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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

【真岡鐵道】「SLもおか」号、5月29日(土)~7月11日(日)は運休

 以前ご紹介したことがありましたが、念のため。

 真岡鐵道のSL列車「SLもおか」号は、3両の客車が「車検」(全般検査=全検)のため、来週から7週間運休します。

 運休となるのは、2010年5月29日(土)~7月11日(日)

 つまり、「車検」前の運行は、今日(5月22日)と明日(5月23日)がラストです。
 今、下館駅から出発の汽笛が聞こえてきました。


・「SLもおか」運休のお知らせ(真岡鐵道 公式サイト)
 http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/mokainfo69.php


 運行再開は、夏休み前の2010年7月17日(土)予定です。

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【Nゲージ】マイクロエース2010年10月の新製品情報

 やって来ました。
 マイクロエース、2010年10月発売予定情報です。

 毎度のことですが、目一杯のてんこ盛りです(苦笑)



・A0585 183系1000番代あずさニューカラー・小窓編成6両セット
・A0586 189系・日光号(彩野)改良品6両セット

・A1088 485系特急「きりしま」グリーン塗装3両セット
・A2886 485系1000番代特急「あいづ」あかべぇ塗装(2006)6両セット

・A1162 EF510-501田端機関区・ブルートレイン牽引機

・A4711 お召し列車新1号編成(カバー付)5両セット
・A4721 お召し列車旧1号編成(カバー付)5両セット
・A6307 C56-91吉松機関区・お召指定機
・A6309 C56-92宮崎機関区・お召指定機

・A6557 京王3000系側面帯入・ベージュ5両セット
・A6572 京王3000系リニューアル車ライトブルー・シングルアームパンタ5両セット

・A6755 113系1000番代分散冷房車初期型分散冷房車スカ色幕張電車区6両セット
・A6762 115系0+800番台分散冷房車湘南色・小山電車区4両セット
・A6766 伊豆急200系分散冷房車青編成タイプ6両セット

・A8248 キハ183系1000番代特急「シーボルト」4両セット
・A8261 キハ183系1000番代「ゆふDX」黄色塗装4両セット


 KATO、TOMIXに続き、「EF510 500番台」が発売となります。
 先日来、宇都宮線でも「EF510 500番台」が乗務員の訓練のため走っていますので、この機関車も下館界隈を彩る車両の一つと言えるでしょう。
 (管理人はKATO製を購入予定です)

 下館周辺に関わる車両では、他に小山電車区の「115系」が発売となるようですね。
 現在の主力「E231系」が一挙大量に導入されるまで、宇都宮線の主力は湘南色の「115系」でした。
 管理人が大宮の予備校に通い始めた1990年には、たまに非冷房車も走ってきたりして、夏場これに当たってしまうと大変でした(苦笑)。
 当時すでにかなりガタが来ていた車両が多く、盛大なモーター音を轟かせてガタガタ重い車体を揺らしながら「爆走」(文字通り「爆走」でした^^;)していたことを思い出します。

 なお、それぞれの詳細については、各通販ショップのブログに詳しく掲載されていますので、ぜひご参考に。

・マイクロエースの10月分新製品発表!(「壱番館スタッフblog」)
 http://d.hatena.ne.jp/ichibankan/20100518/1274153323

・マイクロエース10月の新製品お得な先行!(「ポポンデッタ商品部NEWS」)
 http://popondetta.com/blog/cat1/10_4.html

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【レポート】2010年5月定例運転会(1日目)

 2010年5月15日(土)~16日(日)は、毎月恒例の「アルテリオ定例運転会」です。

 というわけで、今日の「本番」に向けて、昨晩はHOゲージとNゲージの周回コースを設置してきました。

 Nゲージは、日曜日にしか来られないメンバーが持参するモジュールもあるので、一応の組み立てまで行って作業中断。

 HOゲージは、「ゆうちゃん」さんがDC運転の単線周回コースを設置しました(途中、2ヶ所の「駅」も設置)。


 ▲「ゆうちゃん」さんの「アセラエクスプレス」と、私が持参したドイツDL「BR218」牽引の2回建て近郊列車。

 コース設置が終わったところで、早速「試運転」スタート。






 試運転は21時頃で終えて、いつものように「爆弾ハンバーグ」でおなじみ「フライングガーデン」でワーキングディナー(笑)と相成ったわけなんですが……。
 メニューを見ると、新メニューがいくつか。

 「見てびっくり!! 食べてびっくり!!」

 という、なんとも挑戦的なフレーズが並ぶ

 「おどろきのチキン南蛮」(680円)

 を注文してみると……。



 デカ過ぎるにも程がある(笑)



 運転会は今日(5月16日)が本番です。

 会場のしもだて地域交流センター「アルテリオ」では、70年前の5月15日に発生した「稲荷町大火」にちなんだイベント「稲荷町大火70年-語り継ぐ災禍と復興」「MSN産経」記事「東京新聞」記事)が昨晩行われたのに続き、関連イベントが行われています。
 当時活躍した米国製の消防車「ダッヂブラザーズ」も、アルテリオ前広場に展示されていますので、ぜひこちらもご覧ください。

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【ご注意!!】相次ぐ踏切事故/必ず「一旦停止」を!!

 今朝(2010年5月16日)の「茨城新聞」に、

 県内 踏切事故多発
 「遮断機なし」要注意
 8件中4件が常総線

 との記事が。
 今年に入って、茨城県内ではすでに8件の踏切事故が発生していて、その内4件が関東鉄道常総線で発生しています。

 記事によると、発生した事故は次の通り。
 「●」は警報機・遮断機なし、「○」は警報機・遮断機ありの踏切での事故です。


●1月22日 関東鉄道常総線(常総市)……軽乗用車
●4月 4日 関東鉄道竜ヶ崎線(龍ヶ崎市)……軽ワゴン車
○4月17日 鹿島臨海鉄道(鹿嶋市)……貨物列車と軽自動車
○4月18日 JR水郡線(那珂市)……乗用車
○4月21日 JR常磐線(日立市)……特急と軽ワゴン車
●4月30日 関東鉄道常総線(下妻市)……乗用車
●5月 2日 関東鉄道常総線(常総市)……快速と乗用車
○5月11日 関東鉄道常総線(下妻市)……軽ワゴン車、酒気帯びで逮捕



 確かに、常総線での事故が多いですね。

 記事では、常総線の水海道~下館間が単線であることに触れ、「単線だから、すぐ向こう側に行けるし、見通しが良い踏切だとつい確認がおろそかになってしまう」というドライバーの声を紹介しています。
 しかし、記事では全く触れていないもう一つの重要な要素が事故多発の背景にあるのではないか、と私は思っています。

 それは、「常総線は列車がたまにしか来ない」という「長年の常識」ではないか……と。

 ほんの10年前まで、常総線の運行頻度は「日中は1時間に1本」程度でした。
 沿線住民は、ろくに乗りもしない人ほど「遅い・古い・来ない」など、マイナスイメージに満ちあふれた偏見でこの路線をとらえてきました。

 しかし、「つくばエクスプレス」(TX)開業に向けてさまざまな近代化が進められ、TX開業後は水海道~下館間の運転本数は実に倍以上、日中でも30分に1本レベルに増加。
 現在の運転最高速度は90km/h
 現行車両はいずれも加速性能が良好で、途中駅を通過する快速列車も走っています。

 染みついてしまった「常識」は簡単には変わらない一方で、列車の運行頻度は見違えるように向上し、運行速度も上がっている。
 このアンバランスが、事故多発の下地になっているのではないかと推察できます。

 とはいえ、そもそも踏切での一旦停止をキチンと行っていれば、事故が起きることはない筈なのです。
 いかに多くのドライバーが交通法規を守っていないかということを如実に示しているともいえます。
 実際クルマを運転していると、踏切で停止しないどころか、減速すらしない危険ドライバーが少なからずいます。

 単線だろうが複線だろうが、地方路線だろうが都市近郊路線だろうが、「踏切では必ず一旦停止」です!!
 左右を確認し、安全を確認してから、向こう側に渡ってくださいますよう、改めてお願いします。

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【Nゲージ】KATOの新製品情報/「DD54」も登場!!

 先日、業者向けに行われた「KATO(カトー)の「セールスミーティング」で秋の新製品情報が発表となり、各鉄道模型ショップのブログ等でも情報が掲載されています。
 また、現在静岡で開催中の「第49回静岡ホビーショー」(一般公開は5月15日・16日の2日間)でも秋発売予定の新製品ポスターや、間もなく発売予定の新製品のサンプルなどが展示されているようです。


・【Nゲージ】カトー・セールスミーティングのレポート(「J-鉄道部)
 http://blog.joshinweb.jp/joshintrain/2010/05/n512-4749.html

・静岡ホビーショーに行ってきました。KATO、マイクロ編(「ポポンデッタ商品部NEWS」)
 http://popondetta.com/blog/cat3/kato_46.html


 発表された新製品は、次の通りです。


(2010年秋発売予定)
DD54 ブルートレイン牽引機(ポスター画像は「ポポンデッタ商品部NEWS」に掲載)
D51 498(ポスター画像は「ポポンデッタ商品部NEWS」に掲載)
24系 寝台特急「北斗星」(ポスター画像は「ポポンデッタ商品部NEWS」に掲載)

(2010年発売予定)
「セントラム」富山市内環状線9000形(ポスター画像は「ポポンデッタ商品部NEWS」に掲載)

(新発表のストラクチャー/試作品も完成)
テナントビル I(画像は「J-鉄道部」に掲載)
ファッションビル I(画像は「J-鉄道部」に掲載)
ブランドビル I(画像は「J-鉄道部」に掲載)
ブランドビル II(画像は「J-鉄道部」に掲載)

(新発表の線路)
ユニトラム 路面軌道124mm(画像は「J-鉄道部」に掲載)
ユニトラム 拡張街並みセット(画像は「J-鉄道部」に掲載)
ユニトラム 拡張街角セット(画像は「J-鉄道部」に掲載)


 驚いたのは、いきなりラインナップした「DD54」です。

 ▲大阪の「交通科学博物館」で静態保存されている「DD54」。

 Nゲージでは長年「TOMIX」のモデルが独占状態で、「KATO」は一向に製品化する気配がなかったのですが、ここに来ていきなりの発表となりました。満を持しての投入になると思われます。
 このディーゼル機関車は、ドイツの「BR215」や「BR218」を思わせる箱形のマッシブなスタイルで、実車は不具合多発などで早々に引退してしまったんですが、私はとても気に入っている機関車の一つです。

 「D51 498」は、先日発売となった「C62」同様、1/150ファインスケール・新金型での登場です。
 実車の「D51 498」は、今シーズンはトンネルが多い山梨方面での運行を行うため、これまで装着していなかった集煙装置を装着し、デフレクター(除煙板)の形状が「門鉄デフ」のような形状に換装され「普通じゃない姿」(苦笑)となっていますが、モデル化するのは「普通の姿」になるのではないかと思います。

 24系「北斗星」は、現行のJR東日本・JR北海道の混成編成。
 先日発売となった「ゆうづる」編成などと同様、新金型を使った現行モデルでの製品化と思われます。

 「セントラム」は、実車と同じく3種類全てが製品化の予定。
 既に発売されている富山ライトレール「ポートラム」ともども、「ユニトラム」に打って付けの素晴らしいモデルとなることは間違いないと思います。

 その「ユニトラム」も、待望の追加パーツが発売となります。
 現時点では発売時期は不明ですが、既に試作品の写真もあるようなので、近々続報があるのではないかと思います。

 また、「ユニトラム」にもうってつけの大型ビル4種類も発表となっています。
 こちらも試作品の写真があるので、近々発売時期が発表されると思います。

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【Zゲージ】新ブランド「ロクハン(ROKUHAN)」デビュー(その2)

 日本型Zゲージの新ブランド「ROKUHAN(ロクハン/六半)が誕生!!
 前の記事では、レール、ポイントレール、コントローラーについて触れましたので、こちらでは車両とストラクチャーについて。

・ロクハン 公式サイト
 http://www.rokuhan.com/



 車両は、他社と異なり独自の「1/200スケール」を採用していますので、これはぜひ積極的にリリースしてもらいたいところ。
 リアルさの追求はもちろん、低速域での走りも重視。4%の上り勾配の登坂できるようなギアレシオを採用し、左右一輪ずつをトラクションタイヤ(ゴムタイヤ)付きとするようです。また、下り勾配で不必要に加速しないよう配慮。
 カプラー(連結器)は、Nゲージの標準でもある「アーノルト式」を採用。
 先頭車の前照灯・尾灯は標準装備とし、室内灯はオプション装備……ということは、Nゲージと同様の装備ということになります。
 日本型Zゲージ規格として先行展開する東京マルイの「PRO-Z」は室内灯も標準装備ですが、価格はかなり割高ですので、その辺も勘案してのチョイスではないか……と思います。


(2010年9月発売予定)
・113系2000番代 湘南色4両セット(金型用図面を掲載)

(設計完了、サンプル試作中)
・蒸気機関車 C62(金型用図面を掲載)

(設計進行中)
・ディーゼル機関車 DD51 1000番台(金型用図面を掲載)
・ディーゼル機関車 DE10(金型用図面を掲載)

(検討中)
・113系2000番代 湘南色増結セット(金型用図面を掲載)
・50系客車 3両セット(金型用図面を掲載)
・50系客車 増結2両セット(金型用図面を掲載)
・14系客車 4両セット
・14系客車 増結セット
・485系300番代 4両セット
・485系300番代 増結セット


 今のところ、発売予定時期が公表されているのは湘南色の「113系」4両セットのみですが、「C62」が試作中、「DD51 1000番台」と「DE10」が設計中とのことですので、これらの続報が気になりますね。
 (これらは金型用図面が掲載されていますので、クリックして拡大表示させてみてください)
 また、検討中リストに上がっている車両が「50系」客車や「14系」客車、特急形電車「485系」というのも、なかなかツボです。


 ストラクチャーは、車両と同じく、他社とは異なる「1/200スケール」。
 今のところ最小限のラインナップですが、今後に期待というところでしょうか。


(設計進行中)
・駅とホームセット(金型用図面を掲載)
・ホーム増設セット(金型用図面を掲載)

(発売予定)
・木(サンプル画像を掲載)
・車(サンプル画像を掲載)




 なお、現時点で同社は販売ルートを持っていないため、当面はインターネット直販のみとなる模様です。
 とはいえ、最初の製品であるレールの発売予定時期は今年7月ですので、それまでには何か動きがあるのかも知れません。


 なかなかスムーズに普及して来なかった日本型Zゲージでしたが、「ロクハン」の登場は久々の明るい話題提供となるような予感があります。

 果たして「1/200スケール」が主流となっていくのかどうか。
 製品の出来映えと価格帯がどうなるのか。
 新製品の発売ペースが適切に保てるかどうか……等々。

 今後「ロクハン」の動向からは目が離せないですね。
 大いに期待しています。

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【Zゲージ】新ブランド「ロクハン(ROKUHAN)」デビュー(その1)

 日本型Zゲージの新ブランド「ロクハン(ROKUHAN)が誕生!!
 ゲージ(線路の幅)は「6.5mm」ですが、縮尺(スケール)が「1/200」というのが他社とは異なります。

・ロクハン 公式サイト
 http://www.rokuhan.com/


 同社は、今年4月に設立したばかりの新しい会社で、所在地は栃木駅の真ん前。
 「社長からのメッセージ」には、次のような記載があります。


・社名は「6.5mm」つまり「6ミリ半」に由来し、基本的にZゲージに特化して展開
・ポイントレールを含む道床付レールを手始めに、車両、ストラクチャー、コントローラーを展開
・設計は技術や集団である同社で行い、生産は中国で行う
・レールはZゲージの6.5mm幅で、車両やストラクチャーは独自の1/200スケールで展開


 Zゲージは通常「1/220スケール」ですので、「ロクハン」の「1/200スケール」だと車体がやや大きめになります。
 ということは、同じ6.5mm幅のレールを使う以上、他社の「1/220スケール」モデルより「狭軌感」が増す効果があります。
 (厳密に言うと、国内の在来線の1067ゲージの1/220スケールは「4.85mm」、1/200スケールは「5.335mm」になる)

 ちなみにNゲージだと、日本型が「1/150スケール」、新幹線と海外型は「1/160スケール」(注:マイクロエースの新幹線は「1/150スケール」)、英国型は「1/148スケール」と縮尺が異なりますので、それのZゲージ版と考えても良いかも知れません。


 さて、現時点でどのような商品展開を予定しているかというと……。
 同社の「商品」ページには、レール、ポイントレール、コントローラー、車両、ストラクチャー、販売についての記載があります。

 レールは木製枕木風の道床付きで、レール断面は「エ」の字型。
 レール同士はジョイントを介して接続、ジョイントは別パーツ式になるようです(NゲージのKATO「ユニトラック」と同様と思われます)。
 通電性を損なわないようにするため、レールや金具の材質は洋白材(ニッケルシルバー)を採用し、レールの断面積も見た目を損なわない程度に大きめにしているとのこと。


(2010年7月発売予定)
・L110 直線レール
・R145 45度カーブレール
・R170 45度カーブレール
・R195 45度カーブレール
・R220 45度カーブレール

(第2弾として予定)
・L55 直線レール
・L220 直線レール
・R95 45度カーブレール
・R120 45度カーブレール
・R490 13度カーブレール

(そのほか)
・レールセット(A)
・レールセット(B)
・レールセット(C)
・レールセット(D)
・リレーラー




 ポイントレールは、これまで日本型ではほとんど出回っていなかったのですが、「ロクハン」が製品化して普及するようになるとずいぶん状況が変わるのではないかと思います。
 「ロクハン」のポイントレールは電動作動(手動でも可動)で、電流の正逆を切り替える可能とのこと。


(2010年9月発売予定)
・110mm直線+R490 13度 右分岐
・110mm直線+R490 13度 左分岐

(検討中)
・カーブポイントレール R195 右分岐
・カーブポイントレール R195 左分岐




 レール、ポイントレールと来れば、お次はコントローラーですね。
 コントローラーは最大12V/1Aで、デジタル制御。別売りのACアダプターを購入するか、単3電池(8本)を内蔵すれば使用できます。


(2010年8月発売予定)
・コントローラー
・ACアダプター
・給電ケーブル(ケーブル長:70cm)

(検討中)
・延長ケーブル(ケーブル長:150cm)
・増設ポイント切り替えスイッチ




 続いて、車両のご紹介……は、次の記事で。

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【JR東日本】その名は「はやぶさ」!! 東北新幹線の新列車名決定

 東北新幹線の新青森駅までの開業が2010年12月4日(土)に決まりました。
 当初予定より4ヶ月前倒しでの開業となります。

 また、2011年3月からは新型車両「E5系」がデビュー。
 この新型で運行する東京~新青森直通の速達列車の新名称が「はやぶさ」に決まりました。

 新列車の名称は、間違いなく「はつかり」が本命だったはずですし、投票数も「はつかり」が第1位だったのですが、まずは300km/h、すぐに320km/h運転を行うことになるので、速度感があるネーミングになったのではないかと思います。

・JR東日本
 http://www.jreast.co.jp/

・東北新幹線 新青森開業等について
 http://www.jreast.co.jp/press/2010/20100505.pdf
 (PDF形式のファイルです)

・新しい東北新幹線の列車愛称等の決定について~2011年3月から新型高速新幹線車両(E5系)営業運転開始~
 http://www.jreast.co.jp/press/2010/20100504.pdf
 (PDF形式のファイルです)

・新型高速新幹線車両(E5系)「スーパーグリーン車(仮称)」の正式名称・インテリアデザイン決定について
 http://www.jreast.co.jp/press/2010/20100503.pdf
 (PDF形式のファイルです)


 今年年末の新青森開業時点では、現行の「E2系」による「はやて」が新青森に乗り入れます。
 上記リリースによると、運転本数は


・東京~新青森……15往復
・仙台~新青森…… 1往復
・盛岡~新青森…… 1往復


 で、東京~新青森は最速3時間20分を予定。

 当初開業予定だった2011年3月のダイヤ改正では、待望の新型「E5系」が3編成投入され、東京~新青森間を2往復、東京~仙台間を1往復、新列車「はやぶさ」として運行スタートします。
 「はやぶさ」デビュー時の東京~新青森間の所要時間は、3時間10分程度。
 その後、運転最高速度が320km/hに引き上げられれば、所要時間は3時間を切るのではないかと思います。

 「E5系」には、飛行機のファーストクラスに相当する豪華シート「グランクラス(GranClass)が設けられます。
 新幹線の普通車は5列、グリーン車は4列シートですが、グランクラスは3列シート!!
 選任アテンダントが乗務し、食事(弁当)とドリンクのサービスが行われるほか、新聞・雑誌やアイマスク、スリッパ、ブランケットなどの用意もあるとのこと。


 新列車名については、あえて「はつかり」ではなく、「はやぶさ」が選ばれた感じですので、意外だと感じる人も多いのではないかと思います。
 「はやて」選出のときもそうでしたが、「東北由来の伝統の列車名」よりも「スピード感があるネーミング」を2代続け選んだ格好で、おそらく新函館延伸を見据えた対航空機という意味合いも強いのではないかと思います。

 ちなみに私は「はやぶさ」で応募しましたので一応「的中」したんですが、記念品が当たるかどうかは、また別の問題(笑)

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【上毛電鉄】風情ある「西桐生」駅

 日曜日、午後になってから思い立って桐生方面へ出かけてきました。


 今回の目的地は、上毛電鉄の西桐生(にしきりゅう)駅
 JR桐生駅からほど近い立地ではあるものの、いわば孤高を保ち続ける駅です。


 この駅は、上毛電気鉄道(上毛電鉄)の桐生側の始発駅で、関東の駅100選にも選ばれています。
 駅舎は、昭和3年の開業当時に建てられたもので、実に風格のある立派な建物で、古き良き時代の雰囲気を今に残しています。


 小粒ながら風格のある頭端式のターミナル駅で、待合室には多くのベンチが並んでいます。


 JR桐生駅は高架化されていますが、西桐生駅は昔のまま。
 街の中心街に対照的な姿の2つの駅が共存している様子は、何とも興味深いものがりました。
 駅前にはセブンイレブンと高校があります。

 上毛電鉄は日中でも30分ごとに列車が発着しているので、地方路線としてはかなり頑張っている路線です。
 かつて京王井の頭線で走っていた旧「3000系」電車が、2両編成の「700系」と名を変えて走っています。

 桐生の街は、渡良瀬川の両岸にある限られた平地に拓けた街で、道路をどんどん造りやすい四方が平地の街よりも、鉄道向きの地形だと言えます。


 帰り道、太田市にある鉄道模型店「ペアーハンズ」に立ち寄りました。

 こちらは東武小泉線の竜舞(りゅうまい)駅南口のロータリーに面した立地で、店舗は1階にあり、2階には貸しレイアウトがあります。
 この日は時間がなかったので、1階の店舗を見学。特価品のNゲージスケールの建機を一つだけ購入して引き上げ。


 いずれも普段の行動範囲外の場所なので、もっと時間がないと……というところ。
 また時間に余裕があるときに改めて訪問してみたいものです。

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【関東鉄道】「親子で気動車体験イベント」7月11日(日)開催

 関東鉄道は、実物のディーゼルカーの体験運転が行える「親子で気動車体験イベント」2010年7月11日(日)に開催します。
 今回が初めての開催ではなく、2006年1月から毎月行っているイベントですが、これまでの参加条件が「中学生以上」であったのに対し、「小学生以上」であれば参加可能となっています。

・関東鉄道
http://www.kantetsu.co.jp/

・【ニュースリリース】親子で気動車体験イベントの開催について
http://www.kantetsu.co.jp/news/100430_taiken/100430_taiken.html

・問い合わせ先
 関東鉄道 鉄道部 運転車両課(電話:029-822-3718)


 リリースによると、開催概要は次の通り。


・開催日……2010年7月11日(日)
・開催場所……関東鉄道水海道車両基地
・開催時間……9:45~、10:15~、10:45~、11:15~、12:45~、13:15~、13:45~、14:15~、15:00~、15:30~(1組1時間程度)
・使用車両……「キハ2400形」(1両)
・受付組数……10組/応募多数の場合は抽選で決定
・参加費用……1組10,000円
・参加人数……1組8人程度まで
・備考……小学生以下の子どもは、家族かグループで申し込み、必ず保護者同伴/小学生未満の子どもも同乗・見学は可能



 当日は、まず10分ほど受付適性検査を行い、車両の構造や運転方法を学ぶ机上教育を受けた後で、約30分ほど体験運転を行います。
 体験運転は、水海道車両基地内の約150mを使用(本物の運転士さんも添乗)。ディーゼルカーを運転したり(運転は大人だけ)、車掌業務を体験したり……。制限時間内であれば、何回でも往復可能とのことです。
 お子さんは、ドアの開閉、車内放送、運転席での記念撮影などが行えます。
 体験運転終了後は、記念品の贈呈、体験証明書の授与などが行われます。

 申し込みたい場合は、2010年6月1日(火)~17日(木)の間に専用フォームから、


・代表者の氏名/ふりがな、住所、年齢、性別、電話番号、メールアドレス
・通信欄に参加者全員の氏名/ふりがな、年齢
・希望する時間帯(複数の時間帯を選択可能)


 以上の必要事項を記入して送信してください。


 実物の鉄道車両を運転できる機会はそう多くありません。
 車両基地のさまざまな車両を眺めることもできますし、ぜひ活用していただきたいと思います。

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【わたらせ渓谷鐵道】新型車の塗色投票、5月9日~18日実施

 わたらせ渓谷鐵道は、2011年4月から運行開始予定の新型車両について、塗色(カラーリング)を決める「乗客投票」2010年5月9日(日)~18日(火)の10日間実施します。
 ここで決める塗色は、2012年3月に導入予定の新型トロッコ列車にも採用する予定とのこと。

 投票する場合は、期間中に同社のトロッコ列車以外の普通列車に乗って投票用紙を入手し、提示されている4種類の案からいずれかを選んで、車内の投票箱に投票する……ということになります。
 (乗った回数分投票できます)


・わたらせ渓谷鐵道
http://www.watetsu.com/

・みんなで選ぼう!わたらせ渓谷鐵道「新型車両カラーリング」
http://www.watetsu.com/event.php?EVENT_ID=64

・わたらせ渓谷鉄道:新車両の色4案、乗客に「選んで」--9日から投票(毎日新聞 2010年5月7日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100507/CK2010050702000120.html

・わたらせ渓谷鉄道 新車両、乗客の投票で決定へ(東京新聞 2010年5月7日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100507/CK2010050702000120.html

・問い合わせ先
 わたらせ渓谷鐵道:0277-73-2110(ファクシミリ:0277-73-3121)


 上記プレスリリース、「東京新聞」記事に掲載されている画像を見ると、提示されているカラーリングは、


・A)車体上半分がベージュ、下半分が濃紺のツートンに金色の小帯
・B)従来車の塗色(銅色)、窓の周りを明るいベージュ帯(その下縁に金色の小帯)
・C)濃紺と従来車の塗色(銅色)のツートンカラーに金色の小帯
・D)従来車と同じ塗色(銅色)


 の4種類。
 (A案は、ひたちなか海浜鉄道の「キハ3710形」の塗り分けによく似ています)

 掲載画像を見る限り、新型車両は平成筑豊鉄道「400形」、肥薩おれんじ鉄道「HSOR-100形」、のと鉄道「NT200形」など、新潟トランシス製の「NDCシリーズ」のようです。

 「毎日新聞」の記事によると、新型車両は全長18m。2013年までに3両を導入予定とあります。
 「東京新聞」の記事によると、2015年3月までに現在7両在籍している普通列車用ディーゼルカーの内、3両を新型で更新とあります。
 新聞によって導入完了時期が異なるので、いずれが正しいのかは後日確認したいと思います。

 なお、いずれの記事でも、新型のエンジンが330hpであること、定員(おそらく座席定員のことでしょう)は50人であるという記述がありました。


 連休最後の日曜日、よかったら「わたらせ渓谷鐵道」に乗って、新型車両のカラーリングに1票投じてみませんか?

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【オススメ】KATO「キハ35」一般色

 当地・下館界隈に関連する鉄道車両の一つが、関東鉄道常総線の「キハ300形」「キハ350形」、「キハ300形」のワンマン改造車「キハ100形」の元となった「キハ30系」です……というのは、以前の記事(KATOのNゲージ「キハ30」首都圏色の紹介)でもご紹介しました。



 常総線に大量導入された「キハ300形」と「キハ350形」は、それまで常総線で活躍してきた「キハ500形」「キハ610形」「キハ700形」「キハ751形」「キハ753形」「キハ800形」「キハ900形」や、1両1形式だった「キハ551」「キハ721」「キハ755」「キハ813」など、種々雑多だった在来車を一挙置き換えました。
 在来車にとっては「災厄」ともいえる大量置き換えの「犠牲」にならずに済んだのは、8両の「キハ310形」と、8両の「キハ0形」のみ。
 これにより車種統合が進み、常総線の車両は全て「20m・3ドア車」となりました。

 ちなみに……。
 一乗客としての印象としては、置き換えられた在来車の方が「程度が良かった」と感じたのですが……(苦笑/「キハ30系」はかなり「くたびれた感」が強かった)。

 とはいえ、整備や運用の面からは、旧「キハ30系」に統一する方が好都合であったのだろうと思います。


 さて、一挙合計39両の「キハ30系」が入線し、「キハ30系最後の楽園」と化した常総線では、関鉄標準色に塗色変更した「キハ300形」「キハ350形」が数的主力となった時期がありました。
 これらは冷房改造済みの車両であったため、良くも悪くも常総線の冷房化も一気に進みました。
 その後、「キハ310形」「キハ0形」ともども機関換装が実施され(180hpのDMH17→330hpのDMF13に換装/変速機は旧来のままなので、250hpに出力を落として使用)、走行性能が改善しました。
 (「キハ310形」「キハ0形」は冷房改造も実施/「キハ311」と「キハ312」は廃車)

 しかし、旧「キハ30系」が「数的主力車」であったのは、そう長いことではありませんでした。

 1993年、関鉄久々の新造車でもある片運転台・2両固定編成の「キハ2100形」(12両)がデビュー。
 1997年、その両運転台タイプでワンマン運転車の「キハ2200形」(4両)がデビュー。
 2000年、「キハ2100形」の改良型「キハ2300形」(10両)の新造がスタート。
 2004年には、「キハ2200形」の改良型「キハ2400形」(6両)が登場。

 これらの増備が進むにつれて、旧「キハ30系」は徐々に数を減らしていきます。
 「キハ300形」は、ワンマン運転改造型の「キハ100」形となった2両を除き、事実上「壊滅」。
 「キハ350形」は、「現役」に留まっているのは8両にまで減りました(水海道車両基地の片隅で「休車」扱いになっている数両は除く)。
 残存している「キハ350形」の内、「キハ353」と「キハ354」は国鉄一般色に塗色変更され(関鉄の旧塗色ともそっくりですが)、「キハ358」「キハ3511」「キハ3518」「キハ3519」は映画撮影のため水色一色に(京浜東北線をイメージした模様)。今でも「キハ3518」「キハ3519」の2両は水色のまま運用されていると思います。


 ……さて、Nゲージの「キハ30系」は、KATOが満を持してバリエーション展開をスタートしてから入手が容易になりました。
 これまでに、「国鉄一般色」では


・「キハ30」(動力車)
・「キハ30」(トレーラー)
・「キハ35」(動力車)
・「キハ35」(トレーラー)
・「キハ36」(トレーラー)


 が、「首都圏色」では


・「キハ30」(動力車)
・「キハ30」(トレーラー)
・「キハ35」(動力車)
・「キハ35」(トレーラー)
・「キハ35 900番台」(トレーラー)
・「キハ36」(トレーラー)


 が発売。

 いずれもKATOらしい、出来映えと価格のバランスが良い製品群で、動力車はスムーズに走り、トレーラーは「転がり」が良いので、重宝します。
 標準で装着しているカプラー(連結器)は「ナックルカプラー」で、これは「KATOカプラー」と互換性があります(連結可能です)。

 今回ご紹介するのは、常総線の「キハ353」「キハ354」を再現するにも打って付けの「キハ35」一般色の動力車(モーター付き)とトレーラー(モーターなし)です。
 常総線の「キハ350形」は、排障器(スカート)と屋根上のクーラーの冷却器を装着していますので、厳密にはオリジナルの「キハ35」とは姿が異なるのですが、製品のままでも雰囲気は醸し出せると思います。





パッケージ

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 キハ35 一般色(動力車)

 【発売】KATO(カトー)
 【ジャンル】鉄道模型(Nゲージ)
 【発売日】2008年9月11日
 【税込価格】5,355円
 【備考】







パッケージ

Amazonで購入


 キハ35 一般色(トレーラー)

 【発売】KATO(カトー)
 【ジャンル】鉄道模型(Nゲージ)
 【発売日】2008年9月12日
 【税込価格】2,520円
 【備考】

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【関東鉄道】常総線に「定期戦」団体輸送の増結列車走る

 先日ご紹介しました、下妻一高水海道一高の恒例行事「定期戦」の団体輸送を行うため、関東鉄道は2010年5月4日・5日に常総線の運転時刻変更を行いました(5月5日も変更した時刻で列車が走っていたはずなんですが、私自身は未確認です)。

 時刻変更となったのは、下妻 18:04発 → 下館 18:24着の下り列車1本で、この2日間は下妻 18:12発 → 下館 18:32着に変更となりました。

 5月4日夕方、残念ながら下妻駅に行くことはできなかったので、黒子(くろご)駅で当該列車を待ち構えます。
 すっかり日が延びて、18:00を過ぎてもまだまだ明るく、撮影するのには十分な光量がありました。
 (※運転士さんが乗っている列車を撮影する場合、どんなに暗くても「ストロボ撮影は絶対禁止」ですよ!!)。

 待つことしばし、下館からの守谷行きの「キハ2403」単行とすれ違う格好で、下妻方から当該列車がやってきました。


 先頭は「キハ007」で、その後に2両の「キハ310形」(たぶん「キハ313」「キハ314」)が続きます。
 下館方の営業列車では久々と思われる、「堂々の」3両編成です。


 近年の「キハ310形」は、「おでこ」にあった前照灯の位置の変更と、かつての前照灯後に方向幕を取り付けるなど、「キハ0形」とそっくりの外観に変わっています。
 また、「キハ310形」も「キハ0形」も排障器(スカート)を取り付けていますから、遠目には同型車の3両編成にも見えます。


 この列車、下妻駅での発車時刻が通常より遅くなっているところを見ると、おそらく下妻駅で増結作業を行ったものと思います。
 下妻までは「キハ310形」2両でやって来て、下妻で「キハ007」を増結したのでは……と思うのですが……(ご存じの方、ぜひご教授ください)。


 この日の私は、右手にムービーカメラ、左手にコンパクトデジカメ、すぐ近くにプチ怪獣(3歳の長男)という状況で、三脚はなし。
 なんとも慌ただしい撮影になってしまい、ムービー、静止画とも、今ひとつな撮影になってしまいました。
 やはり、1人で2台のカメラを回すのは、いろいろ無理がありますね(苦笑)。
 プロのカメラマンが使うような、2台以上のカメラを据えることができる三脚などを用意しないと、うまく撮影するのは難しそうです。

 なお、2両の「キハ310形」の正確な車番は、撮影したムービーを確認しないと分からないのですが、ピンぼけしたデジカメ静止画像を見ると、「キハ314」の車番が見えました。



・関東鉄道
http://www.kantetsu.co.jp/

・【ニュースリリース】常総線運転時刻変更のお知らせ
http://www.kantetsu.co.jp/news/100430_traindia/100430_traindia.html

・運転時刻変更のお知らせ
http://www.kantetsu.co.jp/news/100430_traindia/news.pdf
 (PDF形式のファイルです)

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【オススメ】KATO「キハ30」首都圏色

 当地・下館界隈に関連する鉄道車両の一つが、関東鉄道常総線の「キハ300形」「キハ350形」、「キハ300形」のワンマン改造車「キハ100形」の元となった「キハ30系」です。

 「キハ30系」は、国鉄時代に都市近郊路線のラッシュ対策として開発・製造されたディーゼルカーです。
 外吊り式の両開き3ドア車で、ロングシート。まるで「101系」通勤形電車の非電化3ドア版のような車両で、都市圏近郊路線ながら非電化だった関西本線や山陰本線、紀勢本線、新潟方面では弥彦線や越後線、関東では房総各線や川越線、八高線、相模線などが電化されるまで活躍していました。
 2010年5月現在、「キハ30系」が現役で残っているのは、JR東日本の久留里線のみとなりました。

 「キハ30系」には、両運転台でトイレなしの「キハ30」、片運転台でトイレ付きの「キハ35」、片運転台車でトイレなしの「キハ36」の3種類があります。
 また、「キハ35」をステンレス車体とした「キハ35 900番台」もあり、こちらは横川の「鉄道文化むら」に展示されているのでご覧になった方もいらっしゃると思います。

 下館界隈には縁のない車両でしたが(常総線にはキハ36そっくりで、片開き3ドアの「キハ900形」が走っていましたが)、関東鉄道が国鉄清算事業団から不要となっていた「キハ30系」を大量導入し、バリエーション豊かだった常総線の在来車を置き換え、整備・運用を容易にすることにしてから状況一変。
 常総線は一挙に「キハ30系最後の楽園」と化しました。

 常総線では、元「キハ30」が「キハ300形」に、元「キハ35」はトイレを撤去して「キハ350形」に、元「キハ36」も「キハ350形」となりました。
 これらの車両は、雑多な旧型車(いや、「キハ30系」の方が旧型だったりもしたのですが……)を置き換えるだけでなく、関鉄久々の新造車両となった「キハ2100形」以降の新世代ディーゼルカーの数が揃うまでの間、中継ぎ投手的な役割を担って活躍しました。
 また、「キハ300形」にワンマン運転改造を施した車両は「キハ100形」を名乗り、最大時4両が水海道~下館間のワンマン運転に供されました。
 2010年5月現在、残存するのは「キハ101」と「キハ102」の2両のみですが、「キハ101」は首都圏色、「キハ102」は常総筑波鉄道時代の塗色(旧気動車塗色と同様)に塗られ、レトロ列車的な役割を果たしています。


 Nゲージの「キハ30系」は、かつて「モデモ」(飛行機のプラモデルメーカー「ハセガワ」の鉄道模型ブランド)が製品化していたことがあったのですが、入手可能な製品が事実上市場に出回っていない状態がしばらく続いていました。
 しかし、先年KATOが満を持してバリエーション展開をスタート。
 これまでに、「国鉄一般色」の


・「キハ30」(動力車)
・「キハ30」(トレーラー)
・「キハ35」(動力車)
・「キハ35」(トレーラー)
・「キハ36」(トレーラー)


 と、「首都圏色」の


・「キハ30」(動力車)
・「キハ30」(トレーラー)
・「キハ35」(動力車)
・「キハ35」(トレーラー)
・「キハ35 900番台」(トレーラー)
・「キハ36」(トレーラー)


 を発売しています。

 いずれもKATOらしい、出来映えと価格のバランスが良い製品群で、動力車はスムーズに走り、トレーラーは「転がり」が良いので、重宝します。
 標準で装着しているカプラー(連結器)は「ナックルカプラー」で、これは「KATOカプラー」と互換性があります(連結可能です)。

 今回ご紹介するのは、関東鉄道常総線の「キハ101」によく似た両運転台型の「キハ30」首都圏色の動力車(モーター付き)とトレーラー(モーターなし)です。
 常総線の「キハ101」は、排障器(スカート)と屋根上のクーラーの冷却器を装着していますので、オリジナルの「キハ30」とは姿が異なるのですが、別売りのスカートを買ってきて装着するだけでも「キハ101」っぽくはなります。
 もちろん、国鉄時代を想定してオリジナルの状態で走らせても良いわけで、その場合は「キハ40系」や「キハ20系」、場合によっては「キハ58系」などと組み合わせても絵になると思います。





パッケージ

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 キハ30 首都圏色(動力車)

 【発売】KATO(カトー)
 【ジャンル】鉄道模型(Nゲージ)
 【発売日】2009年11月28日(再生産)
 【税込価格】5,670円
 【備考】







パッケージ

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 キハ30 首都圏色(トレーラー)

 【発売】KATO(カトー)
 【ジャンル】鉄道模型(Nゲージ)
 【発売日】2009年11月28日(再生産)
 【税込価格】2,835円
 【備考】

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【JR東日本】いかつくなった「D51 498」

 毎年、高崎方面でSL列車を牽引している「D51 498」(「D51」の「498号機」)。
 今年も営業運転を始めたのですが、集煙装置が取り付けられ、除煙板(デフレクター)が交換されたことで、見慣れたこれまでの姿とは一風変わった印象となりました。
 これは、「SLやまなし」号として中央線の甲府~小淵沢間での臨時運行を控えているためで、同区間に多いトンネル内で煙がこもりにくくするための措置ということです。

・集煙装置装備となったD51 498。(「編集長敬白」 2010年4月28日)
http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2010/04/26hi.html

・D51きょうから運行 JR東日本高崎支社(東京新聞 2010年4月29日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100429/CK2010042902000108.html

・もっと強そうD51、表情変えて再登場
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090128-945707/news/20100429-OYT1T00219.htm


 改造についての詳細は、上記「編集長敬白」でバッチリ紹介されてますので、そちらをご覧ください(笑)

 デフレクターの形状がかなりドイツっぽいのもポイントでしょうか。
 見た目の印象がずいぶん異なるものです。
 その内、今回の形状でKATOやマイクロエースがモデル化しそうな気がします(笑)

 国鉄時代の姿にこだわる本格派の皆さんはご不満のことと思いますが(苦笑)、国鉄時代の活躍はそれとして、実は今も日々新たな実績を積み重ね続けているのではないか……という捉え方をすると、どうでしょうか。
 つまり、「往年のスター」が過去演じてきた役柄を懐かしく復活するという範疇に止まらず、むしろ「今も現役のスター」として「新たな役どころ」にチャレンジしていくのではないかと。

 そう思うと、今後何かとんでもない化けっぷりを期待できるかも知れないなあ、なんて楽しくもなります。
 とはいえ、まさか「D51」を流線型に改造するなんてことまではしないと思いますけど(笑/それをやるならC61の方が「あぶない」でしょうね)。


 連休中に高崎方面へ行ければ良いのですが……もろもろ予定が入っているので、ちょっと難しそうかも。



 あ、真岡鐵道の「SLもおか」号ですが、今年は客車が「車検」なので、5月下旬~7月中旬にかけて運休となります。

 連休中はフル回転で運転してますので、ぜひ!!

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下館レイル倶楽部・代表
性別:
男性
趣味:
鉄道、鉄道模型、ミリタリーなど
自己紹介:
 「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
 しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
 公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!

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