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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

【上毛電鉄】全線存続して利便性を高める基本方針を決定!

■桐生市と前橋市を最短距離で結ぶ都市間鉄道

 群馬県内を走る私鉄3路線のあり方を協議する「沿線地域交通リ・デザイン推進協議会」で、上毛電鉄を全線鉄道として存続していく基本方針が1月27日に決定!!
 沿線自治体が線路などのインフラ維持・管理を公的投資でまかなう「群馬型上下分離方式」も継続します。

・上毛電鉄(群馬・前橋市)は全線存続 協議会が基本方針 魅力や利便性高め沿線価値向上(上毛新聞 2025年1月28日)
 https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/601802


▲ 群馬県内の私鉄の今後を話し合う「沿線地域交通リ・デザイン推進協議会」で、まず上毛電鉄の存続して利便性を高める方針が決定!

 上毛電鉄は、西桐生(桐生市)と中央前橋(前橋市)の25.4kmを結ぶ都市間鉄道です。電車内に自転車をそのまま持ち込める「サイクルトレイン」を実施していることでも知られています。
 JR両毛線と並行するように走ってはいますが、途中のルートが異なっている(離れている)ため、「棲み分け」はできているといえます。

 とはいえ、年々経営環境は悪化していて、ここ5年間は毎年約3億円の公的投資を実施して運行を支えています。が、2045年までに沿線人口が約22%(約11万人)減少するとの推定もあり、今後の状況は予断を許さないといえます。
 そんな中でも、沿線住民や利用者の約6割が「鉄道を維持するためなら運賃引き上げも致し方ない」と回答。鉄道ならではの速達性や定時運行性がしっかり評価されているといえます。
 なお、(1)鉄道を維持した場合、(2)バスに転換した場合、(3)BRT(バス高速輸送システム)に転換した場合について比較した結果、5年間の収支は鉄道の維持した場合がもっとも有効と判定されたとのこと(納得)。

 協議会の会長で、前橋工科大学の吉田樹特任教授は、「残すことがゴールではなく、最大限に生かして地域を良くすることが目標だということを共有できた」と、協議の内容を高く評価。
 鉄道ならではの強みを最大化して、さらに便利な交通機関として発展してほしいですね。

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下館レイル倶楽部・代表
性別:
男性
趣味:
鉄道、鉄道模型、ミリタリーなど
自己紹介:
 「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
 しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
 公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!

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