下館レイル倶楽部
真岡鐵道・関東鉄道常総線・JR水戸線が集まる「下館」を中心に活動する鉄道模型趣味・鉄道趣味の倶楽部です。(2009年6月12日開設)
【レポート】「2009年 東武ファンフェスタ」
- 2009/11/09 (Mon)
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2009年11月8日(日)、東武鉄道の「南栗橋車両管理区」(東武日光線・南栗橋駅から徒歩20分)で開催された「2009年 東武ファンフェスタ」に行ってきました。
・東武鉄道「11月8日(日)南栗橋車両管区で『2009年 東武ファンフェスタ』を開催します」
http://www.tobu.co.jp/file/2185/091022.pdf
(PDFファイルです)
栗橋から東武日光線に乗ったのは、実は今回が初めて。
15年ほど前に、浅草→鬼怒川温泉/鬼怒川温泉→川治温泉→浅草を乗車(行き帰りとも東武線内は「スぺーシア」乗車)した際に通過したことはあるんですが……。
JR宇都宮線は結構頻繁に利用しているし、「まあ、その内乗る機会があるだろう」と思っていたのですが、案外乗る機会がなかったりするもんです。
南栗橋には、12:20頃到着。
駅前ロータリーではちょうど無料シャトルバスが出るところだったので、せっかくなので乗車して、3分ほどで車両基地へ。
車両基地では、まず入口付近に「250系」(特急「りょうもう」号用の車両)と対面。
JR宇都宮線に乗っている際、久喜駅などで見かけたことは何度もありますが、実物をこんなに近くで見るのは初めて。
特急形車両らしいスピード感を感じさせる先頭形状ながら、比較的シンプルなデザインでまとまっている車両で、余計な装飾を極力盛り込まない機能美を感じさせます。
まだ「りょうもう」号には乗ったことがないんですが、たぶん内装は西武のニューレッドアローに近い感じなんでしょうね。
さて、この日の天気は穏やかな快晴。
先日の「つくばエクスプレスまつり」とは打って変わって、快晴で風がなく、暖かく穏やかな休日となったこともあって、場内は大勢の来場者で混雑していました。
▲ 「2009年 東武ファンフェスタ」の模様。好天に恵まれ、大勢の人で賑わっていました。(クリックすると拡大画像を表示します)
鉄道各社や沿線自治体などのブースも多数出展(「つくばエクスプレスまつり」にも出店していた鉄道・団体が多かった/関連鉄道だけでなく、ライバル鉄道各社も出展)。
トミーテックのブースでは、「鉄道むすめ」だけでなく、「鉄道コレクション」東武「5700系」の限定販売をい待つ長い長い行列も。
その様子を横目に、まずは撮影用に並べて展示されている通勤形車両の方へ移動。
展示されていたのは、「8000系」「10000系」「20050系」「30000系」「50050系」。
▲ 撮影用に並べられた「8000系」「10000系」「20050系」「30000系」「50050系」。(クリックすると拡大画像を表示します)
「8000系」から「50050系」にかけて、少しずつ前にずれる格好での展示方法で、車両の近くまで接近できるようになっていました。
ただ……この展示だと、うまく「8000系」側から広角レンズで全部撮影できるのであれば良いのですが、そうでないと車両に接近しているギャラリーが映り込んでしまい、うまく撮影できません。
小さいお子さん連れのお父さんが、規制ロープぎりぎりの所に子どもを立たせて撮影……というのは微笑ましい光景なんですが、撮影マナーを良く把握していない小学生や親御さんがカメラの放列の前を横切ってしまったり、中には居座ってしまったり……ということも。
一応、持っていた一眼レフ(デジタルじゃなく、フィルム)を使って「8000系」側から全部入るように撮影してはみましたが、現像してみないことにはどんな出来映えかは不明でして……。
できれば、もうちょっと規制ロープを車両から遠ざけるか、車両は横一線の方が良いかなあと。 (もしかすると、時間によって車両の位置を変更していたのかも知れませんね)
その後、整備工場の方へ。
あまり関心を寄せている人はいませんでしたが、保線車両も各種展示されていました。
▲ 普段はなかなかお目にかかれない保線車両も展示されていました。(クリックすると拡大画像を表示します)
整備工場での目玉はクレーンの実演ですが、パンタグラフの昇降体験や、マスコンの操作体験、ブレーキの操作体験など、体験型のアトラクション(?)も各種用意されていました。
▲ 広大な工場内を自由に歩き回れるのもこのイベントの醍醐味の一つ。(クリックすると拡大画像を表示します)
また、整備中の車両もそのままの状態で展示されていました。
▲ 広大な工場内を自由に歩き回れるのもこのイベントの醍醐味の一つ。(クリックすると拡大画像を表示します)
13:20、いよいよ目玉のでクレーン実演開始。
しっかり手順を踏んで、台車を外した状態で展示されていた「50050系」の中間車がクレーンに吊られて(……というよりは「持ち上げられて」)、台車の方に運ばれてきます。
▲ クレーン実演は、工場内での大きな見せ場です。(クリックすると拡大画像を表示します)
車体が台車の上に達すると、オペレーターが慎重にコントローラーを操作し、車体を少しずつ下げていきます。
▲ オペレーターが慎重にクレーンを操作し、床に置かれた台車の上にピタリと下ろしていきます。(クリックすると拡大画像を表示します)
後は車体と台車の位置を微調整しながら、台車を取り付けます。
(両方一度に取り付けるのではなく、片側が終わってからもう一方……と、順番に取り付けてました)
▲ オペレーターが操作しているコントローラーは、ゲーム機のコントローラーを大きくしたような感じ。(クリックすると拡大画像を表示します)
クレーン実演が終わり、一通り見物は終了。
名残惜しいところですが、夕方以降は地元で用があるし、帰路は春日部・大宮経由で帰ろうとしていたので、これにて撤収することに。
帰り際、工場の出口に向かう途中には、洗車機があったり、何気なく置かれていた壁際の木枠の中に「100系」や「200系」の前面ガラスが収まっていたり。
▲ 工場内には電車用の洗車機が設置されているほか、壁際に「100系」や「200系」の前面ガラスの在庫が保管されています。(クリックすると拡大画像を表示します)
また、休憩スペース付近には車両の塗色見本や東京スカイツリーの模型が展示されていたり、車両以外の見どころも満載でした。
帰りも無料シャトルバスがちょうど出るところだったので、そのまま乗車。
南栗橋駅からは、春日部→大宮を経由し、大宮からはJR宇都宮線で栗橋へ戻りました。
大宮駅では、ホームから見える位置に「NE Train スマート電池くん」(蓄電池試験車両)が停まっていたので、撮影してきたことは言うまでもありません。
(デジカメではなく、フィルムの一眼レフで撮影したので、出来映えは現像後ということで……)
それにしても、この車両基地も工場も、かなり広大。 「つくばエクスプレス」(TX)の総合基地を訪れて「広いなあ」と感じたのですが、南栗橋は比較にならない大きさでした。
南栗橋は東北新幹線に乗っていると良く見えるのですが、新幹線から見ているのと実際に来てみた印象では、相当異なるものになりました。
※なお、この記事にコメントをつける場合は、記事タイトル下の「CM」部分をクリックすると投稿できます。
・東武鉄道「11月8日(日)南栗橋車両管区で『2009年 東武ファンフェスタ』を開催します」
http://www.tobu.co.jp/file/2185/091022.pdf
(PDFファイルです)
栗橋から東武日光線に乗ったのは、実は今回が初めて。
15年ほど前に、浅草→鬼怒川温泉/鬼怒川温泉→川治温泉→浅草を乗車(行き帰りとも東武線内は「スぺーシア」乗車)した際に通過したことはあるんですが……。
JR宇都宮線は結構頻繁に利用しているし、「まあ、その内乗る機会があるだろう」と思っていたのですが、案外乗る機会がなかったりするもんです。
南栗橋には、12:20頃到着。
駅前ロータリーではちょうど無料シャトルバスが出るところだったので、せっかくなので乗車して、3分ほどで車両基地へ。
車両基地では、まず入口付近に「250系」(特急「りょうもう」号用の車両)と対面。
JR宇都宮線に乗っている際、久喜駅などで見かけたことは何度もありますが、実物をこんなに近くで見るのは初めて。
特急形車両らしいスピード感を感じさせる先頭形状ながら、比較的シンプルなデザインでまとまっている車両で、余計な装飾を極力盛り込まない機能美を感じさせます。
まだ「りょうもう」号には乗ったことがないんですが、たぶん内装は西武のニューレッドアローに近い感じなんでしょうね。
さて、この日の天気は穏やかな快晴。
先日の「つくばエクスプレスまつり」とは打って変わって、快晴で風がなく、暖かく穏やかな休日となったこともあって、場内は大勢の来場者で混雑していました。
▲ 「2009年 東武ファンフェスタ」の模様。好天に恵まれ、大勢の人で賑わっていました。(クリックすると拡大画像を表示します)
鉄道各社や沿線自治体などのブースも多数出展(「つくばエクスプレスまつり」にも出店していた鉄道・団体が多かった/関連鉄道だけでなく、ライバル鉄道各社も出展)。
トミーテックのブースでは、「鉄道むすめ」だけでなく、「鉄道コレクション」東武「5700系」の限定販売をい待つ長い長い行列も。
その様子を横目に、まずは撮影用に並べて展示されている通勤形車両の方へ移動。
展示されていたのは、「8000系」「10000系」「20050系」「30000系」「50050系」。
▲ 撮影用に並べられた「8000系」「10000系」「20050系」「30000系」「50050系」。(クリックすると拡大画像を表示します)
「8000系」から「50050系」にかけて、少しずつ前にずれる格好での展示方法で、車両の近くまで接近できるようになっていました。
ただ……この展示だと、うまく「8000系」側から広角レンズで全部撮影できるのであれば良いのですが、そうでないと車両に接近しているギャラリーが映り込んでしまい、うまく撮影できません。
小さいお子さん連れのお父さんが、規制ロープぎりぎりの所に子どもを立たせて撮影……というのは微笑ましい光景なんですが、撮影マナーを良く把握していない小学生や親御さんがカメラの放列の前を横切ってしまったり、中には居座ってしまったり……ということも。
一応、持っていた一眼レフ(デジタルじゃなく、フィルム)を使って「8000系」側から全部入るように撮影してはみましたが、現像してみないことにはどんな出来映えかは不明でして……。
できれば、もうちょっと規制ロープを車両から遠ざけるか、車両は横一線の方が良いかなあと。 (もしかすると、時間によって車両の位置を変更していたのかも知れませんね)
その後、整備工場の方へ。
あまり関心を寄せている人はいませんでしたが、保線車両も各種展示されていました。
▲ 普段はなかなかお目にかかれない保線車両も展示されていました。(クリックすると拡大画像を表示します)
整備工場での目玉はクレーンの実演ですが、パンタグラフの昇降体験や、マスコンの操作体験、ブレーキの操作体験など、体験型のアトラクション(?)も各種用意されていました。
▲ 広大な工場内を自由に歩き回れるのもこのイベントの醍醐味の一つ。(クリックすると拡大画像を表示します)
また、整備中の車両もそのままの状態で展示されていました。
▲ 広大な工場内を自由に歩き回れるのもこのイベントの醍醐味の一つ。(クリックすると拡大画像を表示します)
13:20、いよいよ目玉のでクレーン実演開始。
しっかり手順を踏んで、台車を外した状態で展示されていた「50050系」の中間車がクレーンに吊られて(……というよりは「持ち上げられて」)、台車の方に運ばれてきます。
▲ クレーン実演は、工場内での大きな見せ場です。(クリックすると拡大画像を表示します)
車体が台車の上に達すると、オペレーターが慎重にコントローラーを操作し、車体を少しずつ下げていきます。
▲ オペレーターが慎重にクレーンを操作し、床に置かれた台車の上にピタリと下ろしていきます。(クリックすると拡大画像を表示します)
後は車体と台車の位置を微調整しながら、台車を取り付けます。
(両方一度に取り付けるのではなく、片側が終わってからもう一方……と、順番に取り付けてました)
▲ オペレーターが操作しているコントローラーは、ゲーム機のコントローラーを大きくしたような感じ。(クリックすると拡大画像を表示します)
クレーン実演が終わり、一通り見物は終了。
名残惜しいところですが、夕方以降は地元で用があるし、帰路は春日部・大宮経由で帰ろうとしていたので、これにて撤収することに。
帰り際、工場の出口に向かう途中には、洗車機があったり、何気なく置かれていた壁際の木枠の中に「100系」や「200系」の前面ガラスが収まっていたり。
▲ 工場内には電車用の洗車機が設置されているほか、壁際に「100系」や「200系」の前面ガラスの在庫が保管されています。(クリックすると拡大画像を表示します)
また、休憩スペース付近には車両の塗色見本や東京スカイツリーの模型が展示されていたり、車両以外の見どころも満載でした。
帰りも無料シャトルバスがちょうど出るところだったので、そのまま乗車。
南栗橋駅からは、春日部→大宮を経由し、大宮からはJR宇都宮線で栗橋へ戻りました。
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(デジカメではなく、フィルムの一眼レフで撮影したので、出来映えは現像後ということで……)
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下館レイル倶楽部・代表
性別:
男性
趣味:
鉄道、鉄道模型、ミリタリーなど
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「下館レイル倶楽部」は、鉄道の街・下館(茨城県筑西市)を中心に活動する鉄道&鉄道模型の趣味団体です。
しもだて地域交流センター「アルテリオ」で鉄道模型の運転会を毎月開催するほか、各種イベントの見学・撮影なども実施しています。
公共交通の上手な利活用や、鉄道など公共交通を活かしたまちづくりなどの情報発信も行います!
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・ご連絡&お問い合わせメールアドレス
nal@sainet.or.jp(←「@」を半角文字にしてお送りください)
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