下館レイル倶楽部
真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)
【東北関東大震災】関東鉄道常総線、4月6日(水)から通常ダイヤに!!
- 2011/03/31 (Thu)
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関東鉄道は、2011年4月6日(水)から常総線を通常ダイヤで運行する予定だと発表しました。
ここでいう「通常ダイヤ」とは、3月12日(土)に予定していた改正ダイヤを指します。
常総線は、「東北関東大震災」を受けて、当初は時刻表なしの徐行運転、3月22日(火)からは暫定ダイヤ(震災ダイヤ)での運行を行っていました。
(快速は運休し、通常の7割程度の減便ダイヤで、一部区間で減速も行っていた)。
新学期が始まる4月6日に通常運行を再開するというのは、何とも心憎い配慮といえます。
・関東鉄道
http://www.kantetsu.co.jp/
・常総線 4月6日(水)より平常運転を予定しております(関東鉄道 2011年3月30日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110330_tr-press/110330_tr-press.html
常総線は、震災発生後は運転を見合わせていました。
しかし、すぐに復旧に向けて動き出しました。
3月12日(土)、本数は少ないし時間も全く読めない応急措置だったとはいえ、下館まで代行バスを運行。
3月13日(日)、取手~水海道間の列車運行を再開(水海道~下館間は代行バス)。
3月14日(月)、下妻までの列車運行を再開(下妻~下館間は代行バス)。
3月15日(火)、下館までの列車運行を再開。
いつ大きな余震があるか分からないため、通常より大きく減速しての徐行運転。
しかし、被災地(下館界隈も被災しました)で列車が走る心理的な影響は絶大でした。
そして今回、JR水戸線と真岡鐵道の運行再開に先駆けて、いち早く通常運行に復帰することとなったわけです。
▲ 2011年3月17日(木)に撮影した下館駅の模様。被災から1週間経たずに、徐行ながら運行を再開していました。駅西側の踏切には、警備員が配置され、列車は踏切手前で一時停止して安全確認を行っていました。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)
なお、詳細は別記事でご紹介しますが、つくばエクスプレス(TX)も4月4日(月)から運転本数の拡充を行うと発表しています。
始発~午前10時頃までと、夕方17時頃~終電までは、ほぼ平常通りの運行本数で、「快速」「区間快速」「各駅停車」を運行。
10~17時頃までは、平常の80%程度の運行で、「区間快速」「各駅停車」のみの運行となります。
常総線が通常ダイヤとなり、つくばエクスプレス(TX)もほぼ通常に近い運行となれば、都心方面への移動がかなり楽になると言えます。
私は常々「特に都心方面へお出かけの際は、長年使い慣れた小山経由だけでなく、常総線&つくばエクスプレスを使ってみてくださいね」というような呼びかけを行っています。
行き先次第ですが、上野や秋葉原、東京など、山手線の東半分方面に行く場合は小山経由よりも所要時間がかからないことが多いのです。
また、以前に比べると、常総線の運行頻度は大幅に向上し(TX開業前の倍以上)、しかも快速運行まで行っています。
運賃の面でも、割引切符「TX&常総ライン往復きっぷ」を使うと、下館~秋葉原間の運賃は3,080円で、JR経由の場合とほぼ同等となります。
今回の震災で、初めて常総線に乗った人も、何十年ぶりに常総線に乗った人もいるのではないかと思います。
被災後は減量ダイヤでしたが、4月6日からは通常ダイヤとなります。
震災を機に、常総線を利用する機会が増えることで、沿線住民の認知が好転することも個人的にはかなり期待しています。
何度も言っていることで恐縮ですが、クルマ以外の移動手段が複数あるということは、地域にとっては大きな財産です。
なぜなら、日頃の移動の柔軟性を高めるだけでなく、今回のような非常時の際、あるルートが使用できなくても、他のルートでも移動できるという安心感をもたらしてくれるからです。
こんなときだからこそ、そのことの重要性を再認識していただいて、震災から復興後も常総線を利用する機会を増やしていただければと思います。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
ここでいう「通常ダイヤ」とは、3月12日(土)に予定していた改正ダイヤを指します。
常総線は、「東北関東大震災」を受けて、当初は時刻表なしの徐行運転、3月22日(火)からは暫定ダイヤ(震災ダイヤ)での運行を行っていました。
(快速は運休し、通常の7割程度の減便ダイヤで、一部区間で減速も行っていた)。
新学期が始まる4月6日に通常運行を再開するというのは、何とも心憎い配慮といえます。
・関東鉄道
http://www.kantetsu.co.jp/
・常総線 4月6日(水)より平常運転を予定しております(関東鉄道 2011年3月30日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110330_tr-press/110330_tr-press.html
常総線は、震災発生後は運転を見合わせていました。
しかし、すぐに復旧に向けて動き出しました。
3月12日(土)、本数は少ないし時間も全く読めない応急措置だったとはいえ、下館まで代行バスを運行。
3月13日(日)、取手~水海道間の列車運行を再開(水海道~下館間は代行バス)。
3月14日(月)、下妻までの列車運行を再開(下妻~下館間は代行バス)。
3月15日(火)、下館までの列車運行を再開。
いつ大きな余震があるか分からないため、通常より大きく減速しての徐行運転。
しかし、被災地(下館界隈も被災しました)で列車が走る心理的な影響は絶大でした。
そして今回、JR水戸線と真岡鐵道の運行再開に先駆けて、いち早く通常運行に復帰することとなったわけです。
▲ 2011年3月17日(木)に撮影した下館駅の模様。被災から1週間経たずに、徐行ながら運行を再開していました。駅西側の踏切には、警備員が配置され、列車は踏切手前で一時停止して安全確認を行っていました。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)
なお、詳細は別記事でご紹介しますが、つくばエクスプレス(TX)も4月4日(月)から運転本数の拡充を行うと発表しています。
始発~午前10時頃までと、夕方17時頃~終電までは、ほぼ平常通りの運行本数で、「快速」「区間快速」「各駅停車」を運行。
10~17時頃までは、平常の80%程度の運行で、「区間快速」「各駅停車」のみの運行となります。
常総線が通常ダイヤとなり、つくばエクスプレス(TX)もほぼ通常に近い運行となれば、都心方面への移動がかなり楽になると言えます。
私は常々「特に都心方面へお出かけの際は、長年使い慣れた小山経由だけでなく、常総線&つくばエクスプレスを使ってみてくださいね」というような呼びかけを行っています。
行き先次第ですが、上野や秋葉原、東京など、山手線の東半分方面に行く場合は小山経由よりも所要時間がかからないことが多いのです。
また、以前に比べると、常総線の運行頻度は大幅に向上し(TX開業前の倍以上)、しかも快速運行まで行っています。
運賃の面でも、割引切符「TX&常総ライン往復きっぷ」を使うと、下館~秋葉原間の運賃は3,080円で、JR経由の場合とほぼ同等となります。
今回の震災で、初めて常総線に乗った人も、何十年ぶりに常総線に乗った人もいるのではないかと思います。
被災後は減量ダイヤでしたが、4月6日からは通常ダイヤとなります。
震災を機に、常総線を利用する機会が増えることで、沿線住民の認知が好転することも個人的にはかなり期待しています。
何度も言っていることで恐縮ですが、クルマ以外の移動手段が複数あるということは、地域にとっては大きな財産です。
なぜなら、日頃の移動の柔軟性を高めるだけでなく、今回のような非常時の際、あるルートが使用できなくても、他のルートでも移動できるという安心感をもたらしてくれるからです。
こんなときだからこそ、そのことの重要性を再認識していただいて、震災から復興後も常総線を利用する機会を増やしていただければと思います。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
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プロフィール
HN:
下館レイル倶楽部・代表
性別:
男性
趣味:
鉄道、鉄道模型、ミリタリーなど
自己紹介:
「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!
・mixi(ミクシィ)
・Facebook(フェイスブック)
・Twitter(ツイッター)
・ご連絡&お問い合わせメールアドレス
nal@sainet.or.jp(←「@」を半角文字にしてお送りください)
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この記事へのコメント
無題
快速の10往復運転は、実現するのですか。
下館発の常総線は、ダイヤ改正の度に減便されていますが、
管理人様は、どう思いますか。
常総北線の利用者の大部分は、守谷から下妻までであり
下妻以北下館間は、空気輸送では。
Re:無題
まず、常総線再生計画について。
「実現するのですか」というご質問については、私自身は首長でも議員でも行政マンでもなく、単なる市井の一個人ですので、「100%実現します」と断言はできません。
ただ、今回の大震災により復旧作業が優先されはしましたが、今までのところ着々と設備投資が行われていますので、基本的には計画通りに進んでいくのではないかと思います。
また、今は国も茨城県も公共交通ネットワークの維持・拡充に舵を切りましたので、従来よりは公共交通を取り巻く状況はかなり改善しています。
(「公共交通の衰退が地域の衰退に直結する」という認識がやっと広まってきたものといえます)
それが管理人としてのお答えになると思いますが、いかがでしょうか。
また、「下館発の常総線は、ダイヤ改正の度に減便」とのご指摘ですが、これは「実質的には全く問題ないレベル」だという認識です。
(そもそも、10年前の水準から見れば運行本数が2倍以上になっていますからね)
まず、日中でおおむね1時間に2本、朝夕のラッシュ時には1時間に3本以上という運行頻度であること自体は今も変わっておりません。
また、「減便」とは言いますが、たとえば以前のダイヤではわずか10分後に走っていた後続列車を「調整」し、その時間帯をおおむね30分間隔に変えているのであれば、確かに本数は減りますが利便性を大きく損ねているとまでは言えません。
全体的な利便性が確保されている状況なので、この程度の「調整」であれば許容範囲ですし、それよりも23時台に繰り下がった終列車がそのまま定着しているなど評価すべき点が多々あると思いますが、いかがでしょうか。
最後のご指摘については、これは「ある一面だけを見ればそういう局面もある」ということだと思います。
そもそも、TX開業までの長い年月、下館界隈の住民が都心方面に出る場合、運行頻度が低く所要時間もかかる常総線ルートを選択する人はほとんどいませんでした。
TX開業以前の下館~下妻間の利用は、水戸線で小山、または水戸方面に向かうことが大半だったわけです。
(つまり、下妻を境に乗客の目的地が全く異なっていた)
それが、TX開業によって状況が一変し、常総線で守谷まで向かう方が早いし、乗車機会も多くなったわけです。
しかし、長年の習慣や常識というのは一朝一夕に変わるものではありませんから、現在の状況はいわば過渡期にあると考えています。
そういうわけで、私のようにTX開業後に下館方面から守谷に向かう「新しい乗客」が増えつつある一方、今でも下妻を境に守谷方面に向かう人と、下館方面に向かう人が多いことも事実です。
下妻駅で多くの乗客が降りた後、途中駅で下館に向かう乗客が乗り込んでいくことをご存じですか?
日中の時間帯だとせいぜい数人ずつかも知れませんが、朝夕の大田郷駅でのラッシュは相当なものです。
また、下館駅を出た列車は、途中駅で乗客を降ろしながら下妻に向かっていますので、下妻に到着する頃にはかなり空いているということもご存じですか?
何ごとも悲観的に見ようと思えば、際限なく悲観的に見えて来ます。
しかし、私は現状は現状として踏まえるとしても、将来を見据えて情報発信していきたいと考えていますし、そのために当ブログも存在しています。
自分たちが住んでいる地域がより良くなるためには、どうしたらよいか、何が必要なのか。
自分たちが普段利用している路線をより良くするためには、どうしたらよいか、何が必要なのか。
今後もぜひ建設的な視点でご意見をいただければ幸甚です。