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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

カテゴリー「ニュース(鉄道・LRT・バスなど)」の記事一覧

【JR東日本】常磐線の新型特急用車両「E657系」!!

 JR東日本が、常磐線の新型特急車両についての情報を公開しました。

 新型は「E657系」です。

・常磐線特急に新型車両を導入! ~ E657系特急形交直流電車 ~(JR東日本 プレスリリース 2010年12月7日)
 http://www.jreast.co.jp/press/2010/20101206.pdf

・常磐線特急にE657系を導入へ(「railf.jp」 2010年12月7日)
 http://railf.jp/news/2010/12/07/181000.html

・常磐線用新型特急車輌はE657系。(「編集長敬白」 2010年12月7日)
 http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2010/12/post_84.html


 従来「スーパーひたち」は「651系」で、「フレッシュひたち」は「E653系」での運転が基本でしたが、2012年秋以降は「E657系」に統一されることになります。

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 ▲ 常磐線で「スーパーひたち」「フレッシュひたち」として運行中の「651系」(中央)と「E653系」(右、左)。新型特急車両「E657系」がデビューする2012年、運用に大きな変化が訪れます。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)

 発表内容によると、


・2012年春にデビュー。
・上野~いわき間の特急は2012年秋までに「E657系」で統一。

・6M4T(6両が動力車、4両は付随車)の10両編成を16本投入。
・先頭車とグリーン車にはるフルアクティブサスペンションを装備。
・全車両に車体間ダンパを装備。
・静粛性を重んじた床構造の採用。
・全座席にパソコンを置けるテーブルとコンセントを設置。
・WiMAXを用いたブロードバンド環境を構築(当初は上野~水戸間で、後日順次拡大)。

・いわき~仙台間は、現行の「E653系」による新設特急に切り替え。
・いわき駅で「E657系」特急と「E653系」特急は同一ホーム上で乗り換えできる。


 ……などとあります。

 そのほか、「ご利用状況にあわせて、特急列車の輸送体系見直し等をおこないます」とありますが、これが何を指すのかは現時点では不明です。
 (従来は14両編成で運行していた列車を「E657系」10両に減車するとか、そういうことなのかも知れませんが)


 「E653系」がいわき以北に「転属」することは発表されていますが(どう考えてもかなり「余剰」が出ますが)、「651系」については一切触れられていません。
 「651系」は登場から20年、リフレッシュ工事から10年。
 後継となる新型車両登場となると、「651」系の処遇がどうなるかは予断を許さないということになるかも知れません。

 「651系」も「E653系」も、7両の基本編成と4両の付属編成があります。
 「651系」が「引退」するかどうかは微妙なところですが、その前に波動用として残っている「485系」や「183系」を置き換え、さらには「485系」ベースの団体列車を置き換えるために改造が行われる編成もあるのではないか……と思います。
 「651系」と「E653系」は貴重な交直両用車でもありますので、おそらく余剰だからすぐ廃車ということにはなりにくいように思いますが、どうなるでしょうか。


 水戸線沿線住民としては、「651系」でも「E653系」でも良いので、水戸線内の快速とか通勤ライナー、あるいは水戸~宇都宮間の速達列車に転用してもらえんだろうか……と思ってしまいます。

 北関東道の開通により、何も手を打たないと相対的に利便性が低下している水戸線は「ジリ貧」の状態になりかねません。
 水戸線は潜在的な需要はあるのに、運行頻度が低すぎて、クルマへの逸走がかなり生じていますが、それに何ら対処していないのが大問題です。
 運行頻度を増したり、速達性を向上することなどによって利便性を増すことができれば、クルマに逸走してしまった乗客をシフトさせることもできますし、新規の需要掘り起こしも可能です。

 JR任せでなく、本当は県もこうした対策に注力してもらいたいものですが、県西地域は水戸方面から見ると「山の向こう」でしすし、そこを東西に走る水戸線についての危機感を持っている関係者がどの程度いるのかを考えると、なかなか……。
 (もし県の担当者がこの文章を読んでいるのであれば、このままでは人口減少傾向に拍車がかかりそうな県西地域の活性化のためにも、是非検討の俎上に……とお願いしたいものです)


 また、小山駅の短絡線が撤去されてしまった今、かつての急行「つくばね」のような都心方面への直通列車を「復活」するのは難しいかも知れませんが、本当はこういう列車こそ必要な世の中になっているのではないか……と考えています。


 ともあれ、「E657系」の実車が登場すれば、水戸線でも試運転や勝田~郡山間の回送などで走る機会が出てくるものと思います。


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【ひたちなか海浜鉄道】12月4日(土)にダイヤ改正/区間列車を4往復増発

 「ひたちなか海浜鉄道」は、12月4日(土)にダイヤ改正を行うと発表しました。

 「金上(かねあげ)」駅に設けた交換設備を活かして勝田~那珂湊間の区間列車4往復の増発を行い、朝夕のラッシュ時は約20分ごとの運行頻度となります。

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 ▲ 12月4日(土)にダイヤ改正を行う「ひたちなか海浜鉄道」。写真はいずれも昨年(2009年)の撮影で、左は勝田駅での「キハ205」、中央は交換設備設置前の金上駅、右はお披露目イベントの際に那珂湊駅で撮影した「ミキ300-103」です。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)

・勝田・那珂湊間増発 湊線時刻改正について(「ひたちなか海浜鉄道」 2010年11月25日)
 http://www.hitachinaka-rail.co.jp/htdocs/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=298&comment_flag=1&block_id=12#_12

・ひたちなか海浜鉄道湊線 列車時刻表(2010年12月4日改正ダイヤ)
 http://www.hitachinaka-rail.co.jp/htdocs/?action=common_download_main&upload_id=668


 増発となるのは、下り(勝田→那珂湊)が


・勝田 7:49発 → 那珂湊 8:03着
・勝田 16:16発 → 那珂湊 16:30着
・勝田 18:50発 → 那珂湊 19:04着
・勝田 19:40発 → 那珂湊 19:54着


 で、上り(那珂湊→勝田)が


・那珂湊 7:22発 → 勝田 7:35着
・那珂湊 15:50発 → 勝田 16:03着
・那珂湊 18:24発 → 勝田 18:37着
・那珂湊 19:14発 → 勝田 19:27着


 です。

 なお、このダイヤ改正により、これまで運行されてきた阿字ヶ浦4:55発・勝田行きの上り始発列車については、阿字ヶ浦~那珂湊間は土休日運休となります。
 (土休日は、那珂湊 5:07発 → 勝田 5:21着の区間列車になります)


 「金上駅」の交換設備工事は、増発に向けた設備投資でしたので、早速その効果をダイヤに反映するということになります。
 朝夕の通勤通学時間帯の運行頻度が約20分ごとというのは、利用者にとってはかなりありがたい内容で、利用促進に役立つのではないかと思います。


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【真岡鐵道】年内最後のSL重連、12月19日(日)実施

 真岡鐵道は、SL重連運転2010年12月19日(日)に実施すると発表しています。
 年内(2010年)の重連運転はこれがラストです。

・SL重連運転(「真岡鐵道」公式サイト 2010年11月24日)
 http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/mokainfo82.php


 重連は、「C11 325」「C12 66」の2両が3両の「50系」客車を牽引します。

 当日は、当倶楽部の12月定例運転会の本番なのですが、下館駅に回送されてくる午前10時頃から撮影に出かけようかと考えています。


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【長崎電軌】新型LRV「5000形」2011年2月運行開始

 ちょっと遠方の話題ですが、注目に値する新情報なのでご紹介します。
 「路面電車とLRTを考える館」に、長崎電気軌道に新型LRVが導入予定との記事が掲載されました。

 新型は「5000形」です。

・長崎電軌 新型LRT 5000形を導入 来年2月運行開始(「路面電車とLRTを考える館」 2010年11月19日)
 http://www.urban.ne.jp/home/yaman/news98.htm
 (写真も掲載されています)

・超低床式路面電車5000形を導入 長崎電気軌道、2011年2月にも運行(「長崎新聞」 2010年11月13日)
 http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20101113/09.shtml
 (写真も掲載されています)


 「路面電車とLRTを考える館」の記事によると、


・「アルナ車両」製「リトルダンサーUa」タイプの3車体連接・2台車のLRV
・定員は73人で、先に導入されたLRV「3000形」より10人多い
・全長は16.3mで、「3000形」より1.2m長い
・全幅は2.3m
・価格は2.3億円
・2011年度にも1編成を追加導入予定


 とのことです。

 また、「長崎新聞」の記事によると、


・電停から乗降口までの高さが約7cm(従来車は約20cm)
・「3000形」より、最も通路幅が狭い降り口(注:運転席後方のドアのこと?)を80cm拡大


 とあります。

 「5000形」は「リトルダンサーUa」とのことで、これは豊橋鉄道「T1000形」、富山地方鉄道「T100形」と同タイプということになります。
 (富山ライトレール「ポートラム」や、富山市内環状線用の「セントラム」などは、ドイツのLRVをベースにしたもので、「新潟トランシス」がライセンス生産しています)

 「リトルダンサーUa」は、1,067mmゲージ対応の低床LRVとして登場した「リトルダンサーU」タイプ(長崎電軌「3000形」)の改良型で、台車部分でも通路幅を820mm確保するなど、細かい部分での改良が複数盛り込まれています。

 今回ご紹介した長崎電軌「5000形」は、旧型車の置き換え用という位置づけなので、導入は少しずつ行われることになるのだろうと思います。

 車両が見た目にも斬新な低床型LRVに変わるだけでも、街の風景はかなり変わります。
 こうした車両が全国各地の大きな都市を走り回るような世の中になれば……と思います。
 (それは単に電車が走るという話ではなく、従来のクルマ最優先の考え方から、まちづくりや移動に対する考え方が大きく変化していることが前提になるためです)


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【長野電鉄】「253系」の愛称は温泉猿をイメージした「スノーモンキー」に

 長野電鉄は、先頃JR東日本から譲受した「253系」の愛称が「スノーモンキー」に決定したと発表しました。

・新型特急車両の愛称が決定いたしました!(「長野電鉄」 2010年11月19日)
 http://www.nagaden-net.co.jp/webstation/nickname253_2.html
 (写真も掲載されています)


 これは、公募の結果を参考にしたもので、地獄谷・野猿公苑の「雪景色の中、温泉に入る猿」をイメージしたようです。
 「顔」が赤いことが、温泉猿と似ている……というわけでして……。


 昨日、JR東日本が「日光」「きぬがわ」用の「485系」改造車と「189系」の後継車種として、「253系」をリニューアルした「253系1000番台」を投入すると発表したばかりですので、ちょっとタイムリーな話題でした。


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【JR東日本】日光・鬼怒川特急用「253系」改造車2011年4月16日デビュー

 「ネコパブリッシング」社の鉄道趣味系サイト「鉄道ホビダス」のニュースコーナーに、JR東日本絡みの最新情報が掲載されています。

 JR東日本と東武鉄道が共同運行している新宿発着の日光・鬼怒川特急「日光」「きぬがわ」用車両について、JR側が使用する車両を「253系」リニューアル車に変更すると発表したそうです。
 2011年4月16日デビュー予定です。

・特急〈日光〉〈きぬがわ〉に253系リニューアル車投入へ(「鉄道ホビダス」2010年11月17日)
 http://rail.hobidas.com/news/info/article/124167.html
 (写真も掲載されています)

・特急「日光号」「きぬがわ号」 来年4月に車両一新 二社一寺をイメージ(「東京新聞」2010年11月18日)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20101118/CK2010111802000092.html
 (写真も掲載されています)

 「鉄道ホビダス」の記載を見ると、


・253系リニューアル車は「253系1000番台」で、現行の「485系」「189系」を置き換える。
・制御方式はVVVFインバータ方式、設計最高速度は130km/h(営業最高速度は120km/h)。
・編成は6両で4M2T(4両が電動車、2両が付随車か制御車)で、全車普通車。
・シートピッチは、1,100mmに拡大。
・車体のカラーリングは、二社一寺や神橋を表す「赤」と「朱」、日光キスゲや紅葉を表す「黄」の3色を使用。
・客室のシートは、偶数号車は華厳の滝や中禅寺湖をイメージする「青」、奇数号車はレンゲツツジや紅葉を表す「橙」。


 などとなっています。

 「成田エクスプレス」用の新型車両「E259系」投入後、お役ご免となった「253系」の行く末には多くのファンが注目していたことと思いますが、先般明らかになった長野電鉄への転属に続く「第二の人生」決定となりました。
 こちらの地元・下館の近くでも、栗橋以南の宇都宮線や、栃木界隈で見かけることができることになります。


 「日光」「きぬがわ」用の「485系」改造車は、勝田へ移動するためだと思いますが水戸線を走ることがあり、時折下館駅でも見かけることがありました。
 しかし、「253系」は直流専用車なので、交流区間の下館には来られないことになります。

 ただ、運用の都合などによっては、小山駅で「253系1000番台」を見かける機会はあるかも知れませんね。


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【JR東海】新型ディーゼルカー「キハ25形」の続報

 「ネコパブリッシング」社の鉄道系サイト「鉄道ホビダス」の名物コーナー「編集長敬白」に、JR東海の新型気動車「キハ25形」の取材記事が掲載されました。

・JR東海キハ25形登場。(「編集長敬白」 2010年11月16日)
 http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2010/11/17_1.html
 (写真も掲載されています)


 掲載されている写真の中に、兄貴分でもある「313系」と並んでいる写真があり、ほとんど同じ形状である中で、「額」の位置にある前照灯が「キハ25形」では省略されていることが分かります。
 また、「313系」にはない装備として「スカート」(排障器)下部に「スノープラウ」(雪かき)が追加されているため、スカートの形状がやや異なっていることも分かります。

 記事を見ると、


・エンジンは、「キヤ97系」が装備する「C-DMF14HZC」に似ている
・台車は、前位側が従台車「C-TR255」、後位側が動台車「C-DT67」


 とあります。

 装備しているエンジンが「C-DMF14HZC」だとすれば、その出力は360psとなります。
 従台車と動台車が1台ずつということは、「キハ75」のような2エンジン車ではなく、1エンジン車ということになります。
 (注:エンジンの数について、JR東海からの正式発表は11月16日時点では行われていないので、記事にあった台車の形式からの推測です)

 動台車の「C-DT67」は、JR東日本が「キヤE193系」で使用している「DT67」と同形であれば、2軸駆動ということになります。
 2軸駆動の台車は、1軸駆動の台車に比べると空転しにくいので、より効率的に動力をレールに伝達できます。
 つまり、停車状態から加速する際や上り勾配区間を走る際に、その効力を発揮するものと思います。

 これらを総合すると、走行性能については「キハ75」(350ps×2=1両あたり700ps)と全く同じというわけにはいかないでしょうが、軽量車体で出力に見合った変速機を備えているでしょうし、動台車が2軸駆動となった効果もありますので、ある程度「キハ75」に迫る走行性能を持っているのではないかと推察します。

 興味深いのは、この「キハ25」はまず武豊線(たけとよせん)への投入が行われるということ。
 武豊線は、2015年に電化する計画が決まり、現在この路線で走っている「キハ75」は高山本線などへの転属が予定されています。
 「キハ25」の営業運転が来春始まるのだとすると、「キハ75」は順次高山本線などへ転属となり、電化までの4年足らずは「キハ25」が限定運用されるということになるのかも知れません。
 (電化後は「313系」の投入が決まっています)


 現在「キハ40系」が使用されている高山本線に高性能な「キハ75」が転属となれば、当然ながら「キハ40系」は玉突きで不要となるものと思います。
 そのとき、不要となる車両の中から他の鉄道への売却・譲渡が発生する可能性もあります。
 つまり、単に新型気動車が登場するというだけでなく実は結構大きな動きにつながっていく話でもあったりします。


 JR東海が17年ぶりに送り出す一般形気動車「キハ25」。
 細かいデータなどは、今月か来月発売の鉄道各誌に掲載されるのではないかと思います。


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【JR東海】新型ディーゼルカー「キハ25形」登場

 鉄道月刊誌「鉄道ファン」のweb版「railf.jp」のニュースコーナーに、JR東海の新型気動車「キハ25形」の新情報が掲載されました。

 「え、なんでキハ25が最新車両なの?」と言いたくなる古参ファンもいらっしゃるかも知れません。
 今回新造された「キハ25」は、JR東海が「キハ75系」に続いて送り出す片運転台・両開き3ドアの新型車両で、「313系」の気動車版といっても良い期待の新型です。

・同サイト「キハ25形新製車2編成が日本車輌で落成」(2010年11月11日)
 http://railf.jp/news/2010/11/11/134500.html
 (写真も掲載されています)

 パッと見の外観は「313系」と同じですね。
 「313系」と同じ「顔」(正面デザイン)は精悍で、見るからに「かっこいい車両」です。

 地方路線でもこうしたスタイリッシュな車両が走り回るようになると、だいぶ路線のイメージ(ひいては鉄道そのものに対するイメージ)が変わっていくのですが……。
 やはり、鉄道車両も「顔」は重要です。


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【水戸LRT】市民団体の公式サイト開設

 水戸市の交通まちづくりを考える市民団体「高齢者と環境にやさしい交通街作りを考える会」の公式サイトがオープンしましたので、ご紹介します。

・高齢者と環境にやさしい交通街作りを考える会
 http://koutsuu-machi.eco.coocan.jp/

 同会は、講師としてLRT研究で知られる「宇都宮 浄人」さんをお招きして、昨年(2009年)11月21日に水戸市民会館で市民向けの講演会を開催し、その後も定期的に「紅茶館」などでの講演会を行ってきました(当ブログでもご紹介しています)。
 これまで公式サイトやブログなどはなかったようで、積極的な情報発信のためにも開設されては……と思っていたのですが、このたびめでたく開設となったようです。

 水戸にはかつて路面電車が走っていたのですが、同会としてはその「復活」を目指しているわけではありませんし、LRTを走らせることが「目的」なわけでもありません。
 世話人の早船さんも講演会などで表明されていますが、高齢化や福祉問題への対策としても、深刻化する中心街の空洞化(と無秩序に進む郊外化)に歯止めをかけるためにも、都市構造に変革をもたらす「手段の一つ」としてのLRT導入を検討しています。
 (LRTは、鉄道・バス・自家用車・自転車・徒歩などとの有機的な連携を行ってこそ真価を発揮します/まずは「今後この都市をどう再生・発展させていくか」というトータルプランが必要で、その中の手段の一つにLRTがあります)

 今後も同会の活動に注目したいと思います。


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【JR東海】リニア新幹線の新型車両「L0(エル ゼロ)系」発表

 リニア中央新幹線の実現に向けて、一歩一歩前進し始めた感があります。

・超電導リニアの新型車両の概要について(JR東海 2010年10月26日)
 http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000009380.pdf
 (PDF形式のファイルです)

・(同上)別紙
 http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000009381.pdf
 (PDF形式のファイルです)


 上記「別紙」の記載によると、「L0系」の車体幅は2.9m
 これまでの新幹線車両よりはシート1席分狭い、在来線の車両と同等の車体断面となります(シート配列は、在来線特急やミニ新幹線と同じ2+2列)。
 車体断面積が小さければ、その分空気抵抗を減らすことができます。航空機並の500km/hという速度域で走行することになるので、その点も考慮しているものと思います。

 まず、平成25年度に先頭車2両、中間車3両を製造。
 平成25年度末に予定されている新実験線で走行させるとのこと。
 その後、平成27年度に先頭車2両、中間車7両を製造。
 新実験線では、最大12両編成だとして、営業線での走行を目指したさまざまな走行試験を行う予定とのことです。


 先日、懸案だったルートも直線状の案で決まりました。
 後は作るだけ……なんですが、開通は17年後の予定です。
 リニア新幹線が開通すれば、東海道新幹線のバイパスとして機能しますので、施設の老朽化が進む東海道新幹線の抜本的な改修工事が行えるほか、東海道新幹線のダイヤに余裕ができることから従来は難しかった列車の設定も可能になると言われています(もしかすると貨物新幹線構想や寝台新幹線構想が復活するかも……なんて期待したくもなります)。
 また、大阪までの全線開通後は東京~大阪を1時間で走る予定ですので、事実上この区間の航空機は太刀打ちできなくなる(ほぼ全面撤退となる)と見られています。
 大阪までの開業まではさらに時間を要することになりますが、名古屋までの開業であっても大きな社会的変革を伴うのでは……という予測があります。

 東京~名古屋の所要時間は、速達タイプの列車で40分です。


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【JR東日本】湘南色「80系」仕様になった「185系」出場!!

 先日ご紹介しました、JR東日本高崎支社の「特急草津号50周年感謝キャンぺーン」
 目玉は「185系」の1編成を湘南色に塗色変更することですが、ついに実車が姿を現しました。

・湘南色となった185系OM03編成が出場(鉄道ファン「railf.jp」 2010年9月22日)
 http://railf.jp/news/2010/09/22/181300.html


 前照灯とヘッドマークが腰部にあることと、幅広車体であることは「80系」とは異なりますが、「185系」の外見は比較的「80系」に似ている要素が多いので、私は湘南色が結構似合っているのではないか……と考えています。
 一時的な措置ではなく、継続的にこの塗色をまとっていると良いのですが……。


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【西武鉄道】引退した電気機関車「E31形」3両、大井川鐵道が導入

 先日、盛大な引退イベントが行われた西武鉄道のかわいらしい電気機関車「E31形」
 4両の内、トップナンバーの「E31」は西武鉄道が保存することになりましたが、残り3両については他の鉄道へ……という話が持ち上がっていました。
 どの鉄道に「移籍」するか気になっていたのですが、9月10日深夜に大井川鐵道に陸送(トラック輸送)でされ、大井川鐵道も3両の「E31形」の導入を発表しました。

・西武鉄道E31形電気機関車について(大井川鐵道 2010年9月15日)
 http://www.oigawa-railway.co.jp/100913e31.htm

・E31形3両大井川鐵道へ陸送される(「railf.jp」 2010年9月14日)
 http://railf.jp/news/2010/09/14/085300.html


 大井川鐵道の発表によると、運用方法や運用開始時期などは未定とのことです。
 (おそらく、SL列車の後補機に使うとか、客車をプッシュプルで牽引するとか……?)

 蒸気機関車の動態保存などに熱心な大井川鐵道に渡った3両の「E31形」。
 良き働き場を得たと言えるのではないかと思います。


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【JR東日本】高崎支社、「草津」50周年キャンぺーンで185系を湘南色に

 JR東日本高崎支社は、2010年10月1日から「特急草津号50周年感謝キャンぺーン」を開催します。

 驚いたのは、「185系」の1編成を湘南色に変更するとのこと。
 これは、臨時準急「草津」が運行を開始した50年前の使用車両「80系」電車と同じ塗色です。
 下記プレスリリースに、車両塗色イメージ図が掲載されています。

・「特急草津号50 周年感謝キャンぺーン」を実施します!(JR東日本 高崎支社 2010年9月7日)
 http://jres.jp/news/docs/%EF%BC%88HP_%E8%8D%89%E6%B4%A550%E5%91%A8%E5%B9%B4%20_2_.pdf
 (PDFファイルです)


 概要は次の通り。
 (詳細については、上記URLのPDFファイルでご確認ください)


・キャンペーン期間
 ……2010年10月1日(金)~11月30日(火)

・運転区間など
 ……10月9日(土)・10日(日)「草津」51号/新宿 10:59発 → 長野原草津口 13:28着
 ……10月11日(月/祝)「草津」52号/長野原草津口 12:13発 → 新宿 14:54着
 ……そのほか、「草津」「水上」「あかぎ」などに充当

・オープニングイベント
 ……10月9日(土)・10日(日)「草津」51号、10月11日(月/祝)「草津」52号車内で実施
 ……「湘南色」に塗色変更した185系で運行
 ……両列車に乗車すると「オリジナル記念乗車証」進呈



 キャンペーン期間中は、下り「草津」51号(新宿 10:59発 → 長野原草津口 13:28着)と上り「草津」52号(長野原草津口 12:13発 → 新宿 14:54着)の車内と高崎駅の駅弁売店では、「草津温泉の女将会」監修のこだわり駅弁「女将の極うま」の特別バージョン(草津号50周年記念特別版)が発売となります。


 ある意味、現代版「80系」ともいえる「185系」ですから、伝統の「湘南色」をまとった姿は結構似合うのではないかと思います。
 塗色変更となるのは1編成だけですが、キャンペーン期間が終わると元の塗色に戻ってしまうのか、それとも当面は湘南色で走り続けるのか、大いに気になるところです。


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【JR東日本】東北新幹線・新青森開業時のダイヤ発表

 JR東日本は、2010年12月4日に東北新幹線新青森~八戸間が開業するのを前に、新青森開業時のダイヤを発表しています。

 既報の通り、当初予定より新青森開業が約3ヶ月前倒しになった(早まった)ため、開業時に間に合わせる予定で製造を行っている新型車両「E5系」の投入が間に合いません。
 したがって、新青森開業時は全列車が現行の「E2系」で、現行の「はやて」を新青森まで延伸する形となるようです。

・東北新幹線 新青森開業における運転時刻について(JR東日本 2010年9月7日)
 http://www.jreast.co.jp/press/2010/20100907.pdf
 (PDFファイルです)


 概要は次の通り。
 (詳細なダイヤについては、上記URLのPDFファイルでご確認ください)


・使用車両
 ……「E2系」10両編成
 ……現行の「はやて」用の車両

・運転本数
 ……東京~新青森 15往復
 ……仙台~新青森 1往復
 ……盛岡~新青森 1往復

・所要時間
 ……停車駅が少ない速達列車で、新青森→東京「3時間20分」/東京→新青森「3時間23分」
 ……停車駅が多い列車で、新青森→東京「3時間40分」/東京→新青森「3時間37分」



 なお、全列車が大宮~仙台間ノンストップで、全席指定です。
 下館界隈から「はやて」を利用する場合は、一度大宮に出てから「はやて」に乗るか、小山か宇都宮から仙台まで「やまびこ」に乗車して、仙台で「はやて」に乗り換えるか、どちらかとなります。

 ちなみに「はやて」は、大宮~仙台間を75分でノンストップ走行します。
 宇都宮で速達タイプの「やまびこ」に乗車できるのであれば、宇都宮~仙台間の所要時間は63分です。
 (小山にも停車する各駅停車タイプの「やまびこ」は、小山~仙台間 105分、宇都宮~仙台間 91分です)


 2011年3月には、新型「E5系」による新列車「はやぶさ」がデビューし(東京~新青森間を3時間10分で結ぶ予定)、しばらくは「はやて」と「はやぶさ」の2列車が新青森まで走ります。
 「E5系」の量産が進むと、新青森への全列車が「はやぶさ」に統一される予定です(2014年春の予定)。

 新青森開業後、東北新幹線では段階的な高速化工事が行われることになっています。
 JR東日本が2007年11月に発表した「東北新幹線における高速化の実施について」によると、


・2010年度末(2011年春)
 ……大宮~宇都宮間が240km/h→275km/hに
 ……宇都宮~盛岡間が275km/h→300km/hに
 ……「E5系」デビュー

・2012年度末(2013年春)
 ……宇都宮~盛岡間が300km/h→320km/hに
 ……「E6系」デビュー

・2013年度末(2014年春)
 ……「E5系」「E6系」併結編成が320km/h運転実施


 とあります。

 2015年度(2016年春?)には青函トンネルを越えて、北海道新幹線が新函館駅まで開業します。
 東京~新函館間の所要時間は、(青函トンネル内の高速運転が可能であれば)新青森~新函館間は30~40分程度となるでしょうから、3時間40分程度ではないかと思います。

 今後の課題は、さらなるスピードアップによる所要時間の短縮でしょうね。
 そのためには、


・盛岡~新青森間の運転速度向上(現行260km/h/架線の交換など設備改良が必要)
・360km/hでの営業運転を安全に行うための研究・開発


 が必要となります。

 もし盛岡以北でも320km/h運転、さらには360km/h運転が可能となれば、東京~新函館間の所要時間は3時間程度となるでしょう。
 札幌まで北海道新幹線が延伸となっても、これが実現していれば最速の列車が東京~札幌間を4時間以内で走破できる可能性があります。


 新たな新幹線の開業は、並行在来線の問題をどうするかという問題ももたらします。
 長野新幹線以降の並行在来線問題を考えると、従来の経営分離の方法や事後の運営方法については、そろそろ抜本的な見直しが必要なのではないかと思えますが……。

 ともあれ、青森への旅が便利になることは間違いないといえます。


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「かしてつ跡地バス専用道開通記念ウォーキング大会」

 2010年8月30日(月)に供用を開始した鹿島鉄道跡BRT
 供用開始を前に、8月22日(日)には「かしてつ跡地バス専用道開通記念ウォーキング大会」が行われたのですが、その模様が「いばらきの公共交通」のブログに掲載されていました。

・交通ブログいばらき
 http://www.koutsu-ibaraki.jp/

・かしてつBRTウォーキング大会
 http://www.koutsu-ibaraki.jp/blog/?p=776


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 しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
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