下館レイル倶楽部
真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)
カテゴリー「ニュース(鉄道・LRT・バスなど)」の記事一覧
- 2011.09.03
【関東鉄道】「キハ350形」2011年10月9日(日)まで定期運用を延長
- 2011.09.02
【TX】社長会見で2012年秋に3編成増備を発表
- 2011.08.25
【関東鉄道】祝・常総線の快速運行6周年!!
- 2011.08.24
【つくばエクスプレス】祝・開業6周年!!
- 2011.08.02
【関東鉄道】「さようならキハ350形記念乗車券」7月31日から発売
- 2011.07.23
【鹿島臨海鉄道】7月12日(火)から大洗鹿島線が全線での運行を再開
- 2011.07.18
【関東鉄道】常総線「キハ350形」8月末で定期運用離脱
- 2011.06.29
【ひたちなか海浜鉄道】7月3日(日)に運行再開区間が勝田~平磯間に拡大
- 2011.06.29
【JR東日本】高崎に3両のSLが集結
- 2011.06.28
【JR東海】「キハ40 6309」も国鉄一般形気動車標準色に
- 2011.06.18
【JR東日本】常磐線新型特急「E657系」が試運転を開始
- 2011.06.16
【JR東海】「キハ40 3005」&「キハ48 6812」も国鉄一般形気動車標準色に
- 2011.05.24
【JR東日本】「E657系」が勝田へ甲種輸送
- 2011.05.23
【真岡鐵道】SL列車運行再開!! 「がんばろう日本! SLもおか」号快走
- 2011.05.12
【真岡鐵道】「SLもおか」号、5月21日(土)から運行再開!!
【関東鉄道】「キハ350形」2011年10月9日(日)まで定期運用を延長
- 2011/09/03 (Sat)
- ニュース(鉄道・LRT・バスなど) |
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「関東鉄道」は、常総線で使用してきたディーゼルカー「キハ350形」の定期運用を2011年8月28日(日)で終了し、9月10日(土)のイベント列車「ありがとう!! キハ350形レトロ列車乗車会」をもって運用を終了すると発表していましたが、ここに来て嬉しいお知らせ!!
ファンから多数の要望があったということを理由に、2011年10月9日(日)まで定期運用期間を延長するとが明らかになりました。
・ありがとう! キハ350形最後の定期運用について【更新】(関東鉄道 2011年8月30日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110830_train_kiha_350/110830_train_kiha350.html
定期運用の「延長戦」は、9月11日(日)~10月9日(日)の土日と祝祭日。
嬉しいことに、下館~水海道間の運用(午前から昼にかけて1往復)と、水海道~取手間の運用(夕方の2往復)が組まれます。



▲ 10月9日(日)まで定期運用期間が延長となることが決まった「キハ350形」。9月後半の連休に乗車・撮影できる機会を設けたことになります。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)
9月11日(日)~10月9日(日)までの土日と祝祭日、「キハ358」+「キハ3511」の2両編成は次のダイヤで運行予定です。
・水海道 10:33発 → 下館 11:24着 / 下館 11:42発 → 水海道 12:36着
・水海道 15:29発 → 取手 16:01着 / 取手 16:19発 → 水海道 16:51着
・水海道 17:00発 → 取手 17:31着 / 取手 17:47発 → 水海道 18:19着
※都合により、運行時刻の変更や、運行の中止もあります。
なお、「キハ350形」の定期運用期間延長に伴って、元「キハ300形」(←元々は国鉄「キハ30形」)の「キハ100形」の土日と祝祭日の運用に変更が生じます。



▲ 「キハ350形」の定期運用期間延長に伴い、「キハ100形」の定期運用に変化があります。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)
平日は、「キハ101」(首都圏色)が水・木・金曜日に、「キハ102」(旧・一般形気動車色にそっくりの常総筑波鉄道時代の塗色)が月・火曜日に、次のダイヤで運行予定です。
・水海道 10:34発 → 下館 11:24着 / 下館 11:42発 → 水海道 12:36着
※都合により、運行時刻の変更や、運行の中止もあります。
土日と祝祭日は、「キハ101」が次のダイヤで運行予定です。
・水海道 12:50発 → 下館 13:39着 / 下館 14:06発 → 水海道 14:55着
※都合により、運行時刻の変更や、運行の中止もあります。
定期運用期間が10月9日(日)まで延長となることで、9月下旬の連休にも乗車&撮影機会が得られることになりました。
秋を感じながら、去りゆく老兵の姿を追ってみてはいかがでしょうか。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
ファンから多数の要望があったということを理由に、2011年10月9日(日)まで定期運用期間を延長するとが明らかになりました。
・ありがとう! キハ350形最後の定期運用について【更新】(関東鉄道 2011年8月30日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110830_train_kiha_350/110830_train_kiha350.html
定期運用の「延長戦」は、9月11日(日)~10月9日(日)の土日と祝祭日。
嬉しいことに、下館~水海道間の運用(午前から昼にかけて1往復)と、水海道~取手間の運用(夕方の2往復)が組まれます。
▲ 10月9日(日)まで定期運用期間が延長となることが決まった「キハ350形」。9月後半の連休に乗車・撮影できる機会を設けたことになります。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)
9月11日(日)~10月9日(日)までの土日と祝祭日、「キハ358」+「キハ3511」の2両編成は次のダイヤで運行予定です。
・水海道 10:33発 → 下館 11:24着 / 下館 11:42発 → 水海道 12:36着
・水海道 15:29発 → 取手 16:01着 / 取手 16:19発 → 水海道 16:51着
・水海道 17:00発 → 取手 17:31着 / 取手 17:47発 → 水海道 18:19着
※都合により、運行時刻の変更や、運行の中止もあります。
なお、「キハ350形」の定期運用期間延長に伴って、元「キハ300形」(←元々は国鉄「キハ30形」)の「キハ100形」の土日と祝祭日の運用に変更が生じます。
▲ 「キハ350形」の定期運用期間延長に伴い、「キハ100形」の定期運用に変化があります。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)
平日は、「キハ101」(首都圏色)が水・木・金曜日に、「キハ102」(旧・一般形気動車色にそっくりの常総筑波鉄道時代の塗色)が月・火曜日に、次のダイヤで運行予定です。
・水海道 10:34発 → 下館 11:24着 / 下館 11:42発 → 水海道 12:36着
※都合により、運行時刻の変更や、運行の中止もあります。
土日と祝祭日は、「キハ101」が次のダイヤで運行予定です。
・水海道 12:50発 → 下館 13:39着 / 下館 14:06発 → 水海道 14:55着
※都合により、運行時刻の変更や、運行の中止もあります。
定期運用期間が10月9日(日)まで延長となることで、9月下旬の連休にも乗車&撮影機会が得られることになりました。
秋を感じながら、去りゆく老兵の姿を追ってみてはいかがでしょうか。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
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【TX】社長会見で2012年秋に3編成増備を発表
- 2011/09/02 (Fri)
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ご紹介するのが遅れましたが、2011年8月25日(木)の「茨城新聞」に「つくばエクスプレス(TX)」を運営する「首都圏新都市鉄道」の石井幸男社長(今年6月に就任)が行った記者会見の取材記事が掲載されました。
(記者会見は、開業6周年にあたる2011年8月24日に行われています)
記事によると、会見で石井社長は2012年秋に6両編成×3本18両を増備する予定であることなどを明らかにしたようです。
・「つくばエクスプレス」
http://www.mir.co.jp/
記事によると、記者会見で石井社長が発言した要旨は次の通り。
・政治や経済の不透明感はあるが、TXには沿線開発の余地が残っている。
・東日本大震災の2日半後には運行を再開したことで、自身に強い鉄道だと評価された。
・2011年10月以降は、節電ダイヤを終了するためのダイヤ改正を行う。
・2012年秋に、6両編成×3本=18両の増備を行う。
・東京延伸や1編成8両化は、景気の不透明感もあるので、研究課題。



▲ 開業6周年を迎えた2011年8月24日、「つくばエクスプレス(TX)」を運営する「首都圏新都市鉄道」の石井幸男社長が記者会見を行い、2012年秋に6両編成×3本の増備を行うことを明らかにしました。(クリックすると拡大画像を表示します)
会見のポイントは、そろそろ実現するのではないかと考えられていた8両化ではなく、編成の増備による輸送力増強を優先するという点でしょうか。
8両化を実現するとなれば、全駅のホーム延長工事を行う必要と、駅の構造によっては階段やエスカレーター、エレベーターなどの増設を行う必要があるため、現時点ではまだ「その時期ではない」という判断なのでしょう。
(6両編成の増備なら、インフラはそのままで良いので、追加投資が少なくて済む)
また、かねてより「必要性は薄いのではないか」と私見を述べてきた東京駅延伸についても、研究課題にとどめている点もポイントでしょう。
私自身は、東京延伸に要する莫大な資金があるのであれば、筑波山方面や土浦方面への延伸に回すべきだと考えています。
というのも……。
2013年度以降、上野~東京間の「東北縦貫線」が開通すると、宇都宮・高崎線と常磐線の一部列車が東京方面に直通します。
「東北縦貫線」経由の列車は、上野~東京間ノンストップです(途中駅にはホームが設置されません)。
こうなると、現在は上野で山手線や京浜東北線に乗り換えている人の多くは乗り換え不要となるので、山手線と京浜東北線の混雑が緩和します。
(ただし、全部の列車が東京方面に直通するわけではないので、上野での乗り換えがなくなるわけではない)
この状況下で、TXが東京延伸を行うとしてもインパクトに欠けますし、必然性もそれほどないのではないかと思えます。
東京延伸を行わない代わりに、秋葉原駅のエレベーターやエスカレーターの増設を行って上下移動をストレスを軽減し、山手線や京浜東北線など他路線への乗り換えを容易にする方が、利便性を向上させることに直結するのでは……ということです。
(「東北縦貫線」開通後の山手線・京浜東北線は今よりも混雑率が緩和することが見込めますで、TXからの乗り換えも今までよりは楽になるはずです)
筑波山方面や土浦方面への延伸については……。
筑波山方面に延伸すれば、筑波山観光に役立つことは間違いなく、なおかつ旧・筑波鉄道の筑波駅の跡地を活用することができます。
旧・筑波駅は、今でもバスターミナルとして使われていますので、ここにTXが乗り付けることになれば、結節点としての重要性が大きく増すことになるでしょう。
また、秋葉原からの観光特急を走らせるというアイディアもあります。
土浦方面への延伸は、つくば~土浦間の新交通システム構想(つくばセンター付近の地下道路や、土浦の高架道路「ニューウェイ」がその名残り)を焼き直す格好になります。
延伸が実現すれば、沿線の活性化が見込めるだけでなく、万一の場合は常磐線の代替路線としてもより一層機能するようになります(振り替え乗車も容易になる)。
高速・高頻度運転の路線が通ると、沿線の活性化に直結することは言うまでもないことで、なおかつ得汚染が延伸するということは路線全体の需要喚起にも直結します。
筑波山方面にしても土浦方面にしても、結局は茨城県内だけの話になるので、実現するのは容易ではない(埼玉・千葉・東京が同意しないと延伸しにくい)とは思いますが、路線の付加価値を高めることは間違いないことなので、検討の俎上に載せることができれば……とは思います。
ともあれ、来秋3編成を増備するということは、さらなる増発が行われるということを意味します。
増備するのが「TX-1000系」なのか「TX-2000系」なのか、それとも新型なのかは分かりませんが、どんな車両が登場するのか、どんなダイヤになるのか、大いに注目したいと思います。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
(記者会見は、開業6周年にあたる2011年8月24日に行われています)
記事によると、会見で石井社長は2012年秋に6両編成×3本18両を増備する予定であることなどを明らかにしたようです。
・「つくばエクスプレス」
http://www.mir.co.jp/
記事によると、記者会見で石井社長が発言した要旨は次の通り。
・政治や経済の不透明感はあるが、TXには沿線開発の余地が残っている。
・東日本大震災の2日半後には運行を再開したことで、自身に強い鉄道だと評価された。
・2011年10月以降は、節電ダイヤを終了するためのダイヤ改正を行う。
・2012年秋に、6両編成×3本=18両の増備を行う。
・東京延伸や1編成8両化は、景気の不透明感もあるので、研究課題。
▲ 開業6周年を迎えた2011年8月24日、「つくばエクスプレス(TX)」を運営する「首都圏新都市鉄道」の石井幸男社長が記者会見を行い、2012年秋に6両編成×3本の増備を行うことを明らかにしました。(クリックすると拡大画像を表示します)
会見のポイントは、そろそろ実現するのではないかと考えられていた8両化ではなく、編成の増備による輸送力増強を優先するという点でしょうか。
8両化を実現するとなれば、全駅のホーム延長工事を行う必要と、駅の構造によっては階段やエスカレーター、エレベーターなどの増設を行う必要があるため、現時点ではまだ「その時期ではない」という判断なのでしょう。
(6両編成の増備なら、インフラはそのままで良いので、追加投資が少なくて済む)
また、かねてより「必要性は薄いのではないか」と私見を述べてきた東京駅延伸についても、研究課題にとどめている点もポイントでしょう。
私自身は、東京延伸に要する莫大な資金があるのであれば、筑波山方面や土浦方面への延伸に回すべきだと考えています。
というのも……。
2013年度以降、上野~東京間の「東北縦貫線」が開通すると、宇都宮・高崎線と常磐線の一部列車が東京方面に直通します。
「東北縦貫線」経由の列車は、上野~東京間ノンストップです(途中駅にはホームが設置されません)。
こうなると、現在は上野で山手線や京浜東北線に乗り換えている人の多くは乗り換え不要となるので、山手線と京浜東北線の混雑が緩和します。
(ただし、全部の列車が東京方面に直通するわけではないので、上野での乗り換えがなくなるわけではない)
この状況下で、TXが東京延伸を行うとしてもインパクトに欠けますし、必然性もそれほどないのではないかと思えます。
東京延伸を行わない代わりに、秋葉原駅のエレベーターやエスカレーターの増設を行って上下移動をストレスを軽減し、山手線や京浜東北線など他路線への乗り換えを容易にする方が、利便性を向上させることに直結するのでは……ということです。
(「東北縦貫線」開通後の山手線・京浜東北線は今よりも混雑率が緩和することが見込めますで、TXからの乗り換えも今までよりは楽になるはずです)
筑波山方面や土浦方面への延伸については……。
筑波山方面に延伸すれば、筑波山観光に役立つことは間違いなく、なおかつ旧・筑波鉄道の筑波駅の跡地を活用することができます。
旧・筑波駅は、今でもバスターミナルとして使われていますので、ここにTXが乗り付けることになれば、結節点としての重要性が大きく増すことになるでしょう。
また、秋葉原からの観光特急を走らせるというアイディアもあります。
土浦方面への延伸は、つくば~土浦間の新交通システム構想(つくばセンター付近の地下道路や、土浦の高架道路「ニューウェイ」がその名残り)を焼き直す格好になります。
延伸が実現すれば、沿線の活性化が見込めるだけでなく、万一の場合は常磐線の代替路線としてもより一層機能するようになります(振り替え乗車も容易になる)。
高速・高頻度運転の路線が通ると、沿線の活性化に直結することは言うまでもないことで、なおかつ得汚染が延伸するということは路線全体の需要喚起にも直結します。
筑波山方面にしても土浦方面にしても、結局は茨城県内だけの話になるので、実現するのは容易ではない(埼玉・千葉・東京が同意しないと延伸しにくい)とは思いますが、路線の付加価値を高めることは間違いないことなので、検討の俎上に載せることができれば……とは思います。
ともあれ、来秋3編成を増備するということは、さらなる増発が行われるということを意味します。
増備するのが「TX-1000系」なのか「TX-2000系」なのか、それとも新型なのかは分かりませんが、どんな車両が登場するのか、どんなダイヤになるのか、大いに注目したいと思います。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
【関東鉄道】祝・常総線の快速運行6周年!!
日をまたいでしまいましたが、昨日(2011年8月24日)は「つくばエクスプレス(TX)」開業6周年であったのと同時に、関東鉄道常総線の快速運行開始6周年でもありました。



▲ 2005年8月24日の「つくばエクスプレス(TX)」開業に合わせて運行を開始した常総線の快速も運行開始6周年を迎えました。左は2005年8月19日の試乗列車、中央は運行開始当日の最初の快速、右は2009年11月3日に水海道から「キハ0形」が代走した快速。(クリックすると拡大画像を表示します)
常総線の快速は、運行開始当初は3往復(厳密には「往復」ではなく、上下3本ずつ)の運行でしたが、その後のダイヤ改正で6往復(上下6本ずつ)の運行となっていて、「常総線再生計画」によると今後フルタイム運行を目指すとあります。
(※ただし、「常総線再生計画」には「1日20本」つまり「上下10本ずつ」というような記載もあり、それだと「毎時運行」というニュアンスとはやや異なるのかも知れません)
常総線の速達列車といえば、1957年(昭和32年)からわずか数年間だけ運行されていた特急「しもだて」がありました。
この列車は、下館~取手間を60分で結ぶという速達ぶりで、サービスガールが添乗して、お茶やタバコを提供していた……というから、その本気度がうかがえます。
しかも、特急運行に際しては、わざわざ「キハ48000形」(のちに通勤改造を行って「キハ700形」に改番)を2両新造しているほど。
運行期間が短かった(東北本線が電化・速達化して、乗客を奪われたことが要因らしい)ので、今では沿線でも特急が走っていたことすら知らない人がほとんどなんですが……。
また、こちらは私も知らなかったのですが、1949年(昭和24年)からは急行も運行されていました。
以前「とばのえステーションギャラリー」にお邪魔した際に拝見した昔の時刻表を見ると、なんと特急と急行の両方が走っていた時期があったことも分かりました。
(急行の名称は、このときに見た時刻表では「つくばね」となっていた記憶があるのですが……今度「とばのえステーションギャラリー」に行ったら改めて確認してきます)



▲ 2005年8月19日、試乗列車で守谷へ行った際に撮影した駅前の様子。現在の駅前の状況と比べてみると、この6年間の発展ぶりが分かります。(クリックすると拡大画像を表示します)
さて、特急も急行も遠い記憶の彼方で、その後の常総線は普通列車のみの運行が何十年も続きました。
水海道~取手間は1984年に複線化して、非電化ながら通勤路線として賑わう一方、下館~水海道間はローカル色が強い単線区間として運行を続けていました。
私は幼少の時分から下館~大田郷間で常総線を利用していました。
ほんの20~30年前はレールも細く短く、路盤も貧弱で、列車の速度が上がると「吊革がダンス」する状態(文字通り、吊革が大きく揺さぶられて、吊り輪同士がぶつかって音を立てる状態)で、猛烈なジョイント音を響かせながら、なんとも危なっかしい走りをしていたものでした。
当時の運行最高速度は80km/hだったはずなんですが、運転席後方の窓ガラスから覗き込んだ速度計の針は間違いなく90~100km/h辺りを指していたなあ……と(苦笑)
1980年代後半になると、余剰となった旧国鉄の「キハ35系」が大量に入線。
「キハ35」はトイレを撤去したうえで「キハ36」ともども「キハ350形」を名乗り、両運転台の「キハ30」は筑波鉄道から移籍してきた「キハ301」をトップナンバーとして加える格好で「キハ300形」となりました。
(後に「キハ300形」をワンマン改造した「キハ100形」も登場)
これら「キハ350形」と「キハ300形」の登場によって、関東鉄道の魅力の一つでもあった「種々雑多な気動車」達は一気に駆逐されてしまいました。
特急「しもだて」用に製造された「キハ700形」も、風格が感じられた「キハ800形」も、元々は小田急の気動車準急として製造された「キハ751形」と「キハ753形」も、元は南海の準急車で、常総線入線時に4ドア車に「魔改造」された「キハ755」も、この嵐の中で姿を消してしまいました。
(以前からの車両で残存したのは、両開き3ドア車の「キハ310形」の内の6両と、同じく両開き3ドア車の「キハ0形」8両のみ)



▲ 一時期、文字通り常総線を席巻した旧「キハ35系」。1980年代後半、電化の進展等で不要となった「キハ35系」を相当な安価で大量導入し、片運転台の「キハ350形」と両運転台の「キハ300形」に。右の2枚は、「キハ300形」をワンマン改造した「キハ100形」の「キハ101」。現在は右の首都圏色で運用中です。(クリックすると拡大画像を表示します)
1990年代に入ると、徐々に変化の兆しが現れ始めます。
1993年、「キハ900形」以来となる自社発注の新造車として片運転台の「キハ2100形」が登場。
1997年、「キハ2100形」を両運転台タイプとした「キハ2200形」が登場(ドアの配置が「キハ700形」と同様で、車両端の片開きドアと、車体中央の両開きドアの、変則3ドア車)。
2000年、電気指令式ブレーキを採用した片運転台の「キハ2300形」が登場。
2004年、「キハ2300形」を両運転台タイプとした「キハ2400形」が登場。
新系列導入で走行性能やサービス水準に差が付いてしまうため、「キハ310形」「キハ0形」「キハ350形」「キハ100形」はエンジンを換装したうえで、冷房化改造も行っています。
大きな変化が訪れたのは、「つくばエクスプレス(TX)」開業が現実のものとなってから。
従来、日中は1時間に1本程度の運行頻度だった下館~水海道間で、TX開業を前にある程度の増便が行われました。
TX開業に合わせて快速が運行されることも決まり、事前に試乗会も行われて、その快速っぷりを試乗した人々に印象づけました。
そして、TX開業と同日の2005年8月24日。
いよいよ待望の快速運行がスタートし、特に下館~水海道間での大幅増便が実現しました。
この日を境に、常総線は取手でのJR常磐線乗り継ぎが目的の路線から、守谷でのTX接続がメインの路線に変化しました。
(注:取手での常磐線乗り継ぎ利用も、以前に比べればかなり減ったとはいえ、今でもそれなりに多い)



▲ 老朽化した「キハ350形」を追い出す格好となった「キハ5000形」は、関鉄で初めて排気ブレーキを装備。減速時には豪快な排気ブレーキ音を堪能できます。左は「キハ5001」、中央は「キハ5002」。右は「キハ5000形」と同じ新塗色をまとった「キハ2201」。(クリックすると拡大画像を表示します)
従来は取手までの通し乗車が多かったのが、途中駅の守谷で乗降する人が増えたことで、平均乗車距離が減少(=運賃収入も減少)したほか、従来は取手に向けてどんどん増えていく乗客数に対応して4両編成を設定していたのが、これ以降は最大3両に減車となるなど、目に見えた変化もありました。
(現在は水海道~取手間でも通常2両で、時折下館方から1両編成が直行することもある)
その代わり、以前より運行頻度は向上していて、特に下館~水海道間について見てみると、10年ほど前のダイヤと比較して2倍以上の運転本数となっています。
TX開業以降、下館を発着する3路線の内、最多本数となったのは常総線で、何十年もほとんど変化がないJR水戸線に比べても、1.5倍程度の本数になっています。
また、長年変化がなかった終列車の時刻が1時間繰り下がったことも特筆すべき点で(実現したのは2006年のダイヤ改正時)、これにより都心方面での滞在可能時間が延びたほか、JR水戸線の終列車で下館に到着してから下妻まで帰れるようにもなっています。
運行頻度の向上と快速運行、終列車の時刻繰り下げ効果もあって、下館方からの利用者は年々増加。
従来はJR水戸線で小山に出ていたり、宇都宮線の駅まで自家用車で向かっていた人が、常総線を利用して都心方面に出かけるようになりつつあります。
これら新規の乗客は、TXに乗り換える守谷まで「長距離乗車」する「上客」でもあり、収益面でも貢献していることは言うまでもありません。
先述の「常総線再生計画」によれば、現在は日中で1時間に2本程度の運行頻度となっている下館~水海道間の運行頻度を1時間に3本程度に向上させることや、快速の増発などが今後行われる予定となっています。
日中でも20分に1本程度まで運行頻度が向上し、快速の本数も増えるとなれば、利用者がさらに増えるだろうことは間違いないことです。
(本当は、下館~下妻間は各駅停車で、下妻~守谷間は快速運転する「区間快速」を新設すれば、下館方の快速通過駅からの利用促進に直結するんですが、今のところそのような動きはなさそうです)
TXとセットで、常総線と沿線地域がますます発展していくことを期待しながら、今後も引き続き利用していきます。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
▲ 2005年8月24日の「つくばエクスプレス(TX)」開業に合わせて運行を開始した常総線の快速も運行開始6周年を迎えました。左は2005年8月19日の試乗列車、中央は運行開始当日の最初の快速、右は2009年11月3日に水海道から「キハ0形」が代走した快速。(クリックすると拡大画像を表示します)
常総線の快速は、運行開始当初は3往復(厳密には「往復」ではなく、上下3本ずつ)の運行でしたが、その後のダイヤ改正で6往復(上下6本ずつ)の運行となっていて、「常総線再生計画」によると今後フルタイム運行を目指すとあります。
(※ただし、「常総線再生計画」には「1日20本」つまり「上下10本ずつ」というような記載もあり、それだと「毎時運行」というニュアンスとはやや異なるのかも知れません)
常総線の速達列車といえば、1957年(昭和32年)からわずか数年間だけ運行されていた特急「しもだて」がありました。
この列車は、下館~取手間を60分で結ぶという速達ぶりで、サービスガールが添乗して、お茶やタバコを提供していた……というから、その本気度がうかがえます。
しかも、特急運行に際しては、わざわざ「キハ48000形」(のちに通勤改造を行って「キハ700形」に改番)を2両新造しているほど。
運行期間が短かった(東北本線が電化・速達化して、乗客を奪われたことが要因らしい)ので、今では沿線でも特急が走っていたことすら知らない人がほとんどなんですが……。
また、こちらは私も知らなかったのですが、1949年(昭和24年)からは急行も運行されていました。
以前「とばのえステーションギャラリー」にお邪魔した際に拝見した昔の時刻表を見ると、なんと特急と急行の両方が走っていた時期があったことも分かりました。
(急行の名称は、このときに見た時刻表では「つくばね」となっていた記憶があるのですが……今度「とばのえステーションギャラリー」に行ったら改めて確認してきます)
▲ 2005年8月19日、試乗列車で守谷へ行った際に撮影した駅前の様子。現在の駅前の状況と比べてみると、この6年間の発展ぶりが分かります。(クリックすると拡大画像を表示します)
さて、特急も急行も遠い記憶の彼方で、その後の常総線は普通列車のみの運行が何十年も続きました。
水海道~取手間は1984年に複線化して、非電化ながら通勤路線として賑わう一方、下館~水海道間はローカル色が強い単線区間として運行を続けていました。
私は幼少の時分から下館~大田郷間で常総線を利用していました。
ほんの20~30年前はレールも細く短く、路盤も貧弱で、列車の速度が上がると「吊革がダンス」する状態(文字通り、吊革が大きく揺さぶられて、吊り輪同士がぶつかって音を立てる状態)で、猛烈なジョイント音を響かせながら、なんとも危なっかしい走りをしていたものでした。
当時の運行最高速度は80km/hだったはずなんですが、運転席後方の窓ガラスから覗き込んだ速度計の針は間違いなく90~100km/h辺りを指していたなあ……と(苦笑)
1980年代後半になると、余剰となった旧国鉄の「キハ35系」が大量に入線。
「キハ35」はトイレを撤去したうえで「キハ36」ともども「キハ350形」を名乗り、両運転台の「キハ30」は筑波鉄道から移籍してきた「キハ301」をトップナンバーとして加える格好で「キハ300形」となりました。
(後に「キハ300形」をワンマン改造した「キハ100形」も登場)
これら「キハ350形」と「キハ300形」の登場によって、関東鉄道の魅力の一つでもあった「種々雑多な気動車」達は一気に駆逐されてしまいました。
特急「しもだて」用に製造された「キハ700形」も、風格が感じられた「キハ800形」も、元々は小田急の気動車準急として製造された「キハ751形」と「キハ753形」も、元は南海の準急車で、常総線入線時に4ドア車に「魔改造」された「キハ755」も、この嵐の中で姿を消してしまいました。
(以前からの車両で残存したのは、両開き3ドア車の「キハ310形」の内の6両と、同じく両開き3ドア車の「キハ0形」8両のみ)
▲ 一時期、文字通り常総線を席巻した旧「キハ35系」。1980年代後半、電化の進展等で不要となった「キハ35系」を相当な安価で大量導入し、片運転台の「キハ350形」と両運転台の「キハ300形」に。右の2枚は、「キハ300形」をワンマン改造した「キハ100形」の「キハ101」。現在は右の首都圏色で運用中です。(クリックすると拡大画像を表示します)
1990年代に入ると、徐々に変化の兆しが現れ始めます。
1993年、「キハ900形」以来となる自社発注の新造車として片運転台の「キハ2100形」が登場。
1997年、「キハ2100形」を両運転台タイプとした「キハ2200形」が登場(ドアの配置が「キハ700形」と同様で、車両端の片開きドアと、車体中央の両開きドアの、変則3ドア車)。
2000年、電気指令式ブレーキを採用した片運転台の「キハ2300形」が登場。
2004年、「キハ2300形」を両運転台タイプとした「キハ2400形」が登場。
新系列導入で走行性能やサービス水準に差が付いてしまうため、「キハ310形」「キハ0形」「キハ350形」「キハ100形」はエンジンを換装したうえで、冷房化改造も行っています。
大きな変化が訪れたのは、「つくばエクスプレス(TX)」開業が現実のものとなってから。
従来、日中は1時間に1本程度の運行頻度だった下館~水海道間で、TX開業を前にある程度の増便が行われました。
TX開業に合わせて快速が運行されることも決まり、事前に試乗会も行われて、その快速っぷりを試乗した人々に印象づけました。
そして、TX開業と同日の2005年8月24日。
いよいよ待望の快速運行がスタートし、特に下館~水海道間での大幅増便が実現しました。
この日を境に、常総線は取手でのJR常磐線乗り継ぎが目的の路線から、守谷でのTX接続がメインの路線に変化しました。
(注:取手での常磐線乗り継ぎ利用も、以前に比べればかなり減ったとはいえ、今でもそれなりに多い)
▲ 老朽化した「キハ350形」を追い出す格好となった「キハ5000形」は、関鉄で初めて排気ブレーキを装備。減速時には豪快な排気ブレーキ音を堪能できます。左は「キハ5001」、中央は「キハ5002」。右は「キハ5000形」と同じ新塗色をまとった「キハ2201」。(クリックすると拡大画像を表示します)
従来は取手までの通し乗車が多かったのが、途中駅の守谷で乗降する人が増えたことで、平均乗車距離が減少(=運賃収入も減少)したほか、従来は取手に向けてどんどん増えていく乗客数に対応して4両編成を設定していたのが、これ以降は最大3両に減車となるなど、目に見えた変化もありました。
(現在は水海道~取手間でも通常2両で、時折下館方から1両編成が直行することもある)
その代わり、以前より運行頻度は向上していて、特に下館~水海道間について見てみると、10年ほど前のダイヤと比較して2倍以上の運転本数となっています。
TX開業以降、下館を発着する3路線の内、最多本数となったのは常総線で、何十年もほとんど変化がないJR水戸線に比べても、1.5倍程度の本数になっています。
また、長年変化がなかった終列車の時刻が1時間繰り下がったことも特筆すべき点で(実現したのは2006年のダイヤ改正時)、これにより都心方面での滞在可能時間が延びたほか、JR水戸線の終列車で下館に到着してから下妻まで帰れるようにもなっています。
運行頻度の向上と快速運行、終列車の時刻繰り下げ効果もあって、下館方からの利用者は年々増加。
従来はJR水戸線で小山に出ていたり、宇都宮線の駅まで自家用車で向かっていた人が、常総線を利用して都心方面に出かけるようになりつつあります。
これら新規の乗客は、TXに乗り換える守谷まで「長距離乗車」する「上客」でもあり、収益面でも貢献していることは言うまでもありません。
先述の「常総線再生計画」によれば、現在は日中で1時間に2本程度の運行頻度となっている下館~水海道間の運行頻度を1時間に3本程度に向上させることや、快速の増発などが今後行われる予定となっています。
日中でも20分に1本程度まで運行頻度が向上し、快速の本数も増えるとなれば、利用者がさらに増えるだろうことは間違いないことです。
(本当は、下館~下妻間は各駅停車で、下妻~守谷間は快速運転する「区間快速」を新設すれば、下館方の快速通過駅からの利用促進に直結するんですが、今のところそのような動きはなさそうです)
TXとセットで、常総線と沿線地域がますます発展していくことを期待しながら、今後も引き続き利用していきます。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
【つくばエクスプレス】祝・開業6周年!!
- 2011/08/24 (Wed)
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今日は「つくばエクスプレス(TX)」開業(2005年8月24日)からちょうど6年目の日です。
・「つくばエクスプレス」
http://www.mir.co.jp/
この路線は駅間距離が長く、最高130km/h運転(普段は125km/h程度)での高速運転を行っています。
乗車時間の割に到達時間が短く、「これしか乗っていないのに、こんなに運賃がかかるのか!?」と錯覚する人が続出するほど。
実際には、運賃レベルはJR常磐線と同程度。
確かに、首都圏の大手民鉄に比べれば少し割高ではあるけれども、決して高いわけではありません。
それでも「時間の割に料金がかかる」と感じる人が多いということは、逆説的ですがそれだけ「速い」し「早い」ということ。
たぶん、大手民鉄と同じ乗車時間でも、到達距離は2倍以上(!!)なんてことはざらです。



▲ 2005年8月24日に開業した「つくばエクスプレス(TX)」。今日(2011年8月24日)で開業6周年となりました。(クリックすると拡大画像を表示します)
この高規格新線の開業によって、秋葉原は「通過駅」から「始発駅」に。
ヨドバシカメラなど街区の大規模な再開発も進み、今や秋葉原は通過地点から「目的地」に成長。
東京を代表する街の五指に入るまでになりました。
また、途中の三郷や八潮、つくばなど、鉄道空白地帯の交通事情も劇的に改善。
茨城県内では、相次ぐ増発によって利便性が増した守谷~つくば間の沿線住民住民は、今も増え続けています。
守谷以北の快速通過駅は、開業当時の運行頻度は日中で1時間に2本程度に過ぎなかったものの、その後の相次ぐ増発により、今では日中でも1時間に4本程度にまで改善。
おおむね15分間隔で秋葉原とつくばを結ぶ高速列車に乗れるのですから、これなら企業の進出も進むという道理です。



▲ 開業以来、毎年秋に開催されている車両基地公開。毎年大勢の家族連れや鉄道ファンなどでにぎわっています。(クリックすると拡大画像を表示します)
利用者数は順調に増え続け、1日あたりの乗降客数は27万人を超えました。
そろそろ当初予定の8両編成化が現実味を帯びて来ました。
また、私はかなり懐疑的なんですが、大深度地下での東京延伸なんて話もあります。
(常磐新線の計画当初であればいざ知らず、今や東京を代表する「目的地」の一つに成長した秋葉原が始発であることのメリットをもっと活かすべきだろう……と、私は考えています)
しかも、東京までわずか数km延伸するだけで、建設コストはなんと約1,100億円!!
TXは建設費用を圧縮した結果、同程度の資金が用途未定で残っているので、費用面では大きな障害はないと言われています。
ただ、それだけの資金があれば、土浦とか筑波山方面への延伸に振り向けるほうが効果があるし、おつりも来るのではないか……と、私自身は考えています。
ともあれ、6周年。
この路線が10周年、20周年を迎えるとき、どう成長しているか、沿線がどう変化しているか、将来の姿を楽しみにしながら日々利用していくことになります。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
・「つくばエクスプレス」
http://www.mir.co.jp/
この路線は駅間距離が長く、最高130km/h運転(普段は125km/h程度)での高速運転を行っています。
乗車時間の割に到達時間が短く、「これしか乗っていないのに、こんなに運賃がかかるのか!?」と錯覚する人が続出するほど。
実際には、運賃レベルはJR常磐線と同程度。
確かに、首都圏の大手民鉄に比べれば少し割高ではあるけれども、決して高いわけではありません。
それでも「時間の割に料金がかかる」と感じる人が多いということは、逆説的ですがそれだけ「速い」し「早い」ということ。
たぶん、大手民鉄と同じ乗車時間でも、到達距離は2倍以上(!!)なんてことはざらです。
▲ 2005年8月24日に開業した「つくばエクスプレス(TX)」。今日(2011年8月24日)で開業6周年となりました。(クリックすると拡大画像を表示します)
この高規格新線の開業によって、秋葉原は「通過駅」から「始発駅」に。
ヨドバシカメラなど街区の大規模な再開発も進み、今や秋葉原は通過地点から「目的地」に成長。
東京を代表する街の五指に入るまでになりました。
また、途中の三郷や八潮、つくばなど、鉄道空白地帯の交通事情も劇的に改善。
茨城県内では、相次ぐ増発によって利便性が増した守谷~つくば間の沿線住民住民は、今も増え続けています。
守谷以北の快速通過駅は、開業当時の運行頻度は日中で1時間に2本程度に過ぎなかったものの、その後の相次ぐ増発により、今では日中でも1時間に4本程度にまで改善。
おおむね15分間隔で秋葉原とつくばを結ぶ高速列車に乗れるのですから、これなら企業の進出も進むという道理です。
▲ 開業以来、毎年秋に開催されている車両基地公開。毎年大勢の家族連れや鉄道ファンなどでにぎわっています。(クリックすると拡大画像を表示します)
利用者数は順調に増え続け、1日あたりの乗降客数は27万人を超えました。
そろそろ当初予定の8両編成化が現実味を帯びて来ました。
また、私はかなり懐疑的なんですが、大深度地下での東京延伸なんて話もあります。
(常磐新線の計画当初であればいざ知らず、今や東京を代表する「目的地」の一つに成長した秋葉原が始発であることのメリットをもっと活かすべきだろう……と、私は考えています)
しかも、東京までわずか数km延伸するだけで、建設コストはなんと約1,100億円!!
TXは建設費用を圧縮した結果、同程度の資金が用途未定で残っているので、費用面では大きな障害はないと言われています。
ただ、それだけの資金があれば、土浦とか筑波山方面への延伸に振り向けるほうが効果があるし、おつりも来るのではないか……と、私自身は考えています。
ともあれ、6周年。
この路線が10周年、20周年を迎えるとき、どう成長しているか、沿線がどう変化しているか、将来の姿を楽しみにしながら日々利用していくことになります。
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【関東鉄道】「さようならキハ350形記念乗車券」7月31日から発売
- 2011/08/02 (Tue)
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「関東鉄道」は、これまで常総線で使用してきたディーゼルカー「キハ350形」が2011年8月28日(日)で定期運用を離脱することになったのを記念して、「さようならキハ350形記念乗車券」を2011年7月31日(日)から発売しています。
販売箇所は、常総線内の有人駅(ただし、大田郷駅・宗道駅・三妻駅・中妻駅を除く)と、竜ヶ崎駅。
3枚セットで、1セット800円です。
また、「関鉄ウェブショップ」での通信販売も8月1日(月)から販売しています。
・「さようならキハ350形記念乗車券」の発売について(関東鉄道 2011年7月30日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110730_ticket/110730_ticket.html



▲ 引退間近となった「キハ350形」の「さようなら乗車券」セットが発売中です。1セット3枚で800円。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)
なお、7月30日(土)にはイベント列車「キハ350形レトロ列車乗車会」の運用が行われました。
・関東鉄道『夏休み!! キハ350形レトロ列車乗車会』開催(「railf.jp」 2011年7月31日)
http://railf.jp/news/2011/07/31/160000.html
残念ながら、私は仕事で見に行けなかったのですが……。
8月28日(日)までの金~日曜は事実上の「さよなら運転」が行われますので、この機会に撮影&乗車したいと思っています。
(参考用URL)
・夏休み!! キハ350形レトロ列車乗車会を開催いたします(関東鉄道 公式サイト 2011年6月15日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110615_retro_train/110615_retro_train.html
・(チラシ)夏休み!! キハ350形 のんびり レトロ列車で行く乗車会(関東鉄道 公式サイト 2011年6月15日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110615_retro_train/110615_retro_train.pdf
(こちらはPDFファイルです)
・7月30日 関東鉄道「夏休み!! キハ350形レトロ列車乗車会」開催(「railf.jp」 2011年6月15日)
http://railf.jp/event/2011/06/15/145500.html
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販売箇所は、常総線内の有人駅(ただし、大田郷駅・宗道駅・三妻駅・中妻駅を除く)と、竜ヶ崎駅。
3枚セットで、1セット800円です。
また、「関鉄ウェブショップ」での通信販売も8月1日(月)から販売しています。
・「さようならキハ350形記念乗車券」の発売について(関東鉄道 2011年7月30日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110730_ticket/110730_ticket.html
▲ 引退間近となった「キハ350形」の「さようなら乗車券」セットが発売中です。1セット3枚で800円。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)
なお、7月30日(土)にはイベント列車「キハ350形レトロ列車乗車会」の運用が行われました。
・関東鉄道『夏休み!! キハ350形レトロ列車乗車会』開催(「railf.jp」 2011年7月31日)
http://railf.jp/news/2011/07/31/160000.html
残念ながら、私は仕事で見に行けなかったのですが……。
8月28日(日)までの金~日曜は事実上の「さよなら運転」が行われますので、この機会に撮影&乗車したいと思っています。
(参考用URL)
・夏休み!! キハ350形レトロ列車乗車会を開催いたします(関東鉄道 公式サイト 2011年6月15日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110615_retro_train/110615_retro_train.html
・(チラシ)夏休み!! キハ350形 のんびり レトロ列車で行く乗車会(関東鉄道 公式サイト 2011年6月15日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110615_retro_train/110615_retro_train.pdf
(こちらはPDFファイルです)
・7月30日 関東鉄道「夏休み!! キハ350形レトロ列車乗車会」開催(「railf.jp」 2011年6月15日)
http://railf.jp/event/2011/06/15/145500.html
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【鹿島臨海鉄道】7月12日(火)から大洗鹿島線が全線での運行を再開
- 2011/07/23 (Sat)
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「東日本大震災」で被災した「大洗鹿島線」の復旧作業を進めていた「鹿島臨海鉄道」。
新聞などでも既報ですが、震災以降ずっと不通となっていた「新鉾田」駅~「大洋」駅間の復旧工事が終わり、7月12日(火)から全線での列車運行を再開しました。
「新鉾田」駅~「大洋」駅間が不通の間、同区間は代行バスでの運行となっていて、列車は「水戸」駅~「新鉾田」駅間と、「大洋」駅~「鹿島神宮」駅間の区間運転を行っていたのですが、復旧工事の完了により晴れて全線通しての列車運行が再開しています。
・7/12おかげさまで全線開通!(鹿島臨海鉄道 2011年7月12日)
http://www.rintetsu.co.jp/archives/1390
・鹿島臨海鉄道 全線開通、4カ月ぶり再開 茨城(MSN産経 2011年7月13日)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110713/ibr11071302230001-n1.htm
・大洗鹿島線が全線復旧 16日 大洗で記念イベント(東京新聞 2011年7月13日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20110713/CK2011071302000062.html
全線運行再開を祝して、7月16日(土)には大洗で記念イベントも行われました。
・【御礼】大洗鹿島線全線開通記念イベントについて
(鹿島臨海鉄道 2011年7月19日)
http://www.rintetsu.co.jp/archives/1415
最後まで不通となっていた「新鉾田」駅~「大洋」駅間では、築堤が崩壊して、一度完全に盛り土を撤去してから、新たに築堤を築く大がかりな工事が行われました。
復旧作業の進捗状況については、鹿島臨海鉄道の公式サイトに逐次掲載されてきましたのでご参照ください。
・大洗鹿島線復旧工事の進捗状況について(鹿島臨海鉄道)
7月8日現在
7月1日現在
6月24日現在
6月17日現在
6月10日現在
6月3日現在
5月27日現在
5月20日現在
5月13日現在
5月6日現在
4月29日現在
3月22日現在
3月17日現在
・東北地方太平洋沖地震による列車影響と運転見込みについて(鹿島臨海鉄道 2011年3月17日現在)
http://www.rintetsu.co.jp/archives/1026
復旧工事には約25億円を要した模様で、国や県などの支援は得られるとはいえ、同鉄道にとっては大きな負担になります。
(国に対し、被災した鉄道の復旧に対する支援枠を大幅に拡大するよう要請が出ていると思いますので、これが認められればかなり助かることになります)
念願の全線復旧を果たした「大洗鹿島線」。
この夏、短い区間でも良いので、ぜひ乗りに行ってみてくださいね。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
新聞などでも既報ですが、震災以降ずっと不通となっていた「新鉾田」駅~「大洋」駅間の復旧工事が終わり、7月12日(火)から全線での列車運行を再開しました。
「新鉾田」駅~「大洋」駅間が不通の間、同区間は代行バスでの運行となっていて、列車は「水戸」駅~「新鉾田」駅間と、「大洋」駅~「鹿島神宮」駅間の区間運転を行っていたのですが、復旧工事の完了により晴れて全線通しての列車運行が再開しています。
・7/12おかげさまで全線開通!(鹿島臨海鉄道 2011年7月12日)
http://www.rintetsu.co.jp/archives/1390
・鹿島臨海鉄道 全線開通、4カ月ぶり再開 茨城(MSN産経 2011年7月13日)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110713/ibr11071302230001-n1.htm
・大洗鹿島線が全線復旧 16日 大洗で記念イベント(東京新聞 2011年7月13日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20110713/CK2011071302000062.html
全線運行再開を祝して、7月16日(土)には大洗で記念イベントも行われました。
・【御礼】大洗鹿島線全線開通記念イベントについて
(鹿島臨海鉄道 2011年7月19日)
http://www.rintetsu.co.jp/archives/1415
最後まで不通となっていた「新鉾田」駅~「大洋」駅間では、築堤が崩壊して、一度完全に盛り土を撤去してから、新たに築堤を築く大がかりな工事が行われました。
復旧作業の進捗状況については、鹿島臨海鉄道の公式サイトに逐次掲載されてきましたのでご参照ください。
・大洗鹿島線復旧工事の進捗状況について(鹿島臨海鉄道)
7月8日現在
7月1日現在
6月24日現在
6月17日現在
6月10日現在
6月3日現在
5月27日現在
5月20日現在
5月13日現在
5月6日現在
4月29日現在
3月22日現在
3月17日現在
・東北地方太平洋沖地震による列車影響と運転見込みについて(鹿島臨海鉄道 2011年3月17日現在)
http://www.rintetsu.co.jp/archives/1026
復旧工事には約25億円を要した模様で、国や県などの支援は得られるとはいえ、同鉄道にとっては大きな負担になります。
(国に対し、被災した鉄道の復旧に対する支援枠を大幅に拡大するよう要請が出ていると思いますので、これが認められればかなり助かることになります)
念願の全線復旧を果たした「大洗鹿島線」。
この夏、短い区間でも良いので、ぜひ乗りに行ってみてくださいね。
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【関東鉄道】常総線「キハ350形」8月末で定期運用離脱
- 2011/07/18 (Mon)
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「関東鉄道」は、これまで常総線で使用してきたディーゼルカー「キハ350形」について、2011年8月28日(日)で定期運用を離脱することになったと発表しました。
定期運用離脱を前に、7月22日(金)~8月22日(日)の金・土・日曜日は、事実上の「さよなら運行」を行います。
・ありがとう! キハ350形最後の定期運用について(関東鉄道 2011年7月15日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110715_train_kiha350/110715_train_kiha350.html
「キハ350形」は、かつて種々雑多なディーゼルカーが活躍していた常総線に「一大変革」をもたらした、旧国鉄の「キハ35系」です。
片運転台の「キハ35形」は、トイレを撤去した上で常総線に入線し、同じく片運転台の「キハ36形」と共に「キハ350形」を名乗りました。
両運転台の「キハ30形」は、かつて筑波鉄道で使用され、同鉄道の廃線後に関鉄常総線へ移籍してきた「キハ301」共々、「キハ300形」を名乗ることになりました。
(その後、ワンマン改造を行った「キハ300形」は、「キハ100形」に改番しています)
現在、現役状態にある「キハ350形」は、「キハ358」と「キハ3511」の1編成2両のみとなっていて、他は既に解体されたか、休車状態で水海道車両基地に留置されています。



▲ 「キハ350形」最後の定期運用に就くのは「キハ3511」+「キハ358」の2両編成。写真は2006年2月に下館駅で撮影した「キハ3511」+「キハ358」。このときもペアを組んでました。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)
「さよなら運行」期間中の運行ダイヤは次の通り。
【金曜】
・水海道 13:34発 → 下館 14:24着
・下館 14:39発 → 水海道 15:37着
【土曜・日曜】
・水海道 15:29発 → 取手 16:01着
・取手 16:19発 → 水海道 16:51着
・水海道 17:00発 → 取手 17:31着
・取手 17:47発 → 水海道 18:19着
ただし、7月30日(土)はイベント列車「キハ350形レトロ列車乗車会」運用に就きます(つまり、この日は上記ダイヤでは運行しません)。
「キハ350形」は、「キハ2100形」以降の新型車両が数を増やすまで、一時常総線の数的な主力車両だった時期がありました。
最大時には23両が在籍し、元「キハ35」はトイレを撤去したうえで入線(元「キハ36」は元々トイレがない)。
常総線に入線後は、エンジンの換装、冷房装置の取り付け、この系列の外吊り扉の更新など、結構カスタマイズされていました。
しかし、常総線にやって来た時点で既に車齢20~30年という状態で、車内の設備や状態も「キハ310形」や「キハ0形」と比べるとお世辞にも良いわけではなかったので、これまでよく頑張ってきたといえるかも。
ともあれ、あと一月半ほどで定期運用から完全に離脱するとなれば、この暑い夏の内にしっかりチェックしておかねば……ということになるかと思います。
なお、今のところ元「キハ30」をワンマン運転対応型に改造した「キハ100形」の残存2両については、特段のアナウンスはないようです。
(参考用URL)
・夏休み!! キハ350形レトロ列車乗車会を開催いたします(関東鉄道 公式サイト 2011年6月15日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110615_retro_train/110615_retro_train.html
・(チラシ)夏休み!! キハ350形 のんびり レトロ列車で行く乗車会(関東鉄道 公式サイト 2011年6月15日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110615_retro_train/110615_retro_train.pdf
(こちらはPDFファイルです)
・7月30日 関東鉄道「夏休み!! キハ350形レトロ列車乗車会」開催(「railf.jp」 2011年6月15日)
http://railf.jp/event/2011/06/15/145500.html
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
定期運用離脱を前に、7月22日(金)~8月22日(日)の金・土・日曜日は、事実上の「さよなら運行」を行います。
・ありがとう! キハ350形最後の定期運用について(関東鉄道 2011年7月15日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110715_train_kiha350/110715_train_kiha350.html
「キハ350形」は、かつて種々雑多なディーゼルカーが活躍していた常総線に「一大変革」をもたらした、旧国鉄の「キハ35系」です。
片運転台の「キハ35形」は、トイレを撤去した上で常総線に入線し、同じく片運転台の「キハ36形」と共に「キハ350形」を名乗りました。
両運転台の「キハ30形」は、かつて筑波鉄道で使用され、同鉄道の廃線後に関鉄常総線へ移籍してきた「キハ301」共々、「キハ300形」を名乗ることになりました。
(その後、ワンマン改造を行った「キハ300形」は、「キハ100形」に改番しています)
現在、現役状態にある「キハ350形」は、「キハ358」と「キハ3511」の1編成2両のみとなっていて、他は既に解体されたか、休車状態で水海道車両基地に留置されています。
▲ 「キハ350形」最後の定期運用に就くのは「キハ3511」+「キハ358」の2両編成。写真は2006年2月に下館駅で撮影した「キハ3511」+「キハ358」。このときもペアを組んでました。(画像をクリックすると拡大画像を表示できます)
「さよなら運行」期間中の運行ダイヤは次の通り。
【金曜】
・水海道 13:34発 → 下館 14:24着
・下館 14:39発 → 水海道 15:37着
【土曜・日曜】
・水海道 15:29発 → 取手 16:01着
・取手 16:19発 → 水海道 16:51着
・水海道 17:00発 → 取手 17:31着
・取手 17:47発 → 水海道 18:19着
ただし、7月30日(土)はイベント列車「キハ350形レトロ列車乗車会」運用に就きます(つまり、この日は上記ダイヤでは運行しません)。
「キハ350形」は、「キハ2100形」以降の新型車両が数を増やすまで、一時常総線の数的な主力車両だった時期がありました。
最大時には23両が在籍し、元「キハ35」はトイレを撤去したうえで入線(元「キハ36」は元々トイレがない)。
常総線に入線後は、エンジンの換装、冷房装置の取り付け、この系列の外吊り扉の更新など、結構カスタマイズされていました。
しかし、常総線にやって来た時点で既に車齢20~30年という状態で、車内の設備や状態も「キハ310形」や「キハ0形」と比べるとお世辞にも良いわけではなかったので、これまでよく頑張ってきたといえるかも。
ともあれ、あと一月半ほどで定期運用から完全に離脱するとなれば、この暑い夏の内にしっかりチェックしておかねば……ということになるかと思います。
なお、今のところ元「キハ30」をワンマン運転対応型に改造した「キハ100形」の残存2両については、特段のアナウンスはないようです。
(参考用URL)
・夏休み!! キハ350形レトロ列車乗車会を開催いたします(関東鉄道 公式サイト 2011年6月15日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110615_retro_train/110615_retro_train.html
・(チラシ)夏休み!! キハ350形 のんびり レトロ列車で行く乗車会(関東鉄道 公式サイト 2011年6月15日)
http://www.kantetsu.co.jp/news/110615_retro_train/110615_retro_train.pdf
(こちらはPDFファイルです)
・7月30日 関東鉄道「夏休み!! キハ350形レトロ列車乗車会」開催(「railf.jp」 2011年6月15日)
http://railf.jp/event/2011/06/15/145500.html
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【ひたちなか海浜鉄道】7月3日(日)に運行再開区間が勝田~平磯間に拡大
- 2011/06/29 (Wed)
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「東日本大震災」で被災した「湊線」の復旧作業を進めている「ひたちなか海浜鉄道」は、2011年6月25日(土)に那珂湊~中根間(1駅、3.4km)で列車の運行を再開したのに続き、7月3日(日)から勝田~平磯間で列車の運行を再開します。
残る平磯~阿字ヶ浦間の運行再開時期は、2011年7月末日予定となっています。
・「勝田~平磯」間営業再開のご案内(ひたちなか海浜鉄道)
・まず1駅間運行再開 ひたちなか海浜鉄道湊線 那珂湊―中根(読売新聞 2011年6月26日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20110626-OYT8T00338.htm
7月3日(日)からの運行再開については、
・列車の運行は、7月3日(日)の始発から
・運行ダイヤは通常の8割程度
・安全確認のため徐行する区間があり、遅延が発生する場合もある
・平磯~阿字ヶ浦間は、列車運行再開まで代行バスを運行
・列車と代行バスは、平磯駅で接続を取る
・定期券・回数券は代行バスでも利用できる
となっています
常磐線との接続駅である勝田駅から那珂湊駅を経由し、海水浴場がある平磯駅まで運行再開ということで、これは大きな意味があると思います。
今年は大震災や原発事故などの影響で、海水浴場に行く人はそう多くはないかも知れませんが、全線での運行再開に向けて大きな大きな一歩となることは間違いないでしょうね。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
残る平磯~阿字ヶ浦間の運行再開時期は、2011年7月末日予定となっています。
・「勝田~平磯」間営業再開のご案内(ひたちなか海浜鉄道)
・まず1駅間運行再開 ひたちなか海浜鉄道湊線 那珂湊―中根(読売新聞 2011年6月26日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20110626-OYT8T00338.htm
7月3日(日)からの運行再開については、
・列車の運行は、7月3日(日)の始発から
・運行ダイヤは通常の8割程度
・安全確認のため徐行する区間があり、遅延が発生する場合もある
・平磯~阿字ヶ浦間は、列車運行再開まで代行バスを運行
・列車と代行バスは、平磯駅で接続を取る
・定期券・回数券は代行バスでも利用できる
となっています
常磐線との接続駅である勝田駅から那珂湊駅を経由し、海水浴場がある平磯駅まで運行再開ということで、これは大きな意味があると思います。
今年は大震災や原発事故などの影響で、海水浴場に行く人はそう多くはないかも知れませんが、全線での運行再開に向けて大きな大きな一歩となることは間違いないでしょうね。
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【JR東日本】高崎に3両のSLが集結
- 2011/06/29 (Wed)
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JR東日本高崎車両センター高崎支所に、同社が保有する3両の蒸気機関車「D51 498」・「C61 20」・「C57 180」が集結しました。
これは、7~9月にかけて群馬県とJRグループが行う大型観光キャンペーン「群馬デスティネーション」のPRが目的だと思います。
・SL3両、高崎に集結(読売新聞 2011年6月29日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110629-OYT1T00120.htm
(写真も掲載されています)
・昭和の象徴 SL3両そろい踏み 群馬(産経新聞 2011年6月29日)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110629/gnm11062902060000-n1.htm
(写真も掲載されています)
・SL名トリオ、高崎に集結 7月2日に同時発車(朝日新聞 2011年6月29日)
http://www.asahi.com/travel/rail/news/TKY201106280691.html
(動画も掲載されています)
実は……3両のSLが並んだ横には、JR東日本の取り計らいで「EF55 1」があらかじめ留置してあったようなんですが……。
上記の新聞各紙も、テレビのニュースでも、「3両のSL」の並びは写真や動画で紹介しているんですが、「3両のSL+流線形の電気機関車」という紹介は全くしていませんでした。
今回の報道公開には、たぶん鉄道雑誌の記者も招かれていたと思いますので、「3両のSL+流線形の電気機関車」の並びを見ることができるとしたら、やはり趣味誌の誌面で、ということになるのかも。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
これは、7~9月にかけて群馬県とJRグループが行う大型観光キャンペーン「群馬デスティネーション」のPRが目的だと思います。
・SL3両、高崎に集結(読売新聞 2011年6月29日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110629-OYT1T00120.htm
(写真も掲載されています)
・昭和の象徴 SL3両そろい踏み 群馬(産経新聞 2011年6月29日)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110629/gnm11062902060000-n1.htm
(写真も掲載されています)
・SL名トリオ、高崎に集結 7月2日に同時発車(朝日新聞 2011年6月29日)
http://www.asahi.com/travel/rail/news/TKY201106280691.html
(動画も掲載されています)
実は……3両のSLが並んだ横には、JR東日本の取り計らいで「EF55 1」があらかじめ留置してあったようなんですが……。
上記の新聞各紙も、テレビのニュースでも、「3両のSL」の並びは写真や動画で紹介しているんですが、「3両のSL+流線形の電気機関車」という紹介は全くしていませんでした。
今回の報道公開には、たぶん鉄道雑誌の記者も招かれていたと思いますので、「3両のSL+流線形の電気機関車」の並びを見ることができるとしたら、やはり趣味誌の誌面で、ということになるのかも。
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【JR東海】「キハ40 6309」も国鉄一般形気動車標準色に
- 2011/06/28 (Tue)
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月刊の鉄道雑誌「鉄道ファン」誌のWebサイト「railf.jp」のニュースコーナーに、国鉄時代の一般形気動車標準色に塗色変更したJR東海の「キハ40 6309」についての記事が掲載されています。
先日ご紹介した「キハ48 3812」、「キハ48 6812」「キハ40 3005」に続き、国鉄一般形気動車標準色をまとった同社の「キハ40系」は4両体制になりました。
・キハ40 6309が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年6月25日)
http://railf.jp/news/2011/06/26/085500.html
(写真も掲載されています)
「railf.jp」の記載内容によると、この一連の塗色変更は、JR参宮線の全通100周年を記念して運行予定の快速「参宮線全通100周年号」に向けた準備とのことです。
快速「参宮線全通100周年号」は、3両編成で全車自由席で運行予定……なので、4両体制になったということは、1両は予備車?ということなんでしょうか。
JR東日本の烏山線に国鉄一般形気動車標準色をまとった「キハ40」が登場して以降、これで6両の「キハ40系」がこの塗色になりました。
国鉄時代には最初から朱一色の首都圏色をまとってきた「キハ40系」は、これまで標準色をまとったことがありませんでしたが、以前から「案外似合うのでは……」と思っていました。
模型の世界でも、この塗色をまとった姿を商品化する動きが出ていますので、各社の生産予定や各ショップの新製品情報ブログなどをチェックしていてくださいね。
(参考用URL)
・キハ40 3005が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年6月11日)
http://railf.jp/news/2011/06/11/175900.html
(写真も掲載されています)
・キハ48 6812が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年6月15日)
http://railf.jp/news/2011/06/15/135700.html
(写真も掲載されています)
・キハ48 3812が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年4月18日)
http://railf.jp/news/2011/04/19/185800.html
(写真も掲載されています)
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先日ご紹介した「キハ48 3812」、「キハ48 6812」「キハ40 3005」に続き、国鉄一般形気動車標準色をまとった同社の「キハ40系」は4両体制になりました。
・キハ40 6309が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年6月25日)
http://railf.jp/news/2011/06/26/085500.html
(写真も掲載されています)
「railf.jp」の記載内容によると、この一連の塗色変更は、JR参宮線の全通100周年を記念して運行予定の快速「参宮線全通100周年号」に向けた準備とのことです。
快速「参宮線全通100周年号」は、3両編成で全車自由席で運行予定……なので、4両体制になったということは、1両は予備車?ということなんでしょうか。
JR東日本の烏山線に国鉄一般形気動車標準色をまとった「キハ40」が登場して以降、これで6両の「キハ40系」がこの塗色になりました。
国鉄時代には最初から朱一色の首都圏色をまとってきた「キハ40系」は、これまで標準色をまとったことがありませんでしたが、以前から「案外似合うのでは……」と思っていました。
模型の世界でも、この塗色をまとった姿を商品化する動きが出ていますので、各社の生産予定や各ショップの新製品情報ブログなどをチェックしていてくださいね。
(参考用URL)
・キハ40 3005が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年6月11日)
http://railf.jp/news/2011/06/11/175900.html
(写真も掲載されています)
・キハ48 6812が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年6月15日)
http://railf.jp/news/2011/06/15/135700.html
(写真も掲載されています)
・キハ48 3812が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年4月18日)
http://railf.jp/news/2011/04/19/185800.html
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【JR東日本】常磐線新型特急「E657系」が試運転を開始
- 2011/06/18 (Sat)
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JR東日本が常磐線の新型特急車両として製造を行っている「E657系」。
最初の編成が常磐線での試運転を開始しました。
・E657系が常磐線で試運転(「railf.jp」 2011年6月18日)
http://railf.jp/news/2011/06/18/120500.html
(写真が掲載されています)
また、2011年6月13日には「勝田車両センター」で報道公開が行われています。
・“ネコ型”特急、来春デビュー JR東日本水戸支社(MSN産経 2011年6月14日)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110614/ibr11061401540004-n1.htm
(写真が掲載されています)
・常磐線用新型特急電車E657系が完成。(「編集長敬白」 2011年6月15日)
http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2011/06/657.html
(写真が掲載されています)
「MSN産経」の記事などに掲載されている写真をご覧になればお分かりかと思いますが、現行の「651系」や「E653系」と比較すると、先頭車の「顔」が動物的というか、ネコっぽく見えます。
(鼻と口を描けば、本当に「ネコ特急」になるかも)
全座席にコンセントが標準装備になるのは、嬉しい点ですね。
(乗車中にノートPCや携帯電話などの充電を行えますので、案外重宝するのです)
予定では、2012年春のダイヤ改正から営業運転を開始することになっています。
なお、「E657系」については、2010年末に第一報が出た際にもご紹介しましたが、
・2012年春にデビュー。
・上野~いわき間の特急は2012年秋までに「E657系」で統一。
・6M4T(6両が動力車、4両は付随車)の10両編成を16本投入。
・先頭車とグリーン車にはフルアクティブサスペンションを装備。
・全車両に車体間ダンパを装備。
・静粛性を重んじた床構造の採用。
・全座席にパソコンを置けるテーブルとコンセントを設置。
・WiMAXを用いたブロードバンド環境を構築(当初は上野~水戸間で、後日順次拡大)。
……となっています。
いわき~仙台間の特急は、捻出される「E653系」によって新たに設定される予定です。
しかし、「東日本大震災」による超巨大地震と巨大津波、そして震災の影響による福島第一原発の深刻な事故というトリプルパンチを受けて、今後スケジュールや運用方法などに変更が生じる可能性はありそうです。
【参考用URL】
・常磐線特急に新型車両を導入! ~ E657系特急形交直流電車 ~(JR東日本 プレスリリース 2010年12月7日)
http://www.jreast.co.jp/press/2010/20101206.pdf
・常磐線特急にE657系を導入へ(「railf.jp」 2010年12月7日)
http://railf.jp/news/2010/12/07/181000.html
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最初の編成が常磐線での試運転を開始しました。
・E657系が常磐線で試運転(「railf.jp」 2011年6月18日)
http://railf.jp/news/2011/06/18/120500.html
(写真が掲載されています)
また、2011年6月13日には「勝田車両センター」で報道公開が行われています。
・“ネコ型”特急、来春デビュー JR東日本水戸支社(MSN産経 2011年6月14日)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110614/ibr11061401540004-n1.htm
(写真が掲載されています)
・常磐線用新型特急電車E657系が完成。(「編集長敬白」 2011年6月15日)
http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2011/06/657.html
(写真が掲載されています)
「MSN産経」の記事などに掲載されている写真をご覧になればお分かりかと思いますが、現行の「651系」や「E653系」と比較すると、先頭車の「顔」が動物的というか、ネコっぽく見えます。
(鼻と口を描けば、本当に「ネコ特急」になるかも)
全座席にコンセントが標準装備になるのは、嬉しい点ですね。
(乗車中にノートPCや携帯電話などの充電を行えますので、案外重宝するのです)
予定では、2012年春のダイヤ改正から営業運転を開始することになっています。
なお、「E657系」については、2010年末に第一報が出た際にもご紹介しましたが、
・2012年春にデビュー。
・上野~いわき間の特急は2012年秋までに「E657系」で統一。
・6M4T(6両が動力車、4両は付随車)の10両編成を16本投入。
・先頭車とグリーン車にはフルアクティブサスペンションを装備。
・全車両に車体間ダンパを装備。
・静粛性を重んじた床構造の採用。
・全座席にパソコンを置けるテーブルとコンセントを設置。
・WiMAXを用いたブロードバンド環境を構築(当初は上野~水戸間で、後日順次拡大)。
……となっています。
いわき~仙台間の特急は、捻出される「E653系」によって新たに設定される予定です。
しかし、「東日本大震災」による超巨大地震と巨大津波、そして震災の影響による福島第一原発の深刻な事故というトリプルパンチを受けて、今後スケジュールや運用方法などに変更が生じる可能性はありそうです。
【参考用URL】
・常磐線特急に新型車両を導入! ~ E657系特急形交直流電車 ~(JR東日本 プレスリリース 2010年12月7日)
http://www.jreast.co.jp/press/2010/20101206.pdf
・常磐線特急にE657系を導入へ(「railf.jp」 2010年12月7日)
http://railf.jp/news/2010/12/07/181000.html
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【JR東海】「キハ40 3005」&「キハ48 6812」も国鉄一般形気動車標準色に
- 2011/06/16 (Thu)
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月刊の鉄道雑誌「鉄道ファン」誌のWebサイト「railf.jp」のニュースコーナーに、国鉄時代の一般形気動車標準色に塗色変更したJR東海の「キハ40 3005」と「キハ48 6812」についての記事が掲載されています。
先日ご紹介した「キハ48 3812」に続き、国鉄一般形気動車標準色をまとった同社の「キハ40系」は3両体制になりました。
・キハ40 3005が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年6月11日)
http://railf.jp/news/2011/06/11/175900.html
(写真も掲載されています)
・キハ48 6812が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年6月15日)
http://railf.jp/news/2011/06/15/135700.html
(写真も掲載されています)
「railf.jp」の記載内容によると、この一連の塗色変更は、JR参宮線の全通100周年を記念して運行予定の快速「参宮線全通100周年号」に向けた準備とのこと。
(快速「参宮線全通100周年号」は、3両編成で全車自由席で運行予定)
さて……。
以前の記事でも掲載した内容ですが、JR東海の一般形ディーゼルカー事情は、向こう数年の間に激変することになりそうです。
新型の「量産型」ディーゼルカー「キハ25形」の製造が進み、これまで「キハ75」が活躍してきた武豊線が電化されると、「キハ25」も「キハ75」も他線区に転属――具体的には、「キハ40系」の牙城であった高山本線に転属――することが予想できるからです。
そうなれば、高山本線の「キハ40系」は置き換えの対象となり、他の線区に転用されることなく、「玉突き淘汰」されることになるでしょう。
今回の国鉄一般形気動車標準色への塗色変更は、来るべき引退に向けて、最後の晴れ舞台であるかのような印象も受けます。
その受け止め方は、まだちょっと気が早いのかも知れませんが(苦笑)
(参考用URL)
・キハ48 3812が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年4月18日)
http://railf.jp/news/2011/04/19/185800.html
(写真も掲載されています)
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
先日ご紹介した「キハ48 3812」に続き、国鉄一般形気動車標準色をまとった同社の「キハ40系」は3両体制になりました。
・キハ40 3005が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年6月11日)
http://railf.jp/news/2011/06/11/175900.html
(写真も掲載されています)
・キハ48 6812が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年6月15日)
http://railf.jp/news/2011/06/15/135700.html
(写真も掲載されています)
「railf.jp」の記載内容によると、この一連の塗色変更は、JR参宮線の全通100周年を記念して運行予定の快速「参宮線全通100周年号」に向けた準備とのこと。
(快速「参宮線全通100周年号」は、3両編成で全車自由席で運行予定)
さて……。
以前の記事でも掲載した内容ですが、JR東海の一般形ディーゼルカー事情は、向こう数年の間に激変することになりそうです。
新型の「量産型」ディーゼルカー「キハ25形」の製造が進み、これまで「キハ75」が活躍してきた武豊線が電化されると、「キハ25」も「キハ75」も他線区に転属――具体的には、「キハ40系」の牙城であった高山本線に転属――することが予想できるからです。
そうなれば、高山本線の「キハ40系」は置き換えの対象となり、他の線区に転用されることなく、「玉突き淘汰」されることになるでしょう。
今回の国鉄一般形気動車標準色への塗色変更は、来るべき引退に向けて、最後の晴れ舞台であるかのような印象も受けます。
その受け止め方は、まだちょっと気が早いのかも知れませんが(苦笑)
(参考用URL)
・キハ48 3812が国鉄一般形気動車標準色ふう塗装に(「railf.jp」2011年4月18日)
http://railf.jp/news/2011/04/19/185800.html
(写真も掲載されています)
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
【JR東日本】「E657系」が勝田へ甲種輸送
- 2011/05/24 (Tue)
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JR東日本が常磐線の新型特急車両として製造を行っている「E657系」。
「東日本大震災」直前の3月9日に最初の5両(∠クハE656-1 - モハE657-201 - モハE656-201 - サハE657-1 - サロE657-201)が近畿車輛→日立製作所笠戸工場へと甲種輸送されていましたが、今回はそのときの5両を含む10両編成が勝田にやってきました。
・E657系5両が甲種輸送される(「railf.jp」 2011年5月22日)
http://railf.jp/news/2011/05/22/145700.html
(写真が掲載されています)
・E657系甲種輸送をEF510-510が牽引(「railf.jp」 2011年5月24日)
http://railf.jp/news/2011/05/24/120200.html
(写真が掲載されています)
なお、「E657系」については、2010年末に第一報が出た際にもご紹介していますが、
・2012年春にデビュー。
・上野~いわき間の特急は2012年秋までに「E657系」で統一。
・6M4T(6両が動力車、4両は付随車)の10両編成を16本投入。
・先頭車とグリーン車にはフルアクティブサスペンションを装備。
・全車両に車体間ダンパを装備。
・静粛性を重んじた床構造の採用。
・全座席にパソコンを置けるテーブルとコンセントを設置。
・WiMAXを用いたブロードバンド環境を構築(当初は上野~水戸間で、後日順次拡大)。
・いわき~仙台間は、現行の「E653系」による新設特急に切り替え。
・いわき駅で「E657系」特急と「E653系」特急は同一ホーム上で乗り換えできる。
……という予定でした。
しかし、2011年3月11日(金)の「東日本大震災」による超巨大地震と巨大津波、そして震災の影響による福島第一原発の深刻な事故というトリプルパンチを受けて、今後スケジュールや運用方法などに変更が生じる可能性がありそうです。
特に、「いわき」駅で特急の運行を分離して、「いわき」以北の特急は「E653系」に……という計画は、大幅な変更を余儀なくされるのではないか……と。
いずれにしても、今後の動向は要注目です。
【参考用URL】
・常磐線特急に新型車両を導入! ~ E657系特急形交直流電車 ~(JR東日本 プレスリリース 2010年12月7日)
http://www.jreast.co.jp/press/2010/20101206.pdf
・常磐線特急にE657系を導入へ(「railf.jp」 2010年12月7日)
http://railf.jp/news/2010/12/07/181000.html
・JR東日本E657系5両が甲種輸送される(「railf.jp」 2011年3月9日)
http://railf.jp/news/2011/03/10/205000.html
(写真が掲載されています)
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
「東日本大震災」直前の3月9日に最初の5両(∠クハE656-1 - モハE657-201 - モハE656-201 - サハE657-1 - サロE657-201)が近畿車輛→日立製作所笠戸工場へと甲種輸送されていましたが、今回はそのときの5両を含む10両編成が勝田にやってきました。
・E657系5両が甲種輸送される(「railf.jp」 2011年5月22日)
http://railf.jp/news/2011/05/22/145700.html
(写真が掲載されています)
・E657系甲種輸送をEF510-510が牽引(「railf.jp」 2011年5月24日)
http://railf.jp/news/2011/05/24/120200.html
(写真が掲載されています)
なお、「E657系」については、2010年末に第一報が出た際にもご紹介していますが、
・2012年春にデビュー。
・上野~いわき間の特急は2012年秋までに「E657系」で統一。
・6M4T(6両が動力車、4両は付随車)の10両編成を16本投入。
・先頭車とグリーン車にはフルアクティブサスペンションを装備。
・全車両に車体間ダンパを装備。
・静粛性を重んじた床構造の採用。
・全座席にパソコンを置けるテーブルとコンセントを設置。
・WiMAXを用いたブロードバンド環境を構築(当初は上野~水戸間で、後日順次拡大)。
・いわき~仙台間は、現行の「E653系」による新設特急に切り替え。
・いわき駅で「E657系」特急と「E653系」特急は同一ホーム上で乗り換えできる。
……という予定でした。
しかし、2011年3月11日(金)の「東日本大震災」による超巨大地震と巨大津波、そして震災の影響による福島第一原発の深刻な事故というトリプルパンチを受けて、今後スケジュールや運用方法などに変更が生じる可能性がありそうです。
特に、「いわき」駅で特急の運行を分離して、「いわき」以北の特急は「E653系」に……という計画は、大幅な変更を余儀なくされるのではないか……と。
いずれにしても、今後の動向は要注目です。
【参考用URL】
・常磐線特急に新型車両を導入! ~ E657系特急形交直流電車 ~(JR東日本 プレスリリース 2010年12月7日)
http://www.jreast.co.jp/press/2010/20101206.pdf
・常磐線特急にE657系を導入へ(「railf.jp」 2010年12月7日)
http://railf.jp/news/2010/12/07/181000.html
・JR東日本E657系5両が甲種輸送される(「railf.jp」 2011年3月9日)
http://railf.jp/news/2011/03/10/205000.html
(写真が掲載されています)
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【真岡鐵道】SL列車運行再開!! 「がんばろう日本! SLもおか」号快走
- 2011/05/23 (Mon)
- ニュース(鉄道・LRT・バスなど) |
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- ▲Top
先日当ブログでもご紹介しましたように、「真岡鐵道」は2011年5月21日(土)に「SLもおか」号の運行を再開し、運行再開復興イベント「がんばろう日本! SLもおか」を2011年5月21日(土)・22日(日)の2日間開催しました。
2日間とも、「がんばろう日本! SLもおか」のヘッドマークを掲げての運行となりました。



▲ 5月21日(土)・22日(日)から運行を再開した「SLもおか」号。「がんばろう日本! SLもおか」のヘッドマークを掲げています。(クリックすると拡大画像を表示します)
・真岡線のSL復活…震災から2か月ぶり(読売新聞 2011年5月22日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110521-OYT1T00952.htm
・力強く復興牽引 真岡鉄道・SL運行再開 茨城(MSN産経 2011年5月22日)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110522/ibr11052202330002-n1.htm
・真岡鉄道 SL復活 福島からの避難住民招待(東京新聞 2011年5月23日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20110523/CK2011052302000058.html
・「がんばろう日本! SLもおか号」運転(「railf.jp」 2011年5月22日)
http://railf.jp/news/2011/05/22/145500.html
(参考用)
・SL列車運行再開復興イベント「がんばろう日本! SLもおか」(真岡鐵道 2011年5月10日)
http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/mokainfo95.php
せっかくの運行再開だったのですが、実は5月21日(土)の昼頃まで、下館駅でヘッドマーク取り付けなどの出発イベントが行われていることを完全に失念していて、昼頃になって「今日から運行再開だった!!」と思い出しましたが後の祭り。
21日(土)は、下館駅に戻ってきた姿を撮影。
22日(日)は、「アルテリオ定例運転会」に向かう途中、下館駅で出発準備中の姿を撮影してきました。
撮影した画像は、項を改めてご紹介します。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
2日間とも、「がんばろう日本! SLもおか」のヘッドマークを掲げての運行となりました。
▲ 5月21日(土)・22日(日)から運行を再開した「SLもおか」号。「がんばろう日本! SLもおか」のヘッドマークを掲げています。(クリックすると拡大画像を表示します)
・真岡線のSL復活…震災から2か月ぶり(読売新聞 2011年5月22日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110521-OYT1T00952.htm
・力強く復興牽引 真岡鉄道・SL運行再開 茨城(MSN産経 2011年5月22日)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110522/ibr11052202330002-n1.htm
・真岡鉄道 SL復活 福島からの避難住民招待(東京新聞 2011年5月23日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20110523/CK2011052302000058.html
・「がんばろう日本! SLもおか号」運転(「railf.jp」 2011年5月22日)
http://railf.jp/news/2011/05/22/145500.html
(参考用)
・SL列車運行再開復興イベント「がんばろう日本! SLもおか」(真岡鐵道 2011年5月10日)
http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/mokainfo95.php
せっかくの運行再開だったのですが、実は5月21日(土)の昼頃まで、下館駅でヘッドマーク取り付けなどの出発イベントが行われていることを完全に失念していて、昼頃になって「今日から運行再開だった!!」と思い出しましたが後の祭り。
21日(土)は、下館駅に戻ってきた姿を撮影。
22日(日)は、「アルテリオ定例運転会」に向かう途中、下館駅で出発準備中の姿を撮影してきました。
撮影した画像は、項を改めてご紹介します。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
【真岡鐵道】「SLもおか」号、5月21日(土)から運行再開!!
- 2011/05/12 (Thu)
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「真岡鐵道」から待望の発表!!
「東日本大震災」の発生後から運行を休止していた「SLもおか」号が、2011年5月21日(土)から運行を再開します。
・SL列車運行再開のお知らせ(真岡鐵道 2011年5月10日)
http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/mokainfo94.php
いよいよ、待ちに待った運行再開となります。
運行休止していた間の分も、ぜひ皆さんでご乗車くださいね。
なお、「SLもおか」号の運行再開を記念して、5月21日(土)・22日(日)の2日間、運行再開復興イベント「がんばろう日本! SLもおか」が開催されます。
当方ブログでもご紹介していますので、よろしければご覧ください。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
「東日本大震災」の発生後から運行を休止していた「SLもおか」号が、2011年5月21日(土)から運行を再開します。
・SL列車運行再開のお知らせ(真岡鐵道 2011年5月10日)
http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/mokainfo94.php
いよいよ、待ちに待った運行再開となります。
運行休止していた間の分も、ぜひ皆さんでご乗車くださいね。
なお、「SLもおか」号の運行再開を記念して、5月21日(土)・22日(日)の2日間、運行再開復興イベント「がんばろう日本! SLもおか」が開催されます。
当方ブログでもご紹介していますので、よろしければご覧ください。
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「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!
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・ご連絡&お問い合わせメールアドレス
nal@sainet.or.jp(←「@」を半角文字にしてお送りください)
しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
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