下館レイル倶楽部
真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)
【JR西日本】「可部線」廃止区間の一部が「復活」
- 2011/02/09 (Wed)
- ニュース(鉄道・LRT・バスなど) |
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一度廃止されたら、鉄道路線を「復活」するのは容易ではない……というのがこれまでの「常識」。
その「常識」を覆す、小さいけど大きな復活劇が実現することになります。
復活劇の舞台となるのは、広島の「可部(かべ)線」で、2003年に廃止となった非電化の「可部」駅~「三段峡」駅間の46.2kmの内、「可部」駅から「河戸(こうど)」駅付近の約2kmです。
・廃止路線を復活 全国初、広島の可部線2キロ 25年度中完成目指す(MSN産経 2011年2月3日)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110203/trd11020317500012-n1.htm
・JR廃線、初の復活…広島市の可部線(読売新聞 2011年2月4日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110204-OYT1T00091.htm
・JR西日本:廃止路線、一部区間を復活--広島の可部線(毎日新聞 2011年2月4日)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110204ddm041020108000c.html
上記「MSN産経」の記事によると、
「市と国が建設費の大半を負担して23年度中に着工し、25年度中の完成を目指す」
とあります。
JR西日本の路線ではありますが、言ってみれば「上下分離方式」で設備は公的負担で整備し、運行はJR西日本が行うということになります。
2010年に高速化事業が完成した「姫新(ひめしん)線」もそうでしたが、こうした設備投資は基本的に地元負担で行うのが通例となっています。
JRも民間企業ですから、単に「公益性があるから」という理由だけで動くことはなく、逆に言えば国や県、沿線自治体が出すものを出しさえすれば「何とかなる」ともいえます。
今回のケースは、廃止区間に含まれた区間ではあるものの、一定以上の需要が十分見込める区間であることと、地元からの要望もあったことなどの背景はあります。
しかし、とにもかくにも「廃止されたら二度と復活することはない」という長年の「常識」を覆すことなので、今後良き先例となってくれればと期待したいものです。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
その「常識」を覆す、小さいけど大きな復活劇が実現することになります。
復活劇の舞台となるのは、広島の「可部(かべ)線」で、2003年に廃止となった非電化の「可部」駅~「三段峡」駅間の46.2kmの内、「可部」駅から「河戸(こうど)」駅付近の約2kmです。
・廃止路線を復活 全国初、広島の可部線2キロ 25年度中完成目指す(MSN産経 2011年2月3日)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110203/trd11020317500012-n1.htm
・JR廃線、初の復活…広島市の可部線(読売新聞 2011年2月4日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110204-OYT1T00091.htm
・JR西日本:廃止路線、一部区間を復活--広島の可部線(毎日新聞 2011年2月4日)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110204ddm041020108000c.html
上記「MSN産経」の記事によると、
「市と国が建設費の大半を負担して23年度中に着工し、25年度中の完成を目指す」
とあります。
JR西日本の路線ではありますが、言ってみれば「上下分離方式」で設備は公的負担で整備し、運行はJR西日本が行うということになります。
2010年に高速化事業が完成した「姫新(ひめしん)線」もそうでしたが、こうした設備投資は基本的に地元負担で行うのが通例となっています。
JRも民間企業ですから、単に「公益性があるから」という理由だけで動くことはなく、逆に言えば国や県、沿線自治体が出すものを出しさえすれば「何とかなる」ともいえます。
今回のケースは、廃止区間に含まれた区間ではあるものの、一定以上の需要が十分見込める区間であることと、地元からの要望もあったことなどの背景はあります。
しかし、とにもかくにも「廃止されたら二度と復活することはない」という長年の「常識」を覆すことなので、今後良き先例となってくれればと期待したいものです。
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下館レイル倶楽部・代表
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男性
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鉄道、鉄道模型、ミリタリーなど
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「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!
・mixi(ミクシィ)
・Facebook(フェイスブック)
・Twitter(ツイッター)
・ご連絡&お問い合わせメールアドレス
nal@sainet.or.jp(←「@」を半角文字にしてお送りください)
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この記事へのコメント
無題
下の映像を見て頂くと一目瞭然ですが…。(笑)
廃線前の可部線の運転席からの映像(広島ホームテレビ)
http://www.home-tv.co.jp/train/kabesen/index.html
ちなみに、廃線前はディーゼルカーが1日8往復運行されていましたが、電化延伸後は電車が20分間隔で走る予定だそうです。
可部線は可部以北がローカル線、可部以南が通勤・通学路線でした。可部は100万都市広島市の通勤エリアです。
Re:無題
当ブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
また、コメントありがとうございます。
この区間は、廃止区間とはいえ大都市の近郊部ですので、地元からの要望もかなりあったようですね。
ご紹介いただいた動画も拝見しましたが、昔は田園地帯だったのが都市圏の拡大に伴って宅地開発が進み、沿線人口も増えてきたのだろうな……というような印象を受けました。
> 廃線前はディーゼルカーが1日8往復運行されていましたが、電化延伸後は電車が20分間隔で走る予定
現在の可部駅までの運行頻度が昼間は毎時3本/ラッシュ時は毎時5~6本ですので、おそらくそのままの運行頻度で「復活」する区間も走ることになるんでしょうね。
以前が1日8本というお寒い状況だったことを考えると、ある意味富山ライトレール以上の「大化け」となりそうです。
使用車両は、現状のままで推移すると基本的には105系の2両編成(全長:約40m、車体幅:約2.8m、定員:272人)となります。
単純比較はできないとはいえ、広島電鉄の5000形「グリーンムーバー」(全長:約30m、車体幅:約2.5m、定員:153人)よりもはるかに輸送力があります。
ちなみに、現在の運転最高速度は65km/hで、鉄道路線というよりは、郊外型LRTのような感じではありますね。