。
(注:係員が抜き打ち検札を行う際、理由の如何を問わず無賃乗車だと高額の罰金を課されます)
運賃は、○○停留所から○○停留所がいくら、という方式ではなく、「ゾーン制」で設定されています。
アデレードの公共交通は結構豊富で、鉄道、バス、トラムバス、LRT、オーバーン(専用軌道を高速運行するガイドウェイバス)……と、さまざまな交通モードが導入されています。
ちなみに、こちらがアデレードのオーバーン(O-bahn)。
(注:今回の番組には登場していません)
▲ 鉄道並みにしっかりインフラを整備しているガイドウェイバス「オーバーン(O-bahn)」。(クリックすると動画を再生します)
ご覧の通り、ほとんど鉄道並みのインフラを整備している軌道系交通機関です(つまり、コストも相当にかかっている「ちゃんとしたシステム」です)。
「オーバーン」の基本的な考え型は、実はLRT(軽量軌道交通)と同様です。
市街地では短めの停留所に頻繁に停車し(つまり、あまり速くは走らない)、郊外では高速運行して途中あまり停留所を設けない……と。
専用軌道区間では、最高100km/h程度で運行します。
日本には同じシステムの交通機関は登場していませんが、名古屋のガイドウェイバスが考え方としては近いものと思います。
英国では、「シェフィールドの躓き(つまづき)」の後、10年ほどLRTの新設が行われなかった代わりに、いくつかの都市で「オーバーン」が整備されました(現在はLRTの新設が相次いでいます)。
コスト面で考えると、LRTと変わらないレベルの初期投資が必要になりますので、もし同程度の予算が確保できるのであれば、より輸送力が大きく、他の鉄道路線への乗り入れも可能なLRTの方が有利な場合が多いでしょうね。
なお、今回の放映情報を反映した2014年5月29日時点の放映リストは、次の通りです。
第1回「世界遺産とワインの街 ポルトガル・ポルト」
第2回「ビールと芸術の街 ドイツ・ミュンヘン」
第3回「七つの坂とファドの街 ポルトガル・リスボン」
第4回「ロマンチック街道街道最古の街 ドイツ・アウグスブルク」
第5回「装飾タイルと世界遺産の街 アルマダ・リスボン ポルトガル」
第6回「野球とキューバ葉巻の街 フロリダ州 タンパ」
第7回「ピッツァとカンツォーネの街 イタリア・ナポリ」
第8回「ジャズの生まれた街 ルイジアナ州 ニューオリンズ」
第9回「大聖堂とファッションの街 イタリア・ミラノ」
第10回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 前編」
第11回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 後編」
第12回「エルビスの愛した街 テネシー州 メンフィス」
第13回「千年の歴史と百塔の街 チェコ・プラハ」
第14回「音楽と芸術の街 チェコ・プラハ」
第15回「ガウディの愛した街 スペイン・バルセロナ」
第16回「バル文化と美食の街 スペイン・バルセロナ」
第17回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(前編)」
第18回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(後編)」
第19回「地中海の楽園 スペイン・マヨルカ島ソーイェル」
第20回「音楽の都 オーストリア・ウィーン」
第21回「カフェとお菓子の街 オーストリア・ウィーン」
第22回「水の都 運河の街 オランダ・アムステルダム」
第23回「名画の生まれた街 オランダ・アムステルダム」
第24回「二階建てトラムとグルメの街 香港」
第25回「風水とパワースポットの街 香港」
第26回「カフェ文化とアーケードの街 オーストラリア・メルボルン」
第27回「庭園と美食の街 オーストラリア・メルボルン」
第28回「海と山と教会の街 オーストラリア・アデレード」←2014年5月29日(木)放送!!
この番組で登場する「路面電車」には、旧態依然とした「いわゆる路面電車」もあれば、欧州諸国で路面電車を近代化・輸送力強化を実現してきた「トラム」もあります。
(「トラム」の中には、既存の鉄道路線に乗り入れる「トラムトレイン」を実施しているケースもあって、鉄道路線では鉄道車両のように高速運転を行います)
日本でも今後LRTを新規導入(またはトラムを「復活」)する都市が増えていくと思いますので、今後もこの番組で新旧さまざまな事例を紹介してほしいなあ……と思っています。
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「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!
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・ご連絡&お問い合わせメールアドレス
nal@sainet.or.jp(←「@」を半角文字にしてお送りください)
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