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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

【英国高速鉄道】日立製作所などの企業連合が車輌製造を受注

 今回の話題は、日本国内ではなく、遠く大英帝国のことですが、茨城にゆかりのある日立製作所関連の話題でもあるし、鉄道発祥の地・英国で日本の車輌が大々的に走る契機になりそうな出来事でもあるので、ご紹介します。

 一昨日新聞報道があったのですが、ロンドンとマンチェスターなどを結ぶ英国高速鉄道車両製造事業を、日立製作所などが構成する企業連合(コンソーシアム)「アジリティ・トレインズ」が受注することになりました。

 この決定には、2009年末から英国で運行を開始した日立製作所の「クラス395」(2012年のロンドンオリンピックに向けて整備されたロンドン~フォークストン間の「オリンピックジャベリン」に使用される高速車両)の運用実績が高く評価されていることも影響したようです。

・日立:海外事業拡大に弾み 英高速鉄道受注へ(毎日.JP 2011年3月2日)
 http://mainichi.jp/select/today/news/20110303k0000m020099000c.html
 (車両のイメージCGも掲載しています)

・英鉄道の車両更新は日立<6501.T>連合の提案推進、事業規模は縮小(ロイター 2011年3月2日)
 http://jp.reuters.com/article/domesticEquities4/idJPnTK885171220110302

・英高速鉄道の車両、日立が受注へ 総額6千億円 インフラ輸出拡大に弾み(MSN産経 2011年3月2日)
 http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110302/biz11030207250020-n1.htm

・英国の都市間高速鉄道計画に関する契約締結の見通しについて(日立製作所 プレスリリース 2011年3月2日)
 http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2011/03/0302a.html


 鉄道発祥の地・英国で、日本生まれの鉄道車輌が評価され活躍する姿には、とても勇気づけられますね。

 英国のヨークにある「イギリス国立鉄道博物館」には、東海道・山陽新幹線の歴史を切り開いた「0系」が展示されていますが、世界初の高速鉄道でありながら安全かつ確実に長年運行してきた新幹線システムの実績は、同国でも高く評価されているようです。


 世界の鉄道車輌製造のシェアは、ボンバルディアやシーメンス(ジーメンス)、アルストムなど、独仏系のメーカーが大半を占めています。
 日本勢も、川崎重工、日立製作所、近畿車輌、東急車輌、日本車輌などが輸出を行っていますが、これまでは海外勢の勢いに圧倒されていた感があります。

 英国での動きは、独仏系のメーカーが圧倒的に強いヨーロッパではどこまで波及するか分かりませんが(英国内であれば波及する可能性は低くないと思いますが)、今後日本勢も国際的なシェアを高めていくきっかけになるのかも知れません。



 なお、今回の車輌製造計画については、中国も「E2系」新幹線や「ICE3」などをベースとする「独自車両」を「西側諸国の半額で車両を製造できる」と提案していたようです。
 中国側では「手応えあり」などと報じて盛り上がっていたようですが……結果はご承知の通り。

・英高速鉄道計画に中国の技術は採用されず、日立が受注か―中国紙(レコードチャイナ 2011年3月4日)
 http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=49687


 最近の中国の動きは、どうも性急すぎるようにしか思えません。
 どんなに高スペックであっても、それが長期継続的に発揮できないものであれば、実用性や安全性の点で疑問符が付くことは免れないでしょう。

 先日運行スタートした運転最高速度350km/hの高速鉄道車両も、結局は日本やドイツの技術が下地にあるものなのですが、中国側は「中国独自の……」とか、「中国が完全に知的所有権を……」とか喧伝しています。

 たぶん、「誇大」な喧伝をしなくなり、正直に「いや実は、ベースになってるのは日本やドイツの高速車両で、そこに中国独自のカスタマイズを加えたんですけどね……」と言えるようになったとき、初めて国際的な信用と評価が得られるのではないか……と思えます。


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 しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
 公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!

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