下館レイル倶楽部
真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)
【レポート】「第32回 日本鉄道模型ショウ」に行って来ました
- 2011/11/13 (Sun)
- 鉄道模型イベントレポート |
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先日当ブログでも告知しました鉄道模型イベント「第32回 日本鉄道模型ショウ」。
ちょっと日が経ってしまいましたが、2011年10月29日(土)午後に見学してきました。
他の予定との兼ね合いで、滞在時間は1時間ちょっとしか確保できなかったのですが……。
当日私が見た範囲内ですが、気になったブースなどの模様をまとめてみました。
■世代別人気投票を行っていた「アクラス」
「アクラス」のブースでは、いわゆる「B級品」に分類された車両や、車体のみのパーツなど、HO(16番)ゲージ車両の特価販売を行っていました。
一例を挙げると……。
「クハ183」が4,500円。
「モハ183」のM車が8,400円。
「モハ183」のT車が3,700円。
「モハ182」(パンタ車)が4,200円。
「サロ183」が3,600円。
旧客(旧型客車)や貨車各種も、箱なしで割り引き販売を行っていました。
▲ 「アクラス」のブースでは、B級品の即売が行っていたほか、「製品化して欲しい車両アンケート」も実施。新製品「EF64」0番台のサンプル展示も。(クリックすると拡大画像を表示します)
面白いのは、来場者に「模型化してほしい車両」アンケートを実施していたこと。
1人につき3枚シールを、回答パネルに貼付できるようになっていました。
(上の3点画像の中央画像がをご参照ください/画像をクリックすると拡大表示します)
35歳までの人は、「赤」のシール
36歳以上の人は、「黒」のシール
36歳以上の「国鉄世代」と、35歳までの「JR世代」の好みの違いも一目瞭然、というわけです。
私が見に行った10月29日(土)午後の時点では、
35歳までの「JR世代」は、「211系」がトップ
36歳以上の「国鉄世代」は、「EF62」がトップ
このイベントの来場者は多くが「国鉄世代」なので(36歳以上~ご高齢の先達まで来場していましたから)、「70系」と「80系」にも人気が集まっていました。
■HO(16番)で「キハ35系」「DD16」を製品化発表した「トラムウェイ」
比較的安価なプラスチック製品(金属製モデルに比べるとかなり割安)で「おお!?」という車両をモデル化している「トラムウェイ」。
当日ブースでは、近日発売となるHO(16番)ゲージの新製品「オハ35系」客車の各タイプの試作品を数々展示していただけでなく、なんと「キハ35系」と「DD16」などの新製品情報が!!
▲ 「トラムウェイ」のブースでは、新発売となる「35系」客車各種を展示していたほか、「キハ35系」や「DD16」などの新製品情報も公開!!(クリックすると拡大画像を表示します)
「キハ35系」は、次の4形式。
「キハ30」(標準色・首都圏色・相模線色)
「キハ35」(標準色・首都圏色・相模線色)
「キハ36」(標準色・首都圏色・相模線色)
「キハ35 900番台」(銀色・銀色に朱帯・首都圏色・相模線色)
なんてこった!!(笑)
「DD16」は、次の3種類。
「DD16 3~10」
「DD16 25~43」A寒地車
「DD16 25~43」暖地車
「キハ35系」は、いわば気動車(ディーゼルカー)版「101系」という通勤型車両で、普通はなかなか興味の対象になりにくい「日陰な車両」の一つだろうと思います。
しかし、私にとっては結構縁がある車両で、1988年以降は地元の関東鉄道常総線に大量入線したので頻繁に出くわしていたし、大学時代の最初の頃は電化直前の八高線でたびたび乗車したものでした。
(八高線では「峠越え」区間が多く、そのアンダーパワーぶりには驚かされましたが……)
また、常総線にはかつて「関鉄版キハ35系」といわれた「キハ900形」が在籍していて、幼少の時分には「もしキハ35系が常総線にやって来るとしたら、キハ900形と共通運用するのだろうか」などを考えていたものでした。
(実際には、中古「キハ35系」の大量導入によって、「キハ900形」を含む種々雑多な車両達は淘汰されてしまったのですが……)
HO(16番)でプラ製品の「キハ35系」というのは、私が知る限りなかったのではないかと。
「トラムウェイ」の価格設定であれば、KATOよりは割高になるでしょうが、TOMIXの価格帯とそう変わらない程度に抑えてくるのではないと思いますので、これは要チェックです。
標準色の「キハ36」2両編成であれば、常総線の旧塗色をまとった「キハ353」+「キハ354」っぽくなります(厳密には、床下の発電用ディーゼルエンジンや放熱ユニット、屋根上の放熱ユニットなどを追加する必要があります)。
また、首都圏色の「キハ30」にスカート(排障器)を取り付ければ、常総線の「キハ101」っぽくなります(こちらも、厳密には床下の発電用ディーゼルエンジンや放熱ユニット、屋根上の放熱ユニットなどを追加する必要があります)。
■HO(16番)真鍮製「C11」6種類を発表した「天賞堂」
このところ、日本型Zゲージ(1/220スケール・6.5mmゲージ)の本格普及に意欲的な「天賞堂」。
Zゲージ製品各種の展示も行っていましたが、HO(16番)ゲージの新製品プラスティック製「スハ44系」客車のサンプル展示を行ったほか、ブラス(真鍮)製の新製品「C11」6タイプの展示も行っていました。
▲ 「天賞堂」は、プラ製「44系」客車のサンプル展示を行っていたほか、緊急発表したばかりの真鍮製「C11」6タイプのサンプルも一挙展示!!(クリックすると拡大画像を表示します)
プラスティック製「スハ44系」客車は、
「つばめ」色(ぶどう色1号)
「青大将」色(淡緑色)
「はつかり」色(青地に白帯)
の3塗色を製品化予定とのことで、まず第1弾として「つばめ」色が2011年末~2012年初春に発売となります。
今回製品化される形式は、次の6種類。
「マイテ39」(4両基本セット)
「マシ35」(4両基本セット)
「スロ60」(単品)
「スロ60 100番台」(4両基本セット)
「スハニ35」(4両基本セット)
「スハ44」(単品)
テールライト・テールマーク行灯(あんどん)は標準装備で(LED点灯)、室内灯はオプション扱いとなります。
展望車「マイテ39」は「4両基本セット」に含まれます。プラ製なので、真鍮製に比べたらかなり「財布に優しい」価格帯になるはずですが……詳細は決まり次第公表するとのことです。
今後はさらに、
特急「はと」ぶどう色1号(展望車が「マイテ58」に)
特急「つばめ」青大将(二等車「ナロ10」、食堂車「オシ17」、展望車「マイテ39」)
特急「はと」青大将(二等車「ナロ10」、食堂車「オシ17」、展望車「マイテ58」)
特急「はつかり」(「スハフ43」を含む8両セット)
の製品化も予定しているのとことです。
ブラス製「C11」は、次の6種類が発売予定です。
「3次型 北海道タイプ 2灯ライト国鉄時代」(付属ナンバー:183、206、209、210)
「3次型 九州タイプ『さくら』牽引機」(付属ナンバー:160、192、193、194)
「200号機 日南線 お召仕様」
「64号機 梅小路保存機」
「227号機 大井川鐵道タイプ」
「325号機 真岡鐵道タイプ」
「真岡鐵道」の「C11 325」がモデル化!!
これでプラ製であれば、まだ何とか手が出るかも知れないのですが……。
……というわけで、かなり端折ったご紹介になりましたが、ひとまずこの辺で。
他にもいろいろ見どころはあったので、また機会があればご紹介したいと思います。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
ちょっと日が経ってしまいましたが、2011年10月29日(土)午後に見学してきました。
他の予定との兼ね合いで、滞在時間は1時間ちょっとしか確保できなかったのですが……。
当日私が見た範囲内ですが、気になったブースなどの模様をまとめてみました。
■世代別人気投票を行っていた「アクラス」
「アクラス」のブースでは、いわゆる「B級品」に分類された車両や、車体のみのパーツなど、HO(16番)ゲージ車両の特価販売を行っていました。
一例を挙げると……。
「クハ183」が4,500円。
「モハ183」のM車が8,400円。
「モハ183」のT車が3,700円。
「モハ182」(パンタ車)が4,200円。
「サロ183」が3,600円。
旧客(旧型客車)や貨車各種も、箱なしで割り引き販売を行っていました。
▲ 「アクラス」のブースでは、B級品の即売が行っていたほか、「製品化して欲しい車両アンケート」も実施。新製品「EF64」0番台のサンプル展示も。(クリックすると拡大画像を表示します)
面白いのは、来場者に「模型化してほしい車両」アンケートを実施していたこと。
1人につき3枚シールを、回答パネルに貼付できるようになっていました。
(上の3点画像の中央画像がをご参照ください/画像をクリックすると拡大表示します)
35歳までの人は、「赤」のシール
36歳以上の人は、「黒」のシール
36歳以上の「国鉄世代」と、35歳までの「JR世代」の好みの違いも一目瞭然、というわけです。
私が見に行った10月29日(土)午後の時点では、
35歳までの「JR世代」は、「211系」がトップ
36歳以上の「国鉄世代」は、「EF62」がトップ
このイベントの来場者は多くが「国鉄世代」なので(36歳以上~ご高齢の先達まで来場していましたから)、「70系」と「80系」にも人気が集まっていました。
■HO(16番)で「キハ35系」「DD16」を製品化発表した「トラムウェイ」
比較的安価なプラスチック製品(金属製モデルに比べるとかなり割安)で「おお!?」という車両をモデル化している「トラムウェイ」。
当日ブースでは、近日発売となるHO(16番)ゲージの新製品「オハ35系」客車の各タイプの試作品を数々展示していただけでなく、なんと「キハ35系」と「DD16」などの新製品情報が!!
▲ 「トラムウェイ」のブースでは、新発売となる「35系」客車各種を展示していたほか、「キハ35系」や「DD16」などの新製品情報も公開!!(クリックすると拡大画像を表示します)
「キハ35系」は、次の4形式。
「キハ30」(標準色・首都圏色・相模線色)
「キハ35」(標準色・首都圏色・相模線色)
「キハ36」(標準色・首都圏色・相模線色)
「キハ35 900番台」(銀色・銀色に朱帯・首都圏色・相模線色)
なんてこった!!(笑)
「DD16」は、次の3種類。
「DD16 3~10」
「DD16 25~43」A寒地車
「DD16 25~43」暖地車
「キハ35系」は、いわば気動車(ディーゼルカー)版「101系」という通勤型車両で、普通はなかなか興味の対象になりにくい「日陰な車両」の一つだろうと思います。
しかし、私にとっては結構縁がある車両で、1988年以降は地元の関東鉄道常総線に大量入線したので頻繁に出くわしていたし、大学時代の最初の頃は電化直前の八高線でたびたび乗車したものでした。
(八高線では「峠越え」区間が多く、そのアンダーパワーぶりには驚かされましたが……)
また、常総線にはかつて「関鉄版キハ35系」といわれた「キハ900形」が在籍していて、幼少の時分には「もしキハ35系が常総線にやって来るとしたら、キハ900形と共通運用するのだろうか」などを考えていたものでした。
(実際には、中古「キハ35系」の大量導入によって、「キハ900形」を含む種々雑多な車両達は淘汰されてしまったのですが……)
HO(16番)でプラ製品の「キハ35系」というのは、私が知る限りなかったのではないかと。
「トラムウェイ」の価格設定であれば、KATOよりは割高になるでしょうが、TOMIXの価格帯とそう変わらない程度に抑えてくるのではないと思いますので、これは要チェックです。
標準色の「キハ36」2両編成であれば、常総線の旧塗色をまとった「キハ353」+「キハ354」っぽくなります(厳密には、床下の発電用ディーゼルエンジンや放熱ユニット、屋根上の放熱ユニットなどを追加する必要があります)。
また、首都圏色の「キハ30」にスカート(排障器)を取り付ければ、常総線の「キハ101」っぽくなります(こちらも、厳密には床下の発電用ディーゼルエンジンや放熱ユニット、屋根上の放熱ユニットなどを追加する必要があります)。
■HO(16番)真鍮製「C11」6種類を発表した「天賞堂」
このところ、日本型Zゲージ(1/220スケール・6.5mmゲージ)の本格普及に意欲的な「天賞堂」。
Zゲージ製品各種の展示も行っていましたが、HO(16番)ゲージの新製品プラスティック製「スハ44系」客車のサンプル展示を行ったほか、ブラス(真鍮)製の新製品「C11」6タイプの展示も行っていました。
▲ 「天賞堂」は、プラ製「44系」客車のサンプル展示を行っていたほか、緊急発表したばかりの真鍮製「C11」6タイプのサンプルも一挙展示!!(クリックすると拡大画像を表示します)
プラスティック製「スハ44系」客車は、
「つばめ」色(ぶどう色1号)
「青大将」色(淡緑色)
「はつかり」色(青地に白帯)
の3塗色を製品化予定とのことで、まず第1弾として「つばめ」色が2011年末~2012年初春に発売となります。
今回製品化される形式は、次の6種類。
「マイテ39」(4両基本セット)
「マシ35」(4両基本セット)
「スロ60」(単品)
「スロ60 100番台」(4両基本セット)
「スハニ35」(4両基本セット)
「スハ44」(単品)
テールライト・テールマーク行灯(あんどん)は標準装備で(LED点灯)、室内灯はオプション扱いとなります。
展望車「マイテ39」は「4両基本セット」に含まれます。プラ製なので、真鍮製に比べたらかなり「財布に優しい」価格帯になるはずですが……詳細は決まり次第公表するとのことです。
今後はさらに、
特急「はと」ぶどう色1号(展望車が「マイテ58」に)
特急「つばめ」青大将(二等車「ナロ10」、食堂車「オシ17」、展望車「マイテ39」)
特急「はと」青大将(二等車「ナロ10」、食堂車「オシ17」、展望車「マイテ58」)
特急「はつかり」(「スハフ43」を含む8両セット)
の製品化も予定しているのとことです。
ブラス製「C11」は、次の6種類が発売予定です。
「3次型 北海道タイプ 2灯ライト国鉄時代」(付属ナンバー:183、206、209、210)
「3次型 九州タイプ『さくら』牽引機」(付属ナンバー:160、192、193、194)
「200号機 日南線 お召仕様」
「64号機 梅小路保存機」
「227号機 大井川鐵道タイプ」
「325号機 真岡鐵道タイプ」
「真岡鐵道」の「C11 325」がモデル化!!
これでプラ製であれば、まだ何とか手が出るかも知れないのですが……。
……というわけで、かなり端折ったご紹介になりましたが、ひとまずこの辺で。
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下館レイル倶楽部・代表
性別:
男性
趣味:
鉄道、鉄道模型、ミリタリーなど
自己紹介:
「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!
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・ご連絡&お問い合わせメールアドレス
nal@sainet.or.jp(←「@」を半角文字にしてお送りください)
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