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下館レイル倶楽部

真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)

カテゴリー「ニュース(鉄道・LRT・バスなど)」の記事一覧

【JR水郡線】常陸大宮~西金、常陸大子~安積永盛で運行再開

■西金~常陸大子間は臨時バスを運行

 先の台風19号で被災したJR水郡線の内、すでに運行を再開していた区間に加えて、11月1日(金)から、常陸大宮(ひたちおおみや)駅~西金(さいがね)駅、常陸大子(ひたちだいご)駅~安積永盛(あさかながもり)駅での列車の運行が再開しました。
 これにより、列車の運転ができない区間は、橋梁流失の影響を受けている西金駅~常陸大子駅のみとなり、この区間には列車ダイヤに連動して代行バスが走っています。

・台風19号の影響による水郡線の運転計画について(11月1日から)(JR東日本 水戸支社 2019年10月31日)
 http://www.jrmito.com/common/pdf/info_16.pdf


▲11月1日以降の水郡線ダイヤ。西金~常陸大子間は代行バスです。(JR東日本 水戸支社の発表より)


▲西金~常陸大子間の代行バス乗降場所です。(JR東日本 水戸支社の発表より)

 新聞社のアカウントが意思を表明しているように、定時運行性や速達性が高く、将来確実性をもたらすという点からも、鉄軌道は「沿線住民の心の拠り所」でもあります。
 水郡線の被災については、茨城県はもちろん、国土交通省も、早期の「復旧」に留まらず、災害への抗堪性を高めたうえでの「復興」というニュアンスでの意思表明を行っているように見受けます。
 ぜひ、地域社会を支える重要な社会インフラの一つとして、着実な復興をお願いしたいところですし、そうした行政側の支援(公的資金を投じての復興支援)について我々県民も重要性を理解し、そうした方針への支持・支援を広げていければ……と思います。


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つくばエクスプレス「TX-3000系」報道公開!

■一般向け初公開は11月3日(祝)「つくばエクスプレスまつり2019」で

 つくばエクスプレス(TX)、新型電車「TX-3000系」が2020年春デビュー!
 一般公開に先駆けて、2019年10月25日(金)に報道公開が行われました。 なお、一般向けに初めて公開されるのは、2019年11月3日(祝)に開催される「つくばエクスプレスまつり2019」会場にて、ということになります。


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【台風19号被害】JR両毛線、岩舟駅~栃木駅間が不通に

■代行バスは佐野駅~栃木駅間で運行

 先の台風19号による被災により、岩舟駅~栃木駅間の鉄道橋が損傷する被害を受けたJR両毛線は、小山駅~栃木駅間・岩舟駅~高崎駅間でほぼ平常通りの運転に復帰しています。
 また、栃木駅~佐野駅間で代行バスを運行しています。

 被災当初、両毛線は東西に分断された状況に陥ったにもかかわらず、不通区間の代行バス運行がアナウンスされないなど、不安が高まりかねない状態でした。
 実際、下館・結城方面からも栃木・佐野方面に通勤通学する利用者が少なくないため、早期の運行再開が切望されていました。

 10月17日(金)夕刻、JR東日本高崎支社から、岩舟駅~足利駅間の運行再開がアナウンスされ、これにより不通区間以西にあたる岩舟駅~高崎駅間ではほぼ平常運転に復帰することが明らかになりました。

 一方、不通区間以東にあたる小山駅~栃木駅間については、高崎方から「211系」電車を送り込み回送することで運用車両数を確保できたことから、10月20日からほぼ平常ダイヤでの運行体制となっています。

 小山駅~栃木駅間……ほぼ平常の運行本数
 栃木駅~佐野駅間……代行バスで東西接続(岩舟駅には停車せず)
 岩舟駅~高崎駅間……ほぼ平常の運行本数

 高崎方から栃木・小山方へお越しの際は、列車の運行が再開した東端の岩舟駅ではなく、一駅手前の佐野駅から代行バスに乗り換えてください。


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【JR水郡線】常陸大宮~常陸大子間の臨時バス、計8往復体制に

■11月1日以降は西金駅~常陸大子駅間で臨時バス運行の見通し

 先の台風19号による被災したJR水郡線の内、橋梁流失の影響で列車の運行を見合わせていた常陸大宮駅~常陸大子駅間について、JR東日本が手配していた朝夕4往復の臨時バス(代行バスではない模様?)に加えて、10月21日(月)から茨城県が日中の時間帯に4往復の臨時バスを運行することになりました。
 これにより、常陸大宮駅~常陸大子駅間の臨時バスは計8往復体制になっています。

 注目すべき点は、日中の時間帯の臨時バスは茨城県が手配しているということ。
 朝夕の臨時バスは、通勤通学の足を確保するためJR東日本が手配しているのですが、さすがにそれだけだと日中の移動に支障が出ます。
 茨城県としても、さすがにこの事態を座視することはできなかったものと推察します。

 10月21日(月)には、橋梁が流失した現場を赤羽国土交通大臣が視察しています。

 赤羽国土交通大臣は、国として一日も早く復旧することを目指す考えを示したうえで、「元の形に戻すだけでなく、再発防止を考えながら復旧をしてほしいという意見があったので、より安全な形での再開を考えていきたい」とも述べています。
 ぜひ、単なる「復旧」ではなく、災害に対する抗堪性を高めた形での「復興」をお願いしたいところです。


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【台風19号被害】JR水郡線、段階的に運行再開

■常陸大宮~西金間、常陸大子~郡山間は11月1日に運転再開の見通し

 先の台風19号による被災により運転見合わせを余儀なくされていたJR水郡線は、水戸~常陸大宮間・上菅谷~常陸太田間で平常通りの運転を行っています。
 また、常陸大宮~西金間、常陸大子~郡山間は、11月1日に運転再開の見通しです。

 運転見合わせが続いている区間の内、常陸大宮~常陸大子間では10月16日から当面の間、1日4往復の代行バスが走っています。 

 ただし、橋梁流失の被害の影響で、西金~常陸大子間については当面列車の運行ができません。
 (橋梁の復旧工事が終わらないと、この区間の列車運行が不可能なため)
 このため、西金駅まで運行再開予定の11月1日以降は、西金~常陸大子間は当面代行バスによる運行となるものと考えられます。

 詳細については、今後の続報でご確認ください。


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【台風19号被害】JR水郡線、橋梁3ヶ所が流失・損傷

■流失は「第6久慈川橋」「第2社川橋」、損傷は「第2久慈川橋」

 2019年10月12日(土)夜から10月13日(日)未明にかけて、「台風19号」が東日本を直撃しました。
 東日本全域で甚大な被害が発生していますが、茨城県内では那珂川や久慈川などが氾濫して、JR水郡線の橋梁が3ヶ所で流失または損傷するという深刻な被害が生じています。

・JR水郡線、三つの鉄橋に被害 運転再開めどたたず(朝日新聞 2019年10月13日)
 https://www.asahi.com/articles/ASMBF351KMBFUJHB00W.html

・袋田~常陸大子「第6久慈川橋」……流失
・磐城浅川~里白石「第2社川(やしろがわ)橋」……流失
・西金~上小川「第2久慈川橋」……傾斜

 全線復旧には、かなり時間がかかるのでは……と思います。
 また、相当の費用を要するものと見受けます。

 鉄道は、重要な社会インフラです。
 沿線自治体はもちろん、国や県も運行再開に向けて特段の措置を講じてほしいと思います。


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無人駅に郵便局が移転、窓口で切符販売

■無人駅を無人にしない取り組み!

 JR内房線の江見駅(千葉県鴨川市/無人駅)に郵便局が移転して、郵便局の窓口で鉄道の切符も販売する……という、新しい協業の取り組みです。
 無人駅で人の気配がないと、どうも治安が……という不安がありますが、これなら少なくとも郵便局の営業時間であれば局員さんがいることになります。
 これまでにも、無人駅にコンビニが同居したり、病院が移転したりする事例がありましたが、今回のような協業が今後広がっていくと良いですね。


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茨城交通、東京駅~筑西・桜川直通バス「桜川・筑西ライナー」運行

■筑西市・桜川市と東京駅を直結!

 水戸エリアを基盤とする茨城交通が、東京駅付近のバスターミナルの一つとして機能している「東京駅鍛冶橋駐車場」から「下館駅南口」に直行する高速バス「桜川・筑西ライナー」の運行を2019年7月23日(火)にスタート!! 
 「下館駅南口」のほか、道の駅「グランテラス筑西」「ゆららの湯」(かつての「裏筑波ドライブイン」の場所)、「岩瀬中央公民館」を経由し、JR水戸線の「岩瀬駅」に至るルートです。

・高速バス「桜川・筑西ライナー」運行開始 東京から下館駅、岩瀬駅へ直通 茨城交通(乗りものニュース 2019年7月23日)
 https://trafficnews.jp/post/88094https://trafficnews.jp/post/88094https://trafficnews.jp/post/88094

■朝は上り3便、夕方以降は下り3便

 「桜川・筑西ライナー」の運行本数は、上り3本(朝の時間帯)・下り3本(夕方以降の時間帯)。
 運賃は、東京駅~グランテラス筑西が片道2,000円/2枚券3,800円、東京駅~岩瀬駅は片道2,200円/2枚券4,200円。


 【上り】【上り】※岩瀬駅~下館駅南口は乗車専用
 1便……岩瀬駅 700発 → 下館駅南口 734発 → 東京駅鍛冶橋駐車場 1012着
 2便……岩瀬駅 800発 → 下館駅南口 834発 → 東京駅鍛冶橋駐車場 1106着
 3便……岩瀬駅 950発 → 下館駅南口 1021発 → 東京駅鍛冶橋駐車場 1248着


 【下り】【下り】※下館駅南口~岩瀬駅は降車専用
 1便……東京駅鍛冶橋駐車場 1610発 → 下館駅南口 1824発 → 岩瀬駅 1858着
 2便……東京駅鍛冶橋駐車場 1740発 → 下館駅南口 1954発 → 岩瀬駅 2025着
 3便……東京駅鍛冶橋駐車場 1940発 → 下館駅南口 2144発 → 岩瀬駅 2215着


 全便にトイレ、無料の車内Wi-Fiを備えているほか、上りの便に関しては渋滞状況などにより首都高「八潮パーキングエリア」に停車して、八潮駅でTX(つくばエクスプレス)に乗り換え可能(100円加算)としています。

 なお、道の駅「グランテラス筑西」で筑西市周辺の農産物などを積み込んで東京に直送する「貨客混載」についても、協議検討中とのことです。


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筑西市、「道の駅循環バス」2019年7月から実証実験運行!

■循環は内回り&外回り、下館駅北口~下館二高前~小松崎病院の区間運行も

 「下館二高」や「小松崎病院」、新設される道の駅「グランテラス筑西」などを経由する「道の駅循環バス」の実証実験運行が2019年7月1日からスタート!
 7月1日~15日は、開業による混雑が予想される「グランテラス筑西」を暫定的に通過するダイヤとなっています。

・筑西市「道の駅循環バス」の実証実験運行が始まります。(筑西市 2019年6月25日)
 https://www.city.chikusei.lg.jp/page/page005902.html 朝夕は下館駅北口~下館二高前~小松崎病院の区間運行がメイン。
 日中は外回り循環(下館駅北口→下館二高前→小松崎病院前→グランテラス筑西→ヨークベニマル→アルテリオ→下館駅北口)、内回り循環(下館駅北口→アルテリオ→ヨークベニマル前→グランテラス筑西→小松崎病院前→下館二高前→下館駅北口)が走ります。

■下館駅~下館二高前は真岡鐵道とルートが重複

 下館駅北口~下館二高前の区間(所要6~13分、運賃200円)は、真岡鐵道の下館駅~下館二高前駅(所要3分、運賃190円)とルートが重複します。

 循環バスの下館二高前停留所は学校正門の真ん前で利用しやすい一方、渋滞の影響を受けるうえに、県道7号線(旧・国道50号線)を越える際にどうしても時間がかかってしまうという弱みがあります。
 真岡鐵道は、台地の下にある下館二高前駅から、台地の上にある下館二高まで、少々距離と高低差があるとはいえ、渋滞とは無縁で定時運行する&所要時間も短いというアドバンテージがあります。

 他国や国内の他の地域では、地域内の公共交通全てを同じ運賃体系で利用できる仕組みを導入して、公共交通全体を利用しやすくする工夫をしているケースが多々ありますので、筑西市でも今後どう調整を図っていくのかが気になるところです。

■学校と病院、商業施設をルートに含めることは意義あること

 名称は「道の駅循環バス」ですが、下館駅から歩くには距離がある下館二高(茨城県立下館第二高等学校)と、多くの市民が利用する小松崎病院がルートに入ったことは大きなポイントだと思います。
 また、アルテリオ前にも停留所が設置され、下館駅~アルテリオ~ヨークベニマル~道の駅という移動が可能になった点も良いと思います。

 筑西市が運行委託する「広域連携バス」「地域内運行バス」「道の駅循環バス」バスは1乗車200円ですが、1日500円で全路線が乗降自由となる「筑西市バス共通1日券」も発売されますので、これを利用すればかなりお得!(利用しない手はない!)
 また、「広域連携バス」「地域内運行バス」「道の駅循環バス」バス共通の通勤通学定期券も新設されるとのことで、こちらもうまく活用すると便利&お得といえます。


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筑西市と下妻市、広域連携バス開設調査に着手

■川島地区~関本地区~上妻地区~下妻駅を結ぶルート

 筑西市(ちくせいし)と下妻市が、川島地区~関本地区~上妻地区~下妻駅を結ぶ広域連携バスの開設調査に着手!
 以前、結城駅~下妻駅を結ぶ路線バスが走っていたのですが、今回の運行ルートはどのようになるのでしょうか。

・広域連携バス開設調査 筑西と下妻市 予算案各250万円計上(茨城新聞 2019年3月7日)
 https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15518701844878
▲ かつて走っていた結城駅~下妻駅の路線バスの「復活」となるのでしょうか。

 昔のバス路線を「復活」させるなら、結城駅~下妻駅を結ぶことになりますが、今回予算を計上したのは筑西市と下妻市のみで、結城市は含まれていません。
 川島駅発着にするなら筑西市内、ということになりますが……さて、どういう話になっていくでしょうか。

 いずれにしても、現状では関本地区は公共交通空白エリアで、何らかの対策が必要です。
 今回のルートに加え、県道経由の最短ルートで下館駅に向かう市内路線も、大いに検討する価値があるものと考えます。


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筑西市、広域連携バス「下館駅⇔筑波山口」本格運行へ移行!

■待望の明野高校付近へのバス停新設が実現!!

 筑西市は、2016年10月1日から実証運行してきた広域連携バス「下館駅⇔筑波山口」について、1年間の実証運行を終えて、2017年10月1日(日)から本格運行をスタート!!
 本格運行への移行に際して、茨城県立明野高等学校(明野高校)付近に「明野中学校東」停留所を追加したうえで、ここと「あけの元気館」を経由する便を増やしています。

・筑西市広域連携バス(下館駅⇔筑波山口)本格運行について(筑西市)
 http://www.city.chikusei.lg.jp/page/page003432.html このバスは、筑西市が「関鉄パープルバス」に運行委託しています。
 運賃は、一乗車200円均一と破格の安さで、通勤定期(7,200円/月~)、通学(片道3,000円/月~・往復6,000円/月~)も発売しています。


■明野高校への通学に利用できる便は……

 少子化などの影響もあって、全盛期に比べると明野高校の生徒数は激減してしまっているのですが、それでも鉄道やバスで通学できるというのは重要なポイントです。
 本格運行開始後の時刻表を確認すると、朝の第3便が通学に利用できそうです。

 下館駅北口 8:05発 → 明野中学校東 8:23着 一方、帰りに利用できる便は……高校のタイムスケジュールが分からないので、とりあえず夕方の便だけ取り上げると、第12便が下館方面への帰宅に使えそうです。

 明野中学校東 17:16発 → 下館駅北口 17:47着


■明野地区の足として、筑波山方面への移動手段として

 筑西市は、東西南北に鉄道3路線が走る一方、駅から離れた交通不便地域では人口減少が加速しています。
 この状況を改善する鍵になるのは、クルマ以外の交通の充実です。

 旧・明野町(あけのまち)の明野(あけの)地区は、数年前に路線バスが廃止されて以降、公共交通空白地域になっていました。
 そこで、明野地区の利便性向上と、下館駅から筑波山方面に向かう足の確保を目指して、広域連携バスが運行を始めたわけです。


▲ 2016年10月1日に実証運行を開始した筑西市広域連携バス「下館駅⇔筑波山口」線。明野地区は数年ぶりに公共交通空白エリアから脱することになりました。

 「広域連携バス」実証運行当初から、筑波山口(つくばさんぐち/旧・筑波駅)で「つくバス」北部シャトルとの乗り継ぎ割引を実施していて(バス降車時に運転手さんに乗り継ぐことを伝えると、割引券がもらえます)、下館駅~筑波山口~TXつくば駅を500円で移動できます。
 ご高齢の方が利用しているだけでなく、週末など中高生がバスを使って自力でつくば方面に向かう姿を見かけることがあり、交通弱者対策としてもしっかり機能していることが分かります。


▲ 「筑波山口」(旧・筑波鉄道の筑波駅跡)では、筑西市広域連携バス「下館駅⇔筑波山口」線と、つくば市コミュニティバス「つくバス」北部シャトル、桜川市広域連携バスと「つくバス」の、それぞれ乗り継ぎ割引を実施しています。

 筑西市広域連携バス「下館駅⇔筑波山口」線は、現時点では1日8往復(16便)で、まだまだ発展の余地があります。
 今後さらなる運転便数増加を期待したいところで、そのためにもさらなる利用促進が重要となります。

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筑西市、「地域内運行バス」実証運行開始!

■下館駅南口~幸町~玉戸駅~遊湯館を結ぶ市内バス路線第1弾!!

 筑西市は、2016年秋から実証運行している広域連携バスに続いて、2017年10月1日(日)から地域内運行バスの実証運行をスタート!!
 運行ルートは、下館駅南口~下館工業高校前~幸町(下館ニュータウン)~玉戸駅~市民病院~筑西遊湯館で、運賃は1乗車200円(現時点では定期券は発売していません)。

・筑西市地域内運行バス(下館駅南口⇔玉戸駅経由⇔筑西遊湯館)の実証実験運行を開始します。(筑西市 2017年9月29日)
 http://www.city.chikusei.lg.jp/page/page003993.html 実証運行は2018年3月末までの半年間で、運行実績を踏まえて本格運行につなげていきたいとのことです。
 運行ダイヤは、次のとおりです(1日8往復・16便)。

▲ 地域内運行バスの時刻表。クリックして拡大→さらにクリックして拡大すると、文字が明瞭に読めます。


■「公共交通空白エリア」だった「幸町(下館ニュータウン)」に3ヶ所の停留所

 高度成長期に造成された典型的な郊外型ニュータウン「幸町」。
 南北に長い住宅エリアのため、南側に南に行けば行くほど玉戸駅まで歩くには遠く、もしかすると大田郷駅の方が近い一帯も……(近いわけではない)。
 公共交通を利用するには自転車で最寄り駅まで移動する必要があり、不便な状態でした。
 今回の「地域内運行バス」では、中央通りに面して「幸町一丁目」「幸町二丁目」「幸町三丁目」の3ヶ所のバス停が設置されました。 まだまだ便数が少ない状態なのと、南北だけでなく、実は東西方向にも奥行きがある住宅地なので、停留所までの移動をどうするか……といった問題もあるのですが、とにもかくにも第一歩となったわけです。
 (かつて市内に「福祉巡回バス」が走っていた頃、幸町にも停留所が設置されていた……という情報もあるのですが、手持ちの資料がなく未確認です)

 今後運行便数が増えたり、他の路線が新設されるなどして停留所としての価値が向上するかどうかは、ひとえに今回の路線がどの程度利用されるかにもかかっているといえます。
 当方としても全面的に応援していきたいと思います。

■駅前ロータリーにバス発着場が整備された玉戸駅

 今回の路線の中間地点でもあり、交通結節点でもあるJR水戸線の玉戸(たまど)には、バス運行に合わせ駅前ロータリーにバス発着場が整備されました。
 今はまだこの路線しか発着していませんが、将来他の路線(たとえば、「幸町」循環路線とか、大田郷駅~下館工業高校前~幸町~玉戸モール~玉戸駅線とか、玉戸駅から延伸して下館総合体育館方面とか)が設定されるとき、この発着場はさらに賑わうことになるでしょう。■19ヶ所の停留所の内、2ヶ所はセブンイレブンに併設

 今回実証運行をスタートした筑西市地域内運行バス(下館駅南口⇔玉戸駅経由⇔筑西遊湯館)は、全部で19ヶ所の停留所が設けられました。
 その内、「みどり町」と「下館工業高校前」の2ヶ所については、「セブンイレブン」の店舗そばに停留所が設定されています。

 「下館工業高校前」停留所……玉戸駅・遊湯館方面の標識柱は下館工業高校の正門前に、下館駅南口方面の標識柱は「セブンイレブン」下館工業高校前店駐車場端にある看板下に設置されました。
 

▲ 「下館工業高校前」停留所。下館駅南口方面の標識柱は「セブンイレブン」下館工業高校前店の看板下に設置。

 「みどり町」停留所……「日本ハム」茨城工場至近に設置され、玉戸駅・遊湯館方面の標識柱は「セブンイレブン」筑西二木成店駐車場前に、下館駅南口方面の標識柱は対岸のスナック前に設置されました。


▲ 「みどり町」停留所。玉戸駅・遊湯館方面の標識柱は「セブンイレブン」筑西二木成店の駐車場前に設置。

 最近、鉄道の駅、バスやLRTの停留所と、コンビニやカフェなどを併設する動きが各地で見られます。
 先進的な事例の中には、最初からコンビニと停留所を併設することを前提にして、コンビニのイートインスペースをバス利用者用の待合室としても利用できるよう設計しているケースもあります。
 今回バス停が設置された2ヶ所は、いずれも既存のコンビニ(つまり、元々はバス停の設置を考慮していなかった)にそのまま併設したため、バス待ちの利用者が直前までコンビニ店内に……とは行かない構造なのですが、それでも待ち時間を利用して買い物したり、コーヒーを買ったり……と、何かと重宝するのではないかと思います。

 今後、筑西市が第2、第3の地域内運行バス路線を新設するとき、または現在運行している筑波山口(つくばさんぐち)行きの広域連携バスに続く新規路線が設定されるとき、コンビニや学校、病院などのそばに優先的に停留所を設定することは、利用者を増やすためにも重要な視点になるはずです。
 また、既存の路線も含めてのことですが、停留所にはベンチを設置したり、簡単な構造でも良いので雨風をしのげる上屋を設置したり、バス利用者のための駐輪スペースを設置したり……といった工夫も必要になるでしょう。

 こうしたインフラ整備は、バス運行を継続的にやっていくことが大前提となります。
 やるならなるでしっかりやる方が良いわけで、そのためにも行政側からも住民側からも積極的な利用促進に向けた取り組みが必要ですし、継続的な運行に欠かせない公的支援に対する住民理解も重要になっていきます。

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桜川市、10月1日から「桜川市バス」岩瀬方面へ延伸

■桜川市・つくば市間広域連携バス、ついにJR岩瀬駅へ!!

 桜川市が運行してきた広域連携バス「桜川市バス」、2017年10月1日(土)からJR岩瀬駅など岩瀬方面に延伸!!
 延伸しても料金は1乗車200円、つくば市の「つくバス」との乗り継ぎ割引も継続!(例:岩瀬駅~筑波山口~TXつくば駅も500円で移動可能)

・桜川市バス運行開始情報!(平成29年10月1日~)岩瀬延伸!毎日運行!(広報さくらがわ No.287 2017年9月1日)
 http://www.city.sakuragawa.lg.jp/data/doc/1504672892_doc_10_0.pdf(PDFファイル)



 大きな変更点は、

・待望の岩瀬方面への延伸が実現!(JR岩瀬駅、桜川市役所岩瀬庁舎へ)
・休日は「雨引観音」を経由する便も!
・通勤定期券と通学定期券を発売!
・学生向け「ヤマザクラパス」(1ヶ月4,000円で桜川市バス乗り放題)も発売!

 というところでしょうか。 ただし、筑波山口~桜川市役所真壁庁舎の運行便数は9月30日まで下り16便・上り16便なのに対し、10月1日以降は平日は下り13便・上り14便、土休日は下り11便・上り11便となります。
 また、現在は終バスが22時台に走っていますが、10月1日からは20時台(真壁庁舎への到着は21時台)に繰り上がります。


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下妻市「シモンちゃんバス」2017年1月23日から実証運行

■「小貝川ふれあい公園」~下妻駅~「ビアスパークしもつま」を東西に結ぶルート

 下妻市、コミュニティバス「シモンちゃんバス」2017年1月23日(月)実証運行スタート!「シモンちゃんバス」
▲ イラストをから察するに、コミバス定番の低床小型バス・日野「ポンチョ」を使うようです。

 このコミュニティバスは、関東鉄道常総線の下妻駅を中心に、西は「砂沼サンビーチ」を経由して「ビアスパークしもつま」まで、東は「イオンモール下妻」を経由して「小貝川ふれあい公園」を結ぶ、東西方向の路線です。
 運行距離は、8.8km。
 全区間の所要時間は、30分。
 運賃は、大人は200円、小学生・障害者(介助者も含む)・高齢者(75歳以上)は100円、未就学児は無料で、回数券(100円券×12枚つづり)も1,000円で販売予定。「シモンちゃんバス」ルート図
▲ 下妻駅を中心に、西は「ビアスパークしもつま」「砂沼サンビーチ」、東は「小貝川ふれあい公園」「イオンモール下妻」を結びます。

 下妻は、西側は市街地の真ん中にある「砂沼(さぬま)」の西岸方面に「ビアスパークしもつま」と「砂沼サンビーチ」があり、東側は国道294号常総バイパスと国道125号の交差点付近に「イオンモール下妻」、小貝川西岸に「小貝川ふれあい公園」があります。
 今回実証運行が発表されたコミュニティバスは、これらのポイントと下妻駅、下妻市役所、保健センターを経由するルート設定になっています。

▲ 下妻駅で常総線の列車に余裕をもって接続する時刻に設定しています。

 地方の公共交通サービスは、もはや民間企業が単独でペイできる状況ではありません。
 これからは、まちも鉄軌道やバスの運行を地域に必要不可欠な公共サービスの一つとして、「赤字補填」ではなく「必要経費」という考え方で支えていくことが求められています。

 筑西市と桜川市は、つくば市との間で広域連携バスの実証実験運行を開始していて、今回下妻市も独自のコミュニティバスの運行を発表したことになります。
 今後もこうした取り組みが増えていくことを期待したいところですね。


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「新潟色」の「115系」、2017年1月に登場!

■定期列車だけでなく、臨時ツアー列車も運行

 JR東日本新潟支社、かつて「70系」電車がまとっていた「新潟色」を現行の「115系」で再現! 「新潟色」をまとう「115系」は、定期列車だけでなく、2017年1月21日(土)・22日(日)には臨時ツアー列車も運行! ありそうでなかった「新潟色」の「115系」。
 模型映えもしそうですので、今後はそちら方面の新情報も要チェックかも?


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下館レイル倶楽部・代表
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 しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
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