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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

『路面電車で行く 世界各街停車の旅』第31回はボルドー編

■2014年8月7日(木)放映の新作はフランス・ボルドー編!!

 BSフジ『路面電車で行く 世界各街停車の旅』。
 今晩放映の回は新作、フランス・ボルドー編です。



 ボルドーのLRTといえば、中心市街地に「APS(地表集電方式)」による架線レス区間があることでも有名です。


▲ ボルドーのトラム。全3系統、44km。APS方式を採用し、中心市街地には架線レス区間があります。(クリックすると動画を再生します)

 ヨーロッパの都市は、中世以来の古い街並みや建造物が残っていることが多く、LRT(トラム)を新規に導入する場合、こうした歴史的建造物や歴史的な街並みの景観を保全する工夫が求められることがあります。
 APSはその解決方法の一つで、ほかにも車両に大容量バッテリーを搭載して、中心街などの架線レス区間は車載バッテリーの電力で走るバッテリートラムを導入する方法があります。


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【宇都宮LRT】企業アンケ「利用する」23.3%

■マイカー通勤からの転換率は19.1%!!

 宇都宮市と芳賀町が共同で整備するLRTについて、新たな動きです。
 LRT沿線にある清原工業団地、芳賀工業団地、芳賀・高根沢工業団地、大型商業施設「ベルモール」の従業員(約33,000人)を対象とするアンケートの調査結果が明らかに。

 「LRTを利用する」「快速があれば利用する」の合計が「23.3%に上った」……と下野新聞が報道。
 予想を大きく上回る高い数値が出ています。

・「LRT利用する」23% JR宇都宮駅東の企業従業員 宇都宮市がアンケート(下野新聞 2014年7月24日)
 http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20140724/1665393

・宇都宮LRT沿線企業アンケート 「自動車から転換」19%(MSN産経 2014年7月25日)
 http://sankei.jp.msn.com/region/news/140725/tcg14072503520002-n1.htm

 アンケート対象者(約3.3万人)の内、回答したのは約1.2万人で、回収率は37.8%。
 「下野新聞」紙面の情報も総合すると……。


 「LRTを利用する」……13.5%
 「快速があれば利用する」……9.8%
 「実際に運行しないと分からない」……18%
 「利用しない」……55.2%
 (無回答)……3.4%


 「利用する」「快速があれば利用する」の合計は、23.3%。
 しかも、「実際に運行しないと分からない」の18%も、利便性が高ければ「利用する」に移行する可能性が高いといえます。

 注目すべきはマイカー通勤からの転換率で、なんと19.1%にも及びます(宇都宮市の事前想定は3.6%)。
 地方での通勤はほとんどがマイカーという状況の中で、2割に迫る転換率は注目に値します。

 一応捕捉しておきますと、アンケートの回収率が37.6%なので(この手のアンケートで約4割が回答というのは結構高い数値)、「23.3%が利用の意向」「マイカーからの転換率は19.1%」という数値をそのまま全体に当てはめることはできないとはいえ、予想を大きく上回る「嬉しい誤算」といえそうです。

 運行ルートや運行頻度、サービス水準、所要時間、想定運賃などが明らかになると、従来は漠然とした不安や懐疑を感じていた人も具体的にイメージしやすくなり、利用したいというマインドは高まるでしょう。
 ……ということは、従来の想定のまま事業化すれば、乗客が多すぎて「運びきれない」状況もあり得えます(その公算大かなと)。

 LRTの新規整備の場合、もっとも費用を要するのは軌道敷設などのインフラ整備費です。
 たとえ18m級LRVが走っても、30m級LRVが走っても、基本となるインフラ整備コストはそう変わりませんので(停留所や車庫などは長くする必要があります)、一定以上に需要が見込めるのであれば、できるだけ輸送力が大きい編成を導入して投資対効果を高めることが重要となります。

 今後は運転士などの人件費は抑えつつ、どうやって輸送力を増強するかを考えないと、ということになるのでは……と。
 具体的には、宇都宮市が最近検討している「30m級LRV」でも輸送力が不足するので、ラッシュ時には2編成以上を併結するとか、1編成あたりの編成長を長くする(世界的に主流の40m級以上とか)ことを検討しないといけないかも。
 (そのどちらの場合でも、軌道法の特認を得る必要があります)


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【運転会告知】アルテリオ2014年7月定例運転会

■今月は第3週の開催!! 7月20日(日)が運転会当日です!!

 「下館レイル倶楽部」2014年7月定例運転会についてのお知らせです。

 今月はいつもの開催スケジュールである「第3週の週末開催」で、2014年7月20日(日)10:00~16:00となります(途中1時間ほど「昼休み」となります)。

 設営&試運転は、運転会前夜の7月19日(土)18:00~21:00頃に行います。
 ご都合がよろしければ、ぜひご参加ください。

 なお、運転会前日の夕方から行う設営(7月19日18:00~)と、運転会当日の早朝(7月20日9:00~10:00)は、原則としてメンバー、または参加費をご負担いただける方のみ参加可能と致します。
 ご参加の方は、この記事に参加表明のコメントをつけてください(記事タイトル下の「CM」部分をクリックするとコメントを投稿できます)。

アルテリオ定例運転会・2014年6月
▲ 2014年7月の定例運転会は、7月20日(日)が一般公開日です。こちらは2014年6月定例運転会の模様です。(クリックすると拡大画像を表示します)


【開催予定】

・一般公開:2014年7月20日(日)10:00~16:00(途中、1時間ほど「昼休み」)
・開催会場:しもだて地域交流センター「アルテリオ」2F「研修室」(茨城県筑西市)
     http://www.city.chikusei.lg.jp/kurashi/shisetsu/shisetsu/kouryu/kouryu.html

・前日設営:2014年7月19日(土)18:00~21:00頃(基本的に関係者か、参加費をお支払いいただける方)
・反省会?:2014年7月19日(土)21:00頃~
・早朝走行:2014年7月20日(日) 9:00~10:00(基本的に関係者のみ)
・撤収作業:2014年7月20日(日)16:00~17:00(基本的に関係者のみ)

・備考1:HOゲージとNゲージ、Gゲージの周回コースを設置予定です
・備考2:日曜日は「下館ミニレール倶楽部」によるプラレールアドバンス出展を実施するかも?
・備考3:前日設営のみ、運転会当日のみの参加も可能です
・備考4:運転会当日はギャラリーが見物に来ます(「早朝運転」「昼休み」中を除く)
・備考5:模型を持ち込んでのご参加の場合、参加費のご負担をお願いします^^; (大人1,000円/日、中高生500円/日、未就学児は無料です)


【参加者の集合について】

・前日設営からご参加の場合
 ……鉄道利用の方は、下館駅北口から徒歩5~6分で「アルテリオ」です(道順など不安な方は事前にお知らせください)
 ……クルマ利用の方は、「アルテリオ」地下駐車場に駐車願います
 ……18:00に2F受付前で集合/他に誰もいない場合は、「下館レイル倶楽部です」と名乗って部屋を開けてもらってください

・日曜日ご参加の場合
 ……鉄道利用の方は、下館駅北口から徒歩5~6分で「アルテリオ」です(道順など不安な方は事前にお知らせください)
 ……クルマ利用の方は、「アルテリオ」地下駐車場に駐車願います(満車の場合は、道向かいにある「筑西しもだて合同庁舎」もしくは「筑西市役所」の駐車場をご利用ください)

アルテリオ定例運転会・2014年6月アルテリオ定例運転会・2014年6月アルテリオ定例運転会・2014年6月
▲ 2014年6月定例運転会の模様です。(クリックすると拡大画像を表示します)



【7月19日・朝~夕方/自由行動】

・真岡鐵道「SLもおか」号乗車
 ……往路(下り)は、下館10:35発→茂木12:06着
 ……復路(上り)は、茂木14:26発→下館15:56着
 ……回送列車(下り)は、下館16:03発→真岡16:31着
 ……途中の益子(ましこ)駅で下車し、陶芸の街を散策するのも良し
 ……下館13:01発→茂木14:06着の普通列車に乗れば、復路の「SLもおか号」に乗車可能

「SLキューロク館」見学
 ……真岡鐵道・真岡駅東口
 ……開館時間は10:00~18:00
 ……休館日は毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
 ……入場無料
 ……SLの場内往復運転は、土曜・日曜と祝祭日です



【7月19日・夜/設営、オフ会】

・オフ会
 ……1日目の設営終了後に開催(会場未定)



【7月20日・朝~夕方/運転会】

・運転会
 ……会場は9:00から入室可能ですが、10:00までは基本的に一般非公開の「早朝運転」タイムとします
 ……「昼休み」中は、ご希望の参加者のみ残って基本的に一般非公開の「昼間運転」タイムとします
 ……会場は17:00まで押さえてありますが、ラスト1時間は撤収作業です



【7月20日・夜/オフ会】

・オフ会
 ……2日目の運転会終了後開催(会場未定)


(ちょこっと観光案内)

・真岡鐵道
 http://www.moka-railway.co.jp/

・SLキューロク館
 http://www.moka-railway.co.jp/96kan/

・道の駅もてぎ もてぎプラザ
 http://www.motegiplaza.com/

・とばのえステーションギャラリー
 http://www.kantetsu.co.jp/train/tobanoe_gallery/tobanoe_gallery.html

・ウインナー手づくり体験工房 - 下館工房
 http://www.nipponham.co.jp/fun/factory/simodate/


(ちょこっと宿泊案内)

・「ホテル新東」
 http://www.hotel-shinto.co.jp/

・「ホテル ルートイン下館」
 http://www.route-inn.co.jp/search/hotel/index.php?hotel_id=529


 なお、2014年9月までの開催予定(運転会の当日)は、次の通りです。
 運転会実施日の前日(土曜日)は、会場設営&試運転を行います。


・2014年7月……7月20日(日)「アルテリオ」2F「研修室」
・2014年8月……8月31日(日)「アルテリオ」2F「研修室」★「第5週の週末」開催です!!

・2014年9月……9月28日(日)「アルテリオ」2F「研修室」★「第4週の週末」開催予定です!!


 6月と8月は、いつもの開催タイミングとは異なりますので、ご注意ください!!


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京急&西武のコラボ! 西武に「幸運の赤い電車」

■西武「9000系が京急風の塗色に!!

 「赤い電車」でおなじみの京急「黄色い電車」
 「黄色い電車」でおなじみの西武「赤い電車」
 鉄道会社の垣根を越えた、粋なコラボ企画に発展しました!

・西武の電車が京急に…「幸運の赤い電車」7月19日から運転開始(レスポンス 2014年7月9日)
 http://response.jp/article/2014/07/09/227273.html

・幸運の赤い電車 西武鉄道、19日から(MSN産経 2014年7月10日)
 http://photo.sankei.jp.msn.com/kodawari/data/2014/07/10seibu_red/

・京急「HAPPY」&西武「LUCKY」電車共同運行開始
 京急電鉄「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」とのコラボレーション!
 「幸運の赤い電車 RED LUCKY TRAIN」の運行を開始します!(西武鉄道 2014年7月9日)
 http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2014/__icsFiles/afieldfile/2014/07/09/20140709keikyuseibu.pdf
 (PDFファイルです)
 「異変」は、京浜急行電鉄が2014年5月から「しあわせの黄色い電車」を走らせたことでスタート。
 「赤い電車」メインの京浜急行にあって「黄色い電車」は異彩を放ち、「まるで西武の電車みたい!」と人気に。

 これに気をよくした京浜急行電鉄から、その西武鉄道に対して「せっかくだから、コラボ企画やりませんか!」と持ちかけたところ、西武鉄道もノリノリで「やりましょう!」となった……という次第。
 西武鉄道は「9000系」1編成(10両)を「赤い電車」化して、「幸運の赤い電車(RED LUCKY TRAIN)」として池袋線で運行することに!

 7月19日(土)11:08~11:23に池袋駅七番線ホームで出発式を、12:30~15:00には西武球場前駅で車両展示イベントを開催!
 西武球場前駅では通常の「黄色い」状態の「9000系」と、「赤い」状態の「RED LUCKY TRAIN」が並びます。
 イベント来場者には記念ポストカードをプレゼントとのことなので、ご都合が良い方はゼヒ!!


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ロシアの戦車工場製! 新型トラム「RUSSIA ONE」

■製造元は戦車工場「ウラル車輌工場(UralVagonZavod)」

 ロシア・エカテリンブルクの展示会で、なんと戦車工場「ウラル車輌工場(UralVagonZavod)」(「T-72」や「T-90」などを生産!)が製造した新型トラム(路面電車)の試作車両が展示され、その斬新すぎるスタイリングで話題になっています。

・ロシアの戦車工場が作った“路面電車”が斬新すぎる(日刊SPA! 2014年7月10日)
 http://nikkan-spa.jp/677289

・Russia One tram prototype revealed(Railway Gazette 2014年7月9日)
 http://www.railwaygazette.com/news/single-view/view/russia-one-tram-prototype-revealed.html
 これは驚きました!
 スタイリッシュであるとか、洗練されているといえるのかどうかはともかく、「とにかく斬新!」で「目立つ!」ことは間違いありません!

 展示会に出展されたのは試作編成で、全長24m、全幅2.5mで、3車体連接構造。
 前後の車体(動力台車付き)で、中間車体(台車なし)を挟み込むフローティング構造で、乗降ドア(両開き)は中間車体に4ヶ所(左右2ヶ所ずつ)あります。
 この試作編成の定員は、150~190人だそうです。


▲ もう、「斬新!」としか言いようがないというか何というか……。(クリックすると動画を再生します)

 車体は複合材料を使用していて、軽量化されています。
 バッテリーも搭載していて、バッテリーの電力だけで50km程度は走れるようです。
 運転席からの視界は、とても広く確保されています。全面のガラスは前方に12度傾斜しているため、下方の視界も良好です。

 今回の車両はあくまでも概念を具現化したプロトタイプではあるのですが、量産型が2017年頃からロシア国内で運行を始める模様。
 1編成あたりの導入コストは100万ユーロ(約1.4億円)程度で、販売のほか、リースにも対応可能とのことです。


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『路面電車で行く 世界各街停車の旅』第30回はアントワープ編

■7月17日(木)は「ダイヤモンドと建築の街 ベルギー・アントワープ」

 BSフジで放送中の『路面電車で行く 世界各街停車の旅』
 このところ新作の放映が増えていますが、2014年7月17日(木)は第30回「ダイヤモンドと建築の街 ベルギー・アントワープ」を放送!!
 6月5日(木)放映の2時間スペシャル、第29回「フランダースの犬と運河の街 ベルギーの古都 アントワープとゲント」に続き、ベルギーのトラムが登場します。
 (※7月10日は編成の都合上お休みです)

・『路面電車で行く 世界各街停車の旅』(BSフジ 番組情報)
 http://www.bsfuji.tv/top/pub/streetcar.html

■ダイヤモンドが集まる街・アントワープ

 ベルギー北部フランダース(フランドル)地方にある同国第二の都市・アントワープ(アントウェルペン)。北海に流れるスヘルデ川の右岸にあって、人口は約50万人です。


▲ アントワープのトラム。全12路線。中世からのかなり狭い路地でも難なく走っていますね。(クリックすると動画を再生します)

 アントワープには世界の約7割に及ぶダイヤモンドの原石が集まるそうで、「ブリリアンカット」に代表される高い研磨技術でも知られています。
 今回の放送では、「宝石街」と呼ばれる100年前の高級住宅街の美しい家々も紹介するとのことです。

 アントワープのトラムは、路線の終端がループ線になっていて、片運転台(編成の先頭にしか運転台がない/最後尾には簡易運転台がある)で、乗降ドアはバスのように片側にしかありません。
 この、片運転台&片側ドアでループ線という構造は、車両の製造コストを抑制する効果を期待できます(その代わり、路線終端にループ線を設けなければいけないという制約はあるのですが……)。


▲ トラム最後尾から走ってきた風景を収録した動画。専用軌道や、バスとトラムの併用軌道、一般交通との併用軌道など、さまざまな区間があります。(クリックすると動画を再生します)

 アントワープのバスとトラムは、共通の「トラムカード」を利用する一体運営です。
 乗車方法は「信用乗車制」セルフレジ方式のように乗客自らが改札処理を行う)で、乗車したら乗客がドア付近に設置されている自己改札機(セルフレジ機)にカードを通します。カードには乗車日時が刻印されて、1時間以内であれば何度でも他のバスやトラムに乗り換え可能です。
 (注:係員が抜き打ち検札を行う際、理由の如何を問わず無賃乗車だと高額の罰金を課されます)
 運賃は、○○停留所から○○停留所がいくら、という方式ではなく、「ゾーン制」で設定されています。


■2014年7月10日(木)時点の放映リスト

 なお、今回の放映情報と、これまでの放映リストなどを反映した2014年7月10日時点の放映リストは、次の通りです。


第1回「世界遺産とワインの街 ポルトガル・ポルト」
第2回「ビールと芸術の街 ドイツ・ミュンヘン」
第3回「七つの坂とファドの街 ポルトガル・リスボン」
第4回「ロマンチック街道街道最古の街 ドイツ・アウグスブルク」
第5回「装飾タイルと世界遺産の街 アルマダ・リスボン ポルトガル」
第6回「野球とキューバ葉巻の街 フロリダ州 タンパ」
第7回「ピッツァとカンツォーネの街 イタリア・ナポリ」
第8回「ジャズの生まれた街 ルイジアナ州 ニューオリンズ」
第9回「大聖堂とファッションの街 イタリア・ミラノ」
第10回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 前編」
第11回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 後編」
第12回「エルビスの愛した街 テネシー州 メンフィス」
第13回「千年の歴史と百塔の街 チェコ・プラハ」
第14回「音楽と芸術の街 チェコ・プラハ」
第15回「ガウディの愛した街 スペイン・バルセロナ」
第16回「バル文化と美食の街 スペイン・バルセロナ」
第17回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(前編)」
第18回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(後編)」
第19回「地中海の楽園 スペイン・マヨルカ島ソーイェル」
第20回「音楽の都 オーストリア・ウィーン」
第21回「カフェとお菓子の街 オーストリア・ウィーン」
第22回「水の都 運河の街 オランダ・アムステルダム」
第23回「名画の生まれた街 オランダ・アムステルダム」
第24回「二階建てトラムとグルメの街 香港」
第25回「風水とパワースポットの街 香港」
第26回「カフェ文化とアーケードの街 オーストラリア・メルボルン」
第27回「庭園と美食の街 オーストラリア・メルボルン」
第28回「海と山と教会の街 オーストラリア・アデレード」
第29回「フランダースの犬と運河の街 ベルギーの古都 アントワープとゲント」
第30回「ダイヤモンドと建築の街 ベルギー・アントワープ」←2014年7月17日(木)放送



 この番組で登場する「路面電車」には、旧態依然とした「いわゆる路面電車」もあれば、欧州諸国で路面電車を近代化・輸送力強化を実現してきた「トラム」もあります。
 (「トラム」の中には、既存の鉄道路線に乗り入れる「トラムトレイン」を実施しているケースもあって、鉄道路線では鉄道車両のように高速運転を行います)

 日本でも今後LRTを新規導入(またはトラムが「復活」)する都市が増えていくと思いますので、「導入するとかんな感じになるのかな」など、参考になると思います。
 今後もこの番組で新旧さまざまな事例を紹介してほしいなあ……と期待しているところです。


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山手線に新型「E235系」2015年秋から投入

■「顔」がかなり大胆な「E235系」

 JR東日本、新型電車「E235系」の量産先行編成を製造すると発表しました。

・新型通勤電車(E235系)量産先行車新造について(JR東日本 2014年7月2日)
 http://www.jreast.co.jp/press/2014/20140701.pdf
 (PDFファイルです) 「顔」が無機質っぽいという批判も出そうなデザインですが、まあこれはこれで、実車が出てくると納得できるのではないかと思います。
 何しろ、ロンドン地下鉄の新車(http://response.jp/article/2013/10/07/207964.html)なんか、もう2世紀ぐらい先を行ってる感じですし(笑) 「E235系」、ベースになっている「顔」のデザインは、おそらく「EV-E301系」なんだろうと思います。
 そう考えると、(好き嫌いはあるとして)まあ「なるほどなあ」という線ではあるかな……と。

 ただまあ、「電車っぽい」デザインか、と言われると、ちょっと違う方向性なのかなあとは感じます。
 もしかすると、ホームドア越しに見える「上半分」の印象を重視しているのかも知れませんね。


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『路面電車で行く 世界各街停車の旅』第29回はベルギー特集でした

■6月5日(木)はアントワープ&ゲント(第29回)を放送

 BSフジで放送中の『路面電車で行く 世界各街停車の旅』
 ご紹介が事後になってしまいましたが、2014年6月5日(木)は2時間スペシャル、第29回「フランダースの犬と運河の街 ベルギーの古都 アントワープとゲント」を放送!!

・『路面電車で行く 世界各街停車の旅』(BSフジ 番組情報)
 http://www.bsfuji.tv/top/pub/streetcar.html

■『フランダースの犬』ゆかりの街・アントワープ

 ベルギー北部フランダース(フランドル)地方にある同国第二の都市・アントワープ(アントウェルペン)。北海に流れるスヘルデ川の右岸にあって、人口は約50万人です。


▲ アントワープのトラム。全12路線あって、部分的な地下区間がある「プレトラム」も走っています。(クリックすると動画を再生します)

 日本では『フランダースの犬』で、ルーベンスの絵画が飾られた「聖母大聖堂」がある街としても知られています。
 番組でも、『フランダースの犬』ゆかりのポイントを紹介しながら、主人公「ネロ」が住んでいた隣町・ホーボーケンまで足を伸ばしました。


▲ 新型の低床トラムから、在来型の車両まで、新旧さまざまな車両が走っています。(クリックすると動画を再生します)

 アントワープのトラムは、路線の終端がループ線になっていて、片運転台(編成の先頭にしか運転台がない/最後尾には簡易運転台がある)で、乗降ドアはバスのように片側にしかありません。
 この、片運転台&片側ドアでループ線という構造は、車両の製造コストを抑制する効果を期待できます(その代わり、路線終端にループ線を設けなければいけないという制約はあるのですが……)。

 アントワープのバスとトラムは、共通の「トラムカード」を利用する一体運営です。
 乗車方法は「信用乗車制」セルフレジ方式のように乗客自らが改札処理を行う)で、乗車したら乗客がドア付近に設置されている自己改札機(セルフレジ機)にカードを通します。カードには乗車日時が刻印されて、1時間以内であれば何度でも他のバスやトラムに乗り換え可能です。
 (注:係員が抜き打ち検札を行う際、理由の如何を問わず無賃乗車だと高額の罰金を課されます)
 運賃は、○○停留所から○○停留所がいくら、という方式ではなく、「ゾーン制」で設定されています。

■花の都市・ゲント

 ゲント(ヘント)も、アントワープ同様フランダース(フランドル)地方の都市で、人口は約23万人。
 スヘルデ川とライエ川の合流点にある街です。


▲ ゲントのトラム。アントワープのトラムとそっくりの低床LRVが走っていますが、こちらは両側にドアがあります。(クリックすると動画を再生します)

 ゲントはかつてハンザ同盟都市との通称で栄えた街で、フランドル地方の中心としてフランドル伯爵の居城もありました。
 番組では、この地ならではの美食として、伝統的な菓子「キュベルドン」や、1790年創業のマスタード店などを紹介しました。

 ゲントのトラムも、古い街並みにある狭い路地を走っています。
 トラムもLRTもそうですが、固定した線路の上を走るため、走行空間にブレが生じないため、実は狭い路地にも適応した交通モードだといえます。


 なお、今回の放映情報と、これまでの放映リストなどを反映した2014年6月26日時点の放映リストは、次の通りです。


第1回「世界遺産とワインの街 ポルトガル・ポルト」
第2回「ビールと芸術の街 ドイツ・ミュンヘン」
第3回「七つの坂とファドの街 ポルトガル・リスボン」
第4回「ロマンチック街道街道最古の街 ドイツ・アウグスブルク」
第5回「装飾タイルと世界遺産の街 アルマダ・リスボン ポルトガル」
第6回「野球とキューバ葉巻の街 フロリダ州 タンパ」
第7回「ピッツァとカンツォーネの街 イタリア・ナポリ」
第8回「ジャズの生まれた街 ルイジアナ州 ニューオリンズ」
第9回「大聖堂とファッションの街 イタリア・ミラノ」
第10回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 前編」
第11回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 後編」
第12回「エルビスの愛した街 テネシー州 メンフィス」
第13回「千年の歴史と百塔の街 チェコ・プラハ」
第14回「音楽と芸術の街 チェコ・プラハ」
第15回「ガウディの愛した街 スペイン・バルセロナ」
第16回「バル文化と美食の街 スペイン・バルセロナ」
第17回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(前編)」
第18回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(後編)」
第19回「地中海の楽園 スペイン・マヨルカ島ソーイェル」
第20回「音楽の都 オーストリア・ウィーン」←2014年6月19日(木)再放送
第21回「カフェとお菓子の街 オーストリア・ウィーン」←2014年6月26日(木)再放送
第22回「水の都 運河の街 オランダ・アムステルダム」←2014年7月3日(木)再放送
第23回「名画の生まれた街 オランダ・アムステルダム」
第24回「二階建てトラムとグルメの街 香港」
第25回「風水とパワースポットの街 香港」
第26回「カフェ文化とアーケードの街 オーストラリア・メルボルン」
第27回「庭園と美食の街 オーストラリア・メルボルン」
第28回「海と山と教会の街 オーストラリア・アデレード」
第29回「フランダースの犬と運河の街 ベルギーの古都 アントワープとゲント」←2014年6月5日(木)放送



 この番組で登場する「路面電車」には、旧態依然とした「いわゆる路面電車」もあれば、欧州諸国で路面電車を近代化・輸送力強化を実現してきた「トラム」もあります。
 (「トラム」の中には、既存の鉄道路線に乗り入れる「トラムトレイン」を実施しているケースもあって、鉄道路線では鉄道車両のように高速運転を行います)

 日本でも今後LRTを新規導入(またはトラムを「復活」)する都市が増えていくと思いますので、今後もこの番組で新旧さまざまな事例を紹介してほしいなあ……と思っています。


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路面電車「復権」

■「復活」というより「復権」かも

 「路面電車」の「復活」とありますが、昔あったものを「復活」するのではなく、「路面を走る軌道系交通機関」全体の「復権」という方が適切かも。
 また、必ずしも「路面『だけ』を走る」必要はなくて、「路面『も』走れる(専用軌道にもできるし併用軌道にもできる)」交通モードの評価・再評価が日本でもやっと本格化した……と捉える方が実態に近いのではないかと思います。

・「路面電車」が復活の動き その背景は?(THE PAGE 2014年6月19日)
 http://thepage.jp/detail/20140619-00000022-wordleaf

 この記事が言いたい「路面電車」には、欧州では「トラム」、米国などでは「ライトレール」と称されるLRT(軽量軌道交通)も含まれます。


▲ 英国ノッティンガムのトラム「ノッティンガム・エクスプレス・トランジット」。行政と民間資本によるPFI方式で整備されました。(クリックすると動画を再生します)

 LRT最大の売りは「何でもアリ」であること。
 整備費が手頃で、既存の鉄道への直通運転や、部分的な高架や地下があったり、併用軌道でも専用軌道でもあり……という柔軟さが魅力といえます。

 大都市圏では、通勤鉄道や地下鉄ではカバーしきれないルートへの導入が考えられます。
 地方都市では、これまで鉄道は整備できなかったものの、地域戦略上重要なルートや、すでにある程度の需要があってグレードアップを図りたいルートなどへの導入が考えられます。
 また、地方都市に直通するもののサービスレベルが不十分なローカル線の利便性向上や、あと数km延ばせば他路線に接続できたり、既存の駅から新興開発エリアへの新設、遊休施設化している貨物線の旅客転用などにも適用可能です。


▲ フランス・パリ近郊エリアで運行する「T4」系統は、鉄道をLRT化。列車の運行はフランス国鉄が行います。(クリックすると動画を再生します)

 地方の場合、JRが運行するローカル線が、都市間輸送に利用できるのに、運行頻度が低すぎたり、終列車が速すぎたりして、十分そのポテンシャルを活かせていないケースが多々あります。
 そうした線区をJRから地域に移管してLRT化(=鉄道からのダウンサイジングなんですけど)して、より少ないコストで利便性を高めるといった手法も考えられます。
 (その代わり、その地域の責任も増しますけど……)

 日本でも公設民営の上下分離方式が導入可能になったことで、導入実現のハードルはかなり下がったといえます。
 (もちろん、単に整備すればOKというわけではなく、地域戦略やまちづくりなどとの連携や、既存の鉄道やバスなどとの連携、マイカーや自転車との連携なども重要です)


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【運転会告知】アルテリオ2014年6月定例運転会

■今月は1週早い開催!! 6月15日(日)が運転会当日です!!

 「下館レイル倶楽部」2014年6月定例運転会についてのお知らせです。

 今月はいつもの開催スケジュールより1週早い「第2週の週末開催」で、2014年6月15日(日)10:00~16:00となります(途中1時間ほど「昼休み」となります)。

 設営&試運転は、運転会前夜の6月14日(土)18:00~21:00頃に行います。
 ご都合がよろしければ、ぜひご参加ください。

 なお、運転会前日の夕方から行う設営(6月14日18:00~)と、運転会当日の早朝(6月15日9:00~10:00)は、原則としてメンバー、または参加費をご負担いただける方のみ参加可能と致します。
 ご参加の方は、この記事に参加表明のコメントをつけてください(記事タイトル下の「CM」部分をクリックするとコメントを投稿できます)。

アルテリオ定例運転会・2014年5月
▲ 2014年6月の定例運転会は、6月15日(日)が一般公開日です。こちらは2014年5月定例運転会の模様です。(クリックすると拡大画像を表示します)


【開催予定】

・一般公開:2014年6月15日(日)10:00~16:00(途中、1時間ほど「昼休み」)
・開催会場:しもだて地域交流センター「アルテリオ」2F「研修室」(茨城県筑西市)
     http://www.city.chikusei.lg.jp/kurashi/shisetsu/shisetsu/kouryu/kouryu.html

・前日設営:2014年6月14日(土)18:00~21:00頃(基本的に関係者か、参加費をお支払いいただける方)
・反省会?:2014年6月14日(土)21:00頃~
・早朝走行:2014年6月15日(日) 9:00~10:00(基本的に関係者のみ)
・撤収作業:2014年6月15日(日)16:00~17:00(基本的に関係者のみ)

・備考1:HOゲージとNゲージ、Gゲージの周回コースを設置予定です
・備考2:日曜日は「下館ミニレール倶楽部」によるプラレールアドバンス出展を実施するかも?
・備考3:前日設営のみ、運転会当日のみの参加も可能です
・備考4:運転会当日はギャラリーが見物に来ます(「早朝運転」「昼休み」中を除く)
・備考5:模型を持ち込んでのご参加の場合、参加費のご負担をお願いします^^; (大人1,000円/日、中高生500円/日、未就学児は無料です)


【参加者の集合について】

・前日設営からご参加の場合
 ……鉄道利用の方は、下館駅北口から徒歩5~6分で「アルテリオ」です(道順など不安な方は事前にお知らせください)
 ……クルマ利用の方は、「アルテリオ」地下駐車場に駐車願います
 ……18:00に2F受付前で集合/他に誰もいない場合は、「下館レイル倶楽部です」と名乗って部屋を開けてもらってください

・日曜日ご参加の場合
 ……鉄道利用の方は、下館駅北口から徒歩5~6分で「アルテリオ」です(道順など不安な方は事前にお知らせください)
 ……クルマ利用の方は、「アルテリオ」地下駐車場に駐車願います(満車の場合は、道向かいにある「筑西しもだて合同庁舎」もしくは「筑西市役所」の駐車場をご利用ください)

アルテリオ定例運転会・2014年5月アルテリオ定例運転会・2014年5月アルテリオ定例運転会・2014年5月
▲ 2014年5月定例運転会の模様です。(クリックすると拡大画像を表示します)



【6月14日・朝~夕方/自由行動】

真岡鐵道「SLもおか」号
 ……7月までクルマでいえば「車検」を実施中なのでお休みしてます

「SLキューロク館」見学
 ……真岡鐵道・真岡駅東口
 ……開館時間は10:00~18:00
 ……休館日は毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
 ……入場無料
 ……SLの場内往復運転は、土曜・日曜と祝祭日です



【6月14日・夜/設営、オフ会】

・オフ会
 ……1日目の設営終了後に開催(会場未定)



【6月15日・朝~夕方/運転会】

・運転会
 ……会場は9:00から入室可能ですが、10:00までは基本的に一般非公開の「早朝運転」タイムとします
 ……「昼休み」中は、ご希望の参加者のみ残って基本的に一般非公開の「昼間運転」タイムとします
 ……会場は17:00まで押さえてありますが、ラスト1時間は撤収作業です



【6月15日・夜/オフ会】

・オフ会
 ……2日目の運転会終了後開催(会場未定)


(ちょこっと観光案内)

・真岡鐵道
 http://www.moka-railway.co.jp/

・SLキューロク館
 http://www.moka-railway.co.jp/96kan/

・道の駅もてぎ もてぎプラザ
 http://www.motegiplaza.com/

・とばのえステーションギャラリー
 http://www.kantetsu.co.jp/train/tobanoe_gallery/tobanoe_gallery.html

・ウインナー手づくり体験工房 - 下館工房
 http://www.nipponham.co.jp/fun/factory/simodate/


(ちょこっと宿泊案内)

・「ホテル新東」
 http://www.hotel-shinto.co.jp/

・「ホテル ルートイン下館」
 http://www.route-inn.co.jp/search/hotel/index.php?hotel_id=529


 なお、2014年8月までの開催予定(運転会の当日)は、次の通りです。
 運転会実施日の前日(土曜日)は、会場設営&試運転を行います。


・2014年6月……6月15日(日)「アルテリオ」2F「研修室」★「第2週の週末」開催です!!
・2014年7月……7月20日(日)「アルテリオ」2F「研修室」
・2014年8月……8月31日(日)「アルテリオ」2F「研修室」★「第5週の週末」開催です!!



 6月と8月は、いつもの開催タイミングとは異なりますので、ご注意ください!!


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地方都市へのLRT導入

■過度なクルマ依存状態を脱して、便利な公共交通を実現するには

 これまでの状況についての分析も含め、よくまとまった良記事です。

・クルマ社会がもたらす地方都市の荒廃 – 新しい交通システムLRTに未来はあるか(ASREAD 2014年6月5日)
 http://asread.info/archives/773

 地方に住んでいるから「地方だからクルマ」が良いと思っている人ばかりではなくて、案外少なくないのは「そうは言っても(公共交通のサービスレベルが低いんだから)仕方ないだろ」という意見。
 逆に言えば、公共交通のサービスレベルを高めて、ネットワークを拡充することができれば、地方であっても「必ずしもクルマがなくても良い」状態を創出できますし、そのようなライフスタイルを選択する人が増えていきます。
 実際、つくばエクスプレス(TX)開業後のつくば市など沿線では、こうした人が増えていますしね。


■バスより輸送力が大きく、フル規格の鉄道より安く

 地方都市では都市間輸送を担う鉄道と、都市内輸送を担うバスが運行していることが多いのですが、過度なクルマ依存状態が進み、郊外化が進んでしまった状態に十分対応し切れているとはいえません。
 そこで、より高い公共交通サービスを実現するために、従来の路線バスよりも輸送力・速達性・定時運行性が高く、なおかつフル規格の鉄道ほどにはイニシャルコスト(初期投資)やランニングコスト(維持費)がかからない、地方都市の基軸になり得る交通手段の新たに整備することが必要になることがあります。
 その回答の一つが軽量軌道交通、つまりLRT(ライト・レール・トランジット)です。


▲ 米国テキサス州ダラスのLRT。車両は日本の近畿車輛が製造しています。元々は2車体で1編成の高床LRVですが、中間に低床車体を挟み込んで3車体で1編成になっています。完全低床車でなくてもバリアフリー対策は可能です。(クリックすると動画を再生します)

 一言に地方都市と言っても、公共交通として成り立つだけの集約・集積は必要となります(上下分離方式を導入する前提であるとしても)。
 LRTを「完全新規に導入」できる一つの基準は「人口20万以上の規模かどうか」といわれていますが、人口20万人以下であっても、既存の鉄道路線を転用したり利活用できる場合は、もっとハードルは下がります。


■「何でもあり」がLRTの強み

 LRT=軽量軌道交通=必ずしも「低床型」の「路面電車」である必要はないものの、ダイレクトに市街地へ乗り入れて来て、スムーズに乗降容易な電車は強いインパクトをもたらすことは確かです。
 (いや、ディーゼルカー/ディーゼルLRVという選択肢もある以上、そもそも「電車」に限定する必要もないのですが)


▲ 米国ニュージャージー州の州都トレントン~工業都市カムデンを結ぶLRT「リバーライン」は、ディーゼルLRVで運行しています。運行するのは、同州で通勤鉄道、LRT、バスを一括運行する公営会社「ニュージャージー・トランジット」。(クリックすると動画を再生します)

 既存の遊休路線があれば転用してもいいし、運行頻度がショボい既存の鉄道路線を転換して活性化してもいいし、新設する必要がある区間には新設すればいいし、新設区間と既存鉄道路線を直通運転してもいい……というのがLRTならでは特徴。
 ついでにいえば、部分的な地下区間や高架区間を設けてもいいし、できれば専用軌道や走行空間が分離している方がいいけど、場合によっては併用軌道でもいい……と。

 「完全新規」に「フル規格の鉄道路線」を建設することが難しい地方だからこそ、LRTという選択肢は注目されているのだろうと思います。


■交通モードが異なっても、運賃体系や運行形態を共通化・円滑化することが重要

 新たに公共交通サービスを整備・導入する場合、重要なのは「導入するルートの戦略性や重要性、将来への拡張性なども考慮したうえでの選択を行う」ことです。
 基本的に、充分な効果を得るには相応の費用がかかります。

 戦略性が高く重要なルートなのに「コストがかかるからやらない」「安上がりで済ませよう」と投資を惜しんだ結果、本来得られる筈の効果をまるまる逸してしまうリスクにも注意しなければなりません。
 また、整備・導入時期が遅れれば遅れるほど、状況が地域や都市を取りまく環境が悪化していくリスクにも留意する必要があります。

 新規整備のLRT、ローカル線のLRT化、遊休路線を転用するLRT、中心市街地の新設軌道と郊外の既存鉄道を接続するLRT(トラムトレイン)、専用軌道を走るBRT、専用レーンを走る高度化したバス……などなど、いろいろな選択肢があり得ます。
 要はルートごとにケース・バイ・ケースで柔軟に検討すれば良いということです。

 そのうえで、異なる交通モードに乗り継いても割引制度を導入したり、できれば交通モードの違いで運賃体系を別々にする従来方式ではなく、異なる交通モードを乗り換えてもエリア内は共通運賃で……という状態にしていけるかどうか。
 これが、今後の地方・地方都市の移動を豊かにできるかどうかのポイントになるでしょうね。


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渋滞が起きなかった「IKEA」立川

■従来の常識を覆した駐車料金「一律1,000円」&「ご来店は公共交通で」

 立川の中心市街地に開店した家具量販店「IKEA」立川
 郊外に巨大店舗を展開し、クルマでの来店を前提としてきた「IKEA」が、都内の中心市街地に初出店し、しかも「駐車場は無料にしない」ことで渋滞対策を図るという「冒険」に打って出ました。

・立川駅前渋滞対策「イケア見習え」(読売新聞 2014年5月31日)
 http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20140530-OYTNT50616.html

 JR中央線の「立川」駅から約1km、徒歩12分。
 多摩都市モノレールの「高松」駅から約600m、徒歩7分。
 路線バスの「災害医療センター」「災害医療センター東」停留所から、徒歩1分。
 「駅前」ではないのですが、JRもモノレールも運行頻度が高く、また、駅からも「普通に歩ける」範囲内です。

 そこで、公共交通での来店を前提として、駐車料金は一律1,000円(商品を購入してもしなくても)に設定。

 事前には「ひどい渋滞が発生するのでは……」とささやかれていたのですが……。
 大袈裟に言えば、「無料の巨大駐車場がないと客が来ない」という「従来の常識が覆った」といえます。

 「駐車場は無料が当たり前」を根底から覆し、なおかつそれが成功していることは注目に値すべきものだと思います。

 もちろん、便利な立地だからこそ実現できたともいえますし、それを踏まえて効果的な対策を打って、それが利用者にもメリットだと映ったからこそ実現できたのだ……ということにはなるわけです。
 当たり前のことをしたら、当たり前の結果が出たわけですが、それが当たり前だと普段から考えていない(意識していなかった)人に対して「論より証拠」を示せた点は大きいのかなと。

 「何となくそうなるんじゃないか」という「漠然とした常識」が実は「覆せる」のだということは、静かな驚きを伴ってじわじわ浸透していくのではないかと思います。


■地方都市でも「便利な公共交通」を提供して「ご来店は公共交通で」が実現できるか

 「IKEA」の渋滞対策が成功したことで、既存店の対応に疑問符がつき始めているというのは何とも興味深いものがあります。
 (商品の価格帯や客単価が異なるので、そうした点も考慮する必要はあるのですが)

 たとえば秋葉原でも、駅の度真ん前にある「ヨドバシカメラ」は、地下に結構な台数が入る駐車場がありますが、駐車料金はべらぼうに高いわけです。
 どうしてもクルマでないと困る人(買った商品をすぐ持ち帰りたい人や、体力などの問題でクルマを使わざるを得ない人など)は、対価を支払えば乗り入れOKですよ、しかしできるだけ公共交通機関でお越しください……という姿勢は、公共交通サービスが高いからこそ実現できるといえます。

 今後の課題は、これがもし地方都市であっても、こうした手法が採り得る状態にまで持って行けるかどうかです。
 そのカギになるのが、効率的なまちづくりと、それを支える便利な公共交通サービスを構築(再構築)できるかどうか、です。

 これまでのように、どんどん新しい道路を整備して、市街地が拡散するに任せた状況を改めることができなければ、地方はどんどん非効率な状況に陥ってしまいます。
 従来の「常識」を覆して、クルマに過度には依存しなくて済むような状況にしていけるかどうかが問われているといえます。


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『路面電車で行く 世界各街停車の旅』2014年5月29日はアデレード編

■5月29日(木)はアデレード編(第28回)を放送

 BSフジで放送中の『路面電車で行く 世界各街停車の旅』
 2014年5月1日(第26回)・5月8日(第27回)の2週に渡ってオーストラリア・メルボルン編を放送したのに続き、5月29日(木)は第28回「海と山と教会の街 オーストラリア・アデレード」を放送!!

・『路面電車で行く 世界各街停車の旅』(BSフジ 番組情報)
 http://www.bsfuji.tv/top/pub/streetcar.html


▲ アデレードのLRT。中心市街地や海岸沿いでは路面軌道を走り、郊外では専用軌道区間もあります。(クリックすると動画を再生します)

 南オーストラリア州の州都・アデレード。人口116万人。
 流刑地としてではなく、自由移民のための中心都市となるよう建設された街で、欧州各地からの移民を受け入れたため、過去さまざまな宗派の教会が建てられました。


▲ 市民の足として活用されていることが分かりますね。(クリックすると動画を再生します)

 アデレードの中心市街地では、LRTは運賃無料で利用できます。
 まさに「水平エレベーター」状態ですね。

 アデレードの公共交通機関は「信用乗車制」セルフレジ方式のように乗客自らが改札処理を行う)を導入していて、LRV(ライト・レール・ヴィークル/LRT用の車両のこと)の車内にはそのための自己改札機(セルフレジ機)がドア付近に設置されています。
 (注:係員が抜き打ち検札を行う際、理由の如何を問わず無賃乗車だと高額の罰金を課されます)
 運賃は、○○停留所から○○停留所がいくら、という方式ではなく、「ゾーン制」で設定されています。

 アデレードの公共交通は結構豊富で、鉄道、バス、トラムバス、LRT、オーバーン(専用軌道を高速運行するガイドウェイバス)……と、さまざまな交通モードが導入されています。
 ちなみに、こちらがアデレードのオーバーン(O-bahn)。
 (注:今回の番組には登場していません)


▲ 鉄道並みにしっかりインフラを整備しているガイドウェイバス「オーバーン(O-bahn)」。(クリックすると動画を再生します)

 ご覧の通り、ほとんど鉄道並みのインフラを整備している軌道系交通機関です(つまり、コストも相当にかかっている「ちゃんとしたシステム」です)。
 「オーバーン」の基本的な考え型は、実はLRT(軽量軌道交通)と同様です。
 市街地では短めの停留所に頻繁に停車し(つまり、あまり速くは走らない)、郊外では高速運行して途中あまり停留所を設けない……と。
 専用軌道区間では、最高100km/h程度で運行します。

 日本には同じシステムの交通機関は登場していませんが、名古屋のガイドウェイバスが考え方としては近いものと思います。
 英国では、「シェフィールドの躓き(つまづき)」の後、10年ほどLRTの新設が行われなかった代わりに、いくつかの都市で「オーバーン」が整備されました(現在はLRTの新設が相次いでいます)。

 コスト面で考えると、LRTと変わらないレベルの初期投資が必要になりますので、もし同程度の予算が確保できるのであれば、より輸送力が大きく、他の鉄道路線への乗り入れも可能なLRTの方が有利な場合が多いでしょうね。


 なお、今回の放映情報を反映した2014年5月29日時点の放映リストは、次の通りです。


第1回「世界遺産とワインの街 ポルトガル・ポルト」
第2回「ビールと芸術の街 ドイツ・ミュンヘン」
第3回「七つの坂とファドの街 ポルトガル・リスボン」
第4回「ロマンチック街道街道最古の街 ドイツ・アウグスブルク」
第5回「装飾タイルと世界遺産の街 アルマダ・リスボン ポルトガル」
第6回「野球とキューバ葉巻の街 フロリダ州 タンパ」
第7回「ピッツァとカンツォーネの街 イタリア・ナポリ」
第8回「ジャズの生まれた街 ルイジアナ州 ニューオリンズ」
第9回「大聖堂とファッションの街 イタリア・ミラノ」
第10回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 前編」
第11回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 後編」
第12回「エルビスの愛した街 テネシー州 メンフィス」
第13回「千年の歴史と百塔の街 チェコ・プラハ」
第14回「音楽と芸術の街 チェコ・プラハ」
第15回「ガウディの愛した街 スペイン・バルセロナ」
第16回「バル文化と美食の街 スペイン・バルセロナ」
第17回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(前編)」
第18回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(後編)」
第19回「地中海の楽園 スペイン・マヨルカ島ソーイェル」
第20回「音楽の都 オーストリア・ウィーン」
第21回「カフェとお菓子の街 オーストリア・ウィーン」
第22回「水の都 運河の街 オランダ・アムステルダム」
第23回「名画の生まれた街 オランダ・アムステルダム」
第24回「二階建てトラムとグルメの街 香港」
第25回「風水とパワースポットの街 香港」
第26回「カフェ文化とアーケードの街 オーストラリア・メルボルン」
第27回「庭園と美食の街 オーストラリア・メルボルン」
第28回「海と山と教会の街 オーストラリア・アデレード」←2014年5月29日(木)放送!!



 この番組で登場する「路面電車」には、旧態依然とした「いわゆる路面電車」もあれば、欧州諸国で路面電車を近代化・輸送力強化を実現してきた「トラム」もあります。
 (「トラム」の中には、既存の鉄道路線に乗り入れる「トラムトレイン」を実施しているケースもあって、鉄道路線では鉄道車両のように高速運転を行います)

 日本でも今後LRTを新規導入(またはトラムを「復活」)する都市が増えていくと思いますので、今後もこの番組で新旧さまざまな事例を紹介してほしいなあ……と思っています。


※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。


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『路面電車で行く 世界各街停車の旅』5月13日・20日はプラハ編を再放映

■5月13日(木)・20日(日)はプラハ編(第13回・第14回)を再放送

 BSフジで放送中の『路面電車で行く 世界各街停車の旅』
 2014年5月1日(第26回)・5月8日(第27回)の2週に渡ってオーストラリア・メルボルン編を放送したのに続いて新作……と思っていたら、5月15日(木)は第13回「千年の歴史と百塔の街 チェコ・プラハ」を再放送。
 プラハ編は前後編2回構成で、今週木曜(5月22日)には第14回「音楽と芸術の街 チェコ・プラハ」を再放送!!

・『路面電車で行く 世界各街停車の旅』(BSフジ 番組情報)
 http://www.bsfuji.tv/top/pub/streetcar.html


▲ プラハには、総延長140kmのトラムネットワークがあります。(クリックすると動画を再生します)

 チェコの首都・プラハ。人口126万人。
 1,000年の歴史を誇る都市で、その美しい街並みはユネスコの世界遺産に登録されています。
 第二次大戦後はソ連の支配下に置かれ、社会主義国チェコスロヴァキアとして共産圏に組み込まれてしまいました。


▲ 全部で34の系統があります。(クリックすると動画を再生します)

 1968年、「プラハの春」として知られる変革運動が発生したものの、ソ連軍の介入により頓挫。
 1989年、「ビロード革命」と称された民主化革命の結果、共産党政権が崩壊。しかし、チェコとスロヴァキアの不仲は加速してしまいます。
 1993年、チェコとスロヴァキアは平和裏に分離することになりました。


▲ かつて共産圏の標準トラム車両だった「タトラカー」が当時と変わらない姿で走っているほか、近代化改造を行った更新車も活躍。(クリックすると動画を再生します)

 プラハのトラムは、1875年に開業した馬車軌道が、1891年に電気運転を開始したときから走り続けています。
 現在の運行は、プラハ市が出資する「プラハ交通」が行っていて、総延長140km・34系統・900両の車両が走っています。


▲ 停留所のデザインにも力を入れています。(クリックすると動画を再生します)

 チェコのトラム……と来れば、旧共産圏の標準トラムとして10,000両以上が製造された「タトラカー」こと「タトラT3」が有名です。
 基本は単車で、ループ線で折り返す&ホームは対面式という前提だったので運転台と乗降ドアは片側にしか設置されていなかったのですが、その後両運転台・両側ドアの3連接車が登場。
 2006年、シュコダ社が30m級・50%の部分低床LRV「14T」の製造を開始。
 2009年、シュコダ社は洗練された姿の30m級・100%低床LRV「15T(ForCity)」をデビューさせました。


▲ スタイリッシュな低床LRV「15T(ForCity)」。こちらは3車体タイプ。(クリックすると動画を再生します)


 なお、今回の放映情報を反映した2014年5月19日現在の放映リストは、次の通りです。


第1回「世界遺産とワインの街 ポルトガル・ポルト」
第2回「ビールと芸術の街 ドイツ・ミュンヘン」
第3回「七つの坂とファドの街 ポルトガル・リスボン」
第4回「ロマンチック街道街道最古の街 ドイツ・アウグスブルク」
第5回「装飾タイルと世界遺産の街 アルマダ・リスボン ポルトガル」
第6回「野球とキューバ葉巻の街 フロリダ州 タンパ」
第7回「ピッツァとカンツォーネの街 イタリア・ナポリ」
第8回「ジャズの生まれた街 ルイジアナ州 ニューオリンズ」
第9回「大聖堂とファッションの街 イタリア・ミラノ」
第10回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 前編」
第11回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 後編」
第12回「エルビスの愛した街 テネシー州 メンフィス」
第13回「千年の歴史と百塔の街 チェコ・プラハ」←2014年5月15日(木)再放送
第14回「音楽と芸術の街 チェコ・プラハ」←2014年5月22日(木)再放送!!
第15回「ガウディの愛した街 スペイン・バルセロナ」
第16回「バル文化と美食の街 スペイン・バルセロナ」
第17回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(前編)」
第18回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(後編)」
第19回「地中海の楽園 スペイン・マヨルカ島ソーイェル」
第20回「音楽の都 オーストリア・ウィーン」
第21回「カフェとお菓子の街 オーストリア・ウィーン」
第22回「水の都 運河の街 オランダ・アムステルダム」
第23回「名画の生まれた街 オランダ・アムステルダム」
第24回「二階建てトラムとグルメの街 香港」
第25回「風水とパワースポットの街 香港」
第26回「カフェ文化とアーケードの街 オーストラリア・メルボルン」
第27回「庭園と美食の街 オーストラリア・メルボルン」



 この番組で登場する「路面電車」には、旧態依然とした「いわゆる路面電車」もあれば、欧州諸国で路面電車を近代化・輸送力強化を実現してきた「トラム」もあります。
 (「トラム」の中には、既存の鉄道路線に乗り入れる「トラムトレイン」を実施しているケースもあって、鉄道路線では鉄道車両のように高速運転を行います)

 日本でも今後LRTを新規導入(またはトラムを「復活」)する都市が増えていくと思いますので、今後もこの番組で新旧さまざまな事例を紹介してほしいなあ……と思っています。


※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。


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【運転会告知】アルテリオ2014年5月定例運転会

■5月18日(日)が運転会当日です!!

 「下館レイル倶楽部」2014年5月定例運転会についてのお知らせです。

 今月は通常の開催スケジュールである「第3週の週末開催」開催で、2014年5月18日(日)10:00~16:00となります(途中1時間ほど「昼休み」となります)。

 設営&試運転は、運転会前夜の5月17日(土)18:00~21:00頃に行います。
 ご都合がよろしければ、ぜひご参加ください。

 なお、運転会前日の夕方から行う設営(5月17日18:00~)と、運転会当日の早朝(5月18日9:00~10:00)は、原則としてメンバー、または参加費をご負担いただける方のみ参加可能と致します。
 ご参加の方は、この記事に参加表明のコメントをつけてください(記事タイトル下の「CM」部分をクリックするとコメントを投稿できます)。

アルテリオ定例運転会・2014年4月
▲ 2014年5月の定例運転会は、5月18日(日)が一般公開日です。こちらは2014年4月定例運転会の模様です。(クリックすると拡大画像を表示します)


【開催予定】

・一般公開:2014年5月18日(日)10:00~16:00(途中、1時間ほど「昼休み」)
・開催会場:しもだて地域交流センター「アルテリオ」2F「研修室」(茨城県筑西市)
     http://www.city.chikusei.lg.jp/kurashi/shisetsu/shisetsu/kouryu/kouryu.html

・前日設営:2014年5月17日(土)18:00~21:00頃(基本的に関係者か、参加費をお支払いいただける方)
・反省会?:2014年5月17日(土)21:00頃~
・早朝走行:2014年5月18日(日) 9:00~10:00(基本的に関係者のみ)
・撤収作業:2014年5月18日(日)16:00~17:00(基本的に関係者のみ)

・備考1:HOゲージとNゲージ、Gゲージの周回コースを設置予定です
・備考2:日曜日は「下館ミニレール倶楽部」によるプラレールアドバンス出展を実施するかも?
・備考3:前日設営のみ、運転会当日のみの参加も可能です
・備考4:運転会当日はギャラリーが見物に来ます(「早朝運転」「昼休み」中を除く)
・備考5:模型を持ち込んでのご参加の場合、参加費のご負担をお願いします^^; (大人1,000円/日、中高生500円/日、未就学児は無料です)


【参加者の集合について】

・前日設営からご参加の場合
 ……鉄道利用の方は、下館駅北口から徒歩5~6分で「アルテリオ」です(道順など不安な方は事前にお知らせください)
 ……クルマ利用の方は、「アルテリオ」地下駐車場に駐車願います
 ……18:00に2F受付前で集合/他に誰もいない場合は、「下館レイル倶楽部です」と名乗って部屋を開けてもらってください

・日曜日ご参加の場合
 ……鉄道利用の方は、下館駅北口から徒歩5~6分で「アルテリオ」です(道順など不安な方は事前にお知らせください)
 ……クルマ利用の方は、「アルテリオ」地下駐車場に駐車願います(満車の場合は、道向かいにある「筑西しもだて合同庁舎」もしくは「筑西市役所」の駐車場をご利用ください)

アルテリオ定例運転会・2014年4月アルテリオ定例運転会・2014年4月アルテリオ定例運転会・2014年4月
▲ 2014年4月定例運転会の模様です。(クリックすると拡大画像を表示します)



【5月17日・朝~夕方/自由行動】

真岡鐵道「SLもおか」号乗車
 ……往路(下り)は、下館10:35発→茂木12:06着
 ……復路(上り)は、茂木14:26発→下館15:56着
 ……回送列車(下り)は、下館16:03発→真岡16:31着
 ……途中の益子(ましこ)駅で下車し、陶芸の街を散策するのも良し
 ……下館13:01発→茂木14:06着の普通列車に乗れば、復路の「SLもおか号」に乗車可能

「SLキューロク館」見学
 ……真岡鐵道・真岡駅東口
 ……開館時間は10:00~18:00
 ……休館日は毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
 ……入場無料
 ……SLの場内往復運転は、土曜・日曜と祝祭日です

「とばのえステーションギャラリー」
 ……5月17日(土)・18日(日)9:00~16:00開催
 ……入場無料/模型の運転を行う場合は、10分140円(硬券の「入場券」を購入する)
 ……「常総線1日フリーきっぷ」親子割引で来場する親子は、Nゲージ体験運転10分間無料!!



【5月17日・夜/設営、オフ会】

・オフ会
 ……1日目の設営終了後に開催(会場未定)



【5月18日・朝~夕方/運転会】

・運転会
 ……会場は9:00から入室可能ですが、10:00までは基本的に一般非公開の「早朝運転」タイムとします
 ……「昼休み」中は、ご希望の参加者のみ残って基本的に一般非公開の「昼間運転」タイムとします
 ……会場は17:00まで押さえてありますが、ラスト1時間は撤収作業です



【5月18日・夜/オフ会】

・オフ会
 ……2日目の運転会終了後開催(会場未定)


(ちょこっと観光案内)

・真岡鐵道
 http://www.moka-railway.co.jp/

・SLキューロク館
 http://www.moka-railway.co.jp/96kan/

・道の駅もてぎ もてぎプラザ
 http://www.motegiplaza.com/

・とばのえステーションギャラリー
 http://www.kantetsu.co.jp/train/tobanoe_gallery/tobanoe_gallery.html

・ウインナー手づくり体験工房 - 下館工房
 http://www.nipponham.co.jp/fun/factory/simodate/


(ちょこっと宿泊案内)

・「ホテル新東」
 http://www.hotel-shinto.co.jp/

・「ホテル ルートイン下館」
 http://www.route-inn.co.jp/search/hotel/index.php?hotel_id=529


 なお、2014年8月までの開催予定(運転会の当日)は、次の通りです。
 運転会実施日の前日(土曜日)は、会場設営&試運転を行います。


・2014年6月……6月15日(日)「アルテリオ」2F「研修室」★「第2週の週末」開催です!!
・2014年7月……7月20日(日)「アルテリオ」2F「研修室」
・2014年8月……8月31日(日)「アルテリオ」2F「研修室」★「第5週の週末」開催です!!



 6月と8月は、いつもの開催タイミングとは異なりますので、ご注意ください!!


※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。


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プロフィール

HN:
下館レイル倶楽部・代表
性別:
男性
趣味:
鉄道、鉄道模型、ミリタリーなど
自己紹介:
 「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
 しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
 公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!

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