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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

【真岡鐵道】SL+DL重連運転実施!

■「C12 66」製造90周年記念企画!

 普段は「C12」が牽引している「SLもおか」号を、「C12」とディーゼル機関車「DE10」が重連で運行する特別企画が実施されました。
 重連運転は、2023年11月3日(金/祝)から11月26日(日)までの計9日間で、午前中の往路(下館→茂木)はSL+DLの重連運転、午後の復路(茂木→下館)は3両の客車の前後をSLとDLが挟み込む「プッシュ・プル運転」となりました。▲ 市塙駅に向けて力走!(2023年11月25日撮影)

 1933年に製造された「C12 66」は、各地で活躍した後、1972年に廃車となり、福島県川俣町で静態保存されていました。
 1988年、JR真岡線を第三セクター鉄道に転換して誕生した真岡鐵道は、軽快に走るレールバスを新製したり、長すぎた駅間に新駅を設置したり、運行頻度を大幅に高めたり……と、快適性と利便性の向上に努めましたが、さらなる利用者確保のためには「目玉」が必要に。
 検討の結果、SL列車の運行により観光客を確保すると共に、話題性を高めることに。そこで白羽の矢が立ったのが「C12 66」でした。
 1991年、同車を保存していた川俣町と、真岡鐵道沿線の芳賀地区広域行政事務組合との間で有償譲渡が決定。1992年から1993年にかけてJR東日本の大宮工場で復元工事が行われ、1994年3月末から「SLもおか」号の運行が始まりました。▲ 重連最終日、下館駅を出発!(2023年11月26日撮影)

 「SLもおか」号は、首都圏からほど近い場所を運行するうえに、週末を中心に通年運行するSL列車として貴重な存在となりました。
 その後、新たな牽引機として「C11 325」が加わったことで、運行形態のバリエーションが豊富に。メディアへの露出も増えて、真岡鐵道と「SLもおか」号の知名度は全国区になりました。
 その後、まことに残念ながら「C11 325」は東武鉄道へと移籍してしまったのですが、「C12 66」は引き続き「SLもおか」号の牽引に活躍し続けています。

 製造から90年、車籍復活から29年を迎えた「C12 66」。
 あと10年で、製造から100年となるばかりか、車籍復活から39年=製造から1972年に廃車となるまでの39年に肩を並べるということにもなります。
 今も走り続ける貴重な「C12」として、今後も末永く活躍していって欲しいものです。


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男性
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 「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
 しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
 公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!

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