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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

【JR東日本】米坂線の復旧に向けて協議

■「上下分離方式」や「第三セクター方式」が検討の俎上に

 2022年8月に発生した豪雨災害で被災したJR米坂線(よねさかせん)。被災により運休しているのは今泉駅(山形県長井市)と坂町駅(山形県村上市)の67.7kmで、全長90.7kmの路線の内、なんと7割以上の区間で代行バスが走っていることになります。
 2024年11月、JR東日本から「上下分離方式」や「第三セクター方式」での復旧提案があったことを受けて、山形県は沿線市町に呼びかけて再建策について協議を実施。
 沿線8市町は路線の廃止を望んでおらず、今後どのような公的投資による復旧を目指すかを検討していくことになります。

・JR米坂線、山形の8市町長は廃線求めず 上下分離、三セクも検討(朝日新聞 2025年1月23日)
 https://digital.asahi.com/articles/AST1Q7VJ1T1QUZHB006M.html


▲ 大規模災害での被災はローカル線の存廃に直結してきただけに、まず沿線市町が存続・復旧を意思を示すことは重要なことです。

 復旧の費用と工期について、JR東日本新潟支社は2023年4月25日に「復旧費86億円・工期5年」との見通しを発表しています。
 山形県は「JRが主体的に鉄道を復旧するのが原則」としたうえで、自治体が鉄道施設や土地を保有してJRが運行する「上下分離方式」と、地域の交通事業者が運営する「第三セクター方式」について、それぞれどのような課題があるのか、どの程度の費用負担になるのかなどを検討したい……と、沿線市長に提案したようです。

 人口減少社会を迎える中で、せっかく路線を復旧するのであれば、沿線の交通まちづくり・地域戦略と有機的にリンクし、これまで以上に地域の「軸」として機能するようにしていくことが重要になります。
 そうした線に沿って復旧・再建策がまとまると良いですね。

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 「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
 しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
 公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!

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