下館レイル倶楽部
真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)
【JR東海】新型ディーゼルカー「キハ25形」の続報
- 2010/11/17 (Wed)
- ニュース(鉄道・LRT・バスなど) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
「ネコパブリッシング」社の鉄道系サイト「鉄道ホビダス」の名物コーナー「編集長敬白」に、JR東海の新型気動車「キハ25形」の取材記事が掲載されました。
・JR東海キハ25形登場。(「編集長敬白」 2010年11月16日)
http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2010/11/17_1.html
(写真も掲載されています)
掲載されている写真の中に、兄貴分でもある「313系」と並んでいる写真があり、ほとんど同じ形状である中で、「額」の位置にある前照灯が「キハ25形」では省略されていることが分かります。
また、「313系」にはない装備として「スカート」(排障器)下部に「スノープラウ」(雪かき)が追加されているため、スカートの形状がやや異なっていることも分かります。
記事を見ると、
・エンジンは、「キヤ97系」が装備する「C-DMF14HZC」に似ている
・台車は、前位側が従台車「C-TR255」、後位側が動台車「C-DT67」
とあります。
装備しているエンジンが「C-DMF14HZC」だとすれば、その出力は360psとなります。
従台車と動台車が1台ずつということは、「キハ75」のような2エンジン車ではなく、1エンジン車ということになります。
(注:エンジンの数について、JR東海からの正式発表は11月16日時点では行われていないので、記事にあった台車の形式からの推測です)
動台車の「C-DT67」は、JR東日本が「キヤE193系」で使用している「DT67」と同形であれば、2軸駆動ということになります。
2軸駆動の台車は、1軸駆動の台車に比べると空転しにくいので、より効率的に動力をレールに伝達できます。
つまり、停車状態から加速する際や上り勾配区間を走る際に、その効力を発揮するものと思います。
これらを総合すると、走行性能については「キハ75」(350ps×2=1両あたり700ps)と全く同じというわけにはいかないでしょうが、軽量車体で出力に見合った変速機を備えているでしょうし、動台車が2軸駆動となった効果もありますので、ある程度「キハ75」に迫る走行性能を持っているのではないかと推察します。
興味深いのは、この「キハ25」はまず武豊線(たけとよせん)への投入が行われるということ。
武豊線は、2015年に電化する計画が決まり、現在この路線で走っている「キハ75」は高山本線などへの転属が予定されています。
「キハ25」の営業運転が来春始まるのだとすると、「キハ75」は順次高山本線などへ転属となり、電化までの4年足らずは「キハ25」が限定運用されるということになるのかも知れません。
(電化後は「313系」の投入が決まっています)
現在「キハ40系」が使用されている高山本線に高性能な「キハ75」が転属となれば、当然ながら「キハ40系」は玉突きで不要となるものと思います。
そのとき、不要となる車両の中から他の鉄道への売却・譲渡が発生する可能性もあります。
つまり、単に新型気動車が登場するというだけでなく実は結構大きな動きにつながっていく話でもあったりします。
JR東海が17年ぶりに送り出す一般形気動車「キハ25」。
細かいデータなどは、今月か来月発売の鉄道各誌に掲載されるのではないかと思います。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
・JR東海キハ25形登場。(「編集長敬白」 2010年11月16日)
http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2010/11/17_1.html
(写真も掲載されています)
掲載されている写真の中に、兄貴分でもある「313系」と並んでいる写真があり、ほとんど同じ形状である中で、「額」の位置にある前照灯が「キハ25形」では省略されていることが分かります。
また、「313系」にはない装備として「スカート」(排障器)下部に「スノープラウ」(雪かき)が追加されているため、スカートの形状がやや異なっていることも分かります。
記事を見ると、
・エンジンは、「キヤ97系」が装備する「C-DMF14HZC」に似ている
・台車は、前位側が従台車「C-TR255」、後位側が動台車「C-DT67」
とあります。
装備しているエンジンが「C-DMF14HZC」だとすれば、その出力は360psとなります。
従台車と動台車が1台ずつということは、「キハ75」のような2エンジン車ではなく、1エンジン車ということになります。
(注:エンジンの数について、JR東海からの正式発表は11月16日時点では行われていないので、記事にあった台車の形式からの推測です)
動台車の「C-DT67」は、JR東日本が「キヤE193系」で使用している「DT67」と同形であれば、2軸駆動ということになります。
2軸駆動の台車は、1軸駆動の台車に比べると空転しにくいので、より効率的に動力をレールに伝達できます。
つまり、停車状態から加速する際や上り勾配区間を走る際に、その効力を発揮するものと思います。
これらを総合すると、走行性能については「キハ75」(350ps×2=1両あたり700ps)と全く同じというわけにはいかないでしょうが、軽量車体で出力に見合った変速機を備えているでしょうし、動台車が2軸駆動となった効果もありますので、ある程度「キハ75」に迫る走行性能を持っているのではないかと推察します。
興味深いのは、この「キハ25」はまず武豊線(たけとよせん)への投入が行われるということ。
武豊線は、2015年に電化する計画が決まり、現在この路線で走っている「キハ75」は高山本線などへの転属が予定されています。
「キハ25」の営業運転が来春始まるのだとすると、「キハ75」は順次高山本線などへ転属となり、電化までの4年足らずは「キハ25」が限定運用されるということになるのかも知れません。
(電化後は「313系」の投入が決まっています)
現在「キハ40系」が使用されている高山本線に高性能な「キハ75」が転属となれば、当然ながら「キハ40系」は玉突きで不要となるものと思います。
そのとき、不要となる車両の中から他の鉄道への売却・譲渡が発生する可能性もあります。
つまり、単に新型気動車が登場するというだけでなく実は結構大きな動きにつながっていく話でもあったりします。
JR東海が17年ぶりに送り出す一般形気動車「キハ25」。
細かいデータなどは、今月か来月発売の鉄道各誌に掲載されるのではないかと思います。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
PR
この記事へのトラックバック
トラックバックURL
カレンダー
カテゴリー
最新記事
(11/10)
(10/18)
(09/19)
(08/27)
(08/16)
(06/23)
(06/08)
(05/12)
(04/14)
(03/15)
(03/11)
(03/10)
(02/16)
(02/10)
(02/10)
プロフィール
HN:
下館レイル倶楽部・代表
性別:
男性
趣味:
鉄道、鉄道模型、ミリタリーなど
自己紹介:
「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!
・mixi(ミクシィ)
・Facebook(フェイスブック)
・Twitter(ツイッター)
・ご連絡&お問い合わせメールアドレス
nal@sainet.or.jp(←「@」を半角文字にしてお送りください)
しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!
・mixi(ミクシィ)
・Facebook(フェイスブック)
・Twitter(ツイッター)
・ご連絡&お問い合わせメールアドレス
nal@sainet.or.jp(←「@」を半角文字にしてお送りください)
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
リンク
最新コメント
[09/08 水戸光圀]
[08/24 妄想鉄道君]
[05/16 さにぼー]
[03/30 ガーゴイル]
[02/16 管理人]
[02/12 FUKU]
[01/15 伊東 尚]
[02/20 GOO]
[07/27 NAL(管理人)]
[07/12 風旅記]
最新トラックバック
最古記事
(06/12)
(06/12)
(06/21)
(07/24)
(08/10)
(08/10)
(08/18)
(08/26)
(09/01)
(09/15)
(10/11)
(10/14)
(10/22)
(10/29)
(10/29)
この記事へのコメント