下館レイル倶楽部
真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)
【JR東日本】中央線にグリーン車2両増結して12両化
JR東日本、中央快速線を12両化したうえで、2020年度から2階建てグリーン車を2両連結することに!
・JR東日本、中央快速線を12両化・グリーン車導入…2020年度から(レスポンス 2015年2月4日)
http://response.jp/article/2015/02/04/243421.html
・中央快速線等へのグリーン車サービスの導入について(JR東日本 2015年2月4日)
http://www.jreast.co.jp/press/2014/20150203.pdf
(PDF形式の文書ファイルです)
JR東日本のプレスリリースによると、グリーン車を導入することになるのは、中央快速線(東京~大月間)で「E233系」で運行する全ての列車と、青梅線(立川~青梅間)で中央快速線に直通する全ての列車。
グリーン車は、東京寄りから4両目・5両目に連結することに。
JR東日本、中央快速線を12両化したうえで、2020年度から2階建てグリーン車を2両連結することに! ・JR東日本、中央快速線を12両化・グリーン車導入…2020年度から (レスポンス 2015年2月4日) http://t.co/b7td9QXceq
— 下館レイル倶楽部 (@Shimodate_Rail) 2015, 2月 6
現在、10両固定編成の「E233系」は、4号車・5号車にグリーン車を連結して、12両固定編成に。
6両と4両の分割編成は、6両編成にグリーン車2両(4号車・5号車)を連結して8両編成に(8両+4両=12両)。
これまでの宇都宮線・高崎線・常磐線へのグリーン車連結とは異なり、普通車を一切減らすことなく、新たにグリーン車を増結することになります。
(新たにグリーン車を連結すると、これまで普通車を利用していた人の中からグリーン車利用に変更する人が一定の割合で発生するため、普通車の混雑率は若干下がります)
【ウソ電?】昨日、JR東日本より中央快速等へのグリーン車サービスの導入についての発表がありました。2020年度のサービス開始へ向けてと少し先の話ではありますが、高崎線のグリーン車を使って中央線っぽくしてみました。 pic.twitter.com/YcSBaFgeID
— ホビーセンターカトー大阪 (@katoshoposaka) 2015, 2月 5
これまで10両編成用に整備されていた駅や車両基地などのインフラも、12両化に合わせて拡張工事を実施します。
かなり大規模な投資になるはずですし、少子高齢化による旅客需要の減少も視野に入っているはずなのですが、その辺の事情も念頭に置きつつ、投資額とグリーン車増結による価値向上・輸送力向上を天秤にかけたうえで「投資効果あり」と判断したということになると思います。
どんどん積極投資が行われて、どんどん便利になっていく都心方面の鉄道。
一方で、都心から100km圏に入っているにも関わらず、日中の運行頻度が低いまま(せいぜい1時間に1本程度)に留め置かれている路線もたくさんあります。
「運転本数が多ければ利用したいのに」
「両数は少なくてもいいから本数を増やして」
「終列車の時刻が早すぎて利用しにくい」
沿線人口との兼ね合いもあって、鉄道会社が自社資金だけで対応するには限界があることも少なくないとはいえ、こうした声なき声をどうフォローアップしていけるか……。
都心への一極集中を是正するためにも、地方の持続的発展を考えるうえでも、今後こうした点の改善をどうしていくかが大きな課題となっていくのでは……と、都心方面の華々しい話題が報じられるたびに感じています。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
『路面電車で行く 世界各街停車の旅』2月5日は第40回ブラックプール編!
- 2015/02/05 (Thu)
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BSフジで放送中の『路面電車で行く 世界各街停車の旅』。
2015年2月5日(木)は、新作第40回「ダンスとイルミネーションの街 イギリス・ブラックプール」を放送!!
・『路面電車で行く 世界各街停車の旅』(BSフジ 番組情報)
http://www.bsfuji.tv/top/pub/streetcar.html
■イギリス第2の観光地!
北イングランドの西側にあるブラックプールは、イギリス最大の保養地。
2階建ての路面電車や、岡山電軌よりもさらに高いタワー型のパンタグラフを備えた路面電車などでも知られています。
▲ ブラックプールの2階建てトラム。今はレトロ電車として、夜間や週末、祝日、夏期の行楽シーズンなどに走っています。(クリックすると動画を再生します)
実はこの街の路面電車は、1962年~1992年の30年に渡って、英国唯一の路面電車になっていました。
(1992年、マンチェスターにトラムトレイン形式でLRTが誕生/その後、他都市でも続々とLRTが開業)
古いトラムが走っていたブラックプールですが、老朽化と陳腐化は否めず、21世紀に入ってから近代的なLRTとして再生することが決定。
2012年4月、5車体連接タイプの低床LRV「フレキシティ2」(編成長32.23m、車幅2.65m)が導入されました。
▲ 新型LRV「フレキシティ2」。編成長30m級で、車幅は2.65m……ということは、芳賀・宇都宮LRTで導入を検討しているのと同クラスです。(クリックすると動画を再生します)
新型車両が導入されて、旧型車両が全部廃車に……というわけではなく、いわゆる「レトロ電車」として運行するために一部は保存されています。
しかも、さまざまな形式の車両が保存されています。
さすが英国!
▲ 美しいイルミネーションの中を走るトラム。電車そのものにイルミネーションを施した、いわば「デコトラム」も!(クリックすると動画を再生します)
なお、今回の放映情報と、これまでの放映リストなどを反映した2015年2月5日時点の放映リストは、次の通りです。
第1回「世界遺産とワインの街 ポルトガル・ポルト」
第2回「ビールと芸術の街 ドイツ・ミュンヘン」
第3回「七つの坂とファドの街 ポルトガル・リスボン」
第4回「ロマンチック街道街道最古の街 ドイツ・アウグスブルク」
第5回「装飾タイルと世界遺産の街 アルマダ・リスボン ポルトガル」
第6回「野球とキューバ葉巻の街 フロリダ州 タンパ」
第7回「ピッツァとカンツォーネの街 イタリア・ナポリ」
第8回「ジャズの生まれた街 ルイジアナ州 ニューオリンズ」
第9回「大聖堂とファッションの街 イタリア・ミラノ」
第10回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 前編」
第11回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 後編」
第12回「エルビスの愛した街 テネシー州 メンフィス」
第13回「千年の歴史と百塔の街 チェコ・プラハ」
第14回「音楽と芸術の街 チェコ・プラハ」
第15回「ガウディの愛した街 スペイン・バルセロナ」
第16回「バル文化と美食の街 スペイン・バルセロナ」
第17回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(前編)」
第18回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(後編)」
第19回「地中海の楽園 スペイン・マヨルカ島ソーイェル」
第20回「音楽の都 オーストリア・ウィーン」
第21回「カフェとお菓子の街 オーストリア・ウィーン」
第22回「水の都 運河の街 オランダ・アムステルダム」
第23回「名画の生まれた街 オランダ・アムステルダム」
第24回「二階建てトラムとグルメの街 香港」
第25回「風水とパワースポットの街 香港」
第26回「カフェ文化とアーケードの街 オーストラリア・メルボルン」
第27回「庭園と美食の街 オーストラリア・メルボルン」
第28回「海と山と教会の街 オーストラリア・アデレード」
第29回「フランダースの犬と運河の街 ベルギーの古都 アントワープとゲント」(2時間SP)
第30回「ダイヤモンドと建築の街 ベルギー・アントワープ」
第31回「月の港 ワインの聖地 フランス・ボルドー」
第32回「名作文学と芸術の街 フランス・ナント」
第33回「地中海と遺跡の街 トルコ・アンタルヤ」
第34回「地中海リゾートとグルメの街 トルコ・アンタルヤ」
第35回「バラとヨーグルトの街 ブルガリア・ソフィア」
第36回「温泉と地下遺跡の街 ブルガリア・ソフィア」
第37回「クリスマスと音楽の街 ドイツ・ドレスデンスペシャル」(2時間SP)
特番回「7か国10都市の路面電車 すべて見せますSP」(2時間SP)
第38回「路面電車の生まれた街 ドイツ・ベルリン」
第39回「芸術とアーティストの街 ドイツ・ベルリン」
第40回「ダンスとイルミネーションの街 イギリス・ブラックプール」←2015年2月5日(木)放送!!
この番組で登場する「路面電車」には、旧態依然とした「いわゆる路面電車」もあれば、欧州諸国で路面電車を近代化・輸送力強化を実現してきた「トラム」もあります。
(「トラム」の中には、既存の鉄道路線に乗り入れる「トラムトレイン」を実施しているケースもあって、鉄道路線では鉄道車両のように高速運転を行います)
日本でも今後LRTを新規導入(またはトラムを「復活」)する都市が増えていくと思いますので、今後もこの番組で新旧さまざまな事例を紹介してほしいなあ……と思っています。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
【ポポンデッタ】宇都宮フェスタ店、2月1日(日)で閉店……
- 2015/01/24 (Sat)
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宇都宮の通称「オタクビル」こと「宇都宮フェスタ」にテナント出店している「ポポンデッタ」宇都宮フェスタ店、2015年2月1日(日)で閉店との発表が……。
・ポポンデッタ 宇都宮フェスタ店
http://www.popondetta.com/utsunomiya/
・ポポンデッタ 宇都宮フェスタ店 閉店のお知らせ(「ポポンデッタ商品部NEWS」 2015年1月23日)
http://popondetta.com/blog/cat27/post_371.html
宇都宮にある「ポポンデッタ宇都宮フェスタ店」、2015年2月1日(日)で閉店だそうです……。 ・ポポンデッタ 宇都宮フェスタ店 閉店のお知らせ(ポポンデッタ商品部NEWS 2015年1月23日) http://t.co/dZp2yUg0n1
— 下館レイル倶楽部 (@Shimodate_Rail) 2015, 1月 23
[ポポンデッタ商品部NEWS] ポポンデッタ 宇都宮フェスタ店 閉店のお知らせ - http://t.co/2ZwSDCISqt
— 鉄道模型の店ポポンデッタ (@PopondettaRailM) 2015, 1月 23
「ポポンデッタ」宇都宮フェスタ店は、2013年4月18日(木)に開店しました。
ちょうど、つくば店の出店と同じ時期のことです。
出店した「宇都宮フェスタ」は、JR宇都宮駅と東武宇都宮駅の間の立地で、「アニメイト」宇都宮店、「メロンブックス」宇都宮店、「まんだらけ」宇都宮店、「イエローサブマリン」宇都宮店、「ボークス」宇都宮ショールームなどのホビーショップが集積。
そこにいよいよ鉄道模型ショップが出店ということで、大いに話題となりました。
[ポポンデッタ商品部NEWS] 2013年春、新店オープンのお知らせ・つくば、宇都宮 - http://t.co/NIzK7QxU
— 鉄道模型の店ポポンデッタ (@PopondettaRailM) 2013, 1月 10
”宇都宮店”宇都宮フェスタ店のオープン日が決定しました!4月18日(木)オープンです! ポポンデッタ宇都宮フェスタ店 〒320-0803 栃木県宇都宮市曲師町2-8宇都宮フェスタ3F ご来店お待ち申し上げます。
— 鉄道模型の店ポポンデッタ (@PopondettaRailM) 2013, 3月 28
[ポポンデッタ商品部NEWS] ポポンデッタ宇都宮フェスタ店がオープンしました! - http://t.co/rmmVXRByCW
— 鉄道模型の店ポポンデッタ (@PopondettaRailM) 2013, 4月 18
この華々しい開店から、2年を待たずに閉店ということになるわけで……。
閉店の理由は「契約満了に伴い、閉店致します」とアナウンスされています。
なお、宇都宮フェスタ店閉店後のサポートは、越谷レイクタウン店が引き継ぐ形になります。
また、予約品などの引き取りについては、各店舗での引き取り、郵送で対応するとのことです。
(詳しい情報は、店頭、またはポポンデッタの公式サイトなどでご確認ください)
宇都宮市内には他にも鉄道模型を取り扱っている模型店、模型売り場は数々あるとはいえ、シンボリックな建物に出店していた全国規模のショップがこんなにも早く撤退するというのは、ちょっとビックリしました……。
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『時代を彩った鉄道たち ~鉄道伝説~』1月25日は新作「153系」!!
- 2015/01/23 (Fri)
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BSフジで放送中の『時代を彩った鉄道たち ~鉄道伝説~』。
2015年1月25日(日)は、最新作・第56回「国鉄153系東海形」と、再放送・第38回「御殿場線と丹那トンネル」の2本立て!!
番組の放送時間は、1月25日(日)22:00~22:55です。
・『時代を彩った鉄道たち ~鉄道伝説~』(BSフジ 番組情報)
http://www.bsfuji.tv/tetsudo_densetsu/
急行形電車「153系」は、特急形電車「151系」と共に、長距離用の新性能電車の始祖となったことで知られています。
本形式の成功によって、急行形電車の基礎が築かれただけでなく、近郊形電車の設計にも大きな影響を与えることになりました。
先頭車の「顔」の形状は2つあって、「0番台」は低運転台、「500番台」は高運転台(踏切事故対策で運転台が30cm高い)で、前面窓の大きさと、前照灯の位置が異なっています。
(運転台の高さの違いは、かつて水戸線や常磐線で走っていた「401系・403系」でもありました)
再放送の第38回「御殿場線と丹那トンネル」は、ほとんど手探り状態で工事が行われたものの、とんでもない難工事となった丹那トンネルと、丹那トンネル完成までは東海道本線の一部だった御殿場線の歴史を紹介します。
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【Nゲージ】KATO「カシオペア」編成&「EF510 500番台」
- 2015/01/23 (Fri)
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年々状況が厳しくなってきている寝台特急。
北海道新幹線の新函館開業が迫る中、「北斗星」の命運が……という状況になってきました。
▲ 「EF510 500番台」が牽引する「北斗星」。せっかく新鋭機関車を新造したのに……。2012年6月28日、上野駅で撮影。(クリックすると拡大画像を表示します)
今でも「北斗星」は人気の列車で、なかなか予約できないのですが、もし運行を継続する場合は解決しなければいけない課題もあります。
青函トンネルで新幹線が運行するようになることとの兼ね合いや、車両が老朽化しているのでどうやって更新するのか……。
さらには、このまま「北斗星」が廃止となってしまうと、運行経路の途中にある「青い森鉄道」や「IGRいわて銀河鉄道」の経営にも深刻な影響を与えるため、その対策をどうするか……など、まだまだ流動的な面はあるのですが……。
それはさておき、模型の方でも「北斗星」は人気列車で、NゲージではKATOとTOMIXが製品化しています。
今回はKATOが製品化した「デラックス編成」と、牽引機の「EF510 500番台」をご紹介!
まず、「24系寝台特急「北斗星」 〈デラックス編成〉 6両基本セット」。
基本セットは、「オハネフ25-2」「オハネ25-562」「スハネ25-503」「スシ24-505」「オロハネ25-502」「カニ24-505」の6両セット。
食堂車「スシ24」は各テーブルのランプシェードが点灯する仕様で出荷されます。
続いて、「24系寝台特急「北斗星」 〈デラックス編成〉 6両増結セット」。
増結セットは、「オハネ25-563」「オハネ25-566」「オハネ25-552」「オロネ25-505」「オロハネ24-553」「オハネフ25-215」の6両。
「6両基本セット」と「6両増結セット」で、客車は全て揃います。
お次は牽引機「EF510 500 北斗星色」。
ナンバープレートは、このバージョン(製品番号:3065-3)では「512」「513」「514」「515」の4両分から選べます。
実物は2両しかいない「EF510 500 カシオペア色」も「北斗星」を牽引します。
こちらは実車同様、ナンバープレートは「509」「510」の2両分が同梱されていて、いずれか選択できます。
「EF510 500番台」が登場したとき、「JR東日本、本気だな……」と感じたのですが、その後の情勢はどうも……。
先述のように、現実の動きがどうなっていくのか流動的な面もあるのですが、とりあえず模型の方では末永く活躍させて……というところです。
あ、フル編成にすると走らせる場所が……という問題が発生しますが、そんなときはお近くのレンタルレイアウトで走らせたり、当方が毎月開催しているアルテリオ定例運転会にご参加くださいね。
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『路面電車で行く 世界各街停車の旅』1月22日は第39回ベルリン編(2)
- 2015/01/22 (Thu)
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BSフジで放送中の『路面電車で行く 世界各街停車の旅』。
2015年1月22日(木)は、先週放送の第38回に続き、新作第39回「芸術とアーティストの街 ドイツ・ベルリン」を放送!!
・『路面電車で行く 世界各街停車の旅』(BSフジ 番組情報)
http://www.bsfuji.tv/top/pub/streetcar.html
■市域の4割が公園や水辺! 芸術の都・ベルリン
ドイツの首都ベルリンは、同国最大の人口340万人都市。市内の地下鉄・トラム・バス・フェリーは「ベルリン運輸公社(BVG)」が一体運行しています。
▲ ベルリンのミッテ区(中央区)にあるアレクサンダー広場を走る連接低床LRV「フレキシティ」。(クリックすると動画を再生します)
市の面積の4割が公園や水辺という素晴らしい都市環境で、かつてはパリをしのぐ芸術の都と呼ばれたことも。
東西ドイツ統合後、かつてベルリン分断の象徴でもあった「ベルリンの壁」はほとんどが取り壊されましたが、歴史的事実を後世に伝えるため、一部は保存されているほか、芸術家が格好の巨大キャンバスとしてアートの表現の場としても利活用しています。
番組公式サイトの紹介によると、「今回の旅のスタート地点は、ベルリンの中央区にあたるミッテ地区」とあります。
▲ ベルリンのミッテ区(中央区)で検索すると、こんな動画が。現地の雰囲気が分かりますね。(クリックすると動画を再生します)
ミッテ区は、東西ドイツ統合後に、かつての東ベルリンと西ベルリンの境界をまたいで設定された区の一つ。
番組では、建築家になって2年目という人の案内で、芸術の街・ベルリンの原点とも言える場所を目指す……とあります。
▲ ベルリン、ミッテ、トラムで検索すると、こんな動画が。熊本市電の低床電車と似た「顔」の3連節LRV(ドイツが本家です!)も走っています。(クリックすると動画を再生します)
なお、今回の放映情報と、これまでの放映リストなどを反映した2015年1月13日時点の放映リストは、次の通りです。
第1回「世界遺産とワインの街 ポルトガル・ポルト」
第2回「ビールと芸術の街 ドイツ・ミュンヘン」
第3回「七つの坂とファドの街 ポルトガル・リスボン」
第4回「ロマンチック街道街道最古の街 ドイツ・アウグスブルク」
第5回「装飾タイルと世界遺産の街 アルマダ・リスボン ポルトガル」
第6回「野球とキューバ葉巻の街 フロリダ州 タンパ」
第7回「ピッツァとカンツォーネの街 イタリア・ナポリ」
第8回「ジャズの生まれた街 ルイジアナ州 ニューオリンズ」
第9回「大聖堂とファッションの街 イタリア・ミラノ」
第10回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 前編」
第11回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 後編」
第12回「エルビスの愛した街 テネシー州 メンフィス」
第13回「千年の歴史と百塔の街 チェコ・プラハ」
第14回「音楽と芸術の街 チェコ・プラハ」
第15回「ガウディの愛した街 スペイン・バルセロナ」
第16回「バル文化と美食の街 スペイン・バルセロナ」
第17回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(前編)」
第18回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(後編)」
第19回「地中海の楽園 スペイン・マヨルカ島ソーイェル」
第20回「音楽の都 オーストリア・ウィーン」
第21回「カフェとお菓子の街 オーストリア・ウィーン」
第22回「水の都 運河の街 オランダ・アムステルダム」
第23回「名画の生まれた街 オランダ・アムステルダム」
第24回「二階建てトラムとグルメの街 香港」
第25回「風水とパワースポットの街 香港」
第26回「カフェ文化とアーケードの街 オーストラリア・メルボルン」
第27回「庭園と美食の街 オーストラリア・メルボルン」
第28回「海と山と教会の街 オーストラリア・アデレード」
第29回「フランダースの犬と運河の街 ベルギーの古都 アントワープとゲント」(2時間SP)
第30回「ダイヤモンドと建築の街 ベルギー・アントワープ」
第31回「月の港 ワインの聖地 フランス・ボルドー」
第32回「名作文学と芸術の街 フランス・ナント」
第33回「地中海と遺跡の街 トルコ・アンタルヤ」
第34回「地中海リゾートとグルメの街 トルコ・アンタルヤ」
第35回「バラとヨーグルトの街 ブルガリア・ソフィア」
第36回「温泉と地下遺跡の街 ブルガリア・ソフィア」
第37回「クリスマスと音楽の街 ドイツ・ドレスデンスペシャル」(2時間SP)
特番回「7か国10都市の路面電車 すべて見せますSP」(2時間SP)
第38回「路面電車の生まれた街 ドイツ・ベルリン」←2015年1月15日(木)放送
第39回「芸術とアーティストの街 ドイツ・ベルリン」←2015年1月22日(木)放送!!
この番組で登場する「路面電車」には、旧態依然とした「いわゆる路面電車」もあれば、欧州諸国で路面電車を近代化・輸送力強化を実現してきた「トラム」もあります。
(「トラム」の中には、既存の鉄道路線に乗り入れる「トラムトレイン」を実施しているケースもあって、鉄道路線では鉄道車両のように高速運転を行います)
日本でも今後LRTを新規導入(またはトラムを「復活」)する都市が増えていくと思いますので、今後もこの番組で新旧さまざまな事例を紹介してほしいなあ……と思っています。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
【月刊誌】2015年1月21日(水)発売の鉄道月刊誌
- 2015/01/21 (Wed)
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毎月21日は、月刊の鉄道雑誌(&航空雑誌など)の発売日!!
雑誌によっては、書店で売り切れるのが早いこともありますので、ご購入はお早めに!
お近くの書店に行っても見当たらない……という場合は、定期購読ができるかどうか、店員さんに確認すると良いかも。
もし定期購読が可能であれば、毎号必ず確保できますから、安心ですよ!
お近くに書店がないとか、なかなか買いに行けない……という場合は、今回ご紹介したような通販を利用するのも手です。
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【Nゲージ】KATO「北斗星」デラックス編成&「EF510 500番台」
- 2015/01/20 (Tue)
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年々状況が厳しくなってきている寝台特急。
北海道新幹線の新函館開業が迫る中、「北斗星」の命運が……という状況になってきました。
▲ 「EF510 500番台」が牽引する「北斗星」。せっかく新鋭機関車を新造したのに……。2012年6月28日、上野駅で撮影。(クリックすると拡大画像を表示します)
今でも「北斗星」は人気の列車で、なかなか予約できないのですが、もし運行を継続する場合は解決しなければいけない課題もあります。
青函トンネルで新幹線が運行するようになることとの兼ね合いや、車両が老朽化しているのでどうやって更新するのか……。
さらには、このまま「北斗星」が廃止となってしまうと、運行経路の途中にある「青い森鉄道」や「IGRいわて銀河鉄道」の経営にも深刻な影響を与えるため、その対策をどうするか……など、まだまだ流動的な面はあるのですが……。
それはさておき、模型の方でも「北斗星」は人気列車で、NゲージではKATOとTOMIXが製品化しています。
今回はKATOが製品化した「デラックス編成」と、牽引機の「EF510 500番台」をご紹介!
まず、「24系寝台特急「北斗星」 〈デラックス編成〉 6両基本セット」。
基本セットは、「オハネフ25-2」「オハネ25-562」「スハネ25-503」「スシ24-505」「オロハネ25-502」「カニ24-505」の6両セット。
食堂車「スシ24」は各テーブルのランプシェードが点灯する仕様で出荷されます。
続いて、「24系寝台特急「北斗星」 〈デラックス編成〉 6両増結セット」。
増結セットは、「オハネ25-563」「オハネ25-566」「オハネ25-552」「オロネ25-505」「オロハネ24-553」「オハネフ25-215」の6両。
「6両基本セット」と「6両増結セット」で、客車は全て揃います。
お次は牽引機「EF510 500 北斗星色」。
ナンバープレートは、このバージョン(製品番号:3065-3)では「512」「513」「514」「515」の4両分から選べます。
実物は2両しかいない「EF510 500 カシオペア色」も「北斗星」を牽引します。
こちらは実車同様、ナンバープレートは「509」「510」の2両分が同梱されていて、いずれか選択できます。
「EF510 500番台」が登場したとき、「JR東日本、本気だな……」と感じたのですが、その後の情勢はどうも……。
先述のように、現実の動きがどうなっていくのか流動的な面もあるのですが、とりあえず模型の方では末永く活躍させて……というところです。
あ、フル編成にすると走らせる場所が……という問題が発生しますが、そんなときはお近くのレンタルレイアウトで走らせたり、当方が毎月開催しているアルテリオ定例運転会にご参加くださいね。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
【JR東日本】仙台・東北ライン「HB-E210系」甲種輸送
JR東日本が仙石線・東北本線接続線用に製造した新型車両「HB-E210系」、甲種輸送!
ディーゼルハイブリッドシステムを搭載した車両です。
・HB-E210系が甲種輸送される|鉄道ニュース(鉄道ファン「railf.jp」 2015年1月14日掲載)
http://railf.jp/news/2015/01/14/180000.html
「HB-E210系」は、JR小海線用のディーゼルハイブリッド車両「キハE200形」がベースで、全幅2,950mmの幅広車体(ステンレス製)。
仙台地区の通勤需要に対応するため、両開き3ドア(耐寒・耐雪構造、半自動ドア仕様)としています。営業最高速度は100km/hです。
片運転台仕様の2両編成が基本で、2両×8編成、計16両が製造されます。
JR東日本が実用化したディーゼルハイブリッドシステムは、ディーゼルエンジンとリチウムイオン蓄電池を搭載して、
・発車時……蓄電池に充電した電力で、モーターを回転させる
・加速時……ディーゼルエンジンを動作して発電機を回し、蓄電池の電力と併用してモーターを回転
・減速時……モーターを逆転させて発電機として利用して、運動エネルギーを電気に変換して蓄電池に充電
……というものです。
JR東日本が仙石線・東北本線接続線用に新造したディーゼルハイブリッドシステム搭載車両「HB-E210系」、甲種輸送! ・HB-E210系が甲種輸送される|鉄道ニュース(鉄道ファン・railf.jp 2015年1月14日掲載) http://t.co/4sSzozw4wU
— 下館レイル倶楽部 (@Shimodate_Rail) 2015, 1月 15
JR東日本では、まずJR小海線用にディーゼルハイブリッドシステム搭載車両「キハE200形」を開発。
続いて、「キハ200形」と同様のシステムを搭載するジョイフルトレイン「HB-E300系」(JR五能線用のリゾートしらかみ「青池」、JR大糸線用のリゾートビューふるさと、JR津軽線・大湊線用のリゾートあすなろ)を投入していました。
今回甲種輸送が実施された「HB-E210系」は、直流電化のJR仙石線と、交流電化の東北本線を直通する「仙石線・東北本線接続線」(直通列車の愛称は「仙台・東北ライン」)のために製造されました。
仙石線と東北本線は、仙石線の松島海岸駅~高城町駅の間、東北本線の塩釜駅~松島駅の間でかなり接近する区間があって、ここに両線の接続線(約0.3km)を新設して直通運転を行うというものです。
直流と交流の路線を接続するとなれば、本格的なデッドセクションを新設しなければ……となりますが、そのためにはかなりの投資を要します。
東日本大震災で甚大な被害を受けたJR仙石線の沿線自治体の活性化を目的としている「仙石線・東北本線接続線」は、迅速な整備が重要課題。
そこで、あえて「ここを非電化にする!」と割り切って、高性能ハイブリッドディーゼルカーによる直通運転を行うことが決まった……というわけです。
ディーゼルカーであれば、電化方式が違う路線でも何ら問題なく相互に行き来できますし、ハイブリッド方式とすることで環境負荷の低減にも配慮できる……というメリットがあります。
ディーゼルハイブリッド車両は、通常のディーゼルカーに比べると製造コストは割高になりますが、さまざまなメリットがあるため、今後導入が進むのでは……と思います。
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【オススメ】「大榮車輌ものがたり」(上)(中)(下)発売
- 2015/01/17 (Sat)
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ネコ・パブリッシングが毎月刊行している「RM LIBRARY」。
その第184巻~第186巻の3冊は、かつて津田沼(千葉県)に存在した車輌メーカー「大榮車輌」特集!
まず、2014年11月20日に発売となったRM LIBRARY 184「大榮車輌ものがたり(上)」。
続いて、2014年12月19日に発売となったRM LIBRARY 185「大榮車輌ものがたり(中)」。
「関東鉄道の気動車の改造」という項目が!!
最後に、2015年1月20日に発売予定のRM LIBRARY 186「大榮車輌ものがたり(下)」。
大榮車輌で改造工事を実施した常総線の車輌といえば、「キハ310形」の「キハ311」「キハ312」があります。
「キハ310形」は、国鉄「キハ10系」を種車として、原型を全く留めない別の車輌に改造したものです。
20m車で全幅2,880mm、両開き3ドア、オールロングシートの通勤形車輌です。
(「キハ310形」は、最初の2輌だけ大榮車輌で、「キハ313」~「キハ318」の6輌は新潟鐵工所で改造工事を実施)
関東鉄道常総線では「キハ900形」導入以降は新造車輌の導入を行われず、改造車輌の投入が続きました。
1970年代前半に「キハ610形」5輌、1970年代後半に「キハ310形」8輌の改造に続き、1980年代前半には国鉄「キハ20系」を種車とする「キハ0形」が8輌改造されました。
1980年代後半になると、旺盛な通勤需要に迅速安価に対応すべく、国鉄「キハ35系」が一挙大量に入線。常総線の特徴だった種々雑多なディーゼルカーは「20m車・両開き3ドア」で統一されていきます。
もうこのまま中古車だけなのか……と思っていたのですが……。
雑多な旧型車を置き換えた「キハ35系」(関東鉄道では「キハ300形」「キハ350形」)も相当くたびれていたため、結局新造車輌を継続的に導入することに方針転換。
「キハ2100形」の新造車輌の増備が進む中で、大榮車輌が手がけた「キハ311」と「キハ312」の2輌は廃車されました。
「キハ313」以降の6輌は、その後エンジン換装・冷房改造・排障器取り付けなどの近代化工事を施工し、「顔」も「キハ0形」と同様の形状に改めて、現在も運用中です。
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【観光案内】「益子焼」の益子に行くには……
- 2015/01/16 (Fri)
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陶器「益子焼(ましこやき)」で有名な栃木県益子町(ましこまち)。
昨日、益子町観光協会が次のようなツイートをしました。
益子駅から東京の秋葉原まで毎日運行している【関東やきものライナー】。大人片道2000円と、とても安くて便利な高速バスです!陶器市期間などには毎回長蛇の列ができる人気の交通手段です。みなさんもぜひご利用ください。 pic.twitter.com/JONjzZPB1H
— 益子町観光協会 (@mashiko_kankou) 2015, 1月 15
秋葉原駅から笠間・益子に向かう高速バス「関東やきものライナー かさましこ」は、茨城交通が運行する高速バスです。
(平日下り)
秋葉原駅→益子駅……4便
秋葉原駅→笠間ショッピングセンター……1便
(平日上り)
益子駅→秋葉原駅……3便
笠間ショッピングセンター→秋葉原駅……1便
(土日祝日下り)
秋葉原駅→益子駅……5便
秋葉原駅→笠間ショッピングセンター……1便
(土日祝日上り)
益子駅→秋葉原駅……4便
笠間ショッピングセンター→秋葉原駅……1便
片道の運賃は、秋葉原駅~笠間地区は大人1,500円・子ども750円、秋葉原駅~益子地区は大人2,000円・子ども1,000円。
割引回数券「2枚チケット」は、秋葉原駅~笠間地区は2,600円、秋葉原駅~益子地区は3,500円です。
元々は笠間までだった高速バスだったんですが、これを益子まで延伸したのが今の姿。
高速バスは途中で乗り換えず、座ったまま移動できるので便利……ということで人気なんですが、道路渋滞の影響を受けやすくて、行楽シーズンなどは「時間が読みにくい」というリスクも。
そこで、乗り換えはあるけど、時間通りに移動できる鉄道にもご注目!!
■関鉄&真岡鐵道の「常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ」が便利!!
益子に行くためには、真岡鐵道(もおかてつどう)を利用することになります。
真岡鐵道の始発駅は、下館駅です。
▲ 「常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ」を利用すると、真岡鐵道は下館~益子間が乗降自由に。(クリックすると拡大画像を表示します)
都心方面から益子に向かう場合、
(1)都心方面から小山駅を経由して、JR水戸線で下館駅まで来るルート
(2)JR常磐線を利用して、取手駅から関東鉄道 常総線を利用して下館駅に向かうルート
(3)つくばエクスプレス(TX)を利用して、守谷駅から関東鉄道 常総線を利用して下館駅に向かうルート
があります。
ここでは(2)と(3)で移動する際に便利でお得な「常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ」をご紹介!!
・真岡鐵道公式Web(蒸気機関車 切符(SL整理券))
http://www.moka-railway.co.jp/jyouki02.php
「常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ」は、土曜日・休日・年末年始に加えて、4月1日~5月31日、7月1日~8月31日、11月1日~翌年1月31日の期間は平日でも利用できます。
料金は、大人2,300円、子ども1,150円。
都心方面からご利用の場合は、つくばエクスプレス(TX)で守谷(もりや)駅か、JR常磐線で取手(とりで)駅までお越しになって、両駅の関東鉄道有人窓口にて「常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ」をお買い求めください。
なお、SL列車の乗車整理券「SLもおか券」(500円)を購入すれば、「SLもおか」号にも乗車できます。
▲ 別途「SLもおか券」(整理券)を購入すれば、SL列車「SLもおか」号にも乗車可能!(クリックすると拡大画像を表示します)
参考までに、秋葉原駅からの運賃は……。
(2)JR秋葉原~取手~下館~益子
・JR秋葉原~取手……大人720円(IC乗車券712円)、往復1,440円(1,424円)
・取手~下館~益子……「常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ」大人2,300円
・往復運賃……3,740円(TXでIC乗車券利用だと3,724円)
・片道換算……1,870円(同1,862円)
(3)TX秋葉原~守谷~下館~益子
・TX秋葉原~守谷……大人830円(IC乗車券822円)、往復1,660円(1,644円)
・守谷~下館~益子……「常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ」大人2,300円
・往復運賃……3,960円(TXでIC乗車券利用だと3,944円)
・片道換算……1,980円(同1,972円)
TX秋葉原駅~下館駅の所要時間は、両線とも快速の場合は80~90分、常総線が普通列車の場合は100~110分程度。
真岡鐵道の下館駅~益子駅は通常40分少々です。
■乗り換えるのは面倒? いえいえ、トイレ休憩や買い物に最適!!
「常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ」なら、真岡鐵道の下館~益子間も乗降自由なので、真岡駅で途中下車して駅前の「SLキューロク館」を訪問できたり、下館駅で途中下車して弊会「下館レイル倶楽部」が毎月鉄道模型の運転会を開催している「アルテリオ」(「しもだて美術館」と同じ建物)に寄り道することもできます。
また、乗り換えが伴う=一定時間でトイレ休憩したり、買い物ができますので、これをうまく活用すると快適な移動が楽しめるともいえます。
▲ 10年ほど前に比べると、下館方面の運行頻度が文字通り倍増している関東鉄道常総線。快速も運行!(クリックすると拡大画像を表示します)
関東鉄道常総線は、列車が少ない下館方面でも朝夕は運行頻度が高くて、日中でも30分ごとに列車が走っているほか、快速列車も運行しています。
快速は下館~守谷の主要駅(下館・下妻・石下・水海道・守谷)と、守谷~取手の各駅にのみ停車します。
守谷以北の停車駅が少なくて、体感的にも「早い」と実感できるので、スケジュールと運行時刻が合うようでしたら、ぜひご利用ください!
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『路面電車で行く 世界各街停車の旅』1月15日は第38回ベルリン編!
- 2015/01/13 (Tue)
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BSフジで放送中の『路面電車で行く 世界各街停車の旅』。
2015年1月15日(木)は待望の新作、第38回「路面電車の生まれた街 ドイツ・ベルリン」を放送!!
・『路面電車で行く 世界各街停車の旅』(BSフジ 番組情報)
http://www.bsfuji.tv/top/pub/streetcar.html
■ドイツの首都、路面電車発祥の地
ドイツの首都ベルリンは、同国最大の人口340万人都市で、1881年に電気運転の路面電車が最初に開業した都市です。
市内の地下鉄・トラム・バス・フェリーは「ベルリン運輸公社(BVG)」が一体運行しています。
第二次大戦で敗北したドイツは、国土を東西両陣営によって分割され、首都ベルリン市内も連合国によって分割統治されました。その後、西側への市民流出を防止するため、東側が「ベルリンの壁」を築いてベルリン市内を物理的に分断した……というのは有名な話です。
未来永劫続くかと思われた「ベルリンの壁」による分断は終わって、東西に分裂していたドイツも統合を果たしました(東西の経済格差は今も暗い影を落としてはいるのですが……)。
▲ ベルリンのトラム。全22系統、新旧の車両が走っています。(クリックすると動画を再生します)
さて、東西に分断されていたベルリンでは、地下鉄やバスの整備に伴って西側のトラム(路面電車)が全廃された一方、東側では存続していました。
(西ベルリンで市電を廃止してバス転換した路線は幹線バス「メトロバス」として運行)
東ベルリンの路面電車は、1960年代までに中心部へ向かう路線がかなり廃止されたものの、1970年代後半には郊外の住宅地への路線が延伸されるなどして、市民の足として存続。それが今LRTとして進化しつつあり、一度は路面電車を全廃してしまったかつての西ベルリンへの延伸も果たしています。
専用軌道が多くて高速運行している路線は「メトロトラム」として、整備コストがかさむ地下鉄を新規に建設する代わりの交通機関として機能しているようです。
▲ 新型の低床トラムは、編成長45m、7車体連接構造です。(クリックすると動画を再生します)
ベルリンには、新旧さまざまな車両が走っています。
新型の低床LRVは、編成長45m、7車体連接構造という長大編成!
実は近年、輸送力増大、輸送効率の向上を目的として、LRVは長編成化が一つのトレンドで、以前は長くても編成長30m級だったものが、45m級にまで拡大しています。
(注:これまでにも、30m級LRVを2~3編成併結して運行するケースはありました)
昨年、芳賀・宇都宮LRTの需要予測が大幅に上方修正され(沿線企業の従業員アンケートの集計結果に依る)、もしかすると日本国内で最初に45m級LRVの導入を検討することになるかも……という話が出始まっているのですが、ドイツやフランスではすでに多数が導入されています。
▲ 旧共産圏の標準トラム「タトラカー」も走っています。(クリックすると動画を再生します)
番組では、旧東ベルリンの繁華街や、ベルリン最大の路面電車ファン組織が保有する最古の電車の特別走行の様子、ドイツで最も美しいとされる路線の情景なども紹介するとのことです。
なお、今回の放映情報と、これまでの放映リストなどを反映した2015年1月13日時点の放映リストは、次の通りです。
第1回「世界遺産とワインの街 ポルトガル・ポルト」
第2回「ビールと芸術の街 ドイツ・ミュンヘン」
第3回「七つの坂とファドの街 ポルトガル・リスボン」
第4回「ロマンチック街道街道最古の街 ドイツ・アウグスブルク」
第5回「装飾タイルと世界遺産の街 アルマダ・リスボン ポルトガル」
第6回「野球とキューバ葉巻の街 フロリダ州 タンパ」
第7回「ピッツァとカンツォーネの街 イタリア・ナポリ」
第8回「ジャズの生まれた街 ルイジアナ州 ニューオリンズ」
第9回「大聖堂とファッションの街 イタリア・ミラノ」
第10回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 前編」
第11回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 後編」
第12回「エルビスの愛した街 テネシー州 メンフィス」
第13回「千年の歴史と百塔の街 チェコ・プラハ」
第14回「音楽と芸術の街 チェコ・プラハ」
第15回「ガウディの愛した街 スペイン・バルセロナ」
第16回「バル文化と美食の街 スペイン・バルセロナ」
第17回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(前編)」
第18回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(後編)」
第19回「地中海の楽園 スペイン・マヨルカ島ソーイェル」
第20回「音楽の都 オーストリア・ウィーン」
第21回「カフェとお菓子の街 オーストリア・ウィーン」
第22回「水の都 運河の街 オランダ・アムステルダム」
第23回「名画の生まれた街 オランダ・アムステルダム」
第24回「二階建てトラムとグルメの街 香港」
第25回「風水とパワースポットの街 香港」
第26回「カフェ文化とアーケードの街 オーストラリア・メルボルン」
第27回「庭園と美食の街 オーストラリア・メルボルン」
第28回「海と山と教会の街 オーストラリア・アデレード」
第29回「フランダースの犬と運河の街 ベルギーの古都 アントワープとゲント」(2時間SP)
第30回「ダイヤモンドと建築の街 ベルギー・アントワープ」
第31回「月の港 ワインの聖地 フランス・ボルドー」
第32回「名作文学と芸術の街 フランス・ナント」
第33回「地中海と遺跡の街 トルコ・アンタルヤ」
第34回「地中海リゾートとグルメの街 トルコ・アンタルヤ」
第35回「バラとヨーグルトの街 ブルガリア・ソフィア」
第36回「温泉と地下遺跡の街 ブルガリア・ソフィア」
第37回「クリスマスと音楽の街 ドイツ・ドレスデンスペシャル」(2時間SP)
特番回「7か国10都市の路面電車 すべて見せますSP」(2時間SP)←2015年1月8日(木)放送
第38回「路面電車の生まれた街 ドイツ・ベルリン」←2015年1月15日(木)放送!!
この番組で登場する「路面電車」には、旧態依然とした「いわゆる路面電車」もあれば、欧州諸国で路面電車を近代化・輸送力強化を実現してきた「トラム」もあります。
(「トラム」の中には、既存の鉄道路線に乗り入れる「トラムトレイン」を実施しているケースもあって、鉄道路線では鉄道車両のように高速運転を行います)
日本でも今後LRTを新規導入(またはトラムを「復活」)する都市が増えていくと思いますので、今後もこの番組で新旧さまざまな事例を紹介してほしいなあ……と思っています。
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『路面電車で行く 世界各街停車の旅』1月8日は2014年総集編
- 2015/01/08 (Thu)
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BSフジで放送中の『路面電車で行く 世界各街停車の旅』。
2015年1月8日(木)は、2014年中に番組で紹介した7ヶ国・10都市を振り返る2時間スペシャルを放送!!
・『路面電車で行く 世界各街停車の旅』(BSフジ 番組情報)
http://www.bsfuji.tv/top/pub/streetcar.html
なお、今回の放映情報と、これまでの放映リストなどを反映した2015年1月8日時点の放映リストは、次の通りです。
第1回「世界遺産とワインの街 ポルトガル・ポルト」
第2回「ビールと芸術の街 ドイツ・ミュンヘン」
第3回「七つの坂とファドの街 ポルトガル・リスボン」
第4回「ロマンチック街道街道最古の街 ドイツ・アウグスブルク」
第5回「装飾タイルと世界遺産の街 アルマダ・リスボン ポルトガル」
第6回「野球とキューバ葉巻の街 フロリダ州 タンパ」
第7回「ピッツァとカンツォーネの街 イタリア・ナポリ」
第8回「ジャズの生まれた街 ルイジアナ州 ニューオリンズ」
第9回「大聖堂とファッションの街 イタリア・ミラノ」
第10回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 前編」
第11回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 後編」
第12回「エルビスの愛した街 テネシー州 メンフィス」
第13回「千年の歴史と百塔の街 チェコ・プラハ」
第14回「音楽と芸術の街 チェコ・プラハ」
第15回「ガウディの愛した街 スペイン・バルセロナ」
第16回「バル文化と美食の街 スペイン・バルセロナ」
第17回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(前編)」
第18回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(後編)」
第19回「地中海の楽園 スペイン・マヨルカ島ソーイェル」
第20回「音楽の都 オーストリア・ウィーン」
第21回「カフェとお菓子の街 オーストリア・ウィーン」
第22回「水の都 運河の街 オランダ・アムステルダム」
第23回「名画の生まれた街 オランダ・アムステルダム」
第24回「二階建てトラムとグルメの街 香港」
第25回「風水とパワースポットの街 香港」
第26回「カフェ文化とアーケードの街 オーストラリア・メルボルン」
第27回「庭園と美食の街 オーストラリア・メルボルン」
第28回「海と山と教会の街 オーストラリア・アデレード」
第29回「フランダースの犬と運河の街 ベルギーの古都 アントワープとゲント」(2時間SP)
第30回「ダイヤモンドと建築の街 ベルギー・アントワープ」
第31回「月の港 ワインの聖地 フランス・ボルドー」
第32回「名作文学と芸術の街 フランス・ナント」
第33回「地中海と遺跡の街 トルコ・アンタルヤ」
第34回「地中海リゾートとグルメの街 トルコ・アンタルヤ」
第35回「バラとヨーグルトの街 ブルガリア・ソフィア」
第36回「温泉と地下遺跡の街 ブルガリア・ソフィア」
第37回「クリスマスと音楽の街 ドイツ・ドレスデンスペシャル」(2時間SP)
特番回「7か国10都市の路面電車 すべて見せますSP」(2時間SP)←2015年1月8日(木)放送!
この番組で登場する「路面電車」には、旧態依然とした「いわゆる路面電車」もあれば、欧州諸国で路面電車を近代化・輸送力強化を実現してきた「トラム」もあります。
(「トラム」の中には、既存の鉄道路線に乗り入れる「トラムトレイン」を実施しているケースもあって、鉄道路線では鉄道車両のように高速運転を行います)
日本でも今後LRTを新規導入(またはトラムを「復活」)する都市が増えていくと思いますので、今後もこの番組で新旧さまざまな事例を紹介してほしいなあ……と思っています。
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【運転会告知】アルテリオ2015年1月定例運転会
- 2014/12/31 (Wed)
- 運転会開催のお知らせ |
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「下館レイル倶楽部」の2015年1月定例運転会についてのお知らせです。
2015年1月はm都合により通常より1週間遅い第4週の週末、2015年1月25日(日)10:00~16:00開催となります(途中1時間ほど「昼休み」となります)。
設営&試運転は、運転会前夜の1月24日(土)18:00~21:00頃に行います。
ご都合がよろしければ、ぜひご参加ください。
なお、運転会前日の夕方から行う設営(1月24日18:00~)と、運転会当日の早朝(1月25日9:00~10:00)は、原則としてメンバー、または参加費をご負担いただける方のみ参加可能と致します。
ご参加の方は、この記事に参加表明のコメントをつけてください(記事タイトル下の「CM」部分をクリックするとコメントを投稿できます)。
▲ こちらの画像は、2014年12月定例運転会の模様です。(クリックすると拡大画像を表示します)
【開催予定】
・一般公開:2015年1月25日(日)10:00~16:00(途中、1時間ほど「昼休み」)
・開催会場:しもだて地域交流センター「アルテリオ」2F「研修室」(茨城県筑西市)
http://www.city.chikusei.lg.jp/kurashi/shisetsu/shisetsu/kouryu/kouryu.html
・前日設営:2015年1月24日(土)18:00~21:00頃(基本的に関係者か、参加費をお支払いいただける方)
・反省会?:2015年1月24日(土)21:00頃~
・早朝走行:2015年1月25日(日) 9:00~10:00(基本的に関係者のみ)
・撤収作業:2015年1月25日(日)16:00~17:00(基本的に関係者のみ)
・備考1:HOゲージとNゲージ、Gゲージの周回コースを設置予定です
・備考2:日曜日は「下館ミニレイル倶楽部」によるプラレールアドバンス出展を実施するかも?
・備考3:前日設営のみ、運転会当日のみの参加も可能です
・備考4:運転会当日はギャラリーが見物に来ます(「早朝運転」「昼休み」中を除く)
・備考5:模型を持ち込んでのご参加の場合、参加費のご負担をお願いします^^; (大人1,000円/日、中高生500円/日、未就学児は無料です)
【参加者の集合について】
・前日設営からご参加の場合
……鉄道利用の方は、下館駅北口から徒歩5~6分で「アルテリオ」です(道順など不安な方は事前にお知らせください)
……クルマ利用の方は、「アルテリオ」地下駐車場に駐車願います
……18:00に2F受付前で集合/他に誰もいない場合は、「下館レイル倶楽部です」と名乗って部屋を開けてもらってください
・日曜日ご参加の場合
……鉄道利用の方は、下館駅北口から徒歩5~6分で「アルテリオ」です(道順など不安な方は事前にお知らせください)
……クルマ利用の方は、「アルテリオ」地下駐車場に駐車願います(満車の場合は、道向かいにある「筑西しもだて合同庁舎」もしくは「筑西市役所」の駐車場をご利用ください)
▲ 2014年12月定例運転会の模様です。(クリックすると拡大画像を表示します)
【2015年1月24日・朝~夕方/自由行動】
・真岡鐵道「SLもおか」号乗車
……往路(下り)は、下館10:35発→茂木12:06着
……復路(上り)は、茂木14:26発→下館15:56着
……回送列車(下り)は、下館16:03発→真岡16:31着
……途中の益子(ましこ)駅で下車し、陶芸の街を散策するのも良し
……下館13:01発→茂木14:06着の普通列車に乗れば、復路の「SLもおか号」に乗車可能
・「SLキューロク館」見学
……真岡鐵道・真岡駅東口
……開館時間は10:00~18:00
……休館日は毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
……入場無料
……SLの場内往復運転は、土曜・日曜と祝祭日です
【2015年1月24日・夜/設営、オフ会】
・オフ会
……1日目の設営終了後に開催(会場未定)
【2015年1月25日・朝~夕方/運転会】
・運転会
……会場は9:00から入室可能ですが、10:00までは基本的に一般非公開の「早朝運転」タイムとします
……「昼休み」中は、ご希望の参加者のみ残って基本的に一般非公開の「昼間運転」タイムとします
……会場は17:00まで押さえてありますが、ラスト1時間は撤収作業です
【2015年1月25日・夜/オフ会】
・オフ会
……2日目の運転会終了後開催(会場未定)
(ちょこっと観光案内)
・真岡鐵道
http://www.moka-railway.co.jp/
・SLキューロク館
http://www.moka-railway.co.jp/96kan/
・道の駅もてぎ もてぎプラザ
http://www.motegiplaza.com/
・とばのえステーションギャラリー
http://www.kantetsu.co.jp/train/tobanoe_gallery/tobanoe_gallery.html
・ウインナー手づくり体験工房 - 下館工房
http://www.nipponham.co.jp/fun/factory/simodate/
(ちょこっと宿泊案内)
・「ホテル新東」
http://www.hotel-shinto.co.jp/
・「ホテル ルートイン下館」
http://www.route-inn.co.jp/search/hotel/index.php?hotel_id=529
なお、2015年3月までの開催予定(運転会の当日)は、次の通りです。
アルテリオでの定例運転会の前夜(土曜日)には、会場設営&試運転を行います。
・2015年2月……2月22日(日)「アルテリオ」2F「会議室A」
・2015年2月……3月22日(日)「アルテリオ」2F「会議室B」
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
『路面電車で行く 世界各街停車の旅』12月25日は第29回ベルギー特集再放送
- 2014/12/25 (Thu)
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BSフジで放送中の『路面電車で行く 世界各街停車の旅』。
ご紹介が直前になってしまいましたが、2014年12月25日(木)は2時間スペシャル、第29回「フランダースの犬と運河の街 ベルギーの古都 アントワープとゲント」の再放送!!
・『路面電車で行く 世界各街停車の旅』(BSフジ 番組情報)
http://www.bsfuji.tv/top/pub/streetcar.html
■『フランダースの犬』ゆかりの街・アントワープ
ベルギー北部フランダース(フランドル)地方にある同国第二の都市・アントワープ(アントウェルペン)。北海に流れるスヘルデ川の右岸にあって、人口は約50万人です。
▲ アントワープのトラム。全12路線あって、部分的な地下区間がある「プレトラム」も走っています。(クリックすると動画を再生します)
日本では『フランダースの犬』で、ルーベンスの絵画が飾られた「聖母大聖堂」がある街としても知られています。
番組でも、『フランダースの犬』ゆかりのポイントを紹介しながら、主人公「ネロ」が住んでいた隣町・ホーボーケンまで足を伸ばしました。
▲ 新型の低床トラムから、在来型の車両まで、新旧さまざまな車両が走っています。(クリックすると動画を再生します)
アントワープのトラムは、路線の終端がループ線になっていて、片運転台(編成の先頭にしか運転台がない/最後尾には簡易運転台がある)で、乗降ドアはバスのように片側にしかありません。
この、片運転台&片側ドアでループ線という構造は、車両の製造コストを抑制する効果を期待できます(その代わり、路線終端にループ線を設けなければいけないという制約はあるのですが……)。
アントワープのバスとトラムは、共通の「トラムカード」を利用する一体運営です。
乗車方法は「信用乗車制」(セルフレジ方式のように乗客自らが改札処理を行う)で、乗車したら乗客がドア付近に設置されている自己改札機(セルフレジ機)にカードを通します。カードには乗車日時が刻印されて、1時間以内であれば何度でも他のバスやトラムに乗り換え可能です。
(注:係員が抜き打ち検札を行う際、理由の如何を問わず無賃乗車だと高額の罰金を課されます)
運賃は、○○停留所から○○停留所がいくら、という方式ではなく、「ゾーン制」で設定されています。
■花の都市・ゲント
ゲント(ヘント)も、アントワープ同様フランダース(フランドル)地方の都市で、人口は約23万人。
スヘルデ川とライエ川の合流点にある街です。
▲ ゲントのトラム。アントワープのトラムとそっくりの低床LRVが走っていますが、こちらは両側にドアがあります。(クリックすると動画を再生します)
ゲントはかつてハンザ同盟都市との通称で栄えた街で、フランドル地方の中心としてフランドル伯爵の居城もありました。
番組では、この地ならではの美食として、伝統的な菓子「キュベルドン」や、1790年創業のマスタード店などを紹介しました。
ゲントのトラムも、古い街並みにある狭い路地を走っています。
トラムもLRTもそうですが、固定した線路の上を走るため、走行空間にブレが生じないため、実は狭い路地にも適応した交通モードだといえます。
なお、今回の放映情報と、これまでの放映リストなどを反映した2014年12月25日時点の放映リストは、次の通りです。
第1回「世界遺産とワインの街 ポルトガル・ポルト」
第2回「ビールと芸術の街 ドイツ・ミュンヘン」
第3回「七つの坂とファドの街 ポルトガル・リスボン」
第4回「ロマンチック街道街道最古の街 ドイツ・アウグスブルク」
第5回「装飾タイルと世界遺産の街 アルマダ・リスボン ポルトガル」
第6回「野球とキューバ葉巻の街 フロリダ州 タンパ」
第7回「ピッツァとカンツォーネの街 イタリア・ナポリ」
第8回「ジャズの生まれた街 ルイジアナ州 ニューオリンズ」
第9回「大聖堂とファッションの街 イタリア・ミラノ」
第10回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 前編」
第11回「アルプスの麓 美食の街 イタリア・トリノ 後編」
第12回「エルビスの愛した街 テネシー州 メンフィス」
第13回「千年の歴史と百塔の街 チェコ・プラハ」
第14回「音楽と芸術の街 チェコ・プラハ」
第15回「ガウディの愛した街 スペイン・バルセロナ」
第16回「バル文化と美食の街 スペイン・バルセロナ」
第17回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(前編)」
第18回「アルプスに囲まれたチロルの古都 オーストリア・インスブルック(後編)」
第19回「地中海の楽園 スペイン・マヨルカ島ソーイェル」
第20回「音楽の都 オーストリア・ウィーン」
第21回「カフェとお菓子の街 オーストリア・ウィーン」
第22回「水の都 運河の街 オランダ・アムステルダム」
第23回「名画の生まれた街 オランダ・アムステルダム」
第24回「二階建てトラムとグルメの街 香港」
第25回「風水とパワースポットの街 香港」
第26回「カフェ文化とアーケードの街 オーストラリア・メルボルン」
第27回「庭園と美食の街 オーストラリア・メルボルン」
第28回「海と山と教会の街 オーストラリア・アデレード」
第29回「フランダースの犬と運河の街 ベルギーの古都 アントワープとゲント」(2時間SP)←2014年12月25日(木)再放送
第30回「ダイヤモンドと建築の街 ベルギー・アントワープ」
第31回「月の港 ワインの聖地 フランス・ボルドー」
第32回「名作文学と芸術の街 フランス・ナント」
第33回「地中海と遺跡の街 トルコ・アンタルヤ」
第34回「地中海リゾートとグルメの街 トルコ・アンタルヤ」
第35回「バラとヨーグルトの街 ブルガリア・ソフィア」
第36回「温泉と地下遺跡の街 ブルガリア・ソフィア」
第37回「クリスマスと音楽の街 ドイツ・ドレスデンスペシャル」(2時間SP)
この番組で登場する「路面電車」には、旧態依然とした「いわゆる路面電車」もあれば、欧州諸国で路面電車を近代化・輸送力強化を実現してきた「トラム」もあります。
(「トラム」の中には、既存の鉄道路線に乗り入れる「トラムトレイン」を実施しているケースもあって、鉄道路線では鉄道車両のように高速運転を行います)
日本でも今後LRTを新規導入(またはトラムを「復活」)する都市が増えていくと思いますので、今後もこの番組で新旧さまざまな事例を紹介してほしいなあ……と思っています。
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