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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

和歌山電鐵の名物ミケ猫「たま」、老衰で大往生

■ローカル線再生のシンボルにも

 和歌山電鐵貴志川線の貴志駅の駅長として人気を博した三毛猫の「たま」(社長代理ウルトラ駅長)が老衰のため大往生。
 16歳で、人間なら80歳相当の高齢でした。

・三毛猫「たま駅長」死ぬ 和歌山電鉄、28日に社葬(朝日新聞 2015年6月24日)
 http://www.asahi.com/articles/ASH6S5V2CH6SPXLB00Y.html

 一時は廃線も取り沙汰された貴志川線は、テレビ番組に出演した沿線住民達が「重要な社会インフラである貴志川線がなくなったら、地域の持続的発展は望めない」と危機感を共有したことが、再生のきっかけに。
 費用対効果分析によって存続する社会的な意義をデータで裏付けたことなどが功を奏して、地元自治体が南海電鉄から鉄道用地などを買い取って、運行会社を公募する形で再スタートすることになりました。
 運行会社に決まった和歌山電鐵は、岡山電気軌道が100%子会社として設立した新会社です。

 「たま」は、貴志川線の終点・貴志駅に棲みついたトラ猫が産んだ猫で、駅隣の小屋で飼われていました。
 和歌山電鐵に移管するとき、駅周辺の整備を行うことになって小屋は撤去されたのですが、「たま」の飼い主から寄せられた「猫が駅に住めるようにしてほしい」という要望を受けて、貴志駅の新駅舎は猫を形取った特徴的な姿に。
 「たま」は駅長に任命されました。

 その後、ユニークな電車で乗客に楽しんでもらおうというコンセプトで、まず「いちご電車」、続いて「おもちゃ電車」が登場(リニューアル改造)。
 第3弾として登場したのは、「たま」を題材にした「たま電車」でした。

 こうして和歌山電鐵のマスコットキャラとして世界的にも知られるようになった「たま」ですが、1999年生まれと猫としてはかなり長寿で、2015年6月22日(月)に大往生を遂げました。

 貴志川駅の「ウルトラ駅長」にして「和歌山電鐵社長代理」という肩書きを持つ猫でもあったことから、和歌山電鐵では6月28日(土)12:30から、貴志駅のコンコースで小嶋社長が葬儀委員長となって社葬を営むことになっています。


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男性
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 「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
 しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
 公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!

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