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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

【レポート】真岡鐵道、2010年内最後のSL重連

 「とばのえステーションギャラリー」に子連れサンタが来たのと同じタイミング(12月18日・19日)で、真岡鐵道でも「サンタトレイン2010」の運行を行っていました。
 特に12月19日(日)は、2010年最後の重連運転とも重なっていたので、大勢の乗客とギャラリーで賑わいました。

「サンタトレイン2010」「サンタトレイン2010」「サンタトレイン2010」
▲ 2010年12月19日(日)、真岡鐵道では年内ラストの重連運転が行われました。「サンタトレイン」の運転とも重なり、天気も良く、大勢の乗客と観客で賑わいました。(クリックすると拡大画像を表示します)


 当日は「下館レイル倶楽部」の定例運転会当日でもあったので、会場に留守番メンバーを残し、我が家の怪獣軍団と、メンバーお二人と一緒に、10時過ぎに「アルテリオ」を出発。
 駅までは徒歩数分ですが、構内から撮影するよりも駅西側の踏切付近に移動した方が良い写真を撮ることができるので、皆でそちらへ移動。

 細い路地を抜けると、真岡鐵道が使っている側線のすぐ横に出ます。
 まずはここから撮影。

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▲ 「C11 325」と「C12 66」を後方から撮影。絵に木の枝が入ってしまいますが、実はここ、春は満開の桜が咲き誇る撮影ポイントでもあります。(クリックすると拡大画像を表示します)


 踏切付近には、すでに大勢の先客が。
 早速、撮影開始です。

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▲ 先頭の「C11 325」には「サンタトレイン」のヘッドマークが掲げられています。(クリックすると拡大画像を表示します)


 本当は、この角度から出発時のSL列車を撮影すると逆光気味になるので、できれば対岸(踏切の南側)で、もうちょっと駅から西に離れる方が良い絵になるんですが、子連れなので無理はできません。
 (旧294号の陸橋付近の踏切辺りが良いのですが、警報機も遮断機もない踏切なので、お子さん連れの場合、大人が撮影に夢中になっているとお子さんが線路に接近するなどの不測の事態に対応できなくなる危険性があります)


 さて、数枚の写真を撮影した後、出発シーンは動画でも……と思っていたんですが、怪獣軍団と話している間に出発の汽笛が鳴ってしまった!!
 この汽笛が鳴る前から撮影したかったので、大失敗。
 やむなく、汽笛の途中から撮影を開始しました。

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▲ 盛大に汽笛を鳴らして、下館駅を定刻に出発していきました。(クリックすると拡大画像を表示します)


 来年も重連運転は行われると思いますので、次回は取り損ねないようにしないと……。


 さて、2011年の真岡鐵道SL運転ですが、1月1日(土/祝)・2日(日)はお休みとなり、1月8日(土)が新年最初のSL運行となります。
 8日・9日は「SL新年号」としての運転となり、車内企画を実施するほか、日章旗を掲げての運行となります(10日も日章旗を掲げて運行します)。

 こちらも是非お見逃しなく!!


(参考URL)

・SL重連運転(「真岡鐵道」公式サイト 2010年11月24日)
 http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/mokainfo82.php


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【オススメ】『乗って残したい… 赤字ローカル線は今?』

 鉄道雑誌の元編集者で、現在はフリーの編集・ライターとして活動する「小関 秀彦」氏が監修した力作が『乗って残したい… 赤字ローカル線は今?』です。

 本の中身は、まさにタイトル通り。
 JR各社や第三セクター鉄道の地方路線の現状を、路線ごとの輸送密度や歴史的背景、現在の状況などを踏まえて丁寧に取り上げています。


 本書の著者は、地方路線が苦境に喘ぐのは「クルマ依存の深刻化」と「郊外化」、「加速する少子化」、それに「地方から都心への人口流出」が主因であると分析。
 社会構造の変化が原因となっている以上、もはや鉄道会社単独の努力だけでは解決が難しいわけで、行政の積極的支援、ひいては国の交通政策の抜本的な改善が必要と指摘しています。


 国鉄末期に相次いだ、いわゆる「赤字」ローカル線の廃止。
 しかし今、その当時よりも輸送密度が低い路線が全国にはゴロゴロしているというのが現状です。
 鉄道はバスとは異なり、専用ルートを持つ交通機関であり、手続き一つで簡単に運行ルートを変えたり廃止・復活が行えるバスとは異なり、一度廃止してしまうと事実上二度と復活させることができません。
 このため、目先の黒字・赤字の議論だけでなく、その路線があることによる社会的便益がどの程度あるのか(その路線がなくなると、どの程度の社会的便益を損なうことになるのか)という部分までしっかり見ないといけません。

 鉄道最大の強みが、道路交通と隔離していることに起因する「定時運行性の高さ」で、悪天候や事故などのトラブルがない限り、基本的には時間通りに走って来ます。
 また、路線のルートや、乗客の行き先にもよるのですが、多くの場合で「速達性の高さ」というのも強みとなります。
 ただし、地方でも高規格道路が相次ぎ造られていて、クルマの走行速度が大幅に向上していたり、短絡ルートの開通により鉄道より走行距離が短くなっている場合は、鉄道の速達性は相対的に低下することがあります。
 また、鉄道の近代化が遅れていて運行速度が遅い場合もあり、こうした場合、必ずしも速達性で優位ではないケースもあります。
 とはいえ、運賃が適正レベルであれば、定時運行性と速達性が高く、一定以上の運行頻度が確保されている路線の価値は高いといえますし、適正運賃・速達性で不十分な路線は行政も何らかの対処をする必要があるといえます。

 鉄道の価値の一つは、そこに線路があり、決まった時間に列車が来るという「将来確実性」、いわば「未来への安心感」ではないかと考えます。
 これは鉄道趣味的な観点からではなく、利用者としての立場から言えることですが、たとえばアパート探しをするとき、私なら将来確実性がない地域(鉄道がなく、駅もない地域)へは住もうと思いません。
 その路線の運行頻度があまりに低い(1日数本しか走らないとか)のは困りますが、もし日中でも1時間に2本以上の列車が走る路線であり、速達性も高い路線であれば、乗客の利便性だけでなく、沿線価値も高まるといえます。
 (逆に言えば、そうでない路線の沿線価値は下がるでしょうし、そもそも鉄道が走っていない地域はもっと価値が下がるでしょうね)

 普段クルマに頼り切ってしまうと、ともするとこうしたことを忘れてしまうのだろうと思いますが、その地域の将来のために不可欠な要素の一つなのではないか……そんな風に考えています。


 前置きが長くなりましたが、この本が懐古主義的な観点からではなく、「これから」のローカル線をどうしていけば良いのかを考えるきっかけになれば……と思っています。




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【オススメ】『レイルリポート124』12月21日発売

 ビコムが隔月刊で発売している『レイルリポート(RAIL REPORT/RR)』
 2010年12月21日には最新号『レイルリポート124(RR124)』が発売となりました。

 隔月刊として発売する最終号となってしまいました。
 今後は年1~2回程度の発巻ペースになるとのことです。


 『RR124』には、先日デビューした新型特急形気動車「189系」をはじめ、日常的に営業運転を行っている「EF510 500番台」などを大きく取り上げています。
 「特集」は、今回で隔月刊スタイルを終えることを記念して、ビコム創設時から撮りためてきた豊富な映像を元に、これまでの30年を振り返るというもの。これはかなりの見応え!! 函館本線を走る「C62 3」の映像もあります。
 もう一つの「特集」は、新青森開業を迎えた東北新幹線の現状と、一挙に営業距離が延びることになった「青い森鉄道」の現状について。「今」と「これから」を考える上で、ある意味記念碑的な映像でもあるのかも知れません。
 「NEWS REPORT」は、JR九州が行った「ED76」3重連による寝台列車牽引企画や、九州の「西日本鉄道」の名物車両でもあった「2000形」の現役最後の姿などを紹介。
 そのほか、「保存鉄道列伝」では「北海道開拓の村」を紹介しています。

 今回もてんこ盛りの内容で、お買い得です!!





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【JR東日本・長電】「253系1000番台」と長電「スノーモンキー」用編成が出場

 月刊の鉄道雑誌「鉄道ファン」誌のWebサイト「railf.jp」のニュースコーナーに、「成田エクスプレス」での運用を終えた「253系」についての話題が2つ掲載されています。

 一つは、JR東日本と東武鉄道が共同運行している新宿発着の日光・鬼怒川特急「日光」「きぬがわ」用の新車両として2011年4月16日デビュー予定の「253系1000番台」について。
 もう一つは、長野電鉄に譲渡され「スノーモンキー」という愛称で特急運用に就く編成についてです。

 これら(JR用の6両+長電用の3両×2編成の計12両)はいずれも東急車輌から同時に出場し、東急車輌から逗子までは併結輸送されたようです。


 まずは、日光・鬼怒川特急用の「253系1000番台」から。

・253系1000番台が出場(「railf.jp」2010年12月24日)
 http://railf.jp/news/2010/12/24/151100.html
 (写真も掲載されています)

 いや~、朱い赤い!!(笑)

 掲載されている写真を見る限り、前面の黒がアクセントになって、思った以上に引き締まった印象を受けます。

 この際、運転室上の「羽根」(アンテナ)も赤くして、「通常より3倍速い」をキャッチフレーズに……(以下略)


 続いて、「長野電鉄」に譲渡された「元・253系」について。
 (「スノーモンキー」という愛称は決まっていますが、形式名はどうなるんでしょうね)

・もと253系が長野電鉄へ(「railf.jp」2010年12月24日)
 http://railf.jp/news/2010/12/24/151100.html
 (写真も掲載されています)

 こちらは元のカラーリングを活かしつつ、赤の色合いがより鮮明になっています。

 長野電鉄の特急は、長らく名車「2000系」が務めてきましたが(デビューから50年以上も活躍!!)、2006年末には「1000系」が登場。
 「1000系」は、元は「小田急電鉄」の「10000形」(HiSE)で、小田急時代には11車体であったものを4車体に短編成化し、「ゆけむり」の愛称で特急運用に就いています。
 「1000系」は「S1編成」と「S2編成」の2本で、この代わりに大ヴェテラン「2000系」の「B編成」と「C編成」が廃車されました。

 今回JR東日本から譲受した「元・253系」は3両編成×2本ですので、残存する「2000系」の「A編成」と「D編成」の2本を置き換えるものと思います。


 それぞれの詳細については、おそらく今後報道公開があると思いますので、来月21日発売の鉄道各誌辺りで詳細が明らかになるのではないかと思います。


(参考記事)

・特急〈日光〉〈きぬがわ〉に253系リニューアル車投入へ(「鉄道ホビダス」2010年11月17日)
 http://rail.hobidas.com/news/info/article/124167.html
 (写真も掲載されています)

・特急「日光号」「きぬがわ号」 来年4月に車両一新 二社一寺をイメージ(「東京新聞」2010年11月18日)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20101118/CK2010111802000092.html
 (写真も掲載されています)


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【真岡鐵道】「SL新年号」2011年1月8日(土)・9日(日)運行

 真岡鐵道は、新年の恒例企画「SL新年号」2011年1月8日(土)・9日(日)に運転すると発表しました。
 2011年の「SLもおか」号は、1月8日(日)が「走り初め」となります(1月1日・2日はお休みです)。

・SL新年号(「真岡鐵道」公式サイト 2010年12月15日)
 http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/mokainfo89.php


 運転時刻は普段の「SLもおか」号と変わりませんが、


・車内イベント実施……SLグッズ抽選会、みかん配布
・日章旗掲示……機関車先頭に日章旗を掲げて走行


 という点が異なります。

 「SL新年号」としての運行は8日・9日の2日間ですが、「成人の日」の1月10日も日章旗を掲げての運行となります。

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 ▲ こちらは2010年1月に走った「SL新年号2010」。左の写真に「寅さん」そっくりさんが映っていますね。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)


 なお、ついでと言ってはなんですが、本日(12月23日)には「寅さん クリスマス クイズ列車」が運行されました(告知が遅れてしまいました……)。
 これは、筑西市在住の「寅さん」そっくりさんが乗車してのクイズ列車で、専用ヘッドマークを掲げての運行となったようです。


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【レポート】関東鉄道騰波ノ江駅「サンタが駅にやって来る!」

 2010年12月18日(土)・19日(日)の2日間、関東鉄道常総線の「騰波ノ江(とばのえ)」駅では、毎月好例の「とばのえステーションギャラリー」のクリスマス特別企画「サンタが駅にやって来る!」が行われました。

 今回はこの時期ならではの特別イベントとして、「朱い列車でサンタがやってくる」という企画を実施。
 事前に新聞・テレビ・ブログ等で告知していたこともあって、大勢の家族連れで賑わっていました。

 我が家が現地に行ったのは12月18日(土)。
 まずは私とチビ怪獣(♀/まもなく6歳)が先行し、別用で遅れるヨメとプチ怪獣(♂/4歳)が追って合流する段取り。
 騰波ノ江駅には、自宅最寄りの大田郷駅から常総線で8分。すでに大勢の家族連れが整理券を受け取って、駅舎内の展示室で鉄道模型を見物したり、駅の外を散策したり、思い思いに待機しています。
 チビ怪獣の整理券は「23番」でした。
 (整理券は子どもにしか配布しなかったので、大人も含めるとこの時点ですでに50人前後の人がいたのだろうと思います)

 待つことしばし、騰波ノ江駅11:11着の下館行き「キハ101」(朱一色の首都圏色)に乗って、サンタさんがやって来ました。
 なんと、パパサンタ&チビサンタの「子連れサンタ」です。

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 ▲ なんと、やって来たのは子連れサンタでした。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)


 早速、集まっていた子ども達にお菓子の小袋をプレゼント。
 この時間、晴れていたものの寒風が強まっていて、ちょっと寒い中でのプレゼント引き渡しとなりました。

 チビ怪獣は寒くてブルブルしていたので、私のフリースを羽織った状態で記念撮影。
 (別行動だったプチ怪獣とヨメも11:50頃到着)
 サンタさんからプレゼントをもらってご満悦でした。

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 ▲ 大勢の家族連れで賑わいました。我が家の怪獣軍団もちゃっかりプレゼントをゲット。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)


 子連れサンタは約50分滞在。

 プレゼント待ちの行列がはけた後は、Nゲージのレイアウトを展示している展示室内で気軽に記念撮影に応じたり、チビサンタの子守をしたり。

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 ▲ プレゼント配布が一息つくと、展示室内でくつろいでいました。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)


 もちろん、毎月恒例の「とばのえステーションギャラリー」自体も、通常通りに開催していました。
 サンタ企画もあって、いつもよりかなり多くの来場者で賑わいました。

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 ▲ 恒例の「とばのえステーションギャラリー」も開催していました。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)


 先ほどサンタが乗って来た「キハ101」は、下り列車として下館に着いた後、折り返し水海道行きの上り普通列車(水海道では同じホームで取手行きに接続)として戻ってきました。
 騰波ノ江駅の出発は11:59。
 子連れサンタは皆に見送られて「キハ101」に乗り込み、下妻方面に戻っていきました。

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 ▲ 騰波ノ江11:59発の上り列車(キハ101)に乗って、子連れサンタはいずこへと去っていきました。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)


 子ども達(や親御さん)が喜ぶだけでなく、路線や沿線の活性化にもつながるこうした企画は、特に地方路線では重要です。
 とかくクルマに頼りがちな地方だからこそ、子どもの頃からマイレール意識を持ってもらい、「移動手段はクルマだけじゃないんだ」ということを覚えてもらって、行き先や目的によって自家用車と公共交通を上手に使い分ける「クセ」をつけてもらえれば……と思います。
 また、子ども達の親御さん達にも、クルマと公共交通を上手に使い分けるという認識を強くしていただいて、お子さんの社会教育に役立てていただければと思います。

 今回の企画を主導した「関鉄レールファンCLUB」の皆さんには、今後もぜひ、さまざまな企画をお願いしたいと思います(「下館レイル倶楽部」としても応援しています!!)。


 なお、この週末は、真岡鐵道も「SLサンタ号」を運行していて盛り上がっていました。
 そちらも別途レポートしますので、お楽しみに。



(参考URL)

・とばのえステーションギャラリー・Xmas特別企画 ~あわてんぼうのサンタクロース~ サンタが駅にやって来る!(関東鉄道 公式サイト 2010年12月2日)
 http://www.kantetsu.co.jp/news/101202_xmas/101202_xmas.html
 http://www.kantetsu.co.jp/news/101202_xmas/info.pdf
 (こちらはPDFファイルです)


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【JR東日本】「キハ40 1003」が一般形気動車の標準色に

 月刊鉄道雑誌「鉄道ファン」のWeb版「railf.jp」に、国鉄時代の一般形気動車「標準色」をまとった「キハ40」の目撃情報が掲載されました。
 この車両は「キハ40 1003」で、JR宇都宮駅にも乗り入れてくる「烏山線」で走っている車両です。

・キハ40 1003、一般形標準色風塗色に(「railf.jp」 2010年12月15日)
 http://railf.jp/news/2010/12/15/101000.html


 「キハ40系」が製造されるようになる前に少数が製造された「キハ45」は、登場時に朱とクリームの「一般形標準色」をまとっていましたが、「キハ40系」はデビュー時から朱一色の「首都圏色」をまとっていました。
 おそらく「キハ40系」が「一般形標準色」塗色となるのは、今回が初めてではないでしょうか。

 現在JR各社に残っている「キハ40系」は、地域ごとにさまざまな塗色になっています。
 個人的には、「国鉄急行色」の「キハ40」も見てみたいのですが……(ご担当の方、ぜひご検討ください^^;)。


 ちなみに、これまでに撮影したことがある「キハ40」の写真をご紹介します。
 岐阜駅で撮影した、JR東海色の写真もあったはずなんですが……ちょっと見当たりませんでした。

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 ▲ 左の2枚は、宇都宮駅に停車中している烏山線の「キハ40 1009」(2007年1月13日撮影)。右の写真は、帯広駅で撮影した「キハ40 760」(2003年9月11日撮影)。隣にいるのは、池田で「キハ40」と連結し、帯広まで乗り入れていた当時の「北海道ちほく高原鉄道」の「CR75-2」。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)


 こうして改めて画像を探してみると、「キハ40系」の写真が思ったより相当少ないことに驚きました。

 旅行に行ったときなど、意識して撮影しとかないと……。


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【ひたちなか海浜鉄道】「歳末パークアンドライド」実施

 「ひたちなか海浜鉄道」は、那珂湊漁港近くの「おさかな市場」周辺道路の渋滞緩和を図るため、「歳末パークアンドライド」を実施すると発表しています。

 対象日時は、12月25日(土)・26日(日)・30日(木)の8:00~16:00
 パーク&ライド用の駐車場は、「おさかな市場」の最寄り駅である「那珂湊(なかみなと)」駅から2駅勝田寄りの「金上(かねあげ)」駅至近。300台程度が駐車できます。
 パーク&ライド利用者は、特別割引運賃として5人まで500円で「金上」~「那珂湊」間を往復できます。
 また、利用者には「金上」駅でキャリーカートの無料貸出しも行います(数量限定)。

・湊線の利用で渋滞緩和 歳末パークアンドライドの実施について(「ひたちなか海浜鉄道」プレスリリース 2010年12月13日)
 http://www.hitachinaka-rail.co.jp/htdocs/index.php?action=cabinet_action_main_download&block_id=42&room_id=1&cabinet_id=1&file_id=119&upload_id=684
 (PDFファイルです)

 旧・那珂湊市内は、古い街並みがしっかり残っているので風情がある一方、街中の道路は決して広いわけではありませんし、駐車場にも限りはあります。
 また、市街地の東側が港ということは、当然ながら地形的制約があるわけで、以前から渋滞が頻発していました。
 ここに、無料化実験中の「東水戸道路」を経由して大量のクルマが流入するようになったため、ただでさえ発生していた渋滞が悪化してしまっています。

 「ひたちなかインター」を下りて旧・那珂湊市街地に向かおうとしても、渋滞で身動きできないのでは本末転倒です。
 今回の「歳末パークアンドライド」は、一見遠回りのような方法ではありながら、かえって時間が読める鉄道を利用することで、トータルの移動時間を節約できる妙策ということになります。


 現代人はとかくせっかちになりがちですが、先人の「急がば回れ」という知恵に学び、市街地での渋滞によるイライラから解放されてみませんか?


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【JR東日本】修復作業が進む「C61 20」

 「ネコパブリッシング」社の鉄道系サイト「鉄道ホビダス」の名物コーナー「編集長敬白」に、JR東日本が修復作業を行っている蒸気機関車「C61」の取材記事が掲載されました。

 復活してしまうと、こうした記事を見かける機会は少なくなると思いますので、「復活」する過程を記録した貴重な記事だと思います。

・C61 20 いよいよ動態復活へ。(「編集長敬白」 2010年12月10日)
 http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2010/12/post_87.html
 (写真も掲載されています)


 記事には、鉄道関係者や報道関係者でもないとまず目にできないクレーンによるボイラーの吊り下げシーンや、パーツごとにバラした状態の写真が掲載されています。
 (名取編集長による詳細な解説もありますので、詳しくは同ブログの記事をご覧ください)

 「D51」のボイラーを流用し、「C57」の足回りを基本としつつ、従輪を2軸台車として軸重軽減を図ったのが「C61」です。
 車軸配置は「2C2」(2軸の従輪-3軸の動輪-2軸の従輪)、いわゆる「ハドソン」と呼ばれる配置です。
 33両が「D51」からの改造によって登場しました。

 かつては東北本線や常磐線でも走っていたことがあり、デビュー当時の特急「はつかり」や「はくつる」を牽引したこともあります。

 修復作業が終わると、既に活躍している「D51 498」ともども、高崎方面でのSL列車牽引の役割を担うことになります。
 「復活」は2011年の夏頃の予定です。


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【いすみ鉄道】「キハ52 125」無事到着!!

 千葉・房総半島を走るいすみ鉄道がJR西日本から譲受した「キハ52 125」が、12月7日(火)、無事「大多喜」駅に到着し、「納車」が行われました。

 この車両は、JR西日本が大糸線で走らせていた3両の「キハ52」の内、旧国鉄気動車色をまとった車両で、先頃JR西日本では「引退」。
 その後の去就が注目されていましたが、幸い3両とも解体とはならず、それぞれ「第二の人生」を歩むことになりました。

・本日納車 キハ52(「いすみ鉄道 社長ブログ」 2010年11月19日)
 http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=585070

・「キハ52型」現役復帰へ いすみ鉄道集客に期待(東京新聞 2010年12月10日)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20101210/CK2010121002000056.html

・懐かしのディーゼルカー、キハ52撮影会 12日大多喜(朝日新聞 2010年12月8日)
 http://www.asahi.com/travel/rail/news/TKY201012070352.html

・ちば経済:「昭和」楽しむ観光列車 キハ52型、いすみ鉄道が来春から運行 /千葉(毎日新聞 2010年12月9日)
 http://www.asahi.com/travel/rail/news/TKY201012070352.html


 先日ご紹介しましたが、12月12日(日)には「キハ52 WELCOME 撮影会」が「大多喜」駅で開催となります。
 このイベントが終わると、翌13日から「キハ52 125」は塗色変更作業に入り、かつては全国各地で見ることができた国鉄気動車一般色をまとうことになります。

・いすみ鉄道 キハ52 撮影会のお知らせ(「いすみ鉄道」 2010年11月22日)
 http://www.isumirail.co.jp/topics/101122.html

・12日の キハ52 WELCOME 撮影会のご案内(「いすみ鉄道 社長ブログ」 2010年12月9日)
 http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=585612

・いすみ鉄道 キハ52 撮影会のお知らせ(「いすみ鉄道 社長ブログ」 2010年11月19日)
 http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=576972

・名列車キハ52の車両内も撮り放題! 『D列車でいこう』特別協賛 いすみ鉄道「キハ52歓迎写真教室」を開催。12/12(日) 13:00~ 30名限定!.(「徳間書店」 2010年11月19日)
 http://www.tokuma.jp/news/20105e74-1/5b9f52d53059308b540d8eca30ad30cf52309264ae5f713057653e984c-300ed52178eca304430533046300f7279522553548cdb30443059307f92449053300c30ad30cf526b538fce5199771f65595ba4300d3092958b50ac300212-12-65e5-13-00-96505b9a30540d69d8

(参考)
・いすみ鉄道の新形式導入について(「いすみ鉄道 社長ブログ」 2010年9月10日)
 http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=543494

・懐かしの木原線再現 鉄道ファンにアピール いすみ鉄道(「千葉日報」 2010年9月8日)
 http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=543494



 念のため再掲載しますが、開催概要は次の通りです。


(いすみ鉄道主催の撮影会)
・開催日時……2010年12月12日(日)10:30~14:00
・開催場所……「デンタルサポート大多喜駅」構内
・入場……170円
・備考……車両は走行せず、車内に立ち入ることはできません


 12:00~13:00には、国鉄時代の「サボ」(サインボードの略/行先票)など鉄道部品の販売会も実施するとのこと。

 なお、当日は徳間書店主催の撮影イベントも開催となり、鉄道写真家「中井 精也」氏の鉄道写真教室(主催:徳間書店)も行われます(有料・定員制)。


(徳間書店主催の撮影会)
・開催日時……2010年12月12日(日)13:00~16:00/雨天決行、現地集合・現地解散
・開催場所……「デンタルサポート大多喜駅」構内、「大多喜観光」本陣・会議室
・参加費……3,200円(受講料:2,000円、記念乗車券:1,200円)/当日現地で支払い
・参加資格……野外で撮影できる健康な人で、当日スチール撮影できるデジカメを有し、現地集合・解散できる人/小学生以下は保護者同伴
・募集人数……30人
・応募〆切……郵送で2010年12月3日(必着)
・備考……車内撮影、教室参加者のみの外観撮影、中井氏による寸評、記念品贈呈など/詳細は徳間書店のイベント告知でご確認ください



 イベント時、「キハ52 125」は旧気動車色を(「スカ色」に似た配色)をまとっています。
 イベント後は検査に入り、2011年2月下旬には国鉄標準色となって戻ってくるとのことですから、事実上旧気動車色の「キハ52」を目にできる最後の機会ということになります。

 なお、イベント当日から始動する「キハ52」のオーナー制度・サポーター制度についても、


・いすみ鉄道キハ52サポーター会員
 ……年会費:5,000円(特典付き)

・いすみ鉄道キハ52トレインオーナー制度
 ……年会費:50,000円(特典付き)

・いすみ鉄道キハ52プレミアムトレインオーナー制度
 ……年会費:500,000円(特典付き)

・いすみ鉄道キハ52応援募金
 ……金額は任意


 との記載があります。
 (詳細は本日公開となるようです)

 プレミアムトレインオーナー制度、年間50万円ってのは結構な金額ですね……。
 果たしてどんな特典があるんでしょうね。ちょっと気になります。


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【Zゲージ】「ロクハン(六半)」、コントローラー&アクセサリー12月末発売

 当方でも注目している日本型Zゲージの新ブランド「ロクハン(ROKUHAN/六半)の発売予定情報です。

 11月30日に発売したレール各種に続き、コントローラーアクセサリー各種12月末に発売予定であることが発表されました。

・ロクハン 公式サイト
 http://www.rokuhan.com/

・コントローラー、アクセサリー類の発売について(ロクハン 公式サイト内)
 http://www.rokuhan.com/news/2010/12/post-17.html


 12月末に発売予定となるのは、次の通り。


・2WAY トレインコントローラー RC-01

・リレーラー(1本入り)
・フィーダーケーブル 70cm (1本入り)
・フィーダー / アクセサリー用 延長ケーブル 150cm (1本入り)
・ポイント用 延長ケーブル 150cm (1本入り)
・ポイント分岐用 Y字ケーブル 10cm (1本入り)



 今後は、「プラレール」の「まがレール」のように自在に曲げることができる線路「フレックス&アジャスタブルレール」なども発売となります(→記事)

 今後どんな新製品が登場するか、引き続き注目しています。


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【Zゲージ】「ロクハン(六半)」の各種レール好評発売中

 当方でも注目している日本型Zゲージの新ブランド「ロクハン(ROKUHAN/六半)のレール各種が11月30日に発売となりました。
 どの販売店でも直線レールやポイントなどを中心に売れ行き好調のようで、欠品も相次いでいます。

 このほどメーカー公式サイトで、11月30日に発売した第一弾製品のレール各種について、年内に再入荷予定であることが発表されました。

・ロクハン 公式サイト
 http://www.rokuhan.com/

・第一弾商品 追加情報(ロクハン 公式サイト内)
 http://www.rokuhan.com/news/2010/12/post-18.html


 年内再入荷となる第一弾製品というのは、次の通りです。


・R001 直線レール 110mm
・R002 曲線レール R195mm 45度
・R003 曲線レール R170mm 45度
・R004 曲線レール R220mm 45度
・R005 曲線レール R145mm 45度
・R006 電動ポイントレール(選択式) R490mm 13度 左
・R007 電動ポイントレール(選択式) R490mm 13度 右
・R008 直線レール 55mm
・R009 直線レール 2200mm
・R010 曲線レール R95mm 45度
・R011 曲線レール R120mm 45度
・R012 曲線レール R490mm 13度
・R013 エンドレール




 また、次に発売予定の曲線レールの開発状況も掲載しています。

・クラシックトラック R245-30° R270-30° カーブレールの開発状況(ロクハン 公式サイト内)
 http://www.rokuhan.com/news/2010/12/post-19.html

 掲載中の新レールは、次の2種類。


・曲線レール R245mm 30度
・曲線レール R270mm 30度


 ZゲージのR245mm曲線レールは、NゲージのR360mm相当。
 ZゲージのR270mm曲線レールは、NゲージのR396mm相当。
 周回コースの「主力」となる曲線ということになろうかと思います。


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【KATO】2011年3月のNゲージ新製品情報

 「KATO」2011年3月の新製品・再生産品情報です。

 今回の目玉は、既にご紹介しましたが「E5系 東北新幹線『はやぶさ』」と、再生産で「651系 『スーパーひたち』」「583系」が登場することでしょうね。

 各通販サイトでも予約や先行予約が始まっています。

・発売予定品情報 2011年3月(「KATO」公式サイト 2010年12月7日)
 http://www.katomodels.com/distribution/poster/poster2011_3.jpg

・KATO3月の新製品先行予約受付開始!(「ポポンデッタ商品部NEWS」 2010年12月7日)
 http://popondetta.com/blog/cat1/kato3_1.html

・カトー 3月発売予定の新製品情報です。(「壱番館スタッフblog」 2010年12月7日)
 http://d.hatena.ne.jp/ichibankan/20101207/1291701412

・【Nゲージ】カトーよりE5系新幹線「はやぶさ」発売決定!(「J-鉄道部」 2010年12月7日)
 http://blog.joshinweb.jp/joshintrain/2010/12/ne5-db3b.html


 発売となる新製品は次の通り。


・10-857 E5系新幹線電車「はやぶさ」 基本セット(3両)
 ……1号車「E523形」-7号車「E525形 100番台」-10号車「E514形」(グランクラス)の3両セット
 ……動力車は7号車で、パンタグラフ搭載

・10-858 E5系新幹線電車「はやぶさ」 増結セットA(3両)
 ……3号車「E525形」-6号車「E526形 300番台」-9号車「E515形」(グリーン車)
 ……3号車はパンタグラフ搭載

・10-859 E5系新幹線電車「はやぶさ」 増結セットB(4両)
 ……2号車「E526形 100番台」-4号車「E526形 200番台」-5号車「E525形 400番台」-8号車「E526形 400番台」

・10-577 E231系500番台(山手線・ホームドア対応車)2両セット(ベストセレクション)
 ……「サハE231形 600番台」と「サハE231形 4600番台」のセット



 続いて、再生産となるのは次の通り。


・10-578 E231系500番台山手線 4両基本セット(ベストセレクション)
 ……再生産は基本セットのみで、「増結セットA」「増設セットB」は今回再生産されず

・10-173 651系スーパーひたち 7両基本セット(ベストセレクション)
・10-174 651系スーパーひたち 4両増結セット(ベストセレクション)
 ……KATOカプラー(密連)を標準装備

・10-395 583系 7両基本セット
・10-396 583系 2両増結セット
・4084-1 サシ581
・4086-1 サハネ581
 ……KATOカプラー(密連)を標準装備

・6041-2 キハ52 首都圏色(M)
・6042-2 キハ52 首都圏色(T)
 ……出荷時はアーノルトカプラーを標準装備(KATOカプラーは別売り対応?)

・3036-1 EF200 新塗装
 ……出荷時はアーノルトカプラーを標準装備?


 「651系」は、2012年に新型「E657系」が導入されると、「スーパーひたち」の運用から退くことが事実上発表されています。
 その後の処遇についてはJR東日本からの公式発表がありませんので、気になるところですが……。
 基本セットも増結セットも、室内灯標準装備という仕様ですので、購入後に室内灯を設置する煩わしさがないというのもポイントです(今回再生産分の室内灯がLEDになっているのかどうかは不明ですが……)

 「583系」はリニューアル製品ではなく、古い金型を使っている旧製品仕様ではありますが、元々良好な再現ぶりであったため、現在の基準でもそう見劣りするものではありません。
 前照灯・尾灯・トレインマークは標準点灯です。
 カプラーは「KATOカプラー密連B」を装備。車輪は実感的な黒色です。


 また、2011年1月の新製品として「SL列車セット」が発売予定となりました。


・10-830 SL列車セット(ベストセレクション)
 ……「10-005 D51 SL列車スターターセット」に収録している4両の車両のみをセット販売
 ……「2006-1 D51標準形」は旧製品なので、前照灯・尾灯は非点灯
 ……客車は「スハフ42 2233」「オハ47 2260」「オハニ36 10」で、塗色は「茶」
 ……「スハフ42」「オハニ36」は尾灯点灯


 「D51」は旧製品仕様ですので、いわゆる「ファインスケール」ではなく(ちょっと大きめに作られている)、前照灯・尾灯も点灯しませんが、雰囲気はしっかり出ていると思います。
 入門用として最初にどの車両を買おうか迷っている人向けの「ベストセレクション」としての発売ですので、今後も末永く販売されていくものと思います。


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【JR東日本】常磐線の新型特急用車両「E657系」!!

 JR東日本が、常磐線の新型特急車両についての情報を公開しました。

 新型は「E657系」です。

・常磐線特急に新型車両を導入! ~ E657系特急形交直流電車 ~(JR東日本 プレスリリース 2010年12月7日)
 http://www.jreast.co.jp/press/2010/20101206.pdf

・常磐線特急にE657系を導入へ(「railf.jp」 2010年12月7日)
 http://railf.jp/news/2010/12/07/181000.html

・常磐線用新型特急車輌はE657系。(「編集長敬白」 2010年12月7日)
 http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2010/12/post_84.html


 従来「スーパーひたち」は「651系」で、「フレッシュひたち」は「E653系」での運転が基本でしたが、2012年秋以降は「E657系」に統一されることになります。

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 ▲ 常磐線で「スーパーひたち」「フレッシュひたち」として運行中の「651系」(中央)と「E653系」(右、左)。新型特急車両「E657系」がデビューする2012年、運用に大きな変化が訪れます。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)

 発表内容によると、


・2012年春にデビュー。
・上野~いわき間の特急は2012年秋までに「E657系」で統一。

・6M4T(6両が動力車、4両は付随車)の10両編成を16本投入。
・先頭車とグリーン車にはるフルアクティブサスペンションを装備。
・全車両に車体間ダンパを装備。
・静粛性を重んじた床構造の採用。
・全座席にパソコンを置けるテーブルとコンセントを設置。
・WiMAXを用いたブロードバンド環境を構築(当初は上野~水戸間で、後日順次拡大)。

・いわき~仙台間は、現行の「E653系」による新設特急に切り替え。
・いわき駅で「E657系」特急と「E653系」特急は同一ホーム上で乗り換えできる。


 ……などとあります。

 そのほか、「ご利用状況にあわせて、特急列車の輸送体系見直し等をおこないます」とありますが、これが何を指すのかは現時点では不明です。
 (従来は14両編成で運行していた列車を「E657系」10両に減車するとか、そういうことなのかも知れませんが)


 「E653系」がいわき以北に「転属」することは発表されていますが(どう考えてもかなり「余剰」が出ますが)、「651系」については一切触れられていません。
 「651系」は登場から20年、リフレッシュ工事から10年。
 後継となる新型車両登場となると、「651」系の処遇がどうなるかは予断を許さないということになるかも知れません。

 「651系」も「E653系」も、7両の基本編成と4両の付属編成があります。
 「651系」が「引退」するかどうかは微妙なところですが、その前に波動用として残っている「485系」や「183系」を置き換え、さらには「485系」ベースの団体列車を置き換えるために改造が行われる編成もあるのではないか……と思います。
 「651系」と「E653系」は貴重な交直両用車でもありますので、おそらく余剰だからすぐ廃車ということにはなりにくいように思いますが、どうなるでしょうか。


 水戸線沿線住民としては、「651系」でも「E653系」でも良いので、水戸線内の快速とか通勤ライナー、あるいは水戸~宇都宮間の速達列車に転用してもらえんだろうか……と思ってしまいます。

 北関東道の開通により、何も手を打たないと相対的に利便性が低下している水戸線は「ジリ貧」の状態になりかねません。
 水戸線は潜在的な需要はあるのに、運行頻度が低すぎて、クルマへの逸走がかなり生じていますが、それに何ら対処していないのが大問題です。
 運行頻度を増したり、速達性を向上することなどによって利便性を増すことができれば、クルマに逸走してしまった乗客をシフトさせることもできますし、新規の需要掘り起こしも可能です。

 JR任せでなく、本当は県もこうした対策に注力してもらいたいものですが、県西地域は水戸方面から見ると「山の向こう」でしすし、そこを東西に走る水戸線についての危機感を持っている関係者がどの程度いるのかを考えると、なかなか……。
 (もし県の担当者がこの文章を読んでいるのであれば、このままでは人口減少傾向に拍車がかかりそうな県西地域の活性化のためにも、是非検討の俎上に……とお願いしたいものです)


 また、小山駅の短絡線が撤去されてしまった今、かつての急行「つくばね」のような都心方面への直通列車を「復活」するのは難しいかも知れませんが、本当はこういう列車こそ必要な世の中になっているのではないか……と考えています。


 ともあれ、「E657系」の実車が登場すれば、水戸線でも試運転や勝田~郡山間の回送などで走る機会が出てくるものと思います。


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【KATO】Nゲージ「E5系 はやぶさ」発売決定!!

 「KATO」から待ってましたの新情報!!

 2011年3月のダイヤ改正で営業運転を開始する東北新幹線「はやぶさ」用に開発された新型新幹線車両「E5系」の製品化が決まりました。

 発売は2011年3~4月の予定です。

 実車同様、車体傾斜機能を備えているほか、今後発売予定の「E6系」との併結運転を考慮した設計になるようです。

・【Nゲージ】カトーよりE5系新幹線「はやぶさ」発売決定!(「J-鉄道部」 2010年12月7日)
 http://blog.joshinweb.jp/joshintrain/2010/12/ne5-db3b.html


 発売となる新製品は次の通り。


・10-857 E5系新幹線電車「はやぶさ」 基本セット(3両)
 ……1号車「E523形」-7号車「E525形 100番台」-10号車「E514形」(グランクラス)の3両セット
 ……動力車は7号車で、パンタグラフ搭載

・10-858 E5系新幹線電車「はやぶさ」 増結セットA(3両)
 ……3号車「E525形」-6号車「E526形 300番台」-9号車「E515形」(グリーン車)
 ……3号車はパンタグラフ搭載

・10-859 E5系新幹線電車「はやぶさ」 増結セットB(4両)
 ……2号車「E526形 100番台」-4号車「E526形 200番台」-5号車「E525形 400番台」-8号車「E526形 400番台」



 「基本セット」は、吊り下げ式のパッケージで、「増結セットA」を購入すると、そこに3両とも収納することができます。
 最小曲線半径は「315mm」です。


 実は、先日行われた水戸でのトークイベントの会場で、加藤社長ご本人が「E5系」発売という話をお話になっていたのですが、今回ショップ情報としても公開されたことになります。
 発売時期が実車の営業運転デビュー時期に重なりますので、おそらく以前から仕込んでいたのではないかと想像します。

 車体傾斜機能を搭載し、将来の「E6系」との併結運転とも対応……と、これは楽しみですね。


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